エスクードのモデルチェンジ

エスクードはモデルチェンジせず販売終了 フロンクスが後継車種として販売開始

エスクードのモデルチェンジはいつ行われるのでしょうか?噂によると次期型で1.0Lターボエンジンを搭載する仕様を追加するといましたが2024年に販売終了、後継車種としてインド生産のコンパクトSUVフロンクスを日本市場へ導入。

エスクードはモデルチェンジせず販売終了 フロンクスが後継車種として販売開始

エスクードのモデルチェンジはいつ?1.0Lターボを搭載し燃費向上・乗り出し価格の低下を狙う

2015年より販売しているスズキのエスクードは次のモデルチェンジで1.0Lターボエンジンを搭載すると噂されていましたが、2024年春に販売終了。

欧州モデルのビターラには1.4Lモデルのほかに1.0Lのブースタージェットエンジンを投入。1.0Lターボエンジンのスペック、現行エスクードのマイナーチェンジ歴などスペックをチェックしてみましょう。

エスクードが2024年春に生産終了 2024年に代替車種のフロンクスを日本で発売

スズキ フロンクスのエクステリア2024年日本導入に導入されたコンパクトSUVのフロンクス

エスクードが2024年春に廃止。
エスクードの替わりに日本に導入されるのが、2023年にインド市場で発売したコンパクトSUVフロンクスです。
フロンクスはインドのコンパクトSUVで販売数1位を獲得するなど、完成度の高さが際立つモデルで、日本市場ではホンダのWR-Vやトヨタのライズ・ダイハツのロッキーなどがライバルに該当します。

フロンクスの導入時期はエスクードが販売終了後の、2024年10月16日。
インド生産の輸入モデルですが、完成度の高いパッケージングとコンパクトなサイズ感がヒット、販売価格は2,541,000円から2,827,000円です。

エスクスードのモデルチェンジは2024年以降 現行モデルは2021年6月に生産終了して次期モデルにシフトする可能性

エスクードの4代目にあたるモデルが2021年6月に生産終了。そして2022年4月にマイナーチェンジ版として復活。
元々新型エスクードは2023年に発売する、という噂が多かったですが、今回のマイナーチェンジにより、翌年のフルモデルチェンジの可能性は消滅しました。

オーストラリア市場で販売するエスクード(ビターラ)は2023年にマイナーチェンジ、特別仕様車のシャドウエディションを追加しました。日本市場で発売するエスクードの次期型の登場は、早くても2024年以降になるでしょう。

スズキ次期型エスクードはスポーティなクーペスタイルに!48Vマイルドハイブリッド搭載か

次期エスクードの予想エクステリア次期エスクード(海外名ビターラ)の予想イメージ

5代目を迎えるエスクードに関する新たな情報を掴みました。
エスクードの次期型モデルでは、丸みを帯びたクーペスタイルのボディへと進化。フェンダーは強く張り出し、シャープなヘッドライトとグリルを採用するとのことで、2024年に発売されると予想します。

前から見たエスクード(ビターラ)エスクード(ビターラ)のフロントビュー

横から見たエスクード(ビターラ)エスクード(ビターラ)のサイドビュー

後ろから見たエスクード(ビターラ)エスクード(ビターラ)のリヤビュー

新型エスクードのパワートレインは1.0L直列3気筒ブースタージェットターボエンジンや、1.4L直列4気筒ブースタージェットターボエンジンに新開発の48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、燃費性能も大きく向上する可能性があります。四輪制御システムのALLGRIP(オールグリップ)やドライビングモードもアップグレードするでしょう。

新型エスクードは1.0Lターボエンジンが搭載され乗り出し価格が安くなり2024年に発表するという噂がある

エスクードのエクステリアスズキが欧州で販売するビターラ(エスクード)は、2020年モデルに1.0Lターボを搭載すると発表されている

スズキがヨーロッパ市場で販売しているビターラの2020年モデルは、日本市場のエスクードにもラインナップしている1.4Lターボのほかにダウンサイジングされた1.0Lターボをラインナップするとしています。

1.0Lターボエンジンは「ブースタージェット」と呼ばれるエンジンで、ハイオク指定だった旧型バレーノXTに搭載されていたエンジンと同様のモデルです。もし、日本仕様のエスクードに1.0Lターボエンジンが搭載されるなら、現行バレーノXTと同様にレギュラー仕様になったものが来るのではないかと考えます。

1.0Lブースタージェットエンジンスペック
指定燃料 ハイオク レギュラー
種類 直列3気筒ターボ
排気量 996cc
最高出力 82kW(111PS)/5,500rpm 75kW(102PS)/5,500rpm
最大トルク 160Nm/1,500~4,000rpm 150Nm/1,700~4,500rpm

ハイオク指定のエンジンは111PSの出力を発揮しますが、レギュラー仕様だと少しパワーが下がり102PSとなっています。日本仕様の1.4Lターボのエスクードはレギュラー仕様のため、2024年以降に追加されるという噂の1.0Lターボもバレーノと同様にレギュラー仕様で発売するのではないかと予想します。

また、1.4Lターボモデルの価格帯は265万円からですが、1.0Lターボモデルは少し値下がりし旧型の1.6Lモデルと同等の234万円付近になるのではないかと予想します。旧型エスクード1.6Lモデルの出力は117PSで、少しパワーが落ちますが、排気量は996ccのため自動車税は1番安い29,500円で済みます。

エスクードのフルモデルチェンジはフランクフルトモーターショーで発表されると予想

エスクードのフロントビュー新型エスクードはパリモーターショーで発表することが多いため2023年はマイナーチェンジに留まる

4代目エスクードが発表されたのは2014年のパリモーターショーでのことで、フェイスリフトが行われた新型エスクードが発表されたのも2018年のパリモーターショーです。一部改良が行われた時期も2018年で、1年しか経過していないため1.0Lターボを搭載するモデルの発表はマイナーチェンジとして扱う可能性もあります。

エスクードの欧州仕様であるビターラは2020年モデルで1.4Lターボのほかにも1.0Lターボを搭載しているため日本仕様も追従する可能性が高い

カスタマイズされたエスクードエスクードの2019モデルには1.4Lターボのほかに1.0Lターボを搭載することが発表されている

欧州で販売されているビターラには、1.0Lブースタージェットエンジンが搭載されているモデルもあり、イギリスのスズキで販売されているVitaraのSZ4と呼ばれるベースグレードから搭載されています。販売価格は16,999ポンドからで、日本円では約251万円(1ポンド:148円)となっています。

また、ベースグレードのSZ4は2WDで5MTのため日本仕様では、このグレードが適用されず6ATの4WDモデルが導入されるでしょう。イギリスモデルのエスクードで、1.0Lブースタージェットと4WDシステムのAll Gripを選ぶとグレードはSZ-Tとなり5速MTで、20,799ポンド(約306万円)となります。

4代目エスクードは2015年にモデルチェンジし初期型は2WDも販売されていたが、2018年の一部改良で1.4Lターボと4WDモデルだけになった

初代から3代目のエスクードは、日本で生産されラダーフレームを採用したクロスカントリーでしたが、4代目からはハンガリーで生産されSX4 Sクロスと同様のプラットフォームを搭載しています。初期型には2WDモデルも存在し、1.6Lエンジンのみでしたが2018モデルでは1.4LターボエンジンとAll Gripの4WDシステムを搭載しています。

欧州のスズキでは順次1.6Lエンジンを廃止し、1.4Lターボと1.0Lターボの2種類へ換装されています。日本仕様も2018年10月にはM16A搭載モデルは廃止されているため、1.0Lモデルが2024年に追加されるのではないかと予想しています。

クロスカントリーセダンを開発コンセプトに登場したエスクードのモデルチェンジ遍歴

エスクードはスズキが販売しているSUVで、「SUV」という言葉が浸透していなかった頃に登場した「RV」と呼ばれていたモデルで。SUVの先駆けとも言えます。当時のクロスカントリー車は本格的なオフローダーで日常使いには配慮されておらず、日常での走行性能を高めた「クロスカントリーセダン」として開発されました。

エスクード 初代 TA01R / TA01V / TA01W / TA11W / TA31W / TA51W / TD01W / TD11W / TD31W / TD51W / TD61W型:1988年~1997年

1988年5月、初代エスクードが誕生しました。コンバーチブルとハードトップの他、4ナンバーのバンが設定されていました。ライトクロカンの先駆けとも言われる存在でした。
1989年、特別仕様車が夏季限車「ヘリーハンセンリミテッド」がと冬季限定車「ゴールドウィンリミテッド」が発売されます。
1990年8月、マイナーチェンジを実施。馬力の向上とバンモデルが廃止になりました。同年9月、サブネーム「ノマド」の5ドアモデルが追加になりました。
1994年12月、2.0L V6エンジンと2.0L直4ディーゼルターボモデルを追加。
1996年にマイナーチェンジを実施し、2.5L V6エンジンモデルを追加。スズキでは初の3ナンバーになり、サブネーム「ノマド」の呼称が消滅。
1997年10月、2代目と入れ替わりで販売終了。

エスクード 2代目 TA02W / TD02W / TD32W / TD52W / TD62W / TL52W型:1997年~2005年

1997年11月、フルモデルチェンジで2代目へ。
1998年10月、ドレスアップ車「エスクードV6スペシャル」を設定。同年11月、限定1,000台で特別仕様車「Gリミテッド」を発売。
1999年6月、1,000台限定の特別仕様車「Sリミテッド」を発売。
2000年4月、一部改良で環境性能を強化。同12月、仕様変更。「グランドエスクード」を発売。
2001年6月、アウトドアやレジャーに特化した装備の特別仕様車「2.0 5ドア ヘリー・ハンセン リミテッド」を発売。
2002年1月、ファッションデザイナーの山本寛斎が内装デザインを施した特別仕様車「KANSAI」を設定。同年6月、特別仕様車「ヘリー・ハンセン リミテッド」を発売。同11月、一部改良で3ドアモデルを廃止。国際スキー連盟とタイアップした特別仕様車「FISフリースタイルワールドカップリミテッド」を設定。
2004年5月、特別仕様車「エスクード S-エディション」を発売。
2005年4月、3代目と入れ替わりで販売を終了。

エスクード 3代目 A74W / TD54W / TD94W / TDA4W / TDB4W型:2005年~2017年

2005年5月、フルモデルチェンジでグランドエスクードの2代目扱いとして登場した世界戦略車で、「Grand Vitara」とグローバル市場で名乗ります。
2006年6月に一部改良で「1.6 XC」を新グレードとして追加。それまで輸出向けだった3ドアを日本市場に再投入します。特別仕様車「スーパーサウンドエディション」を発売。同年12月、特別仕様車「2.0/2.7 サロモンリミテッド」を発売。
2007年5月、一部改良で新グレード「2.7 XG」の追加と共に、「1.6 XC」の国内販売を終了。同年6月、限定800台で約5年ぶりに特別仕様車「2.0/2.7 ヘリー・ハンセン リミテッド」を発売。
2008年6月、マイナーチェンジを実施。限定1,000台で特別仕様車「2.4 ヘリー・ハンセン リミテッド」を発売。同年11月、限定1,000台で第3期モデルとなる特別仕様車「サロモンリミテッド」を発売。
2009年6月、一部仕様変更。「2.4 XG」のみのラインナップに。限定600台の特別仕様車「2.4 オニール リミテッド」を発売。
2012年7月、マイナーチェンジで外観を大きく変更。特別仕様車「X-Adventure」はサロモンとのタイアップ。
2014年8月、特別仕様車「ランドブリーズ」を発売。
2017年4月、日本での3代目モデルの販売を終了。

エスクード 4代目 YD21S / YE21S / YEA1S型 / YEH1S型:2015年~

2015年10月、マジャールスズキの「ビターラ」を輸入車として日本市場向けに販売開始。
2016年に孫仕様車の仕様変更。ボディカラーの変更と2WDモデルが廃止されました。
2017年7月、直噴ターボエンジンモデルの「1.4ターボ」を追加設定。
2018年10月、「1.6」を廃止。同年12月、安全性能と環境性能を強化。
2020年11月、特別仕様車「Sリミテッド」を発売。
2021年9月、日本での販売を終了。
2022年3月、プ収支上向けの「ビターラハイブリッド」を発売し、4月にはマイナーチェンジで日本での販売を再開しました。

エスクードのモデルチェンジ遍歴
エスクードのモデル 販売年表
初代 TA01R / TA01V / TA01W / TA11W / TA31W / TA51W / TD01W / TD11W / TD31W / TD51W / TD61W型 1988年~1997年
2代目 TA02W / TD02W / TD32W / TD52W / TD62W / TL52W型 1997年~2005年
3代目 A74W / TD54W / TD94W / TDA4W / TDB4W型 2005年~2017年
4代目 YD21S / YE21S / YEA1S型 / YEH1S型 2015年~

スズキのエスクードは2024年に販売終了 後継車種はマルチスズキが販売するフロンクス

エスクード

日本仕様のエスクードは2017年7月に1.4Lターボエンジンを搭載しましたが、欧州仕様の1.0Lターボは採用されていません。2024年頃にモデルチェンジするといわれていましたが、2024春に生産終了。
後継車種はインドでスズキの子会社マルチスズキが生産するフロンクスで、2024年中に日本市場へ導入すると噂されています。