ジープ・レネゲードの内装の特徴は?マイチェン後のコックピット・シート・安全性能など
2019年2月にマイナーチェンジを行ったジープ・レネゲードの内装を紹介します。
ジープ・レネゲード(JEEP・Renegade)は、親会社のフィアットとの共同開発により2015年に誕生したコンパクトSUVです。フィアット500X(チンクェチェント・エックス)とは兄弟車の関係に当たります。
「反逆者」という挑戦的な意味を持つレネゲードは、元々、かつてJEEPで販売されていたジープ・CJ7やチェロキーに設定されていたグレード名です。過去モデルの伝統的要素を感じさせるジープ・レネゲードの内装について、コックピット・シートデザイン・安全性能・ラゲッジルーム等を掘り下げてまとめていきます。
Jeep レネゲードの特別仕様車ナイトイーグルの内装はブラックパーツを取り入れたクールなインテリア
2019年6月3日よりジープ・レネゲードの特別仕様車「Night Eagle(ナイトイーグル)」が発表されました。2019年6月15日より410台限定で発売されます。
ベース車両はLONGITUDE(ロンジチュード)で、AndroidやiPhoneとの連携が可能な7インチタッチパネルモニターやBeatsAudioプレミアムサウンドシステムスピーカー9基といった主要装備のほか、安全装備としてブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクションやパークビューリアバックアップカメラ、パークセンスリアパークアシストなどが搭載されます。
ブラックインテリアカラーでスタイリッシュに仕立てたレネゲード・ナイトイーグルの内装。艶やかなグロスブラックのアクセントやドア周りのソフトタッチ素材など質感の高さが魅力です。
ジープレネゲードのコックピットはたくさんの実用的な装備を有する機能美デザイン
ジープ・レネゲードのマルチファンクションステアリングホイールはヒーテッド機能つき
ジープ・レネゲードのコックピットはブラックをベースとした頑丈そうなデザインです。ドライバー席の正面にはマルチファンクションステアリングホイールを設置しており、手元でオーディオやアダプティブクルーズコントロールなどの操作を行えます。
また、冬場はハンドルがひんやり冷たくなることがありますが、ステアリングヒーターがついているので、手がかじかむことなくスムーズにハンドル操作が行えます。
フルカラー7インチマルチビューディスプレイは視認性が高く先進性を感じさせる美しいデザイン
高画質で様々な情報をわかりやすく表示するフルカラー7インチマルチビューディスプレイは、スタリングホイールのスイッチで自由に操作可能です。2眼メーターもスタイリッシュなデザインで、エンジンスタートする度に特別な気持ちが味わえます。
Apple CarplayやAndroid Autoにも対応することでスマートフォンとの連携を強化しているジープレネゲード
8.4インチのオーディオナビゲーションシステムには地図が見やすく表示されるので、走り慣れていない道でのドライブも安心です。Apple CarplayやAndroid Autoにも対応しています。
ジープ・レネゲードのシートデザインはブラックとブラック/スキーグレーの2タイプがラインナップ
レネゲードのシート内装色はブラックかブラック/スキーグレーの2種類が展開している
JEEP・Renegade Limitedのシートはボディカラーごとに2種類の色が設定され、シート素材はどちらも贅沢にレザーが使用されています。
アルパインホワイト・コロラドレッド・グラナイトクリスタル・ブラックのボディカラーにはシックで高級感あふれるブラック、オハマオレンジとジェットセットブルーメタリックのボディカラーには明るく開放感のある空間を演出してくれるブラック/スキーグレーです。
レネゲードのエントリーモデルであるロンジチュードにはファブリックシート、9速ATを採用したトレイルホークにはプレミアムファブリックシートが標準装備されています。ボディカラーとシートデザインのマッチングは以下の通りとなります。
Longitude | Limited | Trailhawk | |||
---|---|---|---|---|---|
ボディカラー | インテリアカラー | トレスパス [ブラック] |
トレスパス [ブラック] | ブラック [ブラック/スキーグレー] |
トレスパス [ブラック] |
シート | ファブリックシート | レザーシート | プレミアムファブリックシート | ||
アルパインホワイト C/C | ● | ● | – | ● | |
オマハオレンジ C/C | ● | – | ● | ● | |
ジェットセットブルーメタリック | ● | – | ● | ● | |
コロラドレッド C/C | ● | ● | – | ● | |
グラナイトクリスタル C/C | ● | ● | – | ● | |
ブラック C/C | ● | ● | – | ● |
ジープ・レネゲードのフロントシートにはシートヒーターが備えてあるため冬場のドライブも快適に過ごせる
ジープ・レネゲードLimitedの運転席と助手席にはシートヒーターがついていて、快適にドライブが楽しめます。
ジープ・レネゲードはラゲッジルームや収納スペースもたっぷり確保していてユーティリティの高い作り
ジープ・レネゲードの大きなカーゴフロアはリアシートを倒せばさらに拡大可能。フロアを上下させることができるので積載性も高い
ジープ・レネゲードはラゲッジルームの広さはもちろんのこと、フロア高低を調整できるので、荷物を載せる作業もスムーズに行えます。カーゴルームカバーやルームランプも標準装備されています。
ジープ・レネゲードは40:20:40分割可倒式リアシートを採用し多彩なシートアレンジを実現
トランクスルーつきの40:20:40分割可倒式リアシートを採用することで、シートアレンジの幅をさらに広げました。荷物やゲストの人数に合わせてシートを自在に変更できます(ロンジチュードモデルのみ60:40分割可倒式リアシートを採用)。
収納が豊富なジープ・レネゲードのインテリアはユーティリティの高い設計
ジープ・レネゲードの内装は収納スペースも充実しています。センターコンソールにはドリンクホルダーやスマートフォン置き場を備えており、さらに後部座席に座る乗員用のUSBポートも搭載されています。
JEEP Renegadeはさまざまな先進安全装備を備えドライバーや乗員の安全を守ってくれる
ジープレネゲードは車線からはみ出そうになると警報で知らせてくれるLaneSense車線逸脱警報プラスを備える
先進安全装備を多数有するジープ・レネゲード。そのうちのひとつであるLaneSense車線逸脱警報プラスは、カメラで車線を検知し、車両が車線から逸脱していないかどうかを監視するシステムです。
クラッシュミティゲーション付前面衝突警報は、警告音と警告表示で運転手に注意を促して衝突リスクを低減する
ジープレネゲードには、前面衝突の危険性を察知した場合、ドライバーに警告を発信するクラッシュミティゲーション付前面衝突警報が標準装備されています。2度目の警告発信後、さらにリスクがある場合は自動的にブレーキが作動するようになっています。
ドライバーの身体への負担を軽減しノンストレスなドライブを実現するアダプティブクルーズコントロール
アダプティブクルーズコントロールは、前方を走行する車両との車間距離を適正に維持する機能です。高速道路走行時など、ロングドライブを楽しむシーンで活躍してくれます。
後続車の存在をドアミラーの警告でお知らせするブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクションは車線変更時などに便利
ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクションは、死角に後続車を検知するとドアミラーにアイコンを表示してドライバーに知らせるシステムです。車線変更時等でのヒヤリハットや事故を防止します。
特別仕様車ジープ・レネゲードSafety Editionの内装はベースグレードの安全性能を強化
2018年9月15日より販売を開始した特別仕様車ジープ・レネゲードSafety Editionは、ジープ・レネゲード・ロンジチュードの安全装備をよりパワーアップさせたモデルです。
LaneSense車線逸脱警報プラスやクラッシュミティゲーション付き前面衝突警報など、上級グレードであるリミテッドと同じ安全装備が特別装備されています。
その他、特別仕様車ジープ・レネゲードSafety Editionの主要装備としては、革巻きのステアリングホイールやシフトノブ、その他オーディオ機器などが挙げられます。全国で合計200台の限定販売となっているので、気になる方は早めのチェックをおすすめします。
ジープ・レネゲードの内装はコンパクトSUV界に旋風を巻き起こす新しくも伝統を感じさせるインテリア
ジープファミリーの末っ子として2015年にデビューしたジープ・レネゲード。女性でも取り回しやすく、塊感のある可愛らしいエクステリアとは裏腹に、同ブランドの他モデルに負けないくらいユーティリティの高い作り内装と力強く悪路を走り抜ける走破性を備えています。
運転しやすい環境を万全に整えたコックピットにラグジュアリーなレザーシート、多彩なシートアレンジが可能なラゲッジルームなど、コンパクトなボディの中に様々な魅力が詰め込まれています。安全性についても、先進技術を駆使した機能を豊富に備えています。
レネゲードはまだ歴史の浅いモデルですが、コンパクトSUVの需要が高まっている中、これからも根強いファンを増やしていくでしょう。