クロスオーバーSUVジープコンパスの内装をシートやコックピットに注目して解説!
クライスラーがジープブランドで販売しているジープコンパスの内装を、コックピットやシートデザイン、安全装備、ラゲッジルーム等をメインに紹介します。
ジープコンパス(JEEP Compass)は2006年より小型のクロスオーバーSUVとして販売されているモデルです。
クロスオーバーSUVのジープコンパスの内装は、初めてジープ車に乗るドライバーでも扱いやすい仕様となっています。ツートンカラーがおしゃれなLONGITUDE(ロンジチュード)、上級グレードのLIMITED(リミテッド)、ベースグレードのSPORT(スポーツ)と、グレードごとの装備の違いに注目しながら見ていきましょう。ジープコンパス特別仕様車の内装にも触れていきます。
ジープコンパスのシートデザインは全グレードもブラックで統一!素材はファブリックまたはレザー/クロスメッシュの2タイプ
上から順にJEEP CompassのLONGITUDE・LIMITED・SPORTのシート画像
ジープコンパスの内装シートは、モデルによって使用される素材に違いがあります。LONGITUDEとSPORTのシートにはファブリック生地、LIMITEDにはレザーとクロスメッシュのコンビシートが設定されています。
シートカラーはどのグレードもブラックで統一されており、クロスオーバーという位置付けでありながらも剛健なSUVテイストを前面に押し出しています。
ジープコンパスのコックピットはシートカラーと同じ黒のインテリアを採用
クロームの加飾やピアノブラックのベゼルを加えつつ、シンプルに操作性を追求したジープコンパスのコックピット
現行型JEEP Compassのコックピット設計は、使いやすさを意識した機能美デザインです。革巻きのステアリングホイールは握り心地もハンドリング性能も優れています。
操作性に優れたオーディオナビゲーションシステムとオートエアコンディショナー
8.4型のメモリーナビオーディオナビゲーションシステムは、地図がより見やすくなり、ナビゲーション性能がさらにパワーアップしました。デュアルゾーン温度調整機能付きのオートエアコンでは、ドライバー席と助手席とでそれぞれ適温を設定することができます。
フルカラー7型マルチビューディスプレイでは車両・走行データを多彩にわかりやすく表示する
ジープコンパスの運転席正面には、スタイリッシュで見やすい2眼メーターとフルカラーの7型マルチビューディスプレイが設置されています。マルチビューディスプレイはハンドルについているスイッチを通して直感的に操作できるので、運転中に操作しても支障がありません。なお、メーターの明るさは自分が見やすい照度に調整できます。
Beats AudioプレミアムサウンドシステムはジープコンパスLimitedにのみ標準装備されている
ジープコンパスLimitedには、アメリカ生まれの有名オーディオメーカーBeats Audio社が手掛けるプレミアムサウンドシステムを標準搭載しています。走行中の再生時においても高音質を維持できるよう、独自のチューニングが施されています。
ジープコンパスのリミテッドモデルはセレクテレインシステムを標準装備。道路状況や好みに合わせて4つの走行モードをセレクトできる
ジープコンパスの上級グレードにあたるリミテッドには、「AUTO」「SNOW」「SAND」「MUD」の4つの走行モードを設定できるセレクテレインシステムを搭載しています。雪道やぬかるみ、砂地といった悪路で力強い走行性能を発揮してくれます。
360°全方位サポートを目指すジープコンパスはハイレベルな安全性能
ジープコンパスは360°全方位にわたってドライバーの安全運転をサポートする
LaneSense車線逸脱警報や前面衝突警報、エレクトロニック・ロール・ミティゲーションなどさまざまな先進安全装備を有している現行型ジープコンパスは、あらゆる危険からドライバーや乗員を守ります。走行中はもちろん、駐車時や停車時のセーフティ・セキュリティシステムも万全です。
現行型ジープコンパスのラゲッジルームや収納スペースは多機能で積載性に優れた設計!
ジープコンパスのラゲッジルームにはボタンを押せば自動で開くパワーリフトゲートを採用
JEEP Compassには、キーフォブのボタンを押すと自動で開閉できるパワーリフトゲートが設定されています。テールゲートの開口部も大きいので、積載性の高い作りとなっています。
3段階でフロアの高低を調節できるジープコンパスのカーゴルーム
ジープコンパスの荷室には高さを3段階で調整できる機能が付いています。荷物の形状やサイズに合わせてフロアを上下させることで、よりスムーズに荷物を載せることができます。
助手席の下やセンターコンソールのポケットなど車内の至るところに収納を設置
ジープコンパスの車内には、人目に触れたくない荷物の収納に便利な助手席シートの下部、メガネやサングラスなどの小物を収納できるセンターコンソールなど、あちこちに収納スペースが設けられています。
ジープコンパス特別仕様車「ナイトイーグル(Night Eagle)」の内装は専用デザインのシートがドライバーの所有欲を満たしてくれる
黒の内装でまとめられスタイリッシュな室内空間が広がるジープコンパスの限定車ナイトイーグル
ジープコンパスの特別仕様車「ナイトイーグル(Night Eagle)」は2018年8月25日に販売を開始しました。内装にはピアノブラックのインテリアアクセントと、ナイトイーグル専用のシートが設定されており、シックで大人の魅力あふれるデザインとなっています。
特別仕様車のジープコンパス「Limited Black Roof Edition(リミテッド・ブラックルーフ・エディション)」の内装は標準モデル同様ブラックカラーを採用
高級車らしいブラックルーフがかっこいいLimited Black Roof Editionは全国で合計190台の限定発売
悪路走破性に長けた4×4グレードのLimitedをベース車両とし、ラグジュアリーなブラックルーフを採用したジープコンパスのリミテッド・ブラックルーフ・エディション。こちらは2018年10月20日から発売されている特別仕様車です。
ジープコンパスのリミテッド・ブラックルーフ・エディションの内装カラーは標準仕様と同じブラックで、スポーティなメッシュクロスとレザーのコンビシートが特別装備されています。
ジープ・コンパス「Compass Mojave Sand Edition(モハベ・サンド・エディション)」の内装は広大な砂漠をイメージしたベージュカラーを採用
ジープ・コンパスのモハベ・サンド・エディションは2019年3月9日に限定100台で販売開始
ジープ・コンパスの特別仕様車「モハベ・サンド・エディション」が2019年3月9日に全国で限定発売されます。ボディカラーはコンパスでは初採用のベージュ系のMojave Sand C/C(モハベ・サンド・クリアコート)が設定され、ベース車両にはLongitudeモデルが採用されています。標準仕様のLongitude と同じく価格は3,690,000円です。
Compass Mojave Sand Editionにはベージュ×ブラックの上質感あふれるインテリアカラーを採用
アメリカ南西部の広大な砂漠にインスパイアされたというモハベ・サンド・エディションの内装は、エクステリアと同様、砂漠の色であるベージュとブラックの2トーンで構成されています。黒を取り入れた配色により、キリッと引き締まった雰囲気となっています。
ベース車がロンジチュードなので、Apple Car Play/Android Auto対応の大型タッチパネルモニターやリアバックアップカメラなどの装備も充実しています。
ジープコンパスの内装は初心者でも乗りやすくLimitedには上級者向けのオフロード装備も完備
公道での走行を意識したジープコンパスは、外装・内装ともに都会的でスタイリッシュな黒のデザインに仕上がっています。コックピットはシンプルで使いやすさを重視しており、男性も女性も快適な乗り心地を体感できるでしょう。
安全性能面では360°全方位サポートというコンセプトを掲げ、たくさんの先進安全装備を備えています。大容量のカーゴルームは積載性に優れ、パワーリフトゲートや高さ調整機能を備えており、車内の収納スペースも完備しています。
なお、ジープコンパスはジープ車のオフロード性能の指針となるトレイルレイテッドバッジがついていないモデルですが、悪路での走行安定性を維持するオフロード装備「セレクテレインシステム」を標準装備するリミテッドモデルもラインナップしています。
コンパクトSUVという枠にとらわれない様々な可能性を秘めた一台ですので、オフロード装備にこだわる方にも「まずはエントリーモデルから乗ってみたい」という方にもおすすめです。