1970年代に登場したダイハツの歴代車種一覧
1970年代はオイルショックなどの影響もあり、世界で小型車の需要が高まっていた頃です。
ダイハツはシャレードなどの低燃費なコンパクトカーを開発し、自動車メーカーとして存在感を発揮していきます。
また、現在は普通車(登録車)にはライナップがありませんが、ダイハツはかつてコンパクト四駆の分野でも高い人気を誇っていました。1974年にはその源流ともいうべき「タフト」が登場しています。
フェローバギィ(1970年)
フェロー・バギィ 日本初の市販バギーカー
フェローの派生モデル。限定100台発売の軽バギーカー。登録上は商用軽トラだが、実際は遊びのためのレジャー車。VWビートルをベースにした「デューンバギー」の米国流行に影響を受けたモデルとも。同年ホンダから「バモスホンダ」が登場。
フェローMAX/MAXクオーレ(1970~1980年)
フェローマックス ハードトップ
マックスクオーレ 輸出仕様車
2代目フェロー。ホンダN360などと同じく当時としては珍しいFF車。スポーツモデルSSは、40PSと当時の軽自動車としては最高数値を記録するも、後の排ガス規制で低下。77年のマイナーチェンジ後はMAXクオーレの車名に。
シャルマン(1974~1988)
初代シャルマン 1300ラグジュアリーカスタム
初代シャルマン 5ドアワゴン
2代目シャルマン
ダイハツのフラグシップモデルとして登場。プラットフォームは初代はトヨタ・カローラE20型、2代目はカローラE70型がベース。カローラに比べてモデルチェンジまでの時間が長く、販売面は苦戦。ミュージシャン横山剣は「ダサかっこいい」と表現した。
タフト(1974~1984)
タフト 2.8Lダイハツ製ディーゼルエンジン搭載車
タフト 海外では「ワイルドキャット」の車名
トヨタ・ランクルや三菱・ジープの車格下がいきなりスズキ・ジムニーだったので「中間を埋めよう」と開発。登場時は1.0Lガソリンのみだったが、最終的に2.8Lディーゼルを登場させる。トヨタ・初代ブリザードはOEM車。
シャレード(1977~2000)
ダイハツ・デ・トマソ ターボ
5平米カーのキャッチコピーで知られた初代シャレード
2代目シャレード 欧州モデル
4代目シャレード・ソシアル 復活した4ドアセダン
- シャレード
- シャレード
- シャレード
- シャレード
FF式コンパクトカー。2代目は世界最小1.0Lの「リッターディーゼル」が話題になり、後に36.54km/Lと当時の世界最高燃費を記録。ただし室内の静寂性は求めてはいけない。1984年発売「ダイハツ・シャレード・デ・トマソ ターボ」は人々を熱狂させた。
1980年代に登場したダイハツの歴代車種一覧
1980年代最大のトピックといえば、なんといっても1980年6月のミラ誕生でしょう。多くの派生車種が登場し、商用車としても、乗用車としても、日本中で大活躍しました。
ミラ(1980~2018)
初代ミラ 物品税を課されない軽商用車として発売
3代目ミラ
5代目ミラ
7代目ミラ
- ミラ(1980)
- ミラ(1980)
- ミラ(1980)
- ミラ(1980)
ダイハツを代表する軽自動車。スポーツモデルTR-XXやおしゃれなミラジーノ、かわいいミラココアなど多数の派生車を誕生させた。初代は2年間のみミラ・クオーレの車名で販売。2018年にミライースに統合する形で38年の歴史に幕を下ろした。
ラガー(1984~1997)
ラガー 1987年式レジントップ
ラダーフレームの本格四駆。タフトの後継だが、ボディサイズをやや拡大し、乗用車ライクなデザインに変更。アジアではタフト、欧州ではロッキーなどの名前で2002年まで販売。トヨタ・2代目ブリザードはOEM車。新型モデルとして名称を復活させるという噂もある。
ミラウォークスルーバン(1984~1998)
2代目ミラウォークスルーバン
2代目ミラウォークスルーバン 上下開きドア
1984年初代ミラに追加。英語圏では「ウォークインバン」と呼ぶスタイル。運転席から荷室へ車から降りずに移動可能なのが特徴。見た目のインパクトと実用性の高さ、維持費の安い軽商用車として話題に。移動販売車&配達車として活躍。
ミラミチート(1985~1998)
ミラミチート 移動販売専用車
ミラミチート カスタムカーのベース車としても人気
ミラウォークスルーバンのヒットを受けて開発した移動販売車。荷室はガルウィングドアならぬガルウィングウインドウで、上に開いた後は受け渡し口の屋根っぽくなる。中古で60万円ぐらいからで、中にはかき氷やたこ焼きのペイントがされた車も存在。
ミラ TR-XX(1985~1998)
初代ミラTR-XX前期型
最終型TR-XX
ミラのスポーツモデルとして誕生。エアロ装着・50馬力越えのハイパワーで、軽スポーツカー時代を到来させる。当然ライバルは1989年登場のスズキ・アルトワークス。2015年にワークスが復活したことで、TR-XX再登場への期待も高まる。
リーザ(1986~1993)
リーザ 車名の由来は「モナ・リザ」
ダイハツが軽スペシャルティカーと位置付けた3ドアハッチバッククーペ。ライバルはスズキの「セルボ」でどちらも20~30代の女性に向けてPR。ベース車はミラだが、全高は80mmほど低い。オープンモデル「リーザスパイダー」も存在。
アプローズ(1989~ 2000)
アプローズ 後期型
アプローズ 開口部が広いラゲッジルーム
シャルマンの後継として登場した上級車。一見4ドアノッチバックセダンに思えるが、トランクレバーを引くとリアゲートも一緒に持ち上がる「スーパーリッド」採用しており、実際は5ドアハッチバックという面白設計。
1990年代に登場したダイハツの歴代車種一覧
1999年にはダイハツの軽自動車のなかでも特にファンの多いミラジーノが誕生します。
バブル崩壊後もダイハツはユニークな発想を失わず、ミゼットⅡやネイキッドなど個性的な車を発売しています。
1998年には、トヨタがダイハツ株式の過半数を取得し、トヨタのグループ会社となります。
ロッキー(1990~1997)
マイナー車だがクロカンマニアには愛されているロッキー
ロッキー オープントップの様子
3ドアのコンパクトクロカン。発売当初は98年登場のスズキ・エスクードの影に隠れてしまい、モデル末期はトヨタRAV4によるクロスオーバーSUVブーム到来と終始マイナー車扱い。屋根が外れて半オープンにできるのが良い。海外では2002年まで販売。
リーザスパイダー(1991~1993)
リーザスパイダー 2シーターでトランクは存在しない
リーザに追加され2ドアカブリオレ。だが本当にルーフをカットしただけの外観のため、デザインがアンバランスという指摘も。平成ABCトリオ隆盛の時代に生産台数380台。ダイハツ初の軽オープンカーであり、リベンジはコペンで果たされた。
オプティ(1992~2002)
初代オプティ クラシックグレード
2代目オプティ エアロダウンビークス
軽スペシャルティカー「リーザ」の後継。初代はハッチバックだが、2代目はハードトップセダン。初代やレトロ調グレードの「クラシック」は女性に人気。5速MTが存在したスポーティな「ビークス」は男性に人気を博した。
ミラ RV-4(1992~1994)
本格派クロカンスタイルのミラRV-4
ミラ RV-4 リアビュー
軽自動車ミラのクロスオーバーSUVモデル。前グリルガード付き・後スペアタイヤ装着のクロカンスタイルが本格的すぎたのか、登場が早すぎたのか、当時の人気はいまひとつ。だが「今こそ欲しい!」と中古では隠れた人気モデル。
ミラ モデルノ(1993~1998)
Mira Moderno
3代目ミラから追加された上級派生モデル。軽自動車としてはじめて電動格納式ドアミラーを装備。モデル末期にはサンリオとコラボした特別仕様車「ハローキティ・バージョン」が存在。プレミアはついていないが、希少車のため簡単には見つからない。
ミラバン(1994~2018)
ミラバン L275V
生産中止となった2018年でも新車本体価格80万円以下だった3ドアボディの軽貨物車。5速MTあり。スピーカー、パワーウィンドウ、電動格納ドアミラー未装備。車中泊はややきついが、この「最低限」がカスタム欲をくすぐる。
ミゼットII(1996~2001)
ミゼットII Bタイプ
ミゼットII Rタイプ
オート三輪ミゼットを四輪車としてリメイク。全長2.8m×全幅1.3mと軽自動車360cc規格時代に近いボディサイズに、丸型ライトを目、スペアタイヤを鼻に見立てたフロントマスクが個性的。生産はミゼット工房(現コペンファクトリー)。遊び心溢れる少量生産車。
パイザー(1996~2002)
パイザー前期型
パイザー 輸出仕様車
4代目シャレードをベースにした小型トールワゴン。当初は好調だったが、立体駐車場やフェリー料金にまで配慮し完成度を高めた初代デミオに最終的にはもっていかれた印象。当時のマツダの必死さを考えるとまぁ仕方ない。地味だがよく見ると可愛い。
テリオス(1997~2006)
初代テリオス 日本では2006年販売終了
5ドアコンパクトSUV。1.3Lエンジンを縦置きし、駆動方式は4WDとFR。全幅1,555mmの小柄ボディと高い悪路走破性から公有林を監督する森林管理署でも採用されていた。日本での後継はビーゴ。インドネシアでは7人乗りSUVとして3代目が活躍中。
ミラクラシック(1997)
ミラジーノの前身ミラクラシック
レトロデザインで大人気車となるミラジーノの前身。丸型ヘッドランプはイメチェン効果抜群。キャッチコピーは「かわいく品よく」で女性ユーザーを取り込みたかった模様。新車価格は約112万円。中古では50万円以下の個体も。
ストーリア(1998~2004)
ブーンの先代、シャレードの後継コンパクトカー。エアコン未装備&カラーは白限定の最廉価グレードであり、競技用ベース車「ストーリアX4」はラリーで活躍。1.3LのCZやツーリングもホットハッチとして人気。トヨタ・デュエットは姉妹車。
テリオスキッド(1998~2012)
軽自動車SUVテリオスキッド
テリオスキッド スペアタイヤを標準装備
登録車テリオスのボディを縮小したクロスオーバーSUVモデルで、2006年テリオス生産終了後も販売。14年と息が長いモデルだが、フルモデルチェンジはなし。衝突安全性が高評価。空白期間を経て、キャストアクティバが軽SUVの後継に。
ミラジーノ(1999~2009)
初代ミラジーノ
2代目ミラジーノ
ミラジーノのパトカー仕様
古き良きイギリス車を思わせるクラシカルデザインで大人気。源流は4代目ミラ・セダンに追加された「ミラクラシック」で、初代モデルは60年代の名車コンパーノがモチーフ。かわいすぎるミニパトも存在。中古専門店もあり、頑丈なので割とおすすめ。
ネイキッド(1999~2004)
ネイキッドターボF 販売期間は短いがコアなファンが多い
ネイキッドG 2003年モデル
NAKEDとは「むきだしの」を意味する英語。車名の通り鉄板のようなドアに外付けのヒンジがそのまま露出している個性派。「素材感がたまらない」と熱狂的な支持者がいたが、さすがに一般受けはせず1代限り。トコット登場時に思い出した人も多そう。
2000年代に登場したダイハツの歴代車種一覧
1999年のミラジーノの大ヒット以降、ダイハツは「かわいい車」づくりに強さを発揮します。
ミラアヴィ、ムーヴラテ、エッセなど女性が乗りやすい軽自動車を販売し、2006年には軽自動車販売台数で年間首位を記録。ダイハツ新車購入者の半数以上が女性ユーザーだったというデータもあります。
ミラジーノ1000(2000~2004)
ミラジーノ1000 ミラジーノの小型登録車バージョン
レトロなデザインで大ヒットした軽自動車ミラジーノの白ナンバー版。エンジンは1.0Lの直列3気筒DOHC。たがボディサイズはほぼ変わらずで、内装等も変更なし。本当にエンジンの乗せ換えただけと見なされ、本家の人気にあやかることはできなかった。
アトレー7(2000~2004)
アトレー7 「軽より少し大きい」サイズにもかかわらず7人乗りを実現
埼玉県警のミニパトとして採用されたアトレー7
軽のアトレーワゴンをベースにした派生ミニバン。アトレーワゴンより全長370mm、全幅40mm程度の拡大だが、「2名+3名+2名」のレイアウトで定員7名を実現。CMには『巨人の星』の星飛雄馬を起用。エンジンは1.3L。
YRV(2000~2005)
セミトールワゴンYRV
YRV 1.3 ターボ
欧州向けのデザインや足回りを意識したコンパクトRV。エンジンはトヨタ・初代ヴィッツ用1.0Lを1.3Lに拡大し、NAエンジンとターボを用意。K3-VETターボは最高140馬力、1000kg未満の軽量ボディのため「ドッカンターボ」の乗り心地。カーブ注意!
MAX(2001~2005)
軽セミトールワゴンMAX
ムーヴより背が低く、ミラより背が高い、軽セミトールワゴンとして登場。5速MTや電子制御のサイバー4WD、4気筒ターボエンジンなどで走行性能の高さをアピール。しかしミラとムーヴが強すぎたため、中間を埋めるのではなく中途半端とみなされ1代で販売終了。
ハイゼットグランカーゴ(2001~2004)
ハイゼットグランカーゴ
アトレー7の姉妹車。アトレー7が3列シート7人乗りだったのに対し、グランカーゴは3列シートを廃止した5名定員の商用車として発売。駆動方式はFRと4WDで、最大積載量は約400kg。
ミラアヴィ(2002)
ミラアヴィ すっきりとしたエクステリア
ミラアヴィのリア 荷室はかなり狭い
6代目ミラに追加された派生モデル。ミラユーザーの高齢化を脱却すべく、若い女性をターゲットにしたおしゃれな内外装が特徴。後部座席は広いが、トランクスペースが狭い。「荷物を積みたい人はムーヴに乗るだろう」と割り切った。
テリオスルキア(2002~2003)
テリオスルキア テリオスキッドとはちがう専用バンパーとグリルを用意
登録車テリオスの軽自動車バージョン。先にデビューした軽のテリオスキッドをベースにしており、型式も同じ。テリオスキッドがリアに装着していたスペアタイヤを外し、都会派SUVを目指したが、差別化できず1年7か月で販売終了。
ムーヴラテ(2004~2009)
かわいい車として人気を博したムーヴラテ
ムーヴラテCOOL
3代目ムーヴの派生モデル。かわいい車の基本、丸目ヘッドライトに変更。全体的に曲面が多いボディになったが、実はシャシもラテ専用という力の入れ具合。若い女性を中心に狙い通りのヒット車に。ムーヴラテクールも人気。
エッセ(2005~2011)
エッセ 2005年モデル
エッセ 台形型スタイルが特徴
ミラをベースにした5ドアハッチバック。台形フォルムがすっきりとして心地よく、ポップなボディカラーで女性に人気。800kg未満の軽量ボディに素直なハンドリング、低重心などのメリットがあり、5速MT車はチューニングベースにされることも多い。
ミラカスタム(2006~2013)
ミラカスタムRS
ミラカスタムRS リアビュー
若い女性をターゲットに若返りを図ったミラアヴィの後継モデル。エクステリアには標準モデルとの大きな違いは見られないが、インテリアはリアシートにヘッドレストがつくなどより快適に。
ソニカ(2006~2009)
ソニカ前期型
短命に終わった隠れ名車。「爽快ツアラー」のコンセプト通り、高速での安定感、静寂性、セルシオ並に座り心地の良いベンチシートは、当時の軽自動車とは一線を画す内容。だが、販売は伸びず。トヨタもそうだったが「小さな高級車」路線は難しい。
クー(2006~2013)
クー 欧州車名マテリア
トヨタと共同開発した小型トールワゴン。ベース車はブーン。トヨタからは2代目bBとして発売され、若い男性を中心に人気。クーのエクステリアはbBに比べてシンプルで、装備内容は小柄な女性でも扱いやすいように配慮し、ターゲット層を差別化した。
ビーゴ(2006~2016)
ビーゴ 前期型
小型SUVテリオスの後継。先代と同じく直4エンジン縦置きで、駆動方式はFRと4WD。全幅は広くなったが、最小回転半径4.9mと小回りがきき、街でも運転しやすい。トヨタ・ラッシュOEM供給モデル。
ブーンルミナス(2008~2012)
ブーンルミナス
Bセグメント7人乗り5ナンバーミニバン。3列シート稼働時以外も、簡単に多彩なシートアレンジが楽しめる。トヨタからはパッソセッテとして発売されるもイラッとくるCMで炎上。モデル末期の販売台数はダイハツが上という珍事が発生。
ムーヴコンテ(2008~2017)
ムーヴコンテ(前期型)
ムーヴコンテ(後期型2トーンセレクション)
ムーヴコンテ カスタム
4代目ムーヴの派生モデルとして登場。箱型エクステリアが幅広い世代に人気。9年間フルモデルチェンジなし。「カクカクシカジカ(略称カクシカ)」というオリジナルキャラクターによるPR活動を実施。後にダイハツ公式キャラに出世した。
タントエグゼ(2009~2014)
タントエグゼ タントの上級派生車種
タントエグゼカスタム
2代目タントの派生車として登場。スライドドアではなく、ヒンジドアにして軽量化。タントより燃費が良く、シートの質感が高い。ドレスアップモデルのエグゼカスタムも存在。最終的にはムーヴとの兼ね合いもあり廃止。スバル・ルクラはOEM車。
ミラココア(2009~2018)
ミラココア 設定されたボディカラーの多くはパステルカラー
ミラココア プラスX"スペシャルコーデ
パステルカラー、丸目、レトロデザイン、そして「ココア」の車名。ミラ・クラシック、ミラジーノで人気を博したダイハツが用意した「究極のかわいい車」。外装・内装・カラー合わせて160通りと軽最多のバリエーションを誇った。
メビウス(2013~2021)
メビウス
メビウスのリヤのエクステリア
プリウスαのOEM車。ダイハツでは唯一のステーションワゴンだが、プリウスαに存在する7人乗り設定は存在しない。2017年、2018年と登録車販売台数ワースト1を記録。Twitter界隈では「メビウスを目撃」「はじめて見た!」とそこにいるだけで話題になる。
ウェイク(2014~2022)
ウェイクGターボ "SA II"
コンセプトモデルDECADECA
「タントを超えるでかい車を作ろう」と開発。室内高1,455mmは軽自動車最大でゴルフバックを縦のまま収納可能。アイポイントはミニバン並。東京モーターショー出品のコンセプトカーの名前は「DECA DECA(デカデカ)」。
ハイゼットキャディー(2016~2022)
新商用車ハイゼットキャディー
ハイゼットの名前がつくが、ベース車はウェイク。積載量よりも、室内の静寂性や足元の広さなどドライバーの快適性を重視した新商用車。歩行者を認識し衝突を回避する「スマートアシストⅢ」なども搭載し、働く人が安心して使えるクルマを目指した。
アルティス(2000~2023)
アルティス
トヨタ・カムリのOEM車。ダイハツのラインナップでは最大サイズの3ナンバーセダン。カムリが世界戦略車なのに対し、アルティスはほぼ国内専売。カムリは3グレード存在するが、アルティスは中間に位置するGグレードのみ。
ブーン(2004~2023)
ブーン 上級グレード「シルク」
ブーン 新グレード「スタイル」
車のエンジン音「BOON!」から命名したキュートなコンパクトカー。初代・2代目はトヨタとの共同開発だが、3代目はダイハツが開発・生産し、トヨタに「パッソ」としてOEM供給の形に変更。2018年マイナーチェンジで新グレード「スタイル」を追加。
キャスト(2015~2023)
SUV担当 キャストアクティバ G“SA II”
都会派ノーマル キャストスタイル G“SA II”
スポーツ走行担当 キャストスポーツ "SA II"
女性に人気の「スタイル」、走行性能を高めた「スポーツ」、スズキ・ハスラーのライバルとも呼ばれるSUV風デザインの「アクティバ」の3タイプが存在。車名はキャストで共通だが、乗り味がかなり違うので試乗必須。
ミラトコット(2018~2023)
箱型デザインがレトロでかわいいミラトコット
ミラココアの甘々路線で成功をおさめたがダイハツだが、後継モデルの「トコット」は20~30代の女性を中心に新企画チームを編成。「ブリキのバケツ」をモチーフにしたナチュラル路線へ。写真映えしないと心配の声もあったが、月間目標台数3倍のヒット。
ダイハツにはおしゃれで使いやすい小型車がたくさん!スマアシも進化中!
ダイハツは、おしゃれでかわいい軽自動車、使い勝手の良い小型車を多数開発してきました。
そのうえで、近年注目したいのは、予防安全技能「スマートアシスト」(略称スマアシ)の登場です。
スマアシが初搭載されたのは2012年12月のムーヴのマイナーチェンジ時で、軽自動車初の衝突被害軽減ブレーキの採用でした。のダイハツ車の多くには、スマートアシストが搭載されています。
ダイハツに限らず、現段階では車の予防安全機能は決して万能ではありません。
しかし、今後さらに技術が進化していく分野なのは間違いなく、安価で多くの人が運転する軽自動車や小型車こそ、こうした安全システムを搭載する意味は大きいはずです。
安全性を向上させつつ、今後はどんな車を開発するのか。ビーゴの後継となりえる小型SUVの復活も噂されており、新型車の登場にも期待大です!
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