ランドクルーザーのタイヤ

ランクル300系のタイヤ~低燃費/コンフォート/ハイウェイテレーン/オールテレーンのSUVタイヤ8選

ランクル300とランクル200のグレード別純正タイヤサイズを一覧で整理し、それぞれに適合する銘柄を用途別に紹介。PCD変更やTPMSといった交換前に確認すべき点、A/T化による燃費とロードノイズの変化幅も解説します。

ランクル300系のタイヤ~低燃費/コンフォート/ハイウェイテレーン/オールテレーンのSUVタイヤ8選

ランドクルーザー300系の純正タイヤサイズとグレード

2021年8月に14年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたランドクルーザー300系は、その走破性と人気から発売直後に受注が集中し、現在も新規受注は停止したままです。2025年3月24日にはデジタルメーターやディスプレイオーディオを刷新した一部改良が実施され、納車は段階的に進んでいます。2026年1月に欧州で発表されたパフォーマンスハイブリッドの国内導入も見込まれており、中古車を含めて流通台数は今後も動く見通しです。

ここで紹介するのはランドクルーザー300系の純正サイズ「265/65R18」「265/55R20」に適合するタイヤで、次のようなグレードに標準装備されます。

265/65R18タイヤを標準装備するランドクルーザー300系のグレード

  • GR SPORT
  • VX
  • AX
  • GX

265/55R20タイヤを標準装備するランドクルーザー300系のグレード

  • ZX

購入前に押さえておきたいのは、300系は先代200系と比較してタイヤのトレッド幅が285mmから265mmへと20mm細くなった点です。外径はほぼ同じ800mm前後ですが、200系から乗り換えると足元がわずかにスリムに見えます。タイヤを太く見せるドレスアップが300系で人気を集めているのは、このサイズ変更が背景にあります。

もうひとつの相違点がホイールの取り付け規格です。200系は5穴・PCD150、300系は6穴・PCD139.7で、200系用の社外ホイールやスタッドレス用ホイールをそのまま流用することはできません。乗り換え時にホイールを引き継げる前提で予算を組むと、想定外の出費が発生します。

ランドクルーザー300系におすすめのSUV専用低燃費/コンフォート/オールテレーン/ハイウェイテレーンタイヤ8選

ランドクルーザー300系におすすめのタイヤを、SUV専用を中心に低燃費タイヤ、コンフォートタイヤ、オールテレーンタイヤ、ハイウェイテレーンタイヤから紹介します。街乗り中心ならコンフォート系、オフロードも走るならA/T系という用途別の切り分けが基本です。

ここで先に押さえておきたいのが、カテゴリーを変えると燃料消費率とロードノイズが同時に動く点です。コンフォート系からA/T系に履き替えると、トレッドのブロックが大きくなるぶん転がり抵抗と接地音が増え、実燃費が1km/L前後落ちるケースが見られます。ドレスアップ効果と引き換えに何を手放すのかを把握しておくと、交換後の印象のギャップが小さくなります。

快適性と運動性能を両立したオンロード重視のSUV専用タイヤ グッドイヤー エフィシェントグリップ SUV HP01(265/65R18)

GOODYEAR EfficientGrip SUV HP01 265/65R18 114V

GOODYEAR EfficientGrip SUV HP01 265/65R18 114V街乗りがメインのランドクルーザー300系におすすめのGOODYEAR EfficientGrip SUV HP01

車種 ランドクルーザー300系
メーカー グッドイヤー
ブランド EfficientGrip SUV HP01
タイヤサイズ 265/65R18
タイヤ外径 801mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 114
速度記号 V
低燃費グレード 「M+S」のため対象外
値段 22,970円〜(2026年調べ)

SUV専用ラバーが発熱を抑えて低燃費性能に貢献する グッドイヤー エフィシェントグリップ SUV HP01(265/55R20)

GOODYEAR EfficientGrip SUV HP01 265/55R20 113V

GOODYEAR EfficientGrip SUV HP01 265/55R20 113V転がり抵抗を低減して低燃費性能に反映する GOODYEAR EfficientGrip SUV HP01

車種 ランドクルーザー300系
メーカー グッドイヤー
ブランド EfficientGrip SUV HP01
タイヤサイズ 265/55R20
タイヤ外径 800mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 113
速度記号 V
低燃費グレード 「M+S」のため対象外
値段 29,390円〜(2026年調べ)

グッドイヤー EfficientGrip SUV HP01(エフィシェントグリップ エスユーブイ エイチピー ゼロワン)は、静粛性と経済性、操縦安定性をまとめたオンロード重視のSUV専用タイヤです。M+Sマークを備えるため、突然の降雪や浅い雪であれば走行に対応します。パターンデザインの見直しにより操縦安定性が高められており、通勤と買い物が中心でオフロードに出ない使い方に最も噛み合います。

18インチと20インチのどちらにも設定があり、価格差は1本あたり6,000円台です。アレンザLX100と比べると静粛性は一歩譲りますが、その差を価格で受け止める性格の銘柄です。ただしM+S表記は冬用タイヤ規制に対応するスノーフレークマークとは別扱いで、凍結路の制動力は期待できません。降雪地では冬タイヤを別に用意する前提で選ぶことになります。

大型SUVの摩耗性能と快適性を高いレベルに引き上げたハイウェイテレーン ヨコハマ ジオランダー H/T G056

YOKOHAMA GEOLANDAR H/T G056 265/65R18 112T

YOKOHAMA GEOLANDAR H/T G056 265/65R18 112T性能を大型SUVに合わせてチューニングしている YOKOHAMA GEOLANDAR H/T G056

車種 ランドクルーザー300系
メーカー ヨコハマ
ブランド GEOLANDAR H/T G056
タイヤサイズ 265/65R18
タイヤ外径 807mm
タイヤの種類 ハイウェイテレーンタイヤ
ロードインデックス 112
速度記号 T
値段 26,290円〜(2026年調べ)

ヨコハマ GEOLANDAR H/T G056(ジオランダー エイチティ ジーゼロゴーロク)は、大型SUV用のM+Sマークを持つハイウェイテレーンタイヤです。2.5tを超える車重を受け止める耐荷重設計で、高速道路の長距離巡航でも路面の突き上げを穏やかに処理します。

速度記号はTで、これは190km/hまでの対応を示します。V(240km/h)やH(210km/h)の銘柄よりサイドウォールが厚めに作られる傾向があり、その分だけ荷重に対する余裕と乗り心地の穏やかさにつながります。高速道路を日常的に使い、ドレスアップより走りの質感を優先する場合に向く銘柄です。逆に、未舗装路のトラクションを求めるとブロックの浅さが物足りなくなります。

オンロード・オフロード・ドレスアップにも対応するホワイトレター BFグッドリッチ オールテレーン T/A KO2

BF Goodrich ALL TERRAIN T/A KO2 265/65R18 122/119R

BF Goodrich ALL TERRAIN T/A KO2 265/65R18 122/119R本格的なオフロード走行だけではなくドレスアップにもおすすめの BF Goodrich ALL TERRAIN T/A KO2

車種 ランドクルーザー300系
メーカー BFグッドリッチ
ブランド ALL TERRAIN T/A KO2
タイヤサイズ 265/65R18
タイヤ外径 801mm
タイヤの種類 オールテレーンタイヤ
ロードインデックス 122/119
速度記号 R
値段 47,600円〜(2026年調べ)

BFグッドリッチ ALL TERRAIN T/A KO2(オールテレーン ティーエー ケーオーツー)は、悪路走行性に優れたホワイトレターのオールテレーンタイヤです。オフロードだけでなくオンロードでも接地面の圧力を分散し、耐摩耗性を確保します。本格的なオフロード走行と足元のドレスアップを両立したいオーナーからの支持が厚い銘柄です。

なお2024年9月には後継の「ALL TERRAIN T/A KO3」が発売され、KO2は一部サイズの生産が終了しています。KO3は耐摩耗性と駆動力の向上に加え、シビアスノー要件に適合して冬用タイヤ規制時にも走行できる点が変更点です。ブロックタイヤ特有の走行音が抑えられており、新規購入なら在庫状況とあわせて後継モデルも比較対象になります。KO2は8銘柄の中で最も高い価格帯で、4本交換では工賃込みで25万円前後に達します。それでも選ばれ続けているのは、泥や砂でトラクションをかけ切る性能と、アグレッシブな見た目の説得力によるものです。

ロードノイズが気になりがちな大型SUVの静粛性にこだわった ブリヂストン アレンザ LX100(265/65R18)

BRIDGESTONE ALENZA LX100 265/65R18 114V

BRIDGESTONE ALENZA LX100 265/65R18 114VSUVの静粛性にこだわったコンフォートタイヤ BRIDGESTONE ALENZA LX100

車種 ランドクルーザー300系
メーカー ブリヂストン
ブランド ALENZA LX100
タイヤサイズ 265/65R18
タイヤ外径 801mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ
ロードインデックス 114
速度記号 V
低燃費グレード A/c
値段 32,681円〜(2026年調べ)

SUV専用サイドチューニングでランクル300のふらつきを抑制する ブリヂストン アレンザ LX100(265/55R20)

BRIDGESTONE ALENZA LX100 265/55R20 113V

BRIDGESTONE ALENZA LX100 265/55R20 113V新しい非対称パタンで高い摩耗性を誇る BRIDGESTONE ALENZA LX100

車種 ランドクルーザー300系
メーカー ブリヂストン
ブランド ALENZA LX100
タイヤサイズ 265/55R20
タイヤ外径 800mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ
ロードインデックス 113
速度記号 V
低燃費グレード A/c
値段 37,270円〜(2026年調べ)

ブリヂストン ALENZA LX100(アレンザ エルエックス ヒャク)は、オンロードでの静粛性を軸に据えたSUV専用設計のコンフォートタイヤです。サイレントテクノロジーで接地音を抑えつつ、非対称パターンで摩耗性能と剛性を確保し、重量のあるランクル300のふらつきを抑えます。車格に対して車内が静かにまとまるため、街乗りと高速道路が中心で乗り心地を最優先するZXグレードに向いています。

転がり抵抗の等級は「A」でこの8銘柄の中では経済性に振られていますが、ウェットグリップは「c」です。豪雨時の高速走行が多いなら、雨天性能の等級も比較したうえで判断したい銘柄です。また間近で見るとトレッドの溝が細かく、A/T系と並べたときのボリューム感の差は明確に出ます。見た目の迫力を期待して選ぶと物足りなさが残ります。

どんな路面状況でも優れた走破性でM+Sマークの本格オールテレーン トーヨータイヤ オープンカントリー A/T3(265/65R18)

TOYOTIRES OPEN COUNTRY A/T3 265/65R18 114H

TOYOTIRES OPEN COUNTRY A/T3 265/65R18 114H乾いた路面も圧雪路も様々な路面を走破できる TOYOTIRES OPEN COUNTRY A/T3

車種 ランドクルーザー300系
メーカー トーヨータイヤ
ブランド OPEN COUNTRY A/T3
タイヤサイズ 265/65R18
タイヤ外径 801mm
タイヤの種類 オールテレーンタイヤ
ロードインデックス 114
速度記号 H
値段 27,720円〜(2026年調べ)

グリップ力が強くオンロードもオフロードも難なくこなす トーヨータイヤ オープンカントリー A/T3(265/55R20)

TOYOTIRES OPEN COUNTRY A/T3 265/55R20 113H

TOYOTIRES OPEN COUNTRY A/T3 265/55R20 113Hオフロードの悪路をものともしない走破性の TOYOTIRES OPEN COUNTRY A/T3

車種 ランドクルーザー300系
メーカー トーヨータイヤ
ブランド OPEN COUNTRY A/T3
タイヤサイズ 265/55R20
タイヤ外径 800mm
タイヤの種類 オールテレーンタイヤ
ロードインデックス 113
速度記号 H
値段 38,060円〜(2026年調べ)

トーヨータイヤ OPEN COUNTRY A/T3(オープンカントリー エーティースリー)は、オンロード・オフロード・圧雪路のいずれでも走破性を発揮する本格オールテレーンタイヤです。ランクル300向けのA/T系では特に装着例が多く、ホワイトレターのラインナップも用意されているため、足元のドレスアップとオフロード性能を同時に狙えます。

コンフォート系から履き替えたときに走破性の変化が最も分かりやすいのがこのカテゴリーです。週末に河川敷やキャンプ場の未舗装路へ入る機会があるなら、ブロックが路面を噛む感触の違いが投資に見合います。ホワイトレターは片面のみに刻まれており、装着時にどちらの面を外側に向けるかで見た目が変わります。組み替えの依頼時に希望を伝えておかないと、意図と逆向きで組まれることがあります。価格は18インチと20インチで1本あたり1万円以上開くため、ZXでの4本交換は15万円前後を見込む必要があります。

ランドクルーザー300系のタイヤ選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ

ランドクルーザー300系のグレード タイヤサイズ ホイールサイズ 型式
GR SPORT:3.3/ディーゼル/5人乗り 265/65R18 18インチ 8J(+60)PCD 6/139.7 3DA-FJA300W-GMUSY
GR SPORT:3.5/ガソリン/7人乗り 265/65R18 18インチ 8J(+60)PCD 6/139.7 3BA-VJA300W-GNUSZ
VX:3.5L/ガソリン/7人乗り 265/65R18 18インチ 8J(+60)PCD 6/139.7 3BA-VJA300W-GNUVZ
AX:3.5L/ガソリン/7人乗り 265/65R18 18インチ 8J(+60)PCD 6/139.7 3BA-VJA300W-GNUAZ
GX:3.5L/ガソリン/5人乗り 265/65R18 18インチ 8J(+60)PCD 6/139.7 3BA-VJA300W-GMUGZ
ZX:3.3L/ディーゼル/5人乗り 265/55R20 20インチ 8.5J(+58〜60)PCD 6/139.7 3DA-FJA300W-GMUZY
ZX:3.5L/ガソリン/7人乗り 265/55R20 20インチ 8.5J(+58〜60)PCD 6/139.7 3BA-VJA300W-GNUZZ

ロードインデックスとLT規格・ロードレンジはどう読むか

ランクル300のタイヤ選びで見落とされやすいのが、サイズ表記の後ろに付く数字と記号です。「265/65R18 114V」の114がロードインデックス(荷重指数)、Vが速度記号です。114は1本あたり1,180kgの負荷能力に対応し、113は1,150kgです。この差はわずかに見えますが、2.5t級の車重に加えて7人乗車と荷物を積む場面では、指定を下回る指数のタイヤを選ぶと余裕が削られます。

オフロード系タイヤには「LT」の表記が付くものがあります。LTはライトトラック用の規格で、乗用車用より厚いプライ構造を備え、ロードレンジ(C・D・Eなど)で耐荷重の水準が示されます。「LT265/70R17 121/118Q」の121/118は、シングル装着時とダブル装着時の指数を並べた表記です。LT規格は乗用車用と指定空気圧の考え方が異なるため、装着時は車両の指定荷重とタイヤ規格の対応を購入店で確認する工程が必要になります。

速度記号は対応最高速度の区分で、Q(160km/h)、R(170km/h)、T(190km/h)、H(210km/h)、V(240km/h)の順に上がります。オフロード系はQやRが多く、これは低速域でのトラクションと耐久性に設計を振っていることの裏返しです。高速道路での長距離移動が多いなら、記号の低い銘柄では巡航時のノイズや発熱が気になる場面が出てきます。

ZXの20インチからインチダウンはできるか

ZXの265/55R20は外径約800mm、18インチの265/65R18も約801mmで、外径はほぼ同じです。このため20インチから18インチへのインチダウンは、スピードメーターの表示差をほとんど生じさせずに実現できる組み合わせです。18インチのほうがタイヤ1本の価格が5,000円前後安く、4本では2万円以上の差になります。

ただしホイールを別に用意する費用がかかるうえ、ブレーキキャリパーとの間隔を確保できるホイールを選ぶ必要があります。純正の20インチが8.5J(+58〜60)、18インチが8J(+60)という設定を踏まえ、リム幅とインセットが適合するものを選定する工程は省けません。扁平率が55%から65%に上がるためサイドウォールが厚くなり、段差を越えたときの当たりは柔らかくなる方向に変わります。冬用タイヤを18インチで揃えるという使い分けは、費用と乗り心地の両面で合理的な選択です。

ランクル300のスタッドレスタイヤはどう選ぶか

M+S表記のあるSUVタイヤは浅い雪には対応しますが、凍結路の制動力はスタッドレスタイヤに及びません。日常的に雪の上を走る地域では、265/65R18または265/55R20のスタッドレスタイヤを別に用意するのが前提になります。ホイールセットで組む場合、PCD139.7・6穴という300系の規格に対応した製品を選ぶ必要があり、200系用のホイールは流用できません。

SUV用スタッドレスタイヤは重量車の制動距離を考慮して設計されており、乗用車用より価格帯が上がります。18インチで4本を揃えると、ホイール込みで20万円前後を見込む計算です。冬用タイヤ規制のみを想定するなら、シビアスノー要件に適合したオールテレーンタイヤを1年通して履くという選択もあります。この場合は履き替え作業と保管場所が不要になる一方、氷上での余裕は確保できません。

ランクル300のタイヤ交換で知っておきたい注意点

ランクル300のタイヤを交換する際に、購入前に押さえておきたいポイントが3つあります。

PCDと穴数の変更:100系・200系と300系ではPCD(ピッチサークル直径)とホール数が異なります。100系・200系は5穴・PCD150でしたが、300系は6穴・PCD139.7に変更されました。200系時代に購入したスタッドレス用の社外ホイールはそのまま流用できないため、乗り換え後に「ホイールがはまらない」という事態を避けるには事前確認が欠かせません。ナットサイズはM14×1.5で、社外ホイール装着時には別途テーパーナットが必要です。

TPMS(タイヤ空気圧警報システム)への対応:ランクル300の純正ホイールには空気圧センサー(TPMS)がゴムバルブ型で搭載されています。社外ホイールへ交換する際にこのセンサーを適切に移植または新設しないと、車内の警告灯が消えないというトラブルが発生します。オールテレーンタイヤへの交換と同時に社外ホイールを選ぶ場合は、センサーの移植費用も見積もりに含めて確認しておくと想定外の出費を避けられます。

タイヤ交換の目安:タイヤの寿命は走行距離3万〜5万km、または使用開始から4〜5年が目安です。ランクル300は車両重量がグレードにより2.4t台から2.7t台に及ぶ重量車で、タイヤへの負荷が大きく、普通乗用車より摩耗が早く進みます。3万km走行前後から溝の深さを定期的に確認しておくと交換時期を逃しません。残溝1.6mm未満のタイヤは道路運送車両法の保安基準に適合せず、車検に通らないうえ整備不良の対象です。

重量車では偏摩耗の管理も効いてきます。フロントの荷重が大きいため前輪の外側から摩耗が進みやすく、5,000km前後を目安にローテーションを行うと4本の寿命を揃えられます。溝が残っていてもサイドウォールにひび割れが出ていれば、そこが交換の判断材料です。走行距離が伸びない使い方でも、製造から時間が経ったタイヤはゴムが硬化して雨天時の制動距離が伸びます。サイドウォールの4桁の刻印で製造年週を確認する習慣をつけておくと安心です。

ランドクルーザー300系のタイヤにはSUV専用タイヤやオールテレーンタイヤがおすすめ

200系から300系にモデルチェンジしたランドクルーザーは、フロントマスクの迫力を増しながら、悪路走行性は世界トップレベルを維持しています。タイヤ選びは「街乗り中心か」「オフロードも走るか」「ドレスアップも重視するか」の3軸で考えると迷いにくくなります。

静粛性と乗り心地を最優先にするならアレンザLX100、経済性とオンロード性能のバランスを求めるならエフィシェントグリップSUV HP01、オフロード性能とスタイリングを両立したいならオープンカントリーA/T3が有力な選択肢です。高速道路の巡航が中心ならジオランダーH/T G056、ドレスアップと本格的な走破性を最優先するならBFグッドリッチのオールテレーンという整理になります。

買って後悔しやすいのは、見た目でA/T系を選んだものの実際は舗装路しか走らなかったパターンです。ロードノイズと燃料代が増えたまま走破性を使う機会がなく、次回はコンフォート系に戻すという流れになります。年間走行距離のうち未舗装路が何割かを先に把握しておくと、カテゴリー選びの精度が上がります。