C-HRと外車SUVを比較

トヨタC-HRと外国産コンパクトSUV7車種を徹底比較 燃費や価格の違いを解説

C-HRのライバルとなる外国産コンパクトSUVを7車種ピックアップして比較解説。各モデルのエンジン、内装の特徴、安全装備の違いを分かりやすくまとめました。C-HRは2023年7月に国内生産終了しており、現行モデルへの更新情報も補足しています。

トヨタC-HRと外国産コンパクトSUV7車種を徹底比較 燃費や価格の違いを解説

「C-HR」vs コンパクト外車SUV7車種を比較

トヨタのコンパクトSUV「C-HR」は、2016年12月の発売直後から大ヒットを記録し、2017〜2018年は2年連続でSUV販売台数1位を獲得したモデルです。ただし、C-HRは2023年7月に国内生産を終了しており、現在は中古車市場でのみ入手可能です。後継として欧州では2代目「C-HRプロローグ」が登場していますが、日本導入は未定となっています。

そんなC-HRを含むコンパクトSUV市場には、メルセデスベンツやBMW、アウディ、プジョー、フォルクスワーゲン、フィアットなど、世界的に知名度の高いメーカーがしのぎを削っています。ここでは、C-HRハイブリッドGグレードのライバルとなりうる外国産コンパクトSUVを、スペックや特徴を交えて詳しく比較します。なお、比較表のC-HRのデータは生産終了前の最終モデルの値を使用しています。

プジョー 3008

プジョー3008のフロントビュー

2017年3月に日本での販売が始まった新型プジョー3008は、コンパクトミドルサイズのSUVです。大きく開いたグリルにはプジョーのエンブレム「ベルフォールのライオン」が輝いており、フランス車らしい個性的なデザインが特徴です。

プジョー3008のサイドビュー

ヘッドライトにはデイライト兼用のLEDを装備し、Aピラーからリアスポイラーまでなめらかにつながるサイドラインが美しい仕上がりです。

プジョー3008のバックビュー

ブラックアウトされたテールレンズは「ライオンズクロー」と呼ばれる独特のデザインで、トップ・サイド・テールにはプロテクター兼メッキ加飾が施され、高級感を演出しています。

プジョー3008のメーター

メーター周りには12.3インチの大型デジタルディスプレイを搭載。4つの表示モードを切り替えられる「パーソナルモード」も備え、情報表示のカスタマイズが可能です。

プジョー3008のシフトレバー

プジョー3008のスイッチ類

インテリアは運転席を中心にスイッチ類をまとめて配置したコックピット型デザインで、ピアノ鍵盤のようなスイッチパネルもプジョーらしい独自のスタイルです。

プジョー3008のエンジン

搭載エンジンは「1.6Lツインスクロールターボ」で、最高出力165PS・最大トルク240Nmを発揮します。グレードは「Allure」などを展開しており、価格は354万円からでした(販売当時)。なお、プジョー3008は現在2代目が販売されており、最新情報はプジョーの公式サイトでご確認ください。

プジョー3008(参考) C-HR(参考)
全長 4,450mm 4,360mm
全幅 1,840mm 1,795mm
全高 1,630mm 1,555mm
ホイールベース 2,675mm 2,640mm
最低地上高 175mm 140mm
最小回転半径 5.6m 5.2m
乗員定員 5人 5人
排気量 1,600cc 1,800cc
燃費 14.5km/L 30.2km/L
価格(販売当時) 3,540,000円~ 2,929,200円~
項目 内容
販売開始 2017年3月13日から日本での販売開始。コンパクトミドルサイズSUV。
エクステリア 大きく開いたグリルに「ベルフォールのライオン」エンブレム。ブラックアウトされた「ライオンズクロー」テールレンズ。メッキ加飾による高級感。
ヘッドライト デイライト兼用LEDで視認性向上。Aピラーからリアスポイラーまでつながるなめらかなライン。
インテリア コックピット型デザイン。12.3インチデジタルディスプレイで4つの表示モードを搭載。ピアノ鍵盤風スイッチパネルが個性的。
エンジン 1.6Lツインスクロールターボ。最高出力165PS、最大トルク240Nm。
現行モデル 現在は2代目が販売中。プジョー公式サイトで最新グレード・価格を確認できる。

BMW X1

BMWX1のフロントビュー

ドイツのBMWが販売するSUV「Xシリーズ」の中で最もコンパクトなモデルが「X1」です。2023年2月に日本で3代目(U11型)が発売されました。現行モデルは全高が1,620mmと先代より低くなり、よりスポーティなプロポーションに進化。フロントには大型の正方形キドニーグリルとスリムなアダプティブLEDヘッドライトを採用し、存在感のある顔立ちになっています。

走行性能を支える安全・先進装備も充実しており、ドライビングアシスト(衝突被害軽減ブレーキなど)を全車標準装備。ヘッドアップディスプレイやiDriveナビも引き続き搭載し、日常からアウトドアまで幅広く対応します。インテリアは「BMWカーブド・ディスプレイ」を採用し、メーターとインフォテインメント画面を一体化した先進的なコックピットを実現しています。

BMWX1のエンジン

現行3代目の日本仕様は2.0Lガソリンターボ(xDrive20i・204PS)を搭載。さらにEV版「iX1」や、ディーゼルモデル(xDrive20d)もラインナップに加わっています。価格は629万円からとなっています。

走るBMWX1

グレードはxラインとMスポーツの2タイプが中心です。走行性能の高さはもちろん、使い勝手の良い室内空間も3代目で大きく向上しています。

BMW X1(2代目・参考) C-HR(参考)
全長 4,455mm 4,360mm
全幅 1,820mm 1,795mm
全高 1,610mm 1,555mm
ホイールベース 2,670mm 2,640mm
最小回転半径 5.4m 5.2m
乗員定員 5人 5人
排気量 1,500cc(2代目) 1,800cc
燃費 15.6km/L(2代目) 30.2km/L
価格 629万円~(現行3代目) 2,929,200円~
項目 内容
現行モデル 2023年2月に3代目(U11型)が日本発売。価格629万円〜。
駆動・走行支援 4輪駆動「xDrive」を設定。ドライビングアシスト、ヘッドアップディスプレイ、iDriveナビを標準装備。
エンジン 現行は2.0Lガソリンターボ(204PS)を主力に、ディーゼルおよびEV「iX1」も設定。
インテリア BMWカーブド・ディスプレイを採用。メーターとインフォテインメント画面を一体化した先進コックピット。
グレード xラインとMスポーツが中心。ディーゼルモデルも選択可能。

フォルクスワーゲン ティグアン

フォルクスワーゲンティグアンのフロントビュー

ドイツのフォルクスワーゲンが販売する「ティグアン」は、初代が2008年から2016年、現行2代目は2016年から販売されています。クルーズコントロール、レーンキープアシスト、レーンチェンジアシストシステムなど、安全装備が充実しており、ファミリーユースからアウトドアまで幅広く対応します。

フォルクスワーゲンティグアンのエンジン

搭載エンジンは1.4Lガソリンターボ(最高出力150PS・最大トルク250Nm)で、負荷が小さい場合は2気筒を停止させる気筒休止システムを採用し、燃費向上に貢献します。アイドリングストップやブレーキエネルギー回生を組み合わせた「ブルーモーションテクノロジー」も搭載しています。

フォルクスワーゲンティグアンのメーター

12.3インチのデジタルメーターは、時刻・外気温・車両情報に加えナビ表示も可能。複数のモードから表示内容を切り替えられます。グレードはベースの「Comfortline」、上級の「Highline」、スポーティな「R-Line」の3種類です。

ティグアン(参考) C-HR(参考)
全長 4,400mm 4,360mm
全幅 1,840mm 1,795mm
全高 1,675mm 1,555mm
ホイールベース 2,675mm 2,640mm
最低地上高 180mm 140mm
最小回転半径 5.4m 5.2m
乗員定員 5人 5人
排気量 1,400cc 1,800cc
燃費 16.3km/L 30.2km/L
価格(販売当時) 3,600,000円~ 2,929,200円~
項目 内容
販売開始 2代目が2016年から販売中。最新情報はVW公式サイトで確認を。
安全装備 クルーズコントロール、レーンキープアシスト、レーンチェンジアシストを搭載。
エンジン 1.4Lガソリンターボ(150PS/250Nm)。気筒休止システムとブルーモーションテクノロジーで燃費を最適化。
メーター 12.3インチデジタルディスプレイ。ナビ表示も可能でモード切替式。
グレード Comfortline(ベース)、Highline(上級)、R-Line(スポーティ)の3種類。

アウディ Q3

アウディQ3のエクステリア

ドイツのアウディが販売する小型SUV「Q3」は、2020年8月に2代目(F3型)が日本でも発売されました。フォルクスワーゲン「ティグアン」の姉妹車として知られますが、アウディならではのプレミアム感とスポーティなデザインを持ちます。2024年12月にはマイナーチェンジが行われ、ディーゼルモデルが「40TDIクワトロ」に強化(193PS/400Nm)されています。

アウディQ3のフロントビュー

エクステリアはQファミリー共通の八角形シングルフレームグリルとシャープなLEDヘッドライトが特徴的。リアライトは内側から外側へ流れるシーケンシャルLEDウィンカーを採用し、夜間の視認性も高くなっています。

アウディQ3のエンジン

エンジンは1.5LガソリンターボのFF(35TFSI)と、2.0LディーゼルターボのAWD「40TDIクワトロ」の2タイプ。10.25インチのフル液晶デジタルメーターと8.8インチタッチスクリーンを標準装備し、アダプティブクルーズアシストなど多彩な安全機能も搭載しています。現在の価格は470万円〜572万円です。

アウディ Q3(現行2代目) C-HR(参考)
全長 4,495mm 4,360mm
全幅 1,840mm 1,795mm
全高 1,610mm 1,555mm
ホイールベース 2,680mm 2,640mm
最低地上高 170mm 140mm
最小回転半径 5.7m 5.2m
乗員定員 5人 5人
排気量 1,500cc(ガソリン) 1,800cc
燃費 17.4km/L(参考値) 30.2km/L
価格 470万円~572万円 2,929,200円~
項目 内容
現行モデル 2020年8月に2代目(F3型)が日本発売。2024年12月マイナーチェンジでディーゼルを強化。
エクステリア 八角形シングルフレームグリルとシャープなLEDヘッドライト。流れるシーケンシャルLEDウィンカーを採用。
エンジン 1.5Lガソリン(FF)と2.0Lディーゼルターボ(AWD・40TDIクワトロ)の2タイプ。
インテリア 10.25インチ液晶メーターと8.8インチタッチスクリーンを標準装備。
安全装備 アダプティブクルーズアシスト、アウディプレセンスフロント、サラウンドビューカメラなどを搭載。

メルセデスベンツ GLA

メルセデスベンツGLAのフロントビュー

ドイツのメルセデスベンツが販売するコンパクトクロスオーバーSUV「GLA」は、2020年に2代目(H247型)へとフルモデルチェンジしました。2024年3月の一部改良ではエントリーグレード「GLA180」が48Vマイルドハイブリッド化され、燃費性能が向上しています。現在の新車価格はGLA180が588万円からです。トランク容量は425リットル(後席スライドで最大495リットル)と先代より拡大しています。

安全装備も充実しており、前走車への自動追従「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」や死角検知の「ブラインドスポットアシスト」、「アテンションアシスト」など、ドライバーを多面的にサポートするシステムが搭載されています。

メルセデスベンツGLAのエンジン

GLA180は1.4Lガソリンターボ(136PS)+48Vマイルドハイブリッド、GLA200d 4マチックは2.0Lクリーンディーゼルターボ(150PS)+AWDを搭載します。

メルセデスベンツGLAのインテリア

インテリアは2枚の10.25インチワイドスクリーンを並べた先進的なコックピット。本革シートが全グレードに標準装備されるなど、コンパクトSUVながら高い質感を誇ります。

メルセデスベンツGLAのヘッドライト

ヘッドライト・ポジションランプ・ウィンカーにはLEDを採用し、視認性と耐久性に優れています。現行ラインナップはGLA180(マイルドHV・FF)とGLA200d 4マチック(ディーゼル・4WD)の2種類が中心です。

GLA180(現行H247型) C-HR(参考)
全長 4,410mm 4,360mm
全幅 1,835mm 1,795mm
全高 1,610mm 1,555mm
ホイールベース 2,729mm 2,640mm
最低地上高 150mm 140mm
最小回転半径 5.7m 5.2m
乗員定員 5人 5人
排気量 1,400cc 1,800cc
燃費 16.4km/L(参考値) 30.2km/L
価格 5,880,000円~(GLA180) 2,929,200円~
項目 内容
現行モデル 2020年に2代目(H247型)にFMC。2024年3月にGLA180をマイルドHV化。GLA180の価格は588万円〜。
トランク容量 425リットル(後席スライドで最大495リットルに拡大可能)。
安全装備 アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック、ブラインドスポットアシスト、アテンションアシストなどを搭載。
エンジン GLA180:1.4Lターボ+48Vマイルドハイブリッド(136PS)。GLA200d 4マチック:2.0Lディーゼルターボ(150PS・4WD)。
インテリア 10.25インチ×2のワイドスクリーンを搭載した先進コックピット。本革シートが全グレード標準装備。

インフィニティ QX30(生産終了)

インフィニティQX30のフロントビュー

日産の高級ブランド「インフィニティ」のコンパクトクロスオーバーSUV「QX30」は、車高を高めた悪路走行向けの設定と流線形のクーペスタイルを融合させたスタイリッシュなモデルでした。ベース車両はメルセデスベンツ・GLAで、姉妹車の関係にありました。なお、QX30は2018年頃に生産を終了しており、現在は新車での購入はできません。

インフィニティQX30のインテリア

インテリアはブラウン・ホワイト・ブラックの3色展開で、シート・インナードア・ダッシュボードにレザーとシルバー加飾を採用した高級感のあるデザインでした。

インフィニティQX30のエンジン

搭載エンジンは2,000ccガソリンターボ(211PS・350Nm)と2,200ccディーゼルターボ(170PS・350Nm)の2種類。インテリジェントクルーズコントロール、車線逸脱警報(LWD)、アラウンドビューモニター、インテリジェントパーキングアシストなど、安全・快適装備が充実していました。

インフィニティQX30のバックビュー

QX30(参考) C-HR(参考)
全長 4,425mm 4,360mm
全高 1,511mm 1,555mm
ホイールベース 2,700mm 2,640mm
乗員定員 5人 5人
排気量 2,000cc 1,800cc
燃費 14.0km/L 30.2km/L
販売状況 生産終了(2018年頃) 生産終了(2023年7月)
項目 内容
ブランド・位置づけ 日産の高級車ブランド「インフィニティ」のコンパクトクロスオーバーSUV。GLAの姉妹車。
デザイン 高めの車高と流線形クーペスタイルを融合。スタイリッシュな外観。
エンジン 2.0Lガソリンターボ(211PS/350Nm)と2.2Lディーゼルターボ(170PS/350Nm)の2種類。
安全装備 インテリジェントクルーズコントロール、LWD、アラウンドビューモニター、インテリジェントパーキングアシストを搭載。
現在の状況 2018年頃に生産終了。現在は中古車市場でのみ入手可能。

フィアット 500X

フィアット500Xのフロントビュー

イタリアのフィアットが販売するクロスオーバーSUV「500X」は、2015年10月から日本でも販売されているモデルです。ジープ「レネゲード」と姉妹車の関係にあり、イタリアンデザインならではのキュートで個性的なスタイルが魅力です。

フィアット500Xのエンジン

搭載エンジンは1.4Lガソリンターボで、最高出力140PSと170PSの2タイプ。140PSはFF(2WD)、170PSは4WDモデルに搭載されます。シフト周辺のダイヤルで「Auto」「Sport」「Traction」の3つのドライブモードを選択できます。

フィアット500Xのシート

インテリアは落ち着いた色調で、丸いヘッドレストがかわいらしいデザイン。安全装備も充実しており、車線逸脱警報(レーンデパーチャーウォーニング)、ブラインドスポットモニター、前面衝突警報、ESCのほか、フロント・サイド・ウィンドウ・ニーの7つのエアバッグを搭載しています。

フィアット500X(参考) C-HR(参考)
全長 4,250mm 4,360mm
全幅 1,795mm 1,795mm
全高 1,610mm 1,555mm
ホイールベース 2,570mm 2,640mm
乗員定員 5人 5人
排気量 1,400cc 1,800cc
燃費 15.0km/L 30.2km/L
価格(販売当時) 2,862,000円~ 2,929,200円~
項目 内容
ブランド・位置づけ イタリアのフィアット製クロスオーバーSUV。ジープ「レネゲード」の姉妹車。
エンジン 1.4Lガソリンターボ(140PS・FF、または170PS・4WD)の2タイプ。
ドライブモード Auto(街乗り向き)、Sport(エンジンレスポンス向上)、Traction(雨・雪道対応)の3種類。
安全装備 レーンデパーチャーウォーニング、ブラインドスポットモニター、前面衝突警報、ESC、7エアバッグを搭載。
現在の状況 日本市場でも継続販売中。最新グレード・価格はフィアット公式サイトで確認を。

C-HRと比較されるライバル外車はデザインと走りに重点を置いている

C-HRと外車のライバル車

C-HRのハイブリッドモデルは、プリウスで培った燃費向上技術を活かし、ライバル車の中でも圧倒的な燃費性能を誇っていました。一方、ライバルの外車勢はメルセデスベンツ・BMW・アウディなど世界的ブランドのコンパクトSUVで、走りのパフォーマンスやインテリアの質感・先進装備の充実度では輸入車に軍配が上がる部分もあります。

C-HRは2023年7月に国内生産を終了していますが、現在でも中古車市場には相当数が流通しており、一定の人気を保っています。一方、比較対象となった外車各モデルも世代交代が進んでおり、BMW X1は3代目(U11型)、アウディQ3は2代目(F3型・2024年末にマイナーチェンジ)、メルセデスベンツGLAは2代目(H247型・GLA180がマイルドHV化)とそれぞれ進化を続けています。

コンパクトSUVを選ぶ際は、燃費や維持費を重視するなら国産ハイブリッド(C-HRの後継としてヤリスクロスやカローラクロスが有力)、走行性能・ブランド価値・先進装備を重視するなら外車という選び方が一つの基準になります。予算や用途に合わせて最適な1台を探してみてください。