新型スイフトは2017年1月にフルモデルチェンジしてハイブリッドモデルを追加
スズキが販売する5ドアハッチバックのコンパクトカー「スイフト」は、2017年1月に4代目へとフルモデルチェンジしました。また、2017年7月にはハイブリッドモデルを追加し、「ガソリン車」、「マイルドハイブリッド車」「ハイブリッド車」の3モデルをラインナップしています。
そこで、新型となったスイフトのエクステリアやインテリア、搭載しているエンジンや装備を紹介します。ハイブリッド車の登場により、燃費が大幅に向上したスイフトの魅力に迫ります。
スイフトの次期モデルは2023年後半に登場という噂 エクステリアはグリルパターンを新意匠にしたキープコンセプトで新開発プラットフォームを採用か
スイフトがフルモデルチェンジして新型に切り替わる可能性があるようです。時期は2023年後半というのが有力で、2024年頃には新型スイフトスポーツも登場、同時にSUVタイプのスイフトスポーツクロスを投入する噂も。
新型スイフトのエクステリアはグリルパターンを変更したキープコンセプトになり、パワートレインも現行スイフトと同じ1.2L自然吸気エンジンと1.2Lエンジン+マイルドハイブリッドを採用する可能性が高いですが、トヨタからエンジン供給を受けストロングハイブリッド(フルハイブリッド)の次世代型の新型THS2を搭載するという噂も。
プラットフォームがハーテクトに変わるため、現行スイフトより剛性が上がり乗り心地が上質になるでしょう。スイフトの新型モデルの全幅は1,720mmになり、スイフトの特徴でもあった5ナンバーサイズから3ナンバーサイズへ全幅を拡張することに。
2022年には海外アーティストによる次期スイフトのレンダリングイメージも作成されており、スイフトのモデルチェンジを期待するユーザーが多いことがわかります。
スイフトは日本だけでなく海外でも販売する希少なコンパクトスポーツなので、どのような進化をするのか期待しましょう。
スイフトとスイフトスポーツが2022年内にマイナーチェンジでグレードやボディカラーを見直し
スイフトとスイフトスポーツが2022年内にマイナーチェンジ(一部改良)を実施予定。
改良内容は、騒音や排ガスの法規対応を中心に、ボディカラーやグレードの見直しを行います。エクステリア・インテリアの変更はなく規模の小さい改良のため、販売価格は最小限の上昇か、据え置きになると考えます。
スイフトは2023年後半にフルモデルチェンジを実施するという噂もあり、パワートレインにはガソリンエンジン・ストロングハイブリッドを廃止して、全てのグレードに48Vマイルドハイブリッドシステムを取り入れると言われています。
スイフトが2020年5月にマイナーチェンジ(一部仕様変更) 安全装備を充実してグレード体系を見直し
スイフトが安全装備やグレード体系を見直すマイナーチェンジ(一部仕様変更)を実施、同時にスイフトスポーツも改良しています。
追加・変更された安全装備について、アダプティブクルーズコントロールが全車速対応にグレードアップ、斜め後方視界をサポートするブラインドスポットモニターや駐車時に便利なリヤパーキングセンサーなどを全車に採用したことです。
2020年5月のマイナーチェンジでスイフトに全車搭載した安全装備
- 後退時ブレーキサポート
- 後方誤発進抑制機能
- リヤパーキングセンサー
- 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール
- 車線逸脱抑制機能
- 標識認識機能
- 車線変更サポート付ブラインドスポットモニター
- リヤクロストラフィックアラート
グレード体系の見直しも同時に行われ、ガソリンエンジンの「XG」と「RS」、マイルドハイブリッドエンジンの「HYBRID MG」と「HYBRID RS」、ハイブリッドエンジンの「HYBRID SZ」の計5つのグレードで展開。
「RS」と「HYBRID RS」と「HYBRID SZ」には専用のエアロパーツも装備されているため特別感も感じられるグレードになっています。
グレード | 駆動方式 | ミッション | 価格一覧 |
---|---|---|---|
XG | 2WD(FF) | 5MT | 1,535,600円~ |
CVT | 1,540,000円~ | ||
4WD | 1,697,300円~ | ||
RS | 2WD(FF) | 5MT | 1,782,000円~ |
CVT | 1,786,400円~ | ||
4WD | 1,943,700円~ | ||
HYBRID MG | 2WD(FF) | CVT | 1,633,500円~ |
4WD | 1,790,800円~ | ||
HYBRID RS | 2WD(FF) | CVT | 1,879,900円~ |
4WD | 2,037,200円~ | ||
HYBRID SZ | 2WD(FF) | 5AGS | 2,087,800円~ |
その他の仕様変更点として、オーディオ機能を強化するためフロント2ツイーター&リヤ2スピーカーを全車に標準装備、マルチインフォメーションディスプレイにデジタル車速表示をしてドライバーが直感的に見られるようになりました。
オートライトシステムも全車に標準装備することで機能性も向上しています。
スズキ・スイフトの特別仕様車「HYBRID MGリミテッド」が新設定!スイフトXGリミテッドにも新色を追加
2019年11月14日、スズキはスズキ・スイフトの特別仕様車「HYBRID MGリミテッド」を発売しました。HYBRID MGリミテッドのベース車両はXGリミテッドで、ホワイトカラーの2トーンルーフとパールホワイト加飾を設定。爽やかで親しみのあるエクステリアとなっています。
HYBRID MGリミテッドはSRSカーテンエアバッグ・フロントシートSRSサイドエアバッグや予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を標準搭載。国が普及推進している「サポカーSワイド」に認定されており、高い安全性能が評価されています。
駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
エンジン | 1.2L DOHC吸排気VVT (マイルドハイブリッド) |
|
トランスミッション | CVT | |
価格 | 1,628,000円 | 1,782,000円 |
スイフトXGリミテッド ボディカラーは「クラレットレッドメタリック」と「クラレットレッドメタリック ブラック2トーンルーフ」
さらに今回、ベース車両のスイフトXGリミテッドについてもボディカラーを新たに追加。「クラレットレッドメタリック」を、モノトーンとブラック2トーンルーフの2種類用意します。
新型スイフトに2018年10月11日特別仕様車「XRリミテッド」追加
XRリミテッドは専用のエアロパーツを装着しているため迫力がある特別仕様車になっている
新型スイフトにエアロを装備した特別仕様車「XRリミテッド」を2018年10月11日追加しました。
XGグレードをベースにする特別仕様車XRリミテッドは既存のスイフトとは違う専用エアロパーツを装着した迫力のあるスタイルで一見の価値ありです。またボディカラーには新たに「クラレットレッドメタリック」と「ミネラルグレーメタリック」に加え2トーンルーフ仕様を設定しているため選ぶ楽しみも増えました。
シートにはシルバーステッチをインテリアの各所にチタン調加飾を加えているため、より落ち着いた雰囲気になっています。
また、スズキセーフティサポートやカーテンエアバックとフロントシートエアバックも標準装備、360°見渡せる全方位モニター用カメラパッケージもオプション設定しています。
スイフトのグレード | 駆動 | ミッション | 販売価格 |
---|---|---|---|
特別仕様車 XRリミテッド | 2WD | 5MT | 1,503,360円~ |
2WD | CVT | 1,507,680円~ | |
4WD | CVT | 1,658,880円~ |
新型スイフト「XRリミテッド」の特別装備
- メッキフロントグリル
- RS用エアロフロントバンパー
- RS用エアロリヤバンパー
- サイドアンダースポイラー
- ルーフエンドスポイラー
- LEDサイドターンランプ付ドアミラー
- 本革巻ステアリングホイール
- ステアリングオーディオスイッチ
- チタン調専用ドアアームレストオーナメント
- チタン調専用インパネオーナメント
- チタン調専用コンソールオーナメント
- シルバーステッチRS用ファブリックシート表皮
- 運転席センターアームレスト(CVT車)
- SRSカーテンエアバッグ
- フロントシートSRSサイドエアバッグ
- デュアルセンサーブレーキサポート
- 誤発進抑制機能(CVT車)
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
- 先行車発進お知らせ機能
- ハイビームアシスト
- アダプティブクルーズコントロール
- リヤシートベルトフォースリミッター
- リヤシートベルトプリテンショナー
- オートライトシステム
- フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ
- リヤフォグランプ
- リヤディスクブレーキ
- フロント2スピーカー、フロント2ツイーター、リヤ2スピーカー
- リモート電動格納式リモコンドアミラー
- 助手席シートヒーター
- アップグレードパッケージ(142,560円/LEDヘッドランプ/LEDポジションランプ/16インチタイヤ&アルミホイール)
- 全方位モニター用カメラパッケージ(54,000円/フロントカメラ/サイドカメラ/バックカメラ/ステアリングハンズフリースイッチ/USBソケット/GPSアンテナ/TV用ガラスアンテナ)
- ブラック2トーンルーフ(43,200円/ピュアホワイトパール/バーニングレッドパールメタリック/プレミアムシルバーメタリック塗装)
2017年7月にはモーター走行も可能なストロングハイブリッドモデルが登場
従来のマイルドハイブリッドではなく、ソリオと同様のハイブリッドシステムを搭載した「HYBRID SG」、「HYBRID SL」が2017年7月に発売になりました。
マイルドハイブリッドは、モーター発電機がアシストしてエンジン出力を抑えながら走るのに対し、ハイブリッドモデルは、「駆動モーター」と「エンジン」の2つの力で走るので力強い走りが実感できます。また、マイルドハイブリッド車はEV走行が出来ないのですが、ハイブリッドモデルは駆動モーターを搭載しているので、モーターのみのEV走行も可能です。
他にも、燃費は27.4km/Lから32.0km/Lに向上し、同じくスズキのコンパクトハイトワゴン「ソリオ」と並びました。
新型スイフトのエクステリアは重心が低く押し出しの強いフロントグリルが特徴
新型スイフトのエクステリアは、先代からのイメージはそのままに「グリルが大きく」「重心が低く」なりました。後部座席のドアハンドルは、トヨタのC-HRやホンダのヴェゼルと同様にCピラー付近へ移設されていて、クーペのようなスタイリングに仕上がっています。
スイフトのサイドビュー
スイフトのリアビュー
サイドビューは、Cピラー付近がブラックアウトされていてスッキリとしたスタイリングです。
バーニングレッドパールメタリック
スピーディーブルーメタリック
ピュアホワイトパール
スーパーブラックパール
スターシルバーメタリック(RSシリーズ除く)
クラッシーブラウンメタリック(RSシリーズ除く)
ヘリオスゴールドパールメタリック(RSシリーズ除く)
ネオンブルーメタリック(RSシリーズ除く)
プレミアムシルバーメタリック(RSシリーズ限定色)
リアビューは、リアランプの形状が変更になりサイズがコンパクトに、クリア部分の面積が少なくなりました。HYBRID RS、RSt、RSの3モデルには、リアフォグランプが標準装備されるので霧が濃い日や吹雪の日に役立ちます。
ボディカラーは全8色展開で、HYBRID RS、RSt、RSの3グレードは5色展開になっています。
全長 | 3,840mm |
---|---|
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,500mm(4WD:1,525mm) |
ホイールベース | 2,450mm |
最低地上高 | 120mm(4WD:145mm) |
車両重量 | 910kg(4WD:970kg) |
乗車定員 | 5人 |
最小回転半径 | 4.8m |
新型スイフトのインテリアは黒を基調にしたスポーティルック
インテリアは黒を基調としたデザインで、フロアシフトを採用しています。メーターも黒を基調としたデザインで、赤いリングに白い針がスポーティな印象を受けます。
エンジン回転数を示すタコメーターや、スピードメーターの他に、アナログの水温計と燃料計が小さく配置されています。最近の車では水温計が省略されているものも多いので、欲しい人にとっては嬉しい装備です。メーターの真ん中には、マルチインフォメーションディスプレイが配置されています。
シート素材はファブリックを使ったシートで、座面と背面がグレイ、その他の部分がブラックのツートンカラーになっています。運転席は全車標準でシートヒーターが装備され、4WD車には助手席側も装備されます。後部座席には、チャイルドシートを固定するアンカーが2名分装備されているので安心して子供も乗せられます。
リアのドアハンドルは、ブラックアウトされたCピラー付近に設置されていて主張しすぎない隠れたデザインになっているのと同時に、2ドアクーペのようなスタイリングに魅せてくれるのでスッキリとしたデザインになっています。
新型スイフトはオプションでデュアルセンサーブレーキサポート搭載
新型スイフトには、単眼カメラとレーザーレーダーを使用した「デュアルセンサーブレーキサポート」が、HYBRID SLと、セーフティパッケージ搭載車に装備されています。車両には約5km/hから100km/h、歩行者には5km/hから60km/hの速度で反応する自動ブレーキ機能が備わっています。
誤発進抑制機能では、シフトレンジがDまたはMの場所にある時、前方に障害物があるにもかかわらずアクセルを踏んだ時にエンジン出力を制御し、急発進・急加速を抑制するシステムです。
車線逸脱警報は、60km/hから100km/hの速度で走行中に走行車線をはみ出そうになった時にブザーで警報を発してくれるシステムで、車線はみだしによる正面衝突などの事故を事前に予防します。
また、車線内であっても蛇行運転でふらついている場合も同様に警報を発してくれ、いねむり運転などを防止してくれるシステムも備わっています。
他には、ヘッドライトのロー/ハイを自動的に切り替えてくれる機能も備わっていて、対向車や先行車のヘッドライトをシステムが検知している時にはロービームに、周りに車がいなくなるとハイビームに自動的に切り替えてくれるので夜間の運転も楽になります。
全方位モニターオプションを装着すると、ナビ画面にバックカメラからの映像だけではなく、フロントカメラ、サイドカメラからの映像も映し、上から車両を見下ろした視点で周囲の状況を確認することができます。サイドビューも確認できるので、路肩へ停める時の幅寄せにも使えます。
新型スイフトは1.2Lデュアルジェットエンジンと1.0Lブースタージェットエンジンを搭載
新型スイフトには、「1.2Lのデュアルジェットエンジン」、「1.0Lのブースタージェットエンジン」の2種類が用意されています。
1.2Lのデュアルジェットエンジンは「HYBRID SL」「HYBRID SG」「HYBRID RS」「HYBRID ML」のハイブリッド・マイルドハイブリッドモデルと、ガソリンエンジンの「RS」「XL」「XG」のモデルに搭載されているエンジンです。最高出力は91PS、最大トルクは118Nmを発揮します。
1.0Lのブースタージェットエンジンは、ガソリン車の「RSt」に搭載されているエンジンで、直列3気筒ですがターボが装備されていて、1,500ccのNAエンジン並みのパワーを引き出します。最高出力は102PS、最大トルクは150Nmあり、1.2Lのデュアルジェットエンジンよりもパワフルです。
新型スイフトの燃費・価格帯
新型スイフトには、「ハイブリッド車」「マイルドハイブリッド車」「ガソリン車」の3つタイプがあり、それぞれ燃費も異なります。さっそく各モデルの燃費と価格を確認しておきましょう。
HYBRID SL、HYBRID SG
ハイブリッドシステムを搭載したモデルは2017年7月に販売されたモデルで、標準グレードの「HYBRID SG」、上級グレードの「HYBRID SL」の2種類展開していて、EV走行も可能なモデルです。トランスミッションは5AGS、駆動方式は2WDのみの展開で、燃費は32.0km/Lを記録しています。
グレード | 価格 | 燃費 |
---|---|---|
HYBRID SG | 1,668,600円 | 32.0km/L |
HYBRID SL | 1,949,400円 | 32.0km/L |
マイルドハイブリッドシステムを搭載したモデルはフルモデルチェンジした2017年1月から販売しているモデルで、ハイブリッドシステムを搭載したモデルとは違いEV走行はできませんが、トランスミッションはCVT、駆動方式は2WDだけではなく4WDもラインナップしています。気になる燃費は2WDモデルで27.4km/L、4WDモデルでも25.4km/Lを記録しています。
グレード | 価格 | 燃費 |
---|---|---|
HYBRID ML・2WD | 1.625,400円 | 27.4km/L |
HYBRID ML・2WD セーフティパッケージ | 1,721,520円 | 27.4km/L |
HYBRID ML・4WD | 1,779,840円 | 25.4km/L |
HYBRID ML・4WD セーフティパッケージ | 1,875,960円 | 25.4km/L |
HYBRID RS・2WD | 1,691,280円 | 27.4km/L |
HYBRID RS・2WD セーフティパッケージ | 1,787,400円 | 27.4km/L |
HYBRID RS・4WD | 1,845,720円 | 25.4km/L |
HYBRID RS・4WD セーフティパッケージ | 1,941,840円 | 25.4km/L |
スズキのコンパクトカー代表であるスイフトの進化は止まらない
スズキのコンパクトハッチバック代表車種ともいえるスイフトは、ハイブリッドシステムを搭載し燃費32.0km/Lを手に入れて更に使いやすい車へと進化しました。自動ブレーキなどの最新安全装備もついて200万円を切る価格帯、税金面も1,200ccクラスでコストパフォーマンスにも優れています。
派生車種のスイフトスポーツもフルモデルチェンジが近いスイフトシリーズの進化は止まりません。