セレナ(C27型)のグレードを比較!スポーティからハイブリッドまで全グレード解説
2016年8月にフルモデルチェンジして発売した5代目セレナ(C27型)は、自動運転技術「プロパイロット」を市販車として初めて搭載したミニバンとして大きな注目を集めました。また、2018年3月にはシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載したモデルも追加されました。
なお、セレナは2022年11月に6代目C28型へフルモデルチェンジしており、現在C27型は中古車市場での購入が中心となります。本記事ではC27型の各グレードの特徴・装備・価格・燃費を詳しく解説します。グレードによってはプロパイロットがメーカーオプションに設定されていないものもあるので、選ぶ際は注意が必要です。
セレナ(C27型)標準グレードのスペックまとめ
標準グレードに共通する仕様は以下のとおりです。トランスミッションはエレクトロニックCVT、乗員定員は8人で、駆動方式はグレードによって異なります。
S:最も手頃なエントリーグレード

標準グレードの最安値モデルである「S」は、駆動方式が2WD(FF)のみ、パワートレインは2.0Lガソリンエンジン、燃費は15.0km/L(JC08モード)、価格は243万円です。プロパイロットは設定されておらず、ヘッドライトもハロゲンランプとシンプルな仕様です。雪の降らない地域で使用頻度が低く、なるべく購入コストを抑えたい方向けのグレードです。
セレナSのボディカラー(全11色)
- ブリリアントホワイトパール/ダイヤモンドブラックルーフ(ツートン)
- ダイヤモンドブラック/ブリリアントシルバールーフ(ツートン)
- カシミヤグレージュ/インペリアルアンバールーフ(ツートン)
- アズライトブルー
- マルーンレッド
- カシミヤグレージュ
- インペリアルアンバー
- ダイヤモンドブラック
- ブリリアントシルバー
- ブリリアントホワイトパール
- シャイニングブルー
セレナSの主な標準装備
- ハロゲンヘッドランプ(LEDはメーカーオプション)
- インテリジェントキー
- オートエアコン+リヤクーラー
- ワンタッチオートスライドドア(助手席側のみ)
- 両側スライドドアオートクロージャー
- 15インチスチールホイール
X:S-HYBRID搭載・4WDも選べる中間グレード

Xグレードでは、パワートレインがモーターアシスト付きの「S-HYBRID」に変わり、4WDが選択可能になります。ボディカラーは11色、燃費は17.2km/L(JC08モード)、価格は2WDが248万円・4WDが273万円です。プロパイロットはXグレードでも設定されません。
なお、Sグレードで標準だったインテリジェントキーとワンタッチオートスライドドアが、Xグレードではキーレスエントリーとオートクロージャーに変更されている点に注意が必要です。
セレナXグレードの主な標準装備
- S-HYBRID(モーターアシスト付き)
- ハロゲンヘッドランプ
- オートエアコン+リヤクーラー
- オートデュアルエアコン(4WDのみ)
- スライドドアオートクロージャー(両側)
X Vセレクション:プロパイロットが選べる快適装備モデル

「X Vセレクション」はXをベースに快適装備を充実させたグレードです。駆動方式は2WDと4WD、ボディカラーは11色、燃費は16.6km/L、価格は2WDが267万円・4WDが291万円です。このグレードからメーカーオプションでプロパイロットが設定可能になります。
セレナX Vセレクションの特別装備
- インテリジェントキー(プッシュエンジンスターター付)
- ワンタッチオートスライドドア(両側)
- スーパーUVカット断熱グリーンガラス(フロントドア)
- ステアリングスイッチ(クルコン・オーディオ)
- 15インチフルホイールカバー
- 日産オリジナルナビ取付パッケージ
- USB電源ソケット(セカンド・サード側)
G:標準グレード最上位・LEDヘッドランプ標準装備

標準グレード最上位の「G」は、LEDヘッドランプと15インチアルミホイールが標準装備され、エアコンにはプラズマクラスターが搭載されます。ボディカラーは11色、駆動方式は2WDと4WD、燃費は16.6km/L、価格は2WDが284万円・4WDが313万円です。
SからGまでの標準グレードは5ナンバーサイズを維持しており、全幅が抑えられているため取り回しがしやすい点がポイントです。
| 全長 | 4,690mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,695mm(5ナンバー) |
| 全高 | 1,865mm |
| ホイールベース | 2,860mm |
| 最低地上高 | 160mm |
セレナGの主な標準装備
- LEDヘッドランプ
- プッシュエンジンスターター
- インテリジェントキー
- ワンタッチオートスライドドア(両側)
- プラズマクラスター搭載オートエアコン
- 15インチアルミホイール
4WDモデルでは全グレード共通でオートデュアルエアコン・サードシート足元ヒーターダクト・PTC素子ヒーター・高濃度不凍液・ヒーター付きドアミラーなど寒冷地仕様が標準装備されます。降雪地域に住む方は4WDモデルを選ぶと安心です。
ハイウェイスター:エアログレードで3ナンバーボディ

セレナのエアログレード「ハイウェイスター」は、専用エアロパーツによってボディサイズが拡大し3ナンバーになります。全長4,770mm・全幅1,740mm・全高1,865mmで、存在感のあるルックスが特徴です。ボディカラーはマルーンレッド/ダイヤモンドブラックルーフを含む12色、駆動方式は2WDと4WD、燃費は17.2km/L、価格は2WDが267万円・4WDが296万円です。
ただし、ハイウェイスターのベースグレードのみプロパイロットのメーカーオプションが設定されていない点に注意が必要です。プロパイロットを装着したい場合はVセレクション以上を選択してください。
セレナ ハイウェイスターの主な標準装備
- 専用エアロパーツ
- ハロゲンヘッドランプ
- ハロゲンフォグランプ
- インテリジェントキー
- スライドドアオートクロージャー(両側)
- ジャカード織物/トリコットシート
ハイウェイスター Vセレクション:LED+ハンズフリードアが標準装備

「ハイウェイスター Vセレクション」はハイウェイスターに特別装備を加えたモデルで、プロパイロットのメーカーオプション設定が可能です。ボディカラーは12色、駆動方式は2WDと4WD、燃費は16.6km/L、価格は2WDが293万円・4WDが319万円です。
ハイウェイスター Vセレクションの特別装備
- LEDヘッドランプ
- 16インチアルミホイール(2WD)/15インチアルミホイール(4WD)
- ハンズフリーオートスライドドア(両側)
- スーパーUVカット断熱グリーンガラス(フロントドア)
- ステアリングスイッチ(クルコン・オーディオ)
- 日産オリジナルナビ取付パッケージ
- USB電源ソケット(セカンド・サード)
このグレードから足元センサーによるハンズフリーオートスライドドアが両側に標準装備されます。荷物を持っているときや子連れのシーンで特に便利な機能です。
ハイウェイスター G:プラズマクラスターエアコン搭載の最上位エアログレード

ハイウェイスター最上位の「ハイウェイスター G」は、16インチアルミホイールとプラズマクラスター搭載のオートエアコンを標準装備します。ボディカラーは12色、駆動方式は2WDのみ、燃費は16.6km/L、価格は301万円からです。
セレナ ハイウェイスター Gの主な標準装備
- LEDヘッドランプ
- ハロゲンフォグランプ
- インテリジェントキー
- プラズマクラスター搭載オートエアコン
- ハンズフリーオートスライドドア(両側)
- 16インチアルミホイール
4WDが選べないため、降雪地域では装備がほぼ同等の「ハイウェイスター Vセレクション」が現実的な選択肢になります。
セレナ AUTECH・NISMOグレードのスペックまとめ
標準グレードとハイウェイスターのほかに、日産グループの特装メーカーAUTECHが手がける「ライダー」シリーズと、スポーティチューニングを施した「NISMO」グレード、そして独自の路線でAUTECHグレードもラインナップしています。
ライダー:AUTECHによる迫力のフロントマスクが特徴

AUTECHが手がける「ライダー」は、Xをベースに専用のエアロパーツと特別装備を組み合わせたグレードです。ハイウェイスターとは異なる押し出し感の強いフロントマスクが特徴で、全長4,845mm・全幅1,740mm・全高1,865mmと、ハイウェイスターより全長が75mm長くなっています。駆動方式は2WDと4WD、価格は2WDが294万円・4WDが318万円です。
| 全長 | 4,845mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,740mm |
| 全高 | 1,865mm |
| ホイールベース | 2,860mm |
| 最低地上高 | 160mm(4WD:140mm) |
セレナ ライダーの主な標準装備
- ライダー専用エアロパーツ
- ハロゲンヘッドランプ
- インテリジェントオートライトシステム
- 専用本革巻きステアリング
- クリスタルスエードシート(ブルーステッチ)
- ハンズフリーオートスライドドア(助手席側)
- 光輝16インチアルミホイール(2WD)/15インチアルミホイール(4WD)
- ハイウェイスター専用サスペンション
ライダー Vセレクション:LED・安全装備がフル装備のライダー上位モデル

「ライダー Vセレクション」はライダーに充実した特別装備を追加したモデルです。ボディカラーはツートン2色を含む6色、駆動方式は2WDと4WD、価格は2WDが333万円・4WDが352万円です。
ライダーVセレクションのボディカラー(全6色)
- ブリリアントホワイトパール/ダイヤモンドブラックルーフ(ツートン)
- ダイヤモンドブラック/ブリリアントシルバールーフ(ツートン)
- アズライトブルー
- マルーンレッド
- ダイヤモンドブラック
- ブリリアントホワイトパール
ライダー Vセレクションの特別装備
- LEDヘッドランプ&LEDフォグランプ(ホワイト)
- インテリジェントアラウンドビューモニター
- ハンズフリーオートスライドドア(両側)
- オートデュアルエアコン
- セーフティパックA(踏み間違い防止・フロント・バックソナー等)
- セーフティパックB(インテリジェントパーキングアシスト等)
- カーテンエアバッグ
- 寒冷地仕様(標準装備)
- 光輝16インチアルミホイール(2WD)/15インチアルミホイール(4WD)
ライダー Vセレクション ブラックレザー:本革シートで上質さをプラス

「ライダー Vセレクション ブラックレザー」は、Vセレクションをベースにブラック本革シートとデュアルオートエアコンを追加した最上位ライダーモデルです。ボディカラーは6色、駆動方式は2WDと4WD、価格は2WDが353万円・4WDが372万円です。
ライダーVセレクション ブラックレザーに追加された装備
- ブラック本革シート(ブルーステッチ)
- レザー調ドアトリム&インストルメントパネル(ブルーステッチ)
- 前席クイックコンフォートヒーター
- オートデュアルエアコン(プラズマクラスター搭載)
セレナNISMO:走行性能を極めたハイパフォーマンスグレード

NISMOグレードは、ハイウェイスターをベースにボディ剛性の強化・専用サスペンション・チューンドマフラーを搭載したスポーツ志向の一台です。ミニバンでありながら走りにこだわりたい方向けのグレードです。駆動方式は2WDのみ、価格は341万円です。
NISMO専用エアロパーツを装着し、ボディサイズは全長4,805mm・全幅1,740mm・全高1,850mmです。最低地上高は140mmと他グレードより若干低くなっています。C27型グレードの中で唯一プロパイロットが標準装備されているグレードです。
セレナNISMOのボディカラー(全7色)
- ブリリアントホワイトパール/ダイヤモンドブラックルーフ(ツートン)
- ブリリアントシルバー/ダイヤモンドブラックルーフ(ツートン)
- ダークメタルグレー/ダイヤモンドブラックルーフ(ツートン)※NISMO専用色
- ガーネットレッド/ダイヤモンドブラックルーフ(ツートン)
- ブリリアントホワイトパール
- ダイヤモンドブラック
- ダークメタルグレー
セレナNISMOの主な標準装備
- NISMO専用エアロパーツ
- LEDヘッドライト
- 本革・アルカンターラ巻きステアリング
- NISMO専用ボディ補強(クロスバー・メンバーステー等)
- NISMO専用チューニングサスペンション
- チューンドマフラー
- 車速感応式電動パワーステアリング
- 17インチアルミホイール
- プロパイロット(標準装備)
- 踏み間違い防止アシスト
- フロント・バックソナー
セレナAUTECH:プレミアムスポーティブランドによる上質グレード

AUTECHグレードは、日産のプレミアムスポーティブランド「AUTECH」による上質仕様モデルです。NISMOとは開発が共同で行われましたが、NISMOがスポーティな走りを追求するのに対し、AUTECHは乗り心地や室内の上質感を重視した味付けになっています。
セレナe-POWER:エンジンで発電しモーターだけで走るハイブリッドモデル

セレナe-POWERは、エンジンを発電専用に使いモーターのみで走行するシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載したモデルで、2018年3月1日にハイウェイスターをベースとしたグレードとして追加されました。電気自動車に近い滑らかな加速と静粛性が特徴で、燃費性能も従来のガソリンモデルを大幅に上回ります。
セレナのおすすめグレードはVセレクション以上を選ぶのが賢明
C27型セレナのグレードは多岐にわたりますが、選ぶ際の判断軸は主に3つです。
- プロパイロットを使いたいか:標準グレードSとXおよびハイウェイスターの最廉価グレードにはプロパイロットが設定されていません。NISMOのみ標準装備、それ以外はVセレクション以上でメーカーオプション設定となります。
- 5ナンバーか3ナンバーか:標準グレード(S〜G)は全幅1,695mmの5ナンバーサイズで取り回しが良好。ハイウェイスター・ライダー・NISMOは全幅1,740mmで3ナンバーになります。
- 4WDが必要かどうか:降雪地域ではXグレード以上を選択。ハイウェイスターGやNISMOは2WDのみのため、雪道が多い方は注意が必要です。
セレナ
セレナ
コスパと機能のバランスを重視するなら、各グレードのVセレクションがおすすめです。5ナンバーサイズを希望するなら「X Vセレクション(267万円〜)」、エアロ仕様なら「ハイウェイスター Vセレクション(293万円〜)」、個性的な外観なら「ライダー Vセレクション(333万円〜)」と、いずれも2WDと4WDが選択可能でプロパイロットのオプション設定があり、幅広いシーンに対応できます。
なお、セレナは2022年11月に6代目C28型へフルモデルチェンジしており、現行モデルでは全車にプロパイロット(1.0)が標準装備されるなどさらに進化しています。新車を検討している方は現行C28型を、コストを抑えて購入したい方はC27型の中古車も有力な選択肢です。






















