グランドチェロキーのフルモデルチェンジはいつ?発売時期やスペックを大予想!
グランドチェロキーはジープブランドのフラッグシップSUVです。初代は1993年に発売し、現行モデルにあたる4代目グランドチェロキーは2010年に発売されました。
1993年 | 初代グランドチェロキー発売(1993年-1998年) |
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1999年 | 2代目グランドチェロキー発売(1999年-2004年) |
2005年 | 3代目グランドチェロキー発売(2005年-2010年) |
2010年 | 4代目グランドチェロキー発売(2010年-) |
2014年 | 4代目グランドチェロキーが大幅なマイナーチェンジを実施 |
2017年 | 4代目グランドチェロキーが2度目のマイナーチェンジを実施 |
2018年 | 4代目グランドチェロキーに高性能モデル「トラックホーク」を新設定 |
2010年に登場して10年を迎えた4代目グランドチェロキーですが、そろそろフルモデルチェンジするのではないかとの情報が出ています。現行グランドチェロキーのデザインやスペックに触れながら、今後のジープ・グランドチェロキーのフルモデルチェンジの動向について解説していきます。
PHEVのグランドチェロキー4xeを2021年9月29日に発表
グランドチェロキー4xeは今まで最も技術的で豪華なモデルに。グレンドチェロキーで初めてのプラグインハイブリッド(PHEV)ということも注目されています。
発表は2021年9月29日でジープブランドが掲げている、ゼロエミッションフリーダムを体現するモデルになりました。
日本発売は2022年内で、ジープのフラッグシップPHEVということで注目が集まっています。
グランドチェロキーは強い存在感を放つフルサイズラグジュアリーSUV
ジープ・グランドチェロキーのエクステリア
ダイナミックなフルサイズSUVのグランドチェロキーは、1993年の発売以来、多くのオフローダーから愛され続けているモデルです。2018年には高いオフロード性能・走行性能を有したハイパフォーマンスモデル「トラックホーク」が設定されました。
4代目ジープ・グランドチェロキーのグレード構成は「LAREDO」「ALTITUDE」「LIMITED」「SUMMIT」「SRT8」「TRACKHAWK」の6種類。主なスペックは以下の通りです。
全長 | 4,835mm |
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全幅 | 1,935mm |
全高 | 1,825mm |
ホイールベース | 2,915mm |
車両重量 | 2,160mm |
乗車定員 | 5名 |
ステアリング | 右 |
エンジン | 3.6L V型6気筒DOHC |
最高出力 | 213kW (290ps) / 6,400rpm |
最大トルク | 347 N・m(35.4kg・m) / 4,000rpm |
変速機 | 電子制御式8速AT |
駆動方式 | 常時4輪駆動 |
全長 | 4,890 mm |
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全幅 | 1,980 mm |
全高 | 1,800 mm |
ホイールベース | 2,915mm |
車両重量 | 2,470 mm |
乗車定員 | 5名 |
ステアリング | 右 |
エンジン | 6.2L V型8気筒 OHV |
最高出力 | 522 kW(710ps) / 6,200 rpm |
最大トルク | 868 N・m(88.5kg・m) / 4,700 rpm |
変速機 | 電子制御式8速AT |
駆動方式 | 常時4輪駆動 |
モデル | LAREDO | ALTITUDE | LIMITED | SUMMIT | SRT8 | TRACKHAWK |
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価格 | 5,240,000円 | 5,660,000円 | 6,590,000円 | 7,340,000円 | 8,850,000円 | 13,560,000円 |
最廉価モデル「ラレード」を参考にすると、ボディサイズは4,835mm×1,935mm×1,825mm、ホイールベースは2,915mm。乗車定員の5名がゆったりとくつろげる室内空間が確保されています。
エンジンは「LAREDO」「ALTITUDE」「LIMITED」「SUMMIT」に3.6L V型6気筒DOHC、「SRT8」「TRACKHAWK」にV型8気筒 OHVエンジン(SRT8は6.4L、TRACKHAWKは6.2L)が搭載されています。
次期型グランドチェロキーのパワートレインは3種類がラインナップか 遅れてPHVの登場の可能性も?
フルモデルチェンジ後のジープ・グランドチェロキーのパワートレインは、eトルクマイルドハイブリッドシステム搭載2.0L直列4気筒ターボチャージャーエンジンや5.7L V型8気筒エンジンが用意されるとの情報があります。現行型グランドチェロキーの燃費性能は9.6km/lですが、マイルドハイブリッドの採用によって大きく向上するでしょう。
また、ガソリンモデルやマイルドハイブリッド車が販売されたのち、同ブランドのレネゲードやコンパスのようにPHVモデルを設定する可能性も。PHVモデルには「4xe」の名称が冠されることから、グランドチェロキーのPHVが登場するとすれば、車名は「グランドチェロキー4xe」となるでしょう。
新型ジープ・グランドチェロキーは低重心ボディでさらに存在感を高める
次期型チェロキーはローandワイドなボディへと変化か(画像は現行型グランドチェロキー)
次期型グランドチェロキーのプラットフォームは、アルファロメオ・ジュリアやアルファロメオ・ステルヴィオにも使われているGiorgio(ジョルジオ)プラットフォームです。グランドチェロキーのオフロード性能を損なわないような専用設計となるでしょう。ボディサイズは全長、全幅、ホイールベースが延長され、全高は低くなる見込みです。
なお、目撃されている開発車両の画像から、次期型グランドチェロキーはフロントグリルが大口化されることでよりアグレッシブな顔つきへと変化すると推測されます。リアはボリュームのあるスクエアデザインで逞しく精悍なスタイルに。昔のSUVのような雰囲気が漂います。
ジープ・グランドチェロキーのインテリアはレザーシートを装備した質感の高いスタイル
現行型ジープ・グランドチェロキーのインテリア
ジープ・グランドチェロキーの現行モデルは、エントリーグレードのラレードを除く全車にレザーシートを採用(ラレードはファブリックシート)。インパネやドアパネル、アームレストにはそれぞれピアノブラックや本木目、カーボンファイバーといった質感の高い素材を使用しています。次期型グランドチェロキーについても、ほぼ全てのグレードにレザーシートが採用され、ラグジュアリーなデザインとなることが期待されます。
現行グランドチェロキーには7インチマルチビュークラスターディスプレイや8.4インチVGAタッチパネルモニターが標準装備されていますが、これらのディスプレイも大型化され、視認性を高めると予想。インフォテインメントシステムの「Uconnect」は全車に標準装備、オーディオシステムも従来通り、グレードごとにアルパイン製やharman/kardon製のものが設定されるでしょう。
さらに次期型グランドチェロキーでは2列シートと3列シートの両方を設定する可能性が高いとのこと。実現すればより多くのユーザーの要望に応えられる一台となります。
グランドチェロキーの安全装備はモデルチェンジでアップデート!次期型で自動運転技術を導入か?
現行型グランドチェロキーには以下の安全装備が搭載されています(アドバンストブレーキアシスト・アダプティブクルーズコントロール・前面衝突警報・LaneSense車線逸脱警報プラス・Parkviewリアバックアップカメラはラレード以外のグレードに標準装備)。
4代目グランドチェロキーに搭載されている安全装備
- エレクトロニック・スタビリティ・コントロール
- エレクトロニック・ロール・ミティゲーション
- ブレーキアシスト(ラレードのみ)
- アドバンストブレーキアシスト
- レインブレーキサポート
- レディアラートブレーキ
- クルーズコントロール
- アダプティブクルーズコントロール STOP機能付
- 前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)
- LaneSense車線逸脱警報プラス
- Parkviewリアバックアップカメラ
- フロント / リアパークアシスト
- ParkSense縦列/並列パークアシスト
- ブラインドスポットモニター / リアクロスパスディテクション
LaneSense車線逸脱警報プラスやParkSense縦列/並列パークアシストなど、既に先進装備が充実しているグランドチェロキーですが、次期型ではレベル3自動運転相当の運転支援技術の導入を検討しているとの噂もあります。
間近とされるジープ・グランドチェロキーのフルモデルチェンジに期待!
現時点で入手している情報によると、5代目グランドチェロキーは現行モデルからさらに進化を遂げ、レベル3の自動運転技術など多彩な先進装備を備えるとのこと。エクステリアはスクエアデザインの精悍なスタイルに刷新され、インテリアの質感もアップすると考えられます。パワートレインは電動化が進むでしょう。
なお、グランドチェロキーのフルモデルチェンジの時期は2020年後半から2021年ごろが濃厚とされています。COBBYでは今後もFCA公式からの発表やモーターショーへの出展情報などに注目していきます。