ノアのエアロパーツでフロントマスクをより華やかに演出
2017年7月3日にマイナーチェンジを受けた80系後期ノアは、従来より幅広で横長のメッキグリルを採用し、押し出しの強いフロントマスクへと進化しました。このノアは現在の90系(2022年1月発売)へフルモデルチェンジ済みで、ここで紹介するエアロパーツはいずれも80系後期向けの設定です。すでに乗っているオーナーのドレスアップや、中古車選びの参考になる内容としてまとめます。
マイナーチェンジに合わせて、Siグレード専用エアロのほか、トヨタ純正アクセサリー、モデリスタ、TRDのエアロも一新されました。純正系のエアロを間近で見ると、社外品にありがちな取って付けた印象がなく、ボディとの一体感で仕上げてくる点が共通しています。精悍な顔つきをさらに引き立てる各ブランドのエアロパーツを、選び方の視点も交えて紹介します。
ノアのエアロは純正・モデリスタ・TRDの6種類から選べる

2017年7月3日の発売に合わせて、Siグレード専用エアロ、トヨタ純正アクセサリー、モデリスタ、TRDの計6種類のエアロパーツが登場しました。同じノアでも、選ぶブランドとグレードによって顔つきの方向性は大きく変わります。
エアロ選びでまず押さえておきたいのは、装着できるパーツがグレードによって分かれる点です。Si・HYBRID Si系と、X・G・HYBRID X・HYBRID G系では、そもそもベースとなるバンパー形状が異なるため、対応するエアロも別物になります。購入後に「気に入ったエアロが自分のグレードには付かなかった」という行き違いが起きやすいので、まずは自分のグレードがどちらの系統かを確認してから選ぶのが失敗しないコツです。
Siグレードに設定されている専用エアロパーツ

ノアのSi、HYBRID Siグレードには、メーカーラインで組み込まれる専用エアロが標準で備わります。X、G、HYBRID X、HYBRID Gではこの専用エアロは選べないため、エアロ顔のノアが欲しい場合はグレード選びの段階で方向性が決まります。
フロント左右には、大きく開いたロアガーニッシュが備わり、立体感で中央の幅広メッキグリルをより強調します。実際にX・G系と並べて見ると、バンパー下端のボリュームと開口部の大きさの差が大きく、Si系のほうがフロントの押し出し感が一段強い印象を受けます。
Si、HYBRID Siグレードのノア
X、G、HYBRID X、HYBRID Gグレードのノア
ハイブリッドとガソリンモデルのX・Gグレードには純正エアロが用意される
Si・HYBRID Siに専用エアロが備わるのに対し、X、G、HYBRID X、HYBRID Gグレードは標準ではエアロが付きません。そこで用意されているのが、トヨタ純正アクセサリーの「MORE COOL STYLE」です。LEDを使った迫力のあるフロントマスクで、標準顔のノアをボリューム感のある重厚な表情に仕上げます。
純正アクセサリーならではの利点は、ディーラーで車両購入と同時に取り付けられ、保証やローンに組み込みやすい点です。塗装済みで車体色に合わせて届くため、社外エアロのように色味のズレを心配する必要もありません。
MORE COOL STYLE

フロントスポイラーにLEDを組み込んだ存在感のある純正エアロです。一見すると純正に見えない華やかさがありながら、全体の統一感を崩さずまとめられた完成度の高さが持ち味です。Si、HYBRID Siには専用エアロが備わるため、MORE COOL STYLEのフルエアロキットはX、G、HYBRID X、HYBRID Gグレード専用となります。
1.フロントスポイラー

88,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約14mmダウンします。
LED付きの大型フロントスポイラーです。イグニッションONで自動点灯し、スイッチで消灯します。視認性の良い青色のLEDが高級感を演出します。地上高が約14mm下がるため、立体駐車場の入口や輪止め、急な傾斜の出入口では下端を擦りやすくなる点には注意が必要です。
2.サイドマッドガード

52,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約5mmダウンします。
サイドに配されたメッキモールがノアにアクセントを加えます。純正らしいフィット感で、標準車にはない特別感を演出します。
3.リヤバンパースポイラー

40,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約17mmダウンします。
左右に添えられたメッキガーニッシュが濃色系のボディカラーによくなじみます。普段は意識しにくい部分ですが、さりげない加飾が落ち着いた都会的な雰囲気を生みます。
4.リヤスポイラー(LED付)

106,000円(税抜き)
左右のLEDがラグジュアリーな後ろ姿を演出します。フロントのスモールランプに連動して点灯・消灯するため、リヤのデイライトとしても機能します。
5.リヤスポイラー(カラード)

30,000円(税抜き)
LEDの付かないリヤスポイラーです。LED付きより落ち着いた印象に仕上がるため、派手さを抑えたいファミリーユース中心の使い方に向きます。
6.LEDフォグランプ

リヤフォグランプ付の場合は43,900円(税抜き)
リヤフォグランプなしの場合は43,200円(税抜き)
ホワイトの上品な光がノアのフロントマスクを引き締めます。シンプルでさりげないドレスアップパーツです。
7.サイドウインドゥモール

35,000円(税抜き)
ノアのサイドビューを彩るサイドウインドゥモールです。幅広のメッキ調加飾は存在感があり、標準車にはないラグジュアリーな雰囲気をサイドから演出します。
8.メッキドアミラーカバー

12,000円(税抜き)
ABS樹脂にメッキ加飾を施したドアミラーカバーです。エクステリアの中で意外と目につくサイドミラーを、高級感のある質感に変えてくれます。ミラーを格納した状態では、より存在感が増します。
9.リヤガーニッシュ

23,000円(税抜き)
ラゲッジ開口部の下に配置されるリヤガーニッシュです。買い物やアウトドアで荷物を積み下ろしする際に目に入りやすい部分のため、装着後の満足度が高いパーツです。
1.フロントスポイラー、2.サイドマッドガード、3.リヤバンパースポイラーをセットにしたエアロパッケージは170,000円(税抜き)です。このエアロパッケージはX、G、HYBRID X、HYBRID Gグレード専用です。
モデリスタのエアロはグレード別に2種類
ノアの発売と同時に発表されたモデリスタのエアロは、Si・HYBRID Si用と、X・G・HYBRID X・HYBRID G用の2種類です。純正よりもアグレッシブなスタイルを追求した、攻めの効いた仕上がりが持ち味です。
モデリスタは塗装済みと素地の2タイプから選べるのが特徴です。塗装済みは車体色に合わせて届くためそのまま取り付けられ、素地は板金塗装で好みの色に仕上げられる代わりに別途塗装費がかかります。仕上がりの手間と費用を踏まえて選ぶとよいでしょう。
MODELLISTA for HYBRID Si、Si

Si、HYBRID Siグレード専用のエアロパーツです。Si系には専用エアロが備わりますが、モデリスタではその上にさらにエアロを重ねるドレスアップが可能です。エアロにエアロを重ねるとゴテゴテしないか不安に感じるかもしれませんが、モデリスタは線の整ったスタイリッシュな造形のため、重ねても破綻なくまとまります。
1.フロントスポイラー

塗装済 57,000円(税抜き)
素地 51,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約32mmダウンします。
左右のブラックアウトされた開口部がクールな印象を生むフロントスポイラーです。スモークメッキがアクセントとなり開口部を引き立てます。地上高が約32mm下がるため、純正エアロより低く構えますが、その分段差や駐車場の出入りでは下端を擦らないよう慎重さが求められます。
2.リヤスカート

塗装済 36,000円(税抜き)
素地 30,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約38mmダウンします。
樹脂でリヤ下部を覆うリヤスカートです。ドレスアップ効果に加え、下回りへの泥はねからボディをガードする実用面も兼ねます。
3.スタイリッシュモール

32,000円(税抜き)
前後ドアのサイド面に配されたメッキパーツは存在感があります。前方から後方へ流れる流線形のデザインで、先進的な雰囲気を加えます。
4.リヤスポイラー

塗装済 40,000円(税抜き)
素地 34,000円(税抜き)
ミニバン特有の四角いリヤにアクセントを与えるリヤスポイラーです。モデリスタのものは主張し過ぎないシンプルな造形のため、ファミリー層にも選ばれています。
リヤスポイラーを除く、1.フロントスポイラー、2.リヤスカート、3.スタイリッシュモールのエアロキットは、塗装済みで115,000円(税込み)、素地で104,000円(税込み)です。標準車から印象を大きく変えたい場合に向くキットです。
MODELLISTA for HYBRID G,HYBRID X、G、X

X、G、HYBRID X、HYBRID Gグレード専用のエアロが「MODELLISTA for HYBRID G,HYBRID X、G、X」です。モデリスタらしい流れるようなラインのエアロが印象的で、随所に配したメッキパーツがノアの質感を高めます。
1.フロントスポイラー

塗装済 51,000円(税抜き)
素地 45,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約33mmダウンします。
フォグランプ下にメッキパーツを配したスタイリッシュなフロントスポイラーです。シンプルながらデザイン性も高い、モデリスタならではの上質な造形です。
2.サイドスカート

塗装済 66,000円(税抜き)
素地 55,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約30mmダウンします。
メッキパーツがSi系専用エアロとは逆の位置に配されたサイドスカートです。標準車から印象がガラリと変わり、インパクトのあるサイドビューに仕上がります。
3.リヤスカート

塗装済 36,000円(税抜き)
素地 30,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約23mmダウンします。
バックドア開口部に位置するメッキパーツが印象的なリヤスカートです。ノアの後ろ姿を華やかな表情へと変えます。
4.リヤスポイラー

塗装済 40,000円(税抜き)
素地 34,000円(税抜き)
塗装面と樹脂面がきれいに分かれたツートン仕様のリヤスポイラーです。シンプルな造りのため、他のドレスアップパーツとも組み合わせやすい一品です。
リヤスポイラーを除く、1.フロントスポイラー、2.サイドスカート、3.リヤスカートをセットにしたエアロキットは、塗装済みで141,000円、素地で120,000円です。メッキパーツを生かしたシンプルなエアロのため、ファミリーユースにもなじみます。
TRDのエアロはグレード別に2種類
TRDのエアロもグレード別に2種類が用意されます。Si・HYBRID Si用、X・G・HYBRID X・HYBRID G用のどちらにもLED付きフロントスポイラーを設定するなど、モデリスタより煌びやかな方向性が際立ちます。
TRDは走りのイメージが強いブランドですが、ノア用のエアロはLEDによる華やかさを前面に出した構成です。スポーティさと押し出しの強さを両立したい場合に選ばれています。
TRD for HYBRID Si、Si

モデリスタと同様、グレードでエアロが分かれるのがTRDの特徴です。Si、HYBRID Si専用エアロには、モデリスタにはないLED付きフロントスポイラーが用意されます。走る楽しさと所有する満足感の両方を満たす仕上がりです。
1.フロントスポイラー

塗装済 93,000円(税抜き)
素地 89,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約20mmダウンします。
※全長はノーマル車から約65mmプラスします。
左右のLEDと中央のメッキが映えるフロントスポイラーです。ノアの迫力あるフロントマスクをさらに強調するラグジュアリー仕様です。全長が約65mm延びるため、車庫の奥行きや前向き駐車での前端の余裕は事前に確認しておくと安心です。
2.リヤバンパースポイラー

塗装済 47,000円(税抜き)
素地 43,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約20mmダウンします。
※全長はノーマル車から約10mmプラスします。
TRDロゴが映えるリヤバンパースポイラーです。ボディと同色に仕上げられ、統一感のあるスポーティな後ろ姿を演出します。
1.フロントスポイラー、2.リヤバンパースポイラーをセットにしたエアロパーツセットは、塗装済み125,000円(税込み)、素地117,000円(税込み)です。
TRD for HYBRID G,HYBRID X、G、X

X、G、HYBRID X、HYBRID Gグレード専用に用意されているエアロパーツです。LED付きフロントスポイラーなど、純正やモデリスタにはない豪華な仕様が用意されます。TRDはLEDありとLEDなしの両方を選べるため、予算に合わせやすいのも利点です。
1.フロントスポイラー

塗装済 87,000円(税抜き)
素地 83,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約35mmダウンします。
※全長はノーマル車から約50mmプラスします。
※LEDなしは塗装済み52,000円(税抜き)、素地48,000(税抜き)となります。
両サイドに配したLEDがノアを都会的な表情に変えます。LEDありとLEDなしを選べるので、予算や好みに合わせて検討できます。地上高が約35mm下がる仕様のため、装着前に普段使う駐車場や通り道の段差を確認しておくと擦りを防げます。
2.サイドスカート

塗装済 63,000円(税抜き)
素地 59,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約20mmダウンします。
2種類のパターンを持つサイドスカートです。ミニバンでサイド面の広いノアも、インパクトのあるTRDのサイドスカートでボディを立体的でスタイリッシュな印象に変えられます。
3.リヤバンパースポイラー

塗装済 53,000円(税抜き)
素地 49,000円(税抜き)
※地上高はノーマル車から約25mmダウンします。
※全長はノーマル車から約10mmプラスします。
実用性とデザイン性を兼ね備えたリヤバンパースポイラーです。傷に強いPPE樹脂を採用しているため、荷物の積み下ろしでも気兼ねなく使えます。
1.フロントスポイラー、2.サイドスカート、3.リヤバンパースポイラーのエアロパーツセットは、LED付きで塗装済み182,000円(税込み)、素地170,000円(税込み)、LEDなしで塗装済み147,000円(税込み)、素地135,000円(税込み)です。
ノアのエアロを選ぶ前に知っておきたい注意点と選び方
エアロは見た目だけで選ぶと、装着後に後悔しやすいパーツでもあります。購入前に押さえておきたいポイントを整理します。
まず気をつけたいのが地上高です。道路運送車両の保安基準では最低地上高が9cm以上必要で、フロントスポイラーで車高が下がるほど段差や輪止めで下端を擦りやすくなります。今回紹介したエアロも、純正の約14mmダウンからTRDの約35mmダウンまで幅があります。自宅の駐車場や通勤路に急な傾斜や段差がある場合は、ダウン量の小さい純正系を選ぶと擦りのリスクを抑えられます。
次に塗装の扱いです。純正アクセサリーとモデリスタ・TRDの塗装済みは車体色に合わせて届きますが、素地タイプは別途板金塗装が必要で、その費用と納期がかかります。価格差だけで素地を選ぶと、塗装費を含めた総額では割高になるケースもあるため、トータルで比較するのが賢明です。
耐久性の面では、フロント下端やサイド下部の樹脂パーツは飛び石や擦りで傷が入りやすい部分です。長く乗るほど下回りの樹脂は色あせや小傷が出やすくなるため、こまめな洗車と、擦りやすい場所での減速を心がけると見た目を保ちやすくなります。中古でエアロ装着車を選ぶ際は、フロントスポイラー下端とサイドスカートの擦り傷、LEDの点灯状態を必ず確認しておくと、購入後のトラブルを避けられます。
ノアのエアロパーツはフロントマスクをより華やかに演出

80系後期ノアは、同じ車台を使う兄弟車のヴォクシーや、上級志向で登場したエスクァイアに販売面で押される時期が続きました。2017年7月3日のマイナーチェンジでは、ワイドなメッキグリルと押し出しの強いフロントマスクを得て、兄弟車に引けを取らない存在感を手に入れています。
純正アクセサリーのMORE COOL STYLE、スタイリッシュなモデリスタ、煌びやかなTRDと、方向性の異なるエアロがそろうのも80系ノアの魅力です。グレードに合った系統を選び、地上高や塗装、総額を踏まえて検討すれば、自分の使い方に合ったオリジナルのノアに仕上げられます。なお、このノアは2022年1月に90系へフルモデルチェンジしており、ここで紹介したエアロは80系後期向けの設定です。中古車選びやドレスアップの参考にしてください。



















