レネゲードは2025年にマイルドHV「e-Hybrid」へ 次期型は2027年に登場予定

ジープのコンパクトSUV「レネゲード」は、2015年に日本へ導入され、2019年にマイナーチェンジを受けたロングセラーです。その後も数多くの特別仕様車やジープ初のPHEV「4xe」を投入してきましたが、近年は状況が大きく動いています。米国・カナダでは2023年型を最後に販売を終了する一方、日本では販売が続き、2025年にはジープ初のマイルドハイブリッド「レネゲード e-Hybrid」が加わりました。そして2027年には、ハイブリッドと完全電動を用意する次期型への全面刷新が予告されています。
ここではまず、レネゲードの現在地と近年の動きを新しい順に整理し、続いて2019年マイナーチェンジの詳細、2018年当時の情報、そして歴代の歩みをご紹介します。
次期型は2027年にフルモデルチェンジ予定 ハイブリッドとEVを設定
ジープは、新型レネゲードを2027年に発売する計画を明らかにしています。パワートレインはハイブリッドと完全電動(BEV)の両方が用意される見込みで、米国での開始価格は2万5000ドル(約356万円)を下回るとされています。現時点でデザインは正式公開されておらず、公開されているのは独立系デザイナーによる予想CGにとどまりますが、丸型を離れた新しいLEDの灯火や、ジープ伝統の7スロットグリルを備えた姿が想像されています。日本市場への導入も期待されますが、投入時期や仕様は未定です。※次期型の内容は正式発表前の情報を含みます。
米国・カナダでは2023年型で販売終了 日本は継続
ステランティスは、ラインアップ刷新に伴い、2023年型を最後に米国・カナダでのレネゲードの販売を終了しました。これにより同地域のジープのエントリーモデルは「コンパス」へと移ります。一方で、メキシコや欧州、南米、そしてアジア太平洋地域では2024年以降も販売が継続され、日本でも引き続きラインアップに残りました。北米で一足先に区切りを迎えつつ、日本では“現役”として売られ続けている点が、レネゲードの現状を象徴しています。
2025年にマイルドHV「レネゲード e-Hybrid」を追加
ジープは2025年6月5日、日本でジープ初のマイルドハイブリッド「レネゲード e-Hybrid」を発表し、同年7月5日に発売しました。1.5L直列4気筒直噴ターボエンジンに48Vモーターを組み合わせ、低速域はモーター走行、加速時はエンジンをアシスト、減速時には回生充電を行うことで効率を高めています。エクステリアにはグロスブラックのアクセントを配し、インテリアには10.1インチのタッチパネルを採用。新色「ソーラーイエロー」も追加されました。メーカー希望小売価格は544万円(税込)です。従来のガソリン仕様は縮小が進んでおり、日本のレネゲードは電動化モデルへと軸足を移しています。
2023年 特別仕様車「Renegade X」を150台限定で設定
鮮やかなイエローカラーが魅力のRenegade X
2023年9月16日には、リミテッドをベースとする特別仕様車「レネゲードX」が150台限定で販売されました。鮮やかなソーラーイエローとブラックルーフの2トーンが特徴で、価格は4,400,000円。購入者にはアウトドアブランドPOLeR社とコラボした非売品の「Adventure Wagon(アドベンチャーワゴン)」がプレゼントされました。
2022年 限定車「Upland 4xe」を設定
2022年7月には、サステナビリティとデザイン性を融合した限定車「Upland 4xe」が200台限定で登場しました。海洋廃棄物からリサイクルした素材「SEAQUAL」由来の糸を用いた専用シートを採用するなど、環境配慮を打ち出したPHEVモデルです。同月には、人気の「ナイトイーグル」シリーズの通算第6弾も設定されています。
2021年 限定車「ナイトイーグル」を350台設定
充実装備のロンジチュードをベースにした限定車レネゲードナイトイーグル
2021年9月18日には、ロンジチュードをベースにした限定車「ナイトイーグル」が発売されました。スレートブルー200台、グラファイトグレー150台の合計350台限定です。ブラックグリルや、グロスブラックのリアバンパーディフレクター・テールランプベゼルが外観の特徴で、インテリアもグロスブラックのアクセントでまとめられています。
2021年レネゲード限定車ナイトイーグルの装備
- ブラックグリル
- ブラック Jeepバッジ
- グラナイト RENEGADE
- ナイトイーグルバッジ
- グロスブラック リアバンパーディフレクター
- グロスブラック テールランプベゼル
- グロスブラック 専用18インチアルミホイール
- グロスブラック インテリアアクセント
- リバーシブル高さ調整機能付きカーゴフロア
- ソフトタッチ素材 ドアアームレスト
- ソフトタッチ素材 センターコンソール
- 雨量感知機能ワイパー
- オートヘッドライト
オートヘッドライトや雨量感知機能付ワイパーを特別装備し、リアパークアシストやリアバックアップカメラ、車線逸脱警報などの安全装備も充実。販売価格は3,240,000円でした。なお同年2月には、Jeep誕生80周年を記念した限定車「80th Anniversary Edition」も250台限定で設定されています。
2020年 ジープ初のPHEV「レネゲード4xe」を日本発売
ジープ初のPHEV「レネゲード4xe」は2020年11月に日本発売
かねてより噂されていたレネゲードのPHEVは、「レネゲード4xe」として結実しました。欧州では2020年に公開・発売され、日本市場でも2020年11月28日に販売が始まっています。日本仕様のグレードはLimitedとTrailhawkの2種類で、価格はLimitedが4,980,000円、Trailhawkが5,030,000円。1.3L直列4気筒ガソリンターボにモーターとeAWDを組み合わせ、EV走行はおよそ48km、システム最高出力は190hp、0-100km/h加速は7.5秒とされました。かつて「トヨタのプリウスPHVに近いのでは」「日本導入に期待」といわれた予想は、こうして現実のものとなりました。
ウィンターテスト中のジープ・レネゲードPHV
発売に先立つ2020年3月には、FCA(当時)が4xeのウィンターテストの様子を公開しています。イタリア・トリノからスウェーデン・アリエプローグまで約3,800kmを走行するもので、ハイブリッド・Eセーブ・フルエレクトリックの3つの走行モードを備えることが示されました。欧州には発売記念の「ファーストエディション」(アーバン/オフロードの2仕様)も設定されました。
ジープ「レネゲード」に遂にPHEVが誕生
4xeはe-AWDでどんな悪路でも高いパフォーマンスを発揮
4xeは欧州でPHEVとして2019年に予告され、e-AWDによって悪路走破性も確保しています。欧州の高出力仕様ではシステム最高出力240ps、0-100km/h加速7秒前後、EV走行時の最高速130km/hといった性能もアナウンスされました。ジープらしいオフロード性能と電動化を両立した点が、大きな話題を集めたモデルです。
2020年 特別仕様車「スレートブルー」を設定
大径ホイールを備えるレネゲードの特別仕様車スレートブルー
2020年8月25日には、リミテッドをベースとする特別仕様車「スレートブルー」が設定されました。専用色のスレートブルーや19インチの大径ホイールを装備し、LEDヘッドライト、フロント8ウェイパワーシート付レザーシート、8.4インチタッチパネル付ナビゲーションなどを標準装備。価格は3,690,000円で、装備を考えると割安感のある一台でした。
2019年 特別仕様車「ビキニ・エディション」を設定

2019年7月16日には、スモールSUVレネゲードに「ビキニ・エディション」が新設定されました。発売日は同年7月27日で、100台限定。ベースはRenegade Limitedで価格は3,650,000円、通常のLimited(3,370,000円)とは28万円の差でした。透明感のあるターコイズブルーのBIKINI専用ボディカラーが、夏らしい爽やかさを演出します。

ogawaとのコラボによるカーサイドタープや、砂浜をイメージしたカーゴルーフ保護カバーを特別装備。足元には235/45R19の3シーズンタイヤと19インチアルミホイールを組み合わせています。
| 価格 | 3,650,000円 |
|---|---|
| 全長 | 4,255mm |
| 全幅 | 1,805mm |
| 全高 | 1,695mm |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン | 直列4気筒マルチエア 16バルブインタークーラー付ターボ |
| 総排気量 | 1,331cc |
| 駆動方式 | 前2輪駆動 |
| トランスミッション | 6速乾式デュアルクラッチAT |
| 燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
2019年 限定車「ナイトイーグル」を410台設定
ジープ レネゲード特別仕様車「ナイトイーグル」は限定410台で2019年6月15日発売
2019年6月15日には、FCAジャパンがレネゲードの特別仕様車「ナイトイーグル」を410台限定で発売しました。ベースは2019年2月にマイナーチェンジした「ロンジチュード」で、内装にブラックパーツを採り入れ、シャープな存在感に仕上げています。外観はJeepバッジ、フロントグリル、リヤバンパーディフレクター、テールランプベゼル、18インチアルミホイールをグロスブラックで統一。ボディカラーはカーボンブラックメタリック245台、スティンググレー165台の設定でした。
グロスブラックで統一された落ち着いたインテリア
インテリアはグロスブラックでコーディネートされ、ソフトタッチのドア内張りや革巻きステアリングでラグジュアリーな印象。荷室のフロア高やボードの表裏を使い分けられるリバーシブルカーゴフロアも特別装備されました。LaneSense車線逸脱警報プラスや前面衝突警報、ブラインドスポットモニターなどの安全装備も備え、価格は3,140,000円でした。
2019年2月にマイナーチェンジした初代レネゲード(BU型)の詳細
ここからは、2019年に実施された初代レネゲードのマイナーチェンジ(フェイスリフト)の内容です。日本仕様は2019年2月14日に発売され、新世代の高効率エンジン「1.3L直列4気筒マルチエアエンジン2」を搭載して登場しました。上位モデルのラングラーに通じる灯火デザインを採り入れた点も見どころです。
ヘッドライト・リアランプにラングラーの意匠を採用
2019年マイナーチェンジ版はライトにラングラーのデザインを採用
マイナーチェンジ版のエクステリアは、上位モデルのラングラーに通じるヘッドライトとリアコンビネーションランプのデザインを取り入れ、灯火類をすべてLED化しています。フロントグリルやホイール、ドアミラーの色をシルバーからグレーへ変え、先代より力強い表情になりました。丸目基調のヘッドライトやジェリー缶をモチーフにしたテールランプなど、レネゲードらしさは健在です。
| 全長 | 4,255mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,805mm |
| 全高 | 1,695mm |
| ホイールベース | 2,570mm |
| 最低地上高 | 170mm |
| 車両重量 | 1,440kg |
| 乗車定員 | 5名 |
ボディサイズはマイナーチェンジ前から変わらず、4WDのトレイルホークでは全長が5mm長く、全高が30mm高くなります。
ボディカラーはオマハオレンジなど全6色を設定
リミテッドには6色のボディカラーが用意されました。アルパインホワイトやブラックといった定番に加え、コロラドレッドやオマハオレンジなど、アメリカ車らしい鮮やかな色もそろえています。
2019年マイナーチェンジ版レネゲードのボディカラー一覧
- アルパインホワイト
- ブラック
- コロラドレッド
- オマハオレンジ
- ジェットセットブルーメタリック
- グラナイトクリスタル
アルパインホワイト
ブラック
コロラドレッド
オマハオレンジ
ジェットセットブルーメタリック
グラナイトクリスタル
ボディカラーはロンジチュード、リミテッド、トレイルホークで共通で、どのグレードでも好みの色を選べました。日本ではホワイトやブラックが人気ですが、レネゲードにはオマハオレンジのような明るい色もよく似合います。
搭載エンジンは新世代の1.3L直列4気筒マルチエアエンジン2
マイナーチェンジ前は、ラングラーに積まれる2.0Lのマイルドハイブリッド(最高出力201kW/最大トルク400N・m級)の追加が予想されていましたが、実際に搭載されたのは新世代の高効率ユニット「1.3L直列4気筒マルチエアエンジン2」でした。2019年5月18日に追加されたトレイルホークでは、このエンジンを最高出力179PSまでハイチューンしています。
| グレード | ロンジチュード/リミテッド | トレイルホーク |
|---|---|---|
| 種類 | 直列4気筒ターボ | |
| 排気量 | 1.331L | |
| 最高出力 | 111kW (151ps)/5,500rpm | 132kW (179ps)/5,750rpm |
| 最大トルク | 270Nm(27.5kgm)/1,850rpm | |
| 使用燃料 | プレミアムガソリン(ハイオク) | |
| タンク容量 | 48L | |
| WLTCモード燃費 | 13.5km/L | – |
マイナーチェンジ後のリミテッドの安全装備
上級グレードのリミテッドは、ジープの最新安全装備を標準搭載します。車線逸脱警報や前面衝突警報、アダプティブクルーズコントロールなどはマイナーチェンジ後も継承されました。
レネゲードリミテッドのマイナーチェンジ後の安全装備
- 次世代型フロントエアバッグ
- フロントシートサイドエアバッグ
- フロント補助サイドカーテンエアバッグ
- 運転席側ニーエアバッグ
- シートベルトリマインダー
- 3点式リアシートベルト
- ABS付4輪ディスクブレーキ
- アドバンスドブレーキアシスト
- 速度感応式オートパワードアロック
- 衝突感知オートロック解除
- 室内灯点灯機能
- チャイルドセーフティリアドアロック
- タイヤプレッシャーモニタリングシステム
- 高さ調整機能付3点式フロントシートベルト
- LaneSense 車線逸脱警報プラス
- 前面衝突警報
- ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション
- パークビュー・リアバックアップカメラ
- パークセンス・リアパークアシスト
- エレクトロニック・スタビリティ・コントロール
- エレクトロニック・ロール・ミティゲーション
- オールスピードトラクションコントロール
4WDのトレイルホークには、SNOW・SAND・MUDなど路面に応じて選べるセレクテレインシステムをはじめ、オフロード専用装備が備わります。
トレイルホークに搭載されている装備
- セレクテレインシステム
- Jeepアクティブドライブロー
- フューエルタンク用スキッドプレート
- フロントサスペンション用スキッドプレート
- トランスミッション用スキッドプレート
- トランスファーケース用スキッドプレート
- TRAIL RATEDバッジ
ロンジチュードとトレイルホークを追加(2019年5月)
2019年5月18日には、安全装備を充実させつつ価格を抑えたベースグレード「ロンジチュード」と、エンジンを179PSにハイチューンした最上級「トレイルホーク」が追加されました。ロンジチュードはリミテッドより615,000円安い2,935,000円からで、車両価格が300万円を切ることから、トヨタC-HRやホンダ・ヴェゼル、マツダCX-3などが競合となります。トレイルホークは3,800,000円で、高い走破性を武器に、より本格的なSUVと張り合える一台でした。
マイナーチェンジ版の発売日は2019年2月14日 価格は数万円の変動
マイナーチェンジ版は北米で2019年に登場し、日本仕様は2019年2月14日に発売されました。装備の向上に伴い価格は概ね数万円の変動があり、ロンジチュードとトレイルホークは同年5月18日の追加設定です。
| レネゲードのグレード | マイナー後 | マイナー前 |
|---|---|---|
| LONGITUDE | 2,935,000円~ | 2,990,000円~ |
| LIMITED | 3,550,000円~ | 3,370,000円~ |
| TRAIL HAWK | 3,800,000円~ | 3,650,000円~ |
マイナーチェンジ前(2018年)のレネゲード情報
ここでは、2019年のマイナーチェンジに先立つ2018年当時の情報を振り返ります。特別仕様車のほか、トリノモーターショーで初公開された新型の姿などを紹介します。
特別仕様車「マットグリーン」と「セーフティ・エディション」を追加(2018年9月)
2018年9月7日、レネゲードに特別仕様車「マットグリーン」と「セーフティ・エディション」が発表され、同月15日に発売されました。
専用色マットグリーンが目を引く特別仕様車
「マットグリーン」はトレイルホークをベースに、地上デジタルTVチューナーを標準装備し、インパクトのある専用色マットグリーンをまとった100台限定車で、価格は3,760,000円からでした。
安全装備が充実した特別仕様車レネゲード・セーフティ・エディション
もう一方の「セーフティ・エディション」はロンジチュードをベースに、リミテッド相当の安全装備を搭載した200台限定車。リミテッド(3,370,000円)に対し3,100,000円と、価格差270,000円のお買い得な設定でした。
新型2019年モデルをトリノモーターショー2018で初公開(2018年6月)
大きく変化したフロントマスク メッシュグリルがアグレッシブな印象
リヤバンパーにもシルバーのアクセントを追加
2018年6月6日、イタリアのトリノモーターショーで2019年モデルの新型レネゲードがワールドプレミアされました。フロントグリルやデイタイムライト、フロントバンパーを中心に手が入っています。
2019年モデルはリヤコンビネーションランプがフルLED化
特徴的な丸目ヘッドライトは継承され、レネゲードらしさを保ったまま正常進化。リヤコンビネーションランプはフルLED化されました。新エンジンも予告され、120hpの1.0L直3、130hpの1.3L直4、180hpの直4という3種のガソリンエンジンが案内されました(当時はハイブリッドやEVの発表はなし)。
発売前に見えていた新型の姿(当時の情報)
マイナーチェンジ前の段階では、開発車両の情報から、改良はフロントとリヤ中心のフェイスリフトになると見られていました。ヘッドライトとフォグランプの位置関係やスモールライトの配置、ジェリー缶をモチーフにしたテールランプ、センタークラスターのディスプレイ大型化などが事前に読み取られていましたが、これらはその後の正式発表でおおむね裏付けられ、2019年2月のマイナーチェンジとして結実しました。ボディサイズはFFモデルで全長4,255mm・全幅1,805mm・全高1,695mm・ホイールベース2,570mm、トレイルホークは全長4,260mm・全高1,725mmで、マイナーチェンジ前から大きな変更はありません。
| FFモデル | トレイルホーク | |
|---|---|---|
| 全長 | 4,255mm | 4,260mm |
| 全幅 | 1,805mm | 1,805mm |
| 全高 | 1,695mm | 1,725mm |
| ホイールベース | 2,570mm | 2,570mm |
特別仕様車「ナイトイーグル」第2弾を200台限定で発売(2018年6月)
新色グラナイトクリスタルメタリックのレネゲード ナイトイーグル
2018年6月9日には、特別仕様車「ナイトイーグル」の第2弾が設定されました。設定は2017年6月以来1年ぶりで、第1弾同様に200台限定。ボディカラーは前回のカーボンブラックメタリックに加え、グラナイトクリスタルメタリックを新たに用意し、各100台の設定です。ボディサイズは全長4,255mm・全幅1,805mm・全高1,695mmの3ナンバーで、搭載エンジンは直列4気筒マルチエアIC付きターボ(1,368cc)、6速デュアルクラッチATを組み合わせる前輪駆動でした。
スマートフォンと連携するインフォテインメントシステム
グリルやフロントフォグランプベゼル、リアバンパーディフレクター、テールランプベゼル、18インチアルミホイールをグロスブラックで統一。インテリアもグロスブラックのアクセントやソフトタッチ素材、リバーシブルカーゴフロアなどでまとめています。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応し、Beatsのスピーカーや最新のUconnectシステムも搭載。価格は3,150,000円からで、ベースのロンジチュード(299万円)から16万円ほど高い設定でした。ブラックで統一されたシックな装いは、コンパクトながら都会的なSUVを求める層に好適な一台でした。
チェロキーの下に位置するジープ・レネゲードのモデルチェンジ遍歴
レネゲードは、ジープが展開するクロスオーバーSUVで、燃料容器のジェリー缶をモチーフにした「X」のデザインが随所に隠されています。
レネゲード 初代 BU型/2015年~
2015年9月、日本仕様が発表されました。FFモデルに「Opening Edition」「Limited」、4WDモデルに「Trailhawk」を設定。2016年7月には限定150台の「Black Edition」、2017年9月には日本発売2周年記念の限定100台「2nd Anniversary Edition」を発売しました。
2018年6月には仕様向上とともに200台限定の「Night Eagle」を、9月には100台限定の「Matte Green」と200台限定の「Safety Edition」を設定。2019年2月にマイナーチェンジを行い、グレードは「ロンジチュード」「リミテッド」「トレイルホーク」に整理されました。同年6月には410台限定の「Night Eagle」、7月には100台限定の「BIKINI Edition」を発売しています。
2020年5月には200台限定の「Night Eagle」、11月にはジープ初のPHEV「レネゲード4xe」(リミテッド/トレイルホーク)を発売。あわせて3年間フリーメンテナンス付きのオーナー向けプログラム「Jeep Wave」が全車種対象で始まりました。2021年2月にはJeep誕生80周年記念の「80th Anniversary Edition」を250台限定、9月には「Night Eagle」を350台限定で設定。2022年7月には海洋リサイクル素材を用いた「Upland 4xe」を200台限定で発売し、同月に「Night Eagle」の第6弾も設定されました。2023年9月には「Renegade X」を150台限定で発売しています。
米国での販売終了と今後(2023年~)
2023年型を最後に米国・カナダでの販売が終了しましたが、日本では販売を継続。2025年7月にはジープ初のマイルドハイブリッド「レネゲード e-Hybrid」が加わりました。そして2027年には、ハイブリッドとEVを用意する次期型への全面刷新が予告されています。
| レネゲードのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 BU型 | 2015年~(米国は2023年型で終了、日本は継続) |
| レネゲード e-Hybrid(日本) | 2025年~ |
| 次期型(ハイブリッド/EV) | 2027年~(予定) |
フェイスリフトから電動化へ 進化を続けるレネゲード

2019年2月14日に日本発売されたマイナーチェンジ版レネゲードは、フロントとリヤを中心にフェイスリフトを行い、灯火類のLED化やインフォテインメントの刷新、1.3Lマルチエアエンジン2の搭載などで着実に進化しました。セレクテレインシステムやアダプティブクルーズコントロールといったオフロード・安全装備も受け継がれています。

その後もレネゲードは、ジープ初のPHEV「4xe」や数多くの限定車で存在感を示し、2025年にはマイルドハイブリッドの「e-Hybrid」へと電動化を進めました。米国では一足先に区切りを迎えたものの、2027年にはハイブリッドとEVを用意する次期型が控えています。アーバンサイズで悪路も楽しめるジープのエントリーSUVは、電動化の時代に合わせて姿を変えながら、これからも進化を続けていきそうです。



























