ランクルとプラドの違い

ランクルとプラドの違いを徹底比較 サイズや価格、燃費、安全装備まで解説

ランクルとプラドは何が違うのか気になる方へ。フロントグリルのデザインやタイヤサイズ、シート素材の違いまで細かく解説。旧型の詳細スペックをもとに、両車の特徴と選び方のポイントをわかりやすくまとめました。

ランクルとプラドの違いとは?内外装から装備の有無、安全装備などを比較

トヨタの本格派プレミアムSUVとして世界中に根強いファンを持つランドクルーザーシリーズ。中でも「ランドクルーザー」と「ランドクルーザー・プラド」は、長年にわたり並行して販売されてきた人気2モデルです。

ただし、2021年8月にランクルは200系から300系へとフルモデルチェンジ。さらにプラドは2024年4月に後継モデル「ランドクルーザー250」として刷新され、日本国内では「ランドクルーザー プラド」の車名での新車販売は終了しています。

この記事では、現在も中古車市場で多く流通している旧型(ランクル200系・プラド150系)のスペックをベースに、グレード構成・価格・サイズ・インテリア・安全装備などさまざまな観点から両車の違いを比較します。現行世代(ランクル300・ランクル250)との違いも随所で補足していますので、購入・乗り換えを検討中の方もあわせてご参照ください。

ランクルとプラドのグレード構成・価格の違いをチェック

1951年に初代モデルが登場したランドクルーザー。ここで紹介する200系は2007年から販売されていたモデルで、「ZX」「AX”Gセレクション”」「AX」「GX」の4グレードをラインナップしていました。「ZX」「AX”Gセレクション”」「AX」は8人乗りで、「GX」のみ5人乗りの設定です。価格は最廉価モデルの「GX」が4,826,800円から、最上級の「ZX」が6,974,000円からでした。

なお、現行の300系(2021年8月〜)ではグレード構成が刷新され、GX・AX・VX・ZX・GR SPORTの5グレードに。エンジンも従来のV型8気筒から3.5L V型6気筒ガソリンターボ、または3.3L V型6気筒ディーゼルターボへと変更されています。新車価格は510万円〜800万円台となっており、200系より大幅な価格改定が行われました。

ランドクルーザー200系の価格表(参考・販売終了)
グレード 乗車定員 エンジン 価格
ZX 8人乗り 4.6L V型8気筒ガソリンエンジン 6,974,000円
AX Gセレクション 5,979,600円
AX 5,247,000円
GX 5人乗り 4,826,800円

ランドクルーザー・プラドは1984年に70系のライトデューティーモデルとして登場。4代目となる150系プラドは「TZ-G」「TX”Lパッケージ”」「TX」の3グレード構成で、7人乗りと5人乗りが用意されていました。

「TZ-G」のエンジンはクリーンディーゼルのみで、その他のグレードはクリーンディーゼルかガソリンのいずれかを選択可能。最廉価の「TX」5人乗りガソリンモデルが3,603,600円、最上級の「TZ-G」が5,462,600円でした。

なお、プラドは2024年4月に後継モデル「ランドクルーザー250」として刷新されました。ランクル250はGX・VX・ZXの3グレード構成で、価格は520万〜735万円。ボディサイズはプラドより一回り大きくなり、300系と同じGA-Fプラットフォームを採用しています。

ランドクルーザー・プラド150系の価格表(参考・販売終了)
グレード 乗車定員 エンジン 価格
TZ-G 7人乗り 2.8L 直列4気筒クリーンディーゼルエンジン 5,462,600円
TX Lパッケージ 7人乗り 2.8L 直列4気筒クリーンディーゼルエンジン 4,911,500円
5人乗り 4,754,200円
7人乗り 2.7L 直列4気筒ガソリンエンジン 4,280,100円
5人乗り 4,122,800円
TX 7人乗り 2.8L 直列4気筒クリーンディーゼルエンジン 4,386,800円
5人乗り 4,229,500円
7人乗り 2.7L 直列4気筒ガソリンエンジン 3,760,900円
5人乗り 3,603,600円

ランドクルーザー200系は最高出力234kW(318ps)/5,600rpm、最大トルク460Nm(46.9kgm)/3,400rpmを発揮するV型8気筒ガソリンエンジンを搭載していました。プラド150系は直列4気筒エンジンを採用しており、ディーゼルモデルの最高出力は130kW(177ps)/3,400rpm・最大トルク450Nm(45.9kgm)/1,600〜2,400rpm、ガソリンモデルは最高出力120kW(163ps)/5,200rpm・最大トルク246Nm(25.1kgm)/3,900rpmとなっています。なお、どちらも駆動方式はフルタイム4WD、トランスミッションはスーパーインテリジェント6速オートマチック(6SuperECT)です。

ランクルとプラドの燃費性能を比較 重量のあるランクルよりプラドのほうが低燃費

グレードによって異なりますが、ランドクルーザー200系の燃費は6.7〜6.9km/Lです。プラド150系の燃費はガソリンモデルが9.0km/L、ディーゼルモデルが11.2〜11.8km/Lとなります。

プラド150系の車両重量が2,325〜2,715kgであるのに対し、ランクル200系は2,705〜3,130kgと重量があるため、ガソリン同士で比べてもプラドのほうが燃費は優れています。特にプラドのディーゼルモデルは軽油で走れるうえ燃費も高く、維持費を重視するユーザーに人気です。

ランドクルーザーとプラドの燃費比較(旧型参考値)
車種 エンジン 燃費(km/L) 車両重量(kg)
ランドクルーザー200系 ガソリン(全グレード) 6.7〜6.9 2,705〜3,130
※ディーゼル設定なし
ランドクルーザー プラド150系 ガソリン 9.0 2,325〜2,715
ディーゼル 11.2〜11.8

ランクルとプラドはデザインやサイズなどエクステリアの違いも多い

ランクルのエクステリア(200系)

プラドのエクステリア(150系)

ランクル200系のボディサイズは全長4,950mm・全幅1,980mm・全高1,880mm(ZXのみ1,870mm)。プラド150系のボディサイズは全長4,825mm・全幅1,885mm・全高1,850mm(TZ-Gのみ1,835mm)で、ランクルよりも一回り小さくなります。

よく似た雰囲気のエクステリアですが、細部に違いがあります。ランクルはフロントグリルのラインが横基調なのに対し、プラドは縦ラインのデザインです。そのほかヘッドランプ・フロントフォグランプ・テールランプの形状にも意匠の差が見られます。

ボディカラーのラインナップにも差があり、ランクル200系は6色、プラド150系は9色とプラドのほうが選択肢が豊富でした。

ランドクルーザー200系のボディカラー(6色)

  • ホワイトパールクリスタルシャイン
  • シルバーメタリック
  • グレーメタリック
  • ブラック
  • アティチュードブラックマイカ
  • ダークレッドマイカメタリック

ランドクルーザー プラド150系のボディカラー(9色)

  • スーパーホワイト2
  • ホワイトパールクリスタルシャイン
  • シルバーメタリック
  • グレーメタリック
  • ブラック
  • アティチュードブラックマイカ
  • ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
  • レッドマイカメタリック
  • アバンギャルドブロンズメタリック
ランドクルーザーとプラドのエクステリア・サイズ比較(旧型参考値)
車種 全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm) フロントグリル ボディカラー数
ランドクルーザー200系 4,950 1,980 1,880(ZXは1,870) 横ライン 6色
ランドクルーザー プラド150系 4,825 1,885 1,850(TZ-Gは1,835) 縦ライン 9色

ランクルとプラドのタイヤサイズの違い ランクルは17・18・20インチ、プラドは17・19インチ

ランクルとプラドはグレードによってタイヤサイズが異なります。ランクル200系の場合、「ZX」は20インチ、「AX”Gセレクション”」と「AX」は18インチ、「GX」は17インチ。上位3グレードにはアルミホイールが装着されますが、「GX」はスチールホイールが標準です。

プラドの足まわり

プラド150系は「TZ-G」のみ19インチで、他グレードは17インチとなります。「TZ-G」は切削光輝+ダークグレーメタリック塗装、その他グレードはシルバーメタリック塗装のホイールが装着されます。

グレード ZX AX”Gセレクション” AX GX
タイヤサイズ 285/50R20 285/60R18 275/65R17
ホイール インチサイズ 20インチ 18インチ 17インチ
リム幅 8.5J 8.0J 8.0J
グレード TZ-G
7人乗り
TX”Lパッケージ”
7人乗り
TX”Lパッケージ”
5人乗り
TX
7人乗り
TX
5人乗り
タイヤサイズ 265/55R19 265/65R17
ホイール インチサイズ 19インチ 17インチ
リム幅 7.5J 7.5J

ランクルは最上級グレードにナッパレザーを採用 プラドはニュートラルベージュとブラックの2タイプが展開

ランクルZXのインテリア(ブラウン)

ランクルZXに用意されるシート表皮

ランクル200系の最上級グレード「ZX」にはプレミアムナッパ本革シートを装備。インテリアカラーはブラック・ニュートラルベージュ・ブラウンの3タイプが用意され、カラーに合わせたオーナメントが設定されています。

ランクルAX”Gセレクション”のインテリア(ブラック)

ランクルAX”Gセレクション”に用意されるシート表皮

「AX”Gセレクション”」は本革シートを採用。インテリアカラーはニュートラルベージュ(ミディアムブラウンオーナメント)とブラック(ダークブラウンオーナメント)の2種類です。

ランクルAXのインテリア(ニュートラルベージュ)

ランクルAXに用意されるシート表皮

「AX」のシートにはモケット表皮を採用。ミディアムグレーが標準色で、ニュートラルベージュも選択可能です。

ランクルGXのインテリア(ミディアムグレー)

ランクルGXに用意されるシート表皮

エントリーグレードの「GX」はミディアムグレーのトリコット素材シートを採用。オーナメント加飾はありません。コストを抑えながらも基本的な走行性能は他グレードと同水準です。

プラドのインテリア(ニュートラルベージュ)

プラドのインテリア(ブラック)

プラド150系のインテリアカラーはニュートラルベージュとブラックの2種類。「TX」はファブリックシートにブラックのオーナメントパネル、「TX”Lパッケージ”」と「TZ-G」は本革シートに木目調・金属調加飾のオーナメントパネルを採用しています。どちらのインテリアカラーが標準になるかはボディカラーによって異なります。

ランドクルーザーとプラドのインテリア・シート表皮比較
車種 グレード インテリアカラー シート表皮 オーナメント加飾
ランドクルーザー200系 ZX ブラック・ニュートラルベージュ・ブラウン プレミアムナッパ本革 ブラック/ブラウン→ダークブラウン、ニュートラルベージュ→ミディアムブラウン
AX Gセレクション ニュートラルベージュ・ブラック 本革 ニュートラルベージュ→ミディアムブラウン、ブラック→ダークブラウン
AX ニュートラルベージュ・ミディアムグレー モケット ニュートラルベージュ→ミディアムブラウン、ミディアムグレー→ダークブラウン
GX ミディアムグレー トリコット なし
ランドクルーザー プラド150系 TX ニュートラルベージュ・ブラック ファブリック ブラックのオーナメントパネル
TX Lパッケージ ニュートラルベージュ・ブラック 本革 木目調・金属調オーナメントパネル
TZ-G ニュートラルベージュ・ブラック 本革 木目調・金属調オーナメントパネル

ランクルとプラドはどちらも先進安全装備「トヨタ・セーフティ・センス」を標準装備

ランクル200系もプラド150系も、先進予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全グレードに標準装備しています。搭載される主な機能は以下の4つです。

ランクルとプラドに搭載されるトヨタ・セーフティ・センスの機能

  • プリクラッシュセーフティ(歩行者昼検知機能付き衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
  • レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)
  • オートマチックハイビーム
  • レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)

接近する車両を検知して車線変更をアシストする「ブラインドスポットモニター」は、ランクル「ZX」のみ標準装備。ランクル「AX」「AX”Gセレクション”」とプラド「TZ-G」「TX”Lパッケージ”」にはメーカーオプションで追加できます。なお、現行の300系・250系ではトヨタセーフティセンスがさらに進化し、緊急時操舵支援や前後誤発進抑制など、より多くの機能が標準装備されています。

ランクルとプラドの先進安全装備比較(旧型参考値)
車種 グレード 標準安全装備 オプション安全装備
ランドクルーザー200系 ZX プリクラッシュセーフティ(歩行者昼検知付き)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)、ブラインドスポットモニター なし
AX Gセレクション プリクラッシュセーフティ(歩行者昼検知付き)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き) ブラインドスポットモニター
AX プリクラッシュセーフティ(歩行者昼検知付き)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き) ブラインドスポットモニター
GX プリクラッシュセーフティ(歩行者昼検知付き)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き) なし
ランドクルーザー プラド150系 TZ-G プリクラッシュセーフティ(歩行者昼検知付き)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き) ブラインドスポットモニター
TX Lパッケージ プリクラッシュセーフティ(歩行者昼検知付き)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き) ブラインドスポットモニター
TX プリクラッシュセーフティ(歩行者昼検知付き)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き) なし

ランクルとプラドの違いは見た目やスペックなどさまざま 購入検討なら現行モデルもチェックを

ランドクルーザーとランドクルーザー プラドはいずれも悪路走破性に長けた本格クロカン4WDで、外観もよく似ていますが、ボディサイズ・インテリア・エンジンスペック・燃費・価格帯など、多くの点で差があります。

旧型(200系・150系)は現在も中古車市場に豊富に流通しており、比較的手ごろな価格で入手できる場合もあります。一方、新車で購入するなら現行のランドクルーザー300またはランドクルーザー250が選択肢となります。どちらも需要が高く受注停止状態が続いていることもあるため、購入を検討している方はディーラーへの早めの問い合わせをおすすめします。自分のライフスタイルや使用目的・乗車人数などを踏まえて、最適な1台を選んでみてください。