ポルシェ初のピュアEV「タイカン」は2020年に日本発売 2024年の大幅改良で航続最大678kmへ
ポルシェは2019年1月28日のプレスリリースで、同社初のEVとなる「Taycan(タイカン)」について、短時間の充電で長い距離を走ることを目指すなどの方針を明らかにしました。
ポルシェは、電動化時代の主力と位置づける量産EVスポーツに、「生気あふれる若馬」を意味する「タイカン」という車名を与えました。2019年9月にワールドプレミアを迎えたのち、日本では2020年から販売が始まり、2024年にはビッグマイナーチェンジで航続距離や動力性能を大きく引き上げています。この記事では、その歩みを直近の動きから振り返ります。
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ポルシェ タイカン 4S -
ポルシェ タイカン 4S -
ポルシェ タイカン 4S -
ポルシェ タイカン 4S -
ポルシェ タイカン 4S
以下では、タイカンが採用したパワートレインや充電システムをはじめ、デビューから改良、派生モデルの展開までを整理していきます。
タイカンが2024年2月に大幅改良 航続距離は最大678kmへ 最強グレード「ターボGT」も追加
ポルシェは2024年2月7日、タイカンおよびタイカン クロスツーリスモのビッグマイナーチェンジを発表し、日本でも同日から予約受注を開始しました。価格は13,700,000円から27,460,000円です。
この改良では、リアアクスルモーターやパルスインバーター、ヒートポンプ、回生システムなどを一新。パフォーマンスバッテリープラスの容量は93kWhから105kWhへ拡大し、航続距離は先代比で最大35%増となる678km(WLTP)に達しました。充電性能も最高270kWから320kWへ高められ、10%から80%までの充電は約18分に短縮されています。加速性能も向上し、ベーシックモデルは0-100km/h加速4.8秒(先代比0.6秒短縮)、ターボSは2.4秒(同0.4秒短縮)を実現しました。
さらに、同年3月には市販ポルシェで最速となる最強グレード「タイカン ターボGT」および「同ヴァイザッハパッケージ」が加わりました。ローンチコントロール使用時の最高出力は1,034ps、オーバーブースト時には1,108psに達し、0-100km/h加速はターボGTで2.3秒、ヴァイザッハパッケージ装着車で2.2秒、最高速度は305km/hに及びます。価格はいずれも3,132万円で、ニュルブルクリンクでは4ドア車最速級のタイムを記録しました。その後2024年11月には、四輪駆動のエントリー「タイカン4」の追加やGTSの改良(システム出力700ps級)も行われています。
タイカンの派生モデル「タイカン・クロスツーリスモ」が市販化
プロトタイプが度々報じられていたタイカン クロスツーリスモについて、ポルシェは決算発表の場で「タイカン・クロスツーリスモ」の名で販売すると正式に発表しました。
タイカン・クロスツーリスモは、ジュネーブモーターショー2018に出展されたコンセプト「ミッションEクロスツーリスモ」の市販版にあたり、タイカンのEVクロスオーバー版です。悪路にも対応するグラベルモードや、車高を高めた実用性の高いパッケージが与えられ、実際に市販化されました。2024年の改良ではクロスツーリスモも同時にアップデートされ、航続距離や動力性能が引き上げられています。
ミッションEクロスツーリスモの時点で、フルデジタルコックピットや助手席ディスプレイ、スマートフォンと連携する「ポルシェコネクト」への対応などが示されており、その多くが市販モデルにも受け継がれました。
タイカンにカスタマイズプログラム「ポルシェ エクスクルーシブ」を導入
ポルシェは、「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥール」が手がけるカスタマイズプログラム「ポルシェ エクスクルーシブ」をタイカンに導入しました。職人が高品質な素材を手作業で仕上げ、独創的なカスタマイズを実現します。
タイカンのポルシェ エクスクルーシブでは、ドアミラーカバーやサイドスカート、フロントリップスポイラーをカーボンファイバー化する「カーボンスポーツデザイン」パッケージを用意。21インチホイールや、ブルーのアクセントを添えたLEDヘッドライトなども選べます。
ポルシェ・タイカンが2019年11月20日にジャパンプレミア
2019年11月20日、ポルシェ・タイカンが日本で初公開されました。日本での発売はこの後の2020年6月で、ジャパンプレミアの時点では納車時期が2020年後半と見込まれていました。
ポルシェのデザイン哲学とEVらしさを融合したタイカンは、当時のトップモデルで最高出力761馬力、最大トルク1,050Nmを発揮しました。EVでは珍しい2速トランスミッションを採用し、0-100km/h加速2.8秒、最高速度260km/hを達成。連続で0-200km/h加速を繰り返してもパフォーマンスがほぼ衰えない点も特徴でした。
インテリアには、環境負荷の少ないクラブレザーOLEAやマイクロファイバー素材”Race-Tex”などを積極的に採用。ポルシェ初のフルデジタル式メータークラスターには16.8インチの大型ディスプレイを採用し、助手席側にもオプションで10.9インチディスプレイを備えられます。
さらに、スマートフォンからドアロックや駐車位置を確認できる「Porsche Connect」や、多数の楽曲にアクセスできる「Apple Music」を搭載しました。
ポルシェ・タイカンのプロモーションにバーチャルモデル「Imma」を起用
ポルシェは、タイカンのプロモーションにバーチャルモデル「Imma」を起用すると公表しました。ポルシェジャパンがバーチャルモデルを起用するのは初めてのことでした。
ピンクのボブヘアが目を引くImmaは日本発のバーチャルモデルで、第一弾のプロモーションでは、渋谷を舞台にタイカンとImmaが並ぶ、現実とバーチャルが交わる未来的なイメージが表現されました。
ポルシェが「SCOPES Tokyo driven by Porsche」でタイカンを一般公開
2019年11月22日から12月7日にかけて、東京・渋谷のSO-CAL LINK GALLERYで開催されたポルシェ独自のイベント「SCOPES Tokyo driven by Porsche」で、ポルシェ・タイカンが一般公開されました。
SCOPESは世界各地で展開されるイベントで、日本は3か所目にあたります。タイカンの展示演出は「MUTEK.JP」が、ストリーミング配信は「DOMMUNE」が担当するなど、デジタル領域の先駆的な企業とタッグを組みました。
タイカンのエントリーモデル「タイカン4S」が登場 欧州では2020年1月から納車
タイカンターボSとタイカンターボに続くシリーズ第3弾として、当時のエントリーモデルにあたる「タイカン4S」が登場しました。車両価格は83,367ポンド(当時の日本円で約1,140万円)で、欧州では2020年1月から順次納車されました。
タイカン4Sには容量79.2kWhのパフォーマンスバッテリー(最大航続407km)が標準装備され、オプションで容量93.4kWhのパフォーマンスバッテリープラス(最大航続463km)も選べました。いずれも0-100km/h加速4.0秒、最高速度250km/hです。
リサイクル素材を取り入れたタイカン4Sのインテリアは、環境への配慮と高い質感を両立。センターには視認性の高い10.9インチのインフォテインメントディスプレイを備えます。
ランボルギーニからタイカンの兄弟車が登場するとの噂もあった
タイカンの「J1」プラットフォームを流用した兄弟車が、ランボルギーニから登場するのではないか、という噂もありました。
航続距離563km以上、0-100km/h加速3秒以内といったスペックで、SUVのウルスやコンセプト「エストック」に近い4ドア・グランドツアラーになるとされ、2025年頃の登場が取り沙汰されていました。もっとも、ランボルギーニが実際に打ち出した電動化の方向性はこの見立てとは異なっており、この噂どおりの兄弟車が市販化されたわけではありません。
フランクフルトショー2019でポルシェ初のEV「タイカン」がデビュー
現地時間2019年9月10日に開幕したフランクフルトショー2019で、ポルシェ・タイカンが公開されました。
タイカンはポルシェ初のEVで、前後アクスルに1基ずつ電気モーターを搭載する4WDを採用します。まずターボ系から導入され、その後に4WDやエントリーモデル、派生のクロスツーリスモが順次追加されていきました。
ポルシェ・タイカンターボSのインテリアはディスプレイを多用し、先進的な雰囲気にまとめられています。後席にもゆとりあるスペースが確保されました。
ポルシェ・タイカンターボもスタイリッシュで高級感のある仕立てです。展示車のトリムにはアイボリー系が採用され、ナチュラルな印象を与えていました。
ポルシェ・タイカンのプロトタイプが空母甲板で走行テストを実施
ポルシェは2019年9月2日、アメリカ海軍の空母「ホーネット」の甲板で行ったタイカンの走行テストの様子を動画で公開しました。
テストを担当したのは女性レーシングドライバーのShea Holbrook(シーア・ホルブルック)選手で、静止状態から145km/hまで加速し、その後ブレーキで停止するという内容でした。このテストで、タイカンのプロトタイプは0-145km/h-0を10.17秒で走り切ったとされています。
タイカンが2019年9月9日よりドイツ・ツッフェンハウゼン工場で量産スタート
2019年9月にワールドプレミアを迎えたポルシェ・タイカンは、同年9月9日からドイツ・ツッフェンハウゼン工場での量産を開始しました。
生産にあたっては、組み立て・塗装・運搬のための設備が新設され、工場が大規模に拡張されました。また、タイカンの製造はCO2ニュートラルとされ、エネルギー効率の向上や資源節約にも積極的な姿勢が示されました。
ポルシェ・タイカンが世界初公開 ターボに続き4WDやクロスツーリスモを順次投入
ポルシェのピュアEVスポーツ「タイカン」は、2019年9月4日にワールドプレミアを迎えました。まず「タイカン ターボS」「タイカン ターボ」の2モデルが導入され、その後に4WDモデル、さらに派生モデルの「タイカン クロスツーリスモ」が続いていきました。
先行して発表されたターボ系2車種は、前後アクスルに電気モーターを1基ずつ搭載し、リアに2速トランスミッションを採用します。
タイカン ターボSの最高出力は最大560kW(761PS)、タイカン ターボは500kW(680PS)で、いずれも最高速度260km/hに達します。航続距離はターボSが412km、ターボが450kmでした。
ポルシェは電動化に多額の投資を行い、EV開発に注力していく方針も示しています。
ポルシェ・タイカンが2019年9月4日にワールドプレミア
ポルシェ・タイカンのワールドプレミアは2019年9月4日に行われ、その様子がライブ配信されました。
発表は世界3か所で同時に実施され、会場には中国・福建省の島の風力発電所、ドイツ・ベルリン近郊の太陽光発電所、アメリカ・ナイアガラ滝近郊の水力発電所が選ばれました。再生可能エネルギーの拠点を舞台に選ぶことで、EVとしてのメッセージ性を強めた演出でした。
ポルシェ・タイカンのインテリアはEVらしい先進的なスタイリング
ワールドプレミアに先立ち、タイカンのインテリアイメージが公式に公開されました。
コックピットに配される16.8インチのメーターディスプレイは湾曲しており、ドライバーの視点を意識した設計です。「クラシックモード」「マップモード」「フルマップモード」「ピュアモード」の4つの表示モードを選べます。
センターコンソールの大型タッチパネルでは、エアコン調整や手書き認識による住所入力などが可能です。
タイカン専用のインテリアカラーとして、ブラックライムベージュ、ブラックベリー、アタカマベージュ、メランティブラウンの4種を用意。オプションではブラックマットやダークシルバーなども選べます。
ポルシェ・タイカンに車載採用初となるApple Musicを搭載
ポルシェ・タイカンのインフォテインメントに、Apple Musicが搭載されることが明らかになりました。一定期間は無料かつ広告なしで利用でき、多数の楽曲にアクセスできます。無料のインターネット環境を通じて、ラジオやプレイリストも楽しめます。
Apple Musicが車載インフォテインメントに統合されるのは、このタイカンが初めてでした。
ポルシェから初のフル電動スポーツカーの発表は2019年内 発売は2020年
ポルシェ初のフル電動スポーツカーの発表が、2019年内に行われることが伝えられていました。ワールドプレミアはフランクフルトモーターショー2019か、その直前とみられていました。
日本では東京モーターショー2019への出展は予定されず、11〜12月に独自イベントを開き、その場で新型車の日本初公開が行われるとされていました。実際、その新型車がタイカンであり、ワールドプレミアは2019年内、発売は2020年という流れが現実のものとなりました。
ポルシェはEVラインナップ拡充のため過去最大規模の投資を実施
ポルシェは2015年9月のフランクフルトモーターショーに、4ドアEVスポーツのプロトタイプ「ミッションE」を出展しました。その市販版にあたる「タイカン」を2019年に誕生させ、その後もEVを拡充するべく、過去最大規模の投資を行っています。
ポルシェは2018年、タイカンなどを製造するためにドイツ・ツッフェンハウゼンの本社工場を拡張し、専用の組み立て工場を新設。1,200名を超える新規雇用の創出を掲げ、EV開発への投資を当初計画の2倍にあたる60億ユーロ以上へ引き上げる新プランを発表しました。
こうした投資を通じて、ポルシェは生産方式を見直してEV製造を効率化し、電動化を推し進めてきました。
タイカンの内外装の特徴をコンセプトカーや開発責任者のコメントから予測
発表前、ポルシェ初のEV「タイカン」の内外装の特徴を、コンセプトカーや開発者のコメントから読み解く見方が示されていました。
タイカンのエクステリアはコンセプトカーに近いが観音開きのドアは採用されない
予約者向けの発表会で、ポルシェのEV開発部門を率いたステファン・ウェックバッハ(Stefan Weckbach)氏は、来場者の質問に対し「タイカンのエクステリアはコンセプトカーに近いが、観音開きのドアは採用しない」と回答しました。
このコメントどおり、市販版のタイカンは観音開きではなく通常のヒンジドアを採用しました。エアロパーツのデザインにも改良が加えられ、スポーツカーとしての魅力が高められています。
タイカンにはドライバーアシスト機能や先進のデジタル装備が搭載される
ウェックバッハ氏は、自動駐車や渋滞時に速度を自律調整するドライバーアシスト機能の搭載にも言及していました。
そのほか、ドライバーの目線を認識して最適なメーター表示へ調整するといった、先進のデジタル装備も充実させる方針が示され、実際のタイカンにも多彩なデジタル装備が採用されました。
タイカンは800V急速充電システムを採用し2基の高性能モーターで高い動力性能を実現
ポルシェ初のEV「タイカン」は、パワートレインに2基の永久磁石シンクロナスモーター(PSM)を採用し、高い出力と加速性能を実現しました。
ここでは、タイカンが採用するプラットフォームや800V急速充電システムについても紹介します。
タイカンは充電効率を高めるために800V急速充電システムを採用
ポルシェはタイカンの実用性を高めるために「800V急速充電システム(Porsche Turbo Charging)」を採用しました。ガソリン車と比べたEVの弱点は、補給に時間がかかることや航続距離の短さです。
タイカンは従来のEVの2倍にあたる800Vに対応する電池システムを採用し、短時間の充電でまとまった距離を走れるようにすることで、実用性を高めました。この800Vシステムは、2024年の改良でも高い充電性能を支える中核技術として受け継がれています。
タイカンはフォルクスワーゲン・グループのEV用プラットフォーム「J1」を採用
タイカンは、ポルシェも属するフォルクスワーゲン・グループのEV用プラットフォーム「J1」を採用しています。低床設計で、スポーツセダンであるタイカンに適したものです。
| 全長 | 4,850mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,990mm |
| 全高 | 1,300mm |
エンジンを積まないぶん、EVは室内空間を広く設計しやすいという特徴があります。タイカンはバッテリーを前後に分割配置するなどの工夫で、上級モデルのパナメーラに近い室内の広さを目指しました。
予想を上回る受注を集めたタイカン 年間生産台数を3万台へ引き上げ
エモーショナルなエンジンサウンドを持つスポーツカーを得意とするポルシェが、静粛なモーターで走るピュアEV「タイカン」を発表した際には、販売面で苦戦するのではないかという懐疑的な見方もありました。
しかし、タイカンは予想を上回る受注を集めました。当初は年間2万台としていた生産計画は見直され、SUVタイプの「クロスツーリスモ」も含めて3万台へ引き上げると、当時のオリバー・ブルームCEOが明言しました。
年間3万台という数字は、ポルシェを象徴する「911」にも匹敵する水準です。実際、タイカンはその後、911を上回る台数を売り上げる時期もあり、ポルシェの主力の一角へと成長していきました。
「タイカン」はアメリカやノルウェーで予約が好調 半数以上がポルシェの新規ユーザー
タイカンの先行予約は、EV需要の高いノルウェーや、テスラが市場を切り開いたアメリカで特に好調でした。
ノルウェーでは、ポルシェの年間新車販売台数が600台程度であるのに対し、タイカンの予約サイトには3,000名規模の申し込みがあり、予約金も支払われました。アメリカでは1万件を超える予約が集まりました。
予約者の半数以上は、これまでポルシェを所有したことのない新規ユーザーでした。ポルシェはかつてSUV「カイエン」で新規顧客を大きく取り込んだ実績があり、タイカンも同様に新たな層を開拓したと考えられます。
タイカンは3グレード構成で標準モデルは8万5,000ユーロと予想されていた
欧州や北米で先行発売されたタイカンは、当初3グレード展開でスタートしました。標準の「タイカン」と、上級の「タイカン4S」「タイカンターボ」がラインナップされる構成です。
タイカンの開発責任者は、タイカンの価格を「カイエン(7万4,828ユーロ)」と「パナメーラ(9万655ユーロ)」の間に設定する意向を語っていました。
その発言を踏まえ、標準モデルは8万5,000ユーロ前後、最上級の「タイカンターボ」は12万ユーロ前後と予想されていました。
| グレード | 価格 |
|---|---|
| タイカン | 8万5000ユーロ(予測値) |
| タイカン4S | 10万ユーロ(予測値) |
| タイカン ターボ | 12万ユーロ(予測値) |
タイカンの発売と充電インフラの整備
ポルシェはタイカンの発売に合わせ、先行市場となる欧州や北米で充電インフラの整備を進めました。
ポルシェも属するフォルクスワーゲン・グループの子会社「Electrify America(エレクトリファイ・アメリカ)」は、全米の高速道路や主要都市に急速充電ステーションを設ける計画を掲げました。
また欧州では、BMWやフォルクスワーゲンなどが立ち上げた合弁「IONITY」が中心となり、欧州各国に充電ステーションを整備する計画を進めました。こうしたインフラ拡充が、タイカンの実用性を後押ししていきました。
電気自動車ポルシェ・タイカンのモデルチェンジ遍歴
タイカンはドイツのポルシェが手がける電気自動車で、2019年にワールドプレミアされました。サルーンとクロスツーリスモを軸に、ポルシェらしい走りとデザインを受け継ぎつつ、革新的なEVスポーツとして展開されています。
ポルシェ・タイカン 初代(2020年〜)
2019年9月にワールドプレミアを迎え、日本では2020年6月にタイカンが発売されました。当初は「ターボS」「ターボ」「4S」を中心に構成され、後に後輪駆動のエントリー「タイカン」も追加されました。
2021年には中間グレードの「GTS」が加わり、EVクロスオーバーの「クロスツーリスモ」も展開。2022年にはBLACKPINKのジェニーとのコラボモデル「タイカン4S クロスツーリスモ for Jennie Ruby Jane」も発表されました。
2024年2月にはビッグマイナーチェンジを実施し、航続距離や動力性能を大きく引き上げ。同年3月には最強グレード「タイカン ターボGT」「同ヴァイザッハパッケージ」を追加し、11月には「タイカン4」やGTSの改良を行いました。
| ポルシェ・タイカンのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代(J1) | 2020年〜 |
| 初代 ビッグマイナーチェンジ | 2024年〜 |
タイカンの登場でハイエンドEV市場はさらに活性化した
ハイエンドEV市場は、タイカンの登場を境にいっそう活気づきました。メルセデス・ベンツはSUV型EV「EQC」を、BMWもEVモデルを相次いで市場に投入し、ラグジュアリーEVの選択肢は着実に広がっています。
ポルシェはタイカンに続き、SUVのマカンをEV化した「マカン エレクトリック」を投入するなど、電動化ラインナップを拡充してきました。ラグジュアリーな魅力とエコを両立するEVが、これからも続々と登場していくでしょう。
タイカンの日本導入は2020年に実現し、充電インフラの整備も進むなか、街中でラグジュアリーEVを見かける機会は着実に増えています。ポルシェ初のEVとして登場したタイカンは、いまやブランドの主力の一角を担う存在へと成長しました。