4WDのあるミニバン

ミニバン4WDのおすすめ車種まとめ!雪道・アウトドアに強い人気モデルを紹介

雪道やアウトドアで活躍するミニバン4WDの選び方。現行モデルの4WD設定状況と、生産終了モデルの現状もまとめて確認できます。

ミニバン4WDのおすすめ車種まとめ!雪道・アウトドアに強い人気モデルを紹介

ミニバン4WDのおすすめ車種まとめ!雪道・アウトドアに強い人気モデルを紹介

子供がいる家庭やたくさんの仲間と出かける時に便利なミニバンは、いつの時代も人気の車種です。1人で乗っていても「荷物がたくさん積める」「セカンドシートとサードシートを繋げれば車中泊も余裕にできる」など、旅行の際に大活躍するミニバンは、様々な世代・家族構成の人に対応する便利な車です。

また、ボディサイズも全長が長い車が多いのでスキーやスノーボード、サーフボードなどの長尺物も余裕で積むことができます。

ウィンタースポーツやアウトドアを楽しむ人にも人気のミニバンですが、2WDの車種も多く、雪山の坂道からの発進や、山道でぬかるみにはまった時の脱出など、FFの車では不安になる場面があります。そこで、雪の坂道での発進がスムーズで、スタックした時に脱出しやすい4WDの駆動方式を持っているミニバンをまとめて紹介します。なお、元記事公開後に生産終了となったモデルも含まれているため、各車種の現状をあわせて記載しています。

アルファード・ヴェルファイア/トヨタ

アルファードのエクステリアアルファード

ヴェルファイアのエクステリアヴェルファイア

トヨタが販売するLLサイズ高級ミニバンのアルファード・ヴェルファイアは、2023年6月に4代目へフルモデルチェンジされました。外装の力強さ・優雅さに加え、内装の豪華さも魅力の7・8人乗りミニバンです。現行型は最低価格が540万円台からと価格帯が引き上げられましたが、その分装備・質感ともに大幅に向上しています。

4WDのラインナップは、ガソリン車・ハイブリッド車ともに設定されているので、「ミニバン4WDは燃費が悪い」というイメージを払拭してくれる1台です。ハイブリッド4WD(E-Four)はWLTCモードで14.5km/Lを達成しており、大型ミニバンとしては優秀な水準です。雪道でもラグジュアリーな移動空間を確保したい方には最上位の選択肢となります。

車種 アルファード/ヴェルファイア(トヨタ・現行4代目)
フルモデルチェンジ 2023年6月に4代目へFMC
乗車定員 7人乗り・8人乗りの両タイプを用意
パワートレイン ガソリン車(2.5L・2.4Lターボ)とハイブリッド車(2.5L)をラインナップ
4WD設定 ガソリン・ハイブリッドともに4WD(E-Four)を設定

エスティマ・エスティマハイブリッド/トヨタ(生産終了)

エスティマのエクステリア

エスティマは、トヨタが販売していた7・8人乗りのミニバンで、1990年の初代から人気のある車種でした。ミドルクラスのLサイズミニバンで、高級感はアルファード・ヴェルファイアに劣りますが、その佇まいは気品にあふれていました。2019年10月に生産を終了しており、現在は新車での購入はできません。中古車市場での流通のみとなっています。

ハイブリッドモデルでは、アルファード・ヴェルファイアと同じE-Fourと呼ばれる駆動方式を採用しており、ハイブリッドでも4WDを選べる数少ないミニバンのひとつでした。中古車でエスティマの4WDを探す際はその点を確認してみてください。

車種 エスティマ/エスティマハイブリッド(トヨタ)
販売状況 2019年10月生産終了。現在は中古車のみ入手可能
4WD方式 ハイブリッドモデルはE-Four方式を採用。ガソリン車にも4WD設定あり

エスクァイア/トヨタ(生産終了)

エスクァイアのエクステリア

エスクァイアは、ヴォクシー・ノアをベースとして高級感を高めたMサイズミニバンでした。2021年12月に生産を終了しており、現在は新車での購入はできません。ノア・ヴォクシーがフルモデルチェンジするタイミングで廃番となり、その役割はノアの上級グレードに引き継がれています。

4WDの設定はガソリン車のみで、ハイブリッドは2WD専用でした。中古車での購入を検討する場合は、この点に注意してください。

車種 エスクァイア(トヨタ)
販売状況 2021年12月生産終了。現在は中古車のみ入手可能
4WD設定 ガソリン車のみ4WDを設定。ハイブリッドは2WD専用だった

ヴォクシー・ノア/トヨタ

ヴォクシーのエクステリアヴォクシー(先代)

ノアのエクステリアノア(先代)

ヴォクシーとノアは7・8人乗りのミニバンで、若い世代の家族に人気の車です。写真は先代(3代目)モデルですが、2022年1月に現行の4代目へとフルモデルチェンジされています。現行型は全車3ナンバーへと拡幅(全幅1,730mm)されました。エスクァイアは廃止され、現在はノアとヴォクシーの兄弟2車種のみのラインナップです。

現行型ではハイブリッドモデルにもE-Four(4WD)が設定されており、先代で惜しまれていた「ハイブリッド+4WD」の組み合わせが選べるようになっています。燃費と雪道走行の両立を求める方には特に注目のポイントです。ガソリン車にも4WD設定があります。

車種 ヴォクシー/ノア(トヨタ・現行4代目)
フルモデルチェンジ 2022年1月に4代目へFMC。全車3ナンバー化
パワートレイン ガソリン車(2.0L)とハイブリッド車(1.8L)を設定
4WD設定 ガソリン車・ハイブリッド車ともに4WD(E-Four)を設定。先代からの大きな改善点

シエンタ/トヨタ

シエンタのエクステリア

トヨタのシエンタは、5・7人乗りのコンパクトミニバンです。2022年8月に現行の3代目へとフルモデルチェンジしており、写真は先代(2代目)モデルです。現行型では、ハイブリッドモデルにもE-Four(4WD)が設定され、ハイブリッド+4WDの組み合わせが選べるようになりました。WLTCモードでの燃費もハイブリッド2WDで28.2km/L(Zグレード)と、コンパクトミニバンとして非常に優秀な数値を誇ります。

雪道や悪路でも走りたい方には、ハイブリッドE-Fourが選択肢になります。なお、7人乗り仕様はガソリン車のみで、ハイブリッドは5・7人乗りともに設定があります。

車種 シエンタ(トヨタ・現行3代目)
フルモデルチェンジ 2022年8月に3代目へFMC
パワートレイン ガソリン車(1.5L)とハイブリッド車(1.5L)を設定
4WD設定 現行型よりハイブリッドにもE-Four(4WD)を設定。ガソリン車にも4WDあり

オデッセイ/ホンダ

オデッセイのエクステリア

ホンダのオデッセイは、スポーティで低重心な上級ミニバンです。2021年末に一度国内生産を終了しましたが、2023年12月に改良新型として国内販売が再開されました。再導入後はe:HEV(2モーター式ハイブリッド)のみのラインナップとなっており、ガソリン車の設定はありません。

ただし、現行のオデッセイe:HEVには4WDの設定がありません。フラットフロアを優先した設計上の制約から、リアモーターを搭載する4WD仕様は現時点では用意されていません。したがって、4WDを求める場合は現時点では選択肢から外れます。雪道走行の必要がない地域であれば、低床設計による優れた乗降性と燃費性能(WLTCモード約19.8km/L)が魅力の1台です。

車種 オデッセイ(ホンダ・2023年12月再発売)
パワートレイン e:HEV(2モーター式ハイブリッド)のみ。ガソリン車は廃止
4WD設定 現行モデルは4WDの設定なし(2WD・FFのみ)
燃費 WLTCモードで約19.8km/L(e:HEV)

ステップワゴン/ホンダ

ステップワゴンのエクステリア

ホンダのステップワゴンは、トヨタのノア・ヴォクシー、日産のセレナと販売当初からライバル関係にある7・8人乗りのハイルーフミニバンです。2022年5月に現行の6代目へとフルモデルチェンジされており、写真は先代モデルです。現行型ではe:HEV(2モーター式ハイブリッド)とガソリン車(1.5Lターボ)の2種類がラインナップされています。

4WDについては、e:HEVには設定がなく、ガソリン車のみリアルタイムAWDを設定しています。これはフルフラットフロアを実現するためにバッテリーの配置を優先した結果であり、ホンダとしての設計思想によるものです。雪道での使用が必要な場合は、ガソリン車のAWDを選択することになります。Honda SENSINGが全車標準装備となっており、安全面は充実しています。

車種 ステップワゴン(ホンダ・現行6代目)
フルモデルチェンジ 2022年5月に6代目へFMC
パワートレイン e:HEV(2モーター式ハイブリッド)と1.5Lガソリンターボを設定
4WD設定 e:HEVは4WDなし(2WD専用)。ガソリン車のみリアルタイムAWDを設定
安全装備 Honda SENSING全車標準装備

エルグランド/日産

エルグランドのエクステリア

エルグランドは、LLサイズ高級ミニバンの先駆けで初代は1997年に発売されました。現行の3代目エルグランドは2010年より販売されているモデルで、ガソリンエンジンのみのラインナップです。現行型のまま長期間販売が継続されており、発売から14年以上が経過しています。安全装備の面では最新モデルに比べると見劣りする部分もありますが、ハイウェイスターシリーズを中心に一定の支持を保っています。

4WDは全グレードで設定されており、雪道での走行安定性を重視する方には引き続き選択肢になります。ハイブリッドモデルは設定されていないため、燃費は現在の水準ではやや不利です。

車種 エルグランド(日産・現行3代目)
現行モデル 3代目は2010年から継続販売中。長期モデルライフ
パワートレイン ガソリンエンジンのみ(2.5L・3.5L)。ハイブリッドの設定なし
4WD設定 全グレードで4WDを設定。雪道での走行安定性を重視するならこの点が強み

セレナ・ランディ/日産・スズキ

セレナのエクステリア日産のセレナ(先代)

ランディのエクステリアスズキのランディ(先代)

日産のセレナは、8人乗りのMクラスミニバンで1991年から販売を続けているロングセラーモデルです。3代目のセレナからはスズキで「ランディ」としてOEM車を販売しています。写真は先代(5代目)モデルですが、2022年12月に現行の6代目へとフルモデルチェンジされています。現行型では第2世代のe-POWERが搭載され、走行性能・静粛性ともに大きく向上しました。

4WDについては、e-POWERにはe-4ORCEという4WDシステムが設定されており、ガソリン車にも4WDが用意されています。また一部上級グレードにはミニバン初となるプロパイロット2.0(条件付き手放し運転対応)が搭載されており、ロングドライブでの疲労軽減にも貢献します。

車種 セレナ(日産・現行6代目)/ランディ(スズキ)
フルモデルチェンジ 2022年12月に6代目へFMC。e-POWER搭載
パワートレイン e-POWER(シリーズハイブリッド)とガソリン車を設定
4WD設定 e-POWERモデルはe-4ORCE(4WD)を設定。ガソリン車にも4WDあり
先進装備 一部グレードにプロパイロット2.0を搭載。条件付き手放し運転に対応

デリカD:5/三菱

デリカD:5のエクステリア

三菱自動車のデリカD:5は、2007年から販売している7・8人乗りのSUVミニバンで、スライドドアを装備しているのが特徴です。SUVゆずりの電子制御4WDを採用し、ぬかるみにはまっても脱出しやすい「4WDロック」を搭載している頼もしい車です。ミニバンの中でも本格的な悪路走破性を求めるなら、デリカD:5は最有力候補といえます。実際に展示車に乗り込むと、着座位置の高さとSUVライクな眺望が独特の存在感を感じさせます。

クリーンディーゼルエンジン(2.2L)がラインナップの中心で、低回転から太いトルクが出るディーゼルエンジンは、雪道の登坂や荷物を多く積んだ時の余裕ある加速に向いています。オンロードに向いた「ROADEST」、オフロードに強い「ACTIVE GEAR」といった特別仕様車も用意されています。

車種 デリカD:5(三菱)
特徴 7・8人乗りSUVミニバン。スライドドアを装備し、電子制御4WDと「4WDロック」を搭載
パワートレイン クリーンディーゼルエンジン(2.2L)が主力。ガソリンエンジンも設定
4WD特徴 全グレードで4WDを設定。ぬかるみからの脱出に有利な「4WDロック」付き
特別仕様車 オンロード向け「ROADEST」、オフロード向け「ACTIVE GEAR」を用意

ミニバン4WDで家族と思い出をたくさん作ろう

4WDのミニバン

ミニバンの4WDモデルは、家族を乗せて走るだけでなくスキー場などの雪山や雪国でも安定して走っていける頼もしさがあります。

各モデルの4WD状況をまとめると、ハイブリッドと4WDを両立できる車種はアルファード・ヴェルファイア、ノア・ヴォクシー、シエンタ(現行モデル)、セレナ(e-4ORCE)が挙げられます。一方、ステップワゴンとオデッセイはe:HEV・e-POWER採用の現行型では4WDが設定されていないため、4WDを必要とする場合はガソリン車を選ぶか他車種を検討することになります。デリカD:5はミニバンの中では最も本格的な悪路走破性を持つ1台です。

4WDモデルは2WDよりも車両価格が高く燃費もやや下がりますが、スタックしても脱出しやすい、雪が降り積もった坂道でも発進しやすいといった場面での安心感は大きな価値があります。ミニバン4WDに乗って家族や仲間とたくさんの思い出を作りましょう。