ジープのフラグシップSUVグランドチェロキーの内装を解説 コックピット・シート・荷室の特徴
ジープ・グランドチェロキー(Grand Cherokee)の初代モデルは1993年に北米で登場し、日本には1994年に導入されました。その後4度のフルモデルチェンジを経て現在は5代目が存在しますが、右ハンドル仕様のグランドチェロキーは生産終了となり、2025年3月に発売した限定100台の「ファイナルエディション」が日本市場での最終モデルとなりました。
本記事では、ジープのフラッグシップとして長年にわたり愛された4代目グランドチェロキーの内装を、シートデザイン・コックピットの装備・安全性能・ラゲッジルームの観点から詳しく解説します。特別仕様車の内装情報も含めてまとめていますので、中古車での購入を検討している方や内装の詳細を知りたい方の参考にご活用ください。
ジープ・グランドチェロキー トラックホークの内装 一部改良で質感が大幅にアップ(販売終了)
2019年5月16日の一部改良によりジープ・グランドチェロキー トラックホークは内外装ともに質感が向上した
2019年5月16日に一部改良を実施したJeepグランドチェロキー TRACKHAWK(トラックホーク)は、現在販売を終了しています。外装のアルミホイールデザイン変更にとどまらず、内装デザインはフラッグシップモデルにふさわしい仕様へと大きく進化しました。
改良後のトラックホークの内装はインテリアアクセントにピアノブラックを採用し、全車ラグーナレザー仕様に変更されました。ボディカラーごとのインテリアカラー設定は以下の通りです。
- ダイアモンドブラッククリスタルP/C:ブラック/ダークルビーレッド、またはブラック
- アイボリートライコート:ブラック
特別仕様車アルティテュードの内装 ブラックスエード×レザーの大人のインテリアデザイン(販売終了)
ジープ・グランドチェロキーの特別仕様車アルティテュードは2019年4月13日に発売を開始
2019年4月13日に発売されたジープ・グランドチェロキーの特別仕様車「Altitude(アルティテュード)」は、現在販売を終了しています。Laredoグレードをベース車両とし、充実した装備を持ちながらもLaredoとの価格差を最小限に抑えたモデルとして人気を集めました。
先進装備が充実したジープ・グランドチェロキー アルティテュード。限定車ならではの特別装備が魅力
アルティテュードのシートには質感の高いブラックスエード/レザーを採用し、プレミアムな座り心地を提供。フロントシートにはシートヒーターを標準搭載していました。オーディオナビゲーションシステムはApple CarPlay・Android Autoに対応し、デュアルゾーン温度調整機能付きのオートエアコンで前席・後席それぞれの快適な温度設定も可能でした。
グランドチェロキーのグレード別シートと注目のラグーナレザーパッケージ
グランドチェロキーのサミットグレードにメーカーオプションで装備可能となるラグーナレザーのシートは、白の内装が爽やかでワンランク上の室内空間を演出してくれる
グランドチェロキーはLaredo・Limited・Summit・SRT8・TRACKHAWKなど幅広いグレード展開を持ち、シート素材もグレードごとに異なります。
- Laredo(ラレード):ファブリックシート
- Limited(リミテッド):レザーシート
- SRT8・TRACKHAWK:各グレードロゴ入り専用レザーシート
- Summit(サミット):プレミアムナチューラプラスレザーシート標準装備。メーカーオプションでラグーナレザーパッケージへのアップグレードも可能
中でも注目はSummitのメーカーオプション「ラグーナレザーパッケージ」です。背もたれ部分には「SUMMIT」のロゴが入り、ワンランク上の室内空間を演出します。
ラグーナレザーパッケージはホワイトカラーのレザーを採用した豪華で上質感たっぷりのインテリア
ラグーナレザーパッケージは白をベースとした上品なデザインが特徴です。シートだけでなく、ドアパネル・センターコンソールにもレザーを贅沢に使用し、ナチュラルな本木目のインパネがさらなる上質感をもたらします。
エアコンやシートヒーターも完備し快適性をとことん追求しているラグーナレザーパッケージ
運転席・助手席にはシートヒーターとベンチレーションを完備。後部座席にもヒーターが備えられています。デュアルゾーン温度調整機能付きのオートエアコンにより、前席と後席でそれぞれ最適な温度設定が可能です。
ラグーナレザーパッケージにはデュアルペインパノラミックサンルーフも特別装備される
ラグーナレザーパッケージにはデュアルペインパノラミックサンルーフも標準装備されています。前部のパワーサンシェードと後部の固定ガラスウインドウが組み合わさり、開放感あふれるドライブを演出します。天候や好みに応じてサンシェードを開閉できるため、季節を問わず利用できます。
JEEP・グランドチェロキーの先進安全装備 あらゆるシーンでドライバーを守る4つの主要システム
グランドチェロキーの安全装備は、走行時・駐車時などあらゆる場面を想定して開発されています(グレード別装備)。セントリーキー盗難防止装置も搭載し、セキュリティ面も万全です。主な安全システムを以下にまとめます。
前方を走行する車との車間距離を維持するアダプティブ・クルーズ・コントロール
①アダプティブ・クルーズ・コントロール(STOP機能付き)
前走車との車間距離を自動で維持し、渋滞時には停車まで対応します。高速道路でのロングドライブ時の疲労軽減に特に有効です。
車線からのはみ出しを防ぐLaneSense車線逸脱警報プラス
②LaneSense車線逸脱警報プラス
車線からの逸脱を検知すると警報と警告ランプでドライバーに通知します。一定時間ハンドルから手を離した場合にも警告を発するため、居眠り運転防止にも効果的です。
前方車両との衝突を避けるクラッシュミティゲーション付き前面衝突警報
③クラッシュミティゲーション付き前面衝突警報
前方の衝突リスクを検知すると警告音を発し、危険が継続する場合は自動でブレーキアシストを作動させて衝突被害を軽減します。
ParkSense縦列/並列パークアシスト機能で駐車操作も安心
④ParkSense縦列/並列パークアシスト
縦列駐車・並列駐車時に自動でハンドルを調整して駐車操作を支援します。狭い駐車スペースや縦列駐車が苦手なドライバーでも安心して操作できます。
ジープ・グランドチェロキーのラゲッジルーム 60:40分割リアシートで最大1,554Lの積載容量
60:40分割可倒式リアシートを採用し最大荷室容量1,554Lを確保したジープ・グランドチェロキー
グランドチェロキーは60:40分割可倒式リアシートを採用しており、荷物の量や形状に合わせてシートアレンジを自在に変えられます。リアシートを倒した状態では最大約1,554Lもの荷室容量を確保でき、スポーツ用品やキャンプ道具などの大型荷物も余裕で積載可能です。
ワンプッシュで開けられるパワーリフトゲートは積載性も抜群
パワーリフトゲートはワンプッシュで自動開閉が可能です。開口部が広く取られているため、大きなサイズの荷物でも楽に積み下ろしできます。両手が荷物でふさがっている場合でも操作しやすい設計です。
グランドチェロキーの上級グレード別プレミアムサウンドシステム
走行中も高音質をキープするプレミアムサウンドシステムを搭載
上級グレードにはそれぞれ異なるプレミアムサウンドシステムが標準搭載されていました。
- Limited:Alpine製プレミアムサウンドシステム(506W)
- Summit・SRT8・TRACKHAWK:harman/kardon製プレミアムサウンドシステム
いずれも走行中の振動・ロードノイズの影響を受けにくいチューニングが施されており、コンサートホールさながらの臨場感のある音質を車内で再現します。
特別仕様車「Jeep Grand Cherokee Upland(アップランド)」の内装 ブルーステッチが映えるタフネスデザイン(販売終了)
ブルーのワンポイントがおしゃれで目を引くジープ・グランドチェロキーのアップランド
全国160台限定で発売された特別仕様車「Jeep Grand Cherokee Upland(アップランド)」は、現在販売を終了しています。内外装にブルーをアクセントカラーとして取り入れたモデルで、インテリアはドアアームレスト・シフトノブ・ステアリングホイール・センターコンソールにブルーステッチがあしらわれ、シンプルながら洗練された雰囲気を演出していました。
ジープ・グランドチェロキー「Jeep Grand Cherokee Upland」のベース車にはラレードが使用されている
ベース車両はLaredo(ラレード)で、オフロード装備のセレクテレインシステム・フロント/リアパークアシスト・クォドラトラック2 4×4システムを標準搭載していました。Apple CarPlay/Android Auto対応のナビゲーションシステムも装備し、アドベンチャーからタウンユースまで対応できる充実した内容でした。
力強く存在感を放つグランドチェロキーの内装はジープブランドのフラッグシップにふさわしい高級感

ジープのフラッグシップSUVとして長年にわたり愛されたグランドチェロキーの内装は、ベースグレードのラレードから最上位のサミット・トラックホークまで、グレードに応じた上質な仕上がりが特徴です。特に、ラグーナレザーパッケージを装備したサミットの室内空間は、シート・ドアパネル・センターコンソールにわたって高品質なレザーが贅沢に使われており、ラグジュアリーセダンに匹敵する内装の質感を誇っていました。
安全装備はアダプティブ・クルーズ・コントロールや車線逸脱警報、自動ブレーキなど充実したシステムを搭載し、パークアシスト機能で駐車時の不安も解消。60:40分割可倒式リアシートと大容量のラゲッジルームは、ファミリーユースからアウトドアまで幅広いシーンに対応していました。
なお、右ハンドル仕様の日本向けグランドチェロキーは生産終了となり、2025年3月に発売したファイナルエディション(100台限定)が日本市場での最終モデルとなりました。現在は中古車市場での流通が続いており、4代目モデルを中心に幅広い価格帯で選択肢が揃っています。グランドチェロキーの購入を検討する場合は、中古車市場での状態確認をおすすめします。



























