ステンレスマフラーの磨き方

ステンレスマフラーの磨きはピカール液がおすすめ!DIYでも出来るマフラー磨きの方法

ステンレスマフラーの磨き方は金属磨きのコンパウンドを使って擦っていくだけ。まずはマフラーを洗って水気を拭いたらウエスにコンパウンドを乗せて磨く。時折乾拭きして仕上がりを見ながら行うと綺麗にできる。

ステンレスマフラー磨きのDIY!ウエスと金属用コンパウンドで輝きを復活させる方法

社外マフラーの素材として多く採用されているステンレスマフラーは、鉄製マフラーと比べて錆びにくく、美しい光沢を保てるのが特徴です。しかし、地面に近い位置にあるため、泥汚れや鉄粉、排気ガスによる「焼き付き汚れ」などでくすみが発生しやすい点には注意が必要です。定期的に金属磨き剤を使ってメンテナンスを行えば、輝きを長く保つことができます。

準備するものは、マフラーの汚れを落とすための洗車用品、液体コンパウンドの「ピカール液」などの金属磨き剤、必要に応じて半練り状の「ラビングコンパウンド」、そしてウエス(布)です。作業前には、走行直後の高温状態で触らないように細心の注意を払いましょう。マフラーは金属のため熱伝導率が高く、重度の火傷を負う恐れがあります。

磨く前には、車を停止させてから十分に時間を置き、マフラーが冷えていることを確認します。完全に冷えたら、まず水を含ませたスポンジで泥や油汚れを落とし、水分をしっかり拭き取ります。その後、ピカール液などの金属用コンパウンドを使って丁寧に磨いていきましょう。

表面のくすみを輝かせる目的であれば、粒子の細かい液体タイプのピカール液を使うのがおすすめです。十分な光沢が出た段階で磨きを終えても良いですが、さらに鏡面仕上げを目指す場合や、頑固な汚れがある場合は、より研磨力の高いペースト状のラビングコンパウンドで仕上げ磨きを行うとより美しくなります。

それでは、実際に汚れやくすみが目立つステンレスマフラーを磨く手順を見ていきましょう。

TRDのステンレスマフラーをピカールで錆落とし!水拭きとウエス磨きで新品みたいな鏡面が復活した

ピカール液でTRDのステンレスマフラーを磨くと新品のようにピッカピカになりました

ランドクルーザープラドに装着されたTRD製ステンレスマフラーを、ウエスで水拭き・乾拭きした後にピカール液で磨いてみました。DIY施工でも約20分の作業で、くすんでいた表面が美しい鏡面に生まれ変わりました。用意するものはカーシャンプーを入れたバケツ、数枚のウエス、そしてピカール液です。

今回のランドクルーザープラドは車高が高いため、車体下に潜り込んで作業ができますが、車両の下に潜り込む作業は、ジャッキアップやスロープの使用状況に関わらず、常に危険が伴います。特にジャッキアップのみの状態や不安定な地面での作業は、車体が落下して下敷きになる恐れがあるため絶対に避けてください。

車体下に潜れない場合は、手が届く範囲だけで作業を行うか、車を安全で安定した整備リフトや頑丈なジャッキスタンド(ウマ)に乗せ、さらにサイドブレーキと輪止めを併用して安全を確保してから作業を行いましょう。安全を最優先に、無理のない範囲でステンレスマフラーのメンテナンスを行うことが大切です。

ステンレスマフラー磨きで感じたこと

  • 洗剤を使った丁寧な洗浄だけでも汚れはかなり落ちる
  • 作業時間は20分くらいなので手軽に行える
  • ピカール液で擦っただけではくすみが残るが、仕上げの乾拭きをすると感動するほどの輝きになる

用意したものはこれらのグッズです。特に重要なのはピカール液です

ステンレスマフラーの磨きに必要なものは、洗車バケツに洗車スポンジ、カーシャンプーと数枚のウエス、そしてピカール液です。手順としては、まずは洗剤でマフラーの汚れを落とし、水分を拭きあげたあとにウエスによく振ったピカール液をつけて磨いていきます。全体的に磨いたあとはウエスで乾拭きして完了です。

今回のステンレスマフラー磨きで行った手順

  1. 走行後、十分にマフラーを冷却する
  2. 洗剤を使ってマフラーを洗う(水が内部に入りすぎないよう注意)
  3. 水分を完全に拭きあげる
  4. ウエスにピカール液を垂らして磨く
  5. マイクロファイバークロスで乾拭きして仕上げる

洗浄する前のステンマフラー。テールエンドにTRDのロゴがありますが、くすんでよく見えません。

テールエンドの内側もくすんでいます。洗う時にはマフラー内に水が入りすぎないよう注意しましょう。

さっそくマフラーを洗っていきます。この時に注意したいのは、走行直後だとマフラー自体に熱を持っているため、十分に冷やしてから行うことが大切です。作業は走行後30分ほど経った状態で行いましたが、車両によってマフラーの冷め方は異なりますので、必ず素手で触れるくらい冷えていることを確認し、火傷に気をつけてください。

洗浄後のマフラー。汚れは取れていますがステンレスの輝きは見られません。

パイプの部分は排気熱による焼き付きや小さな錆で茶色く変色しています。

シャンプー液を使って洗浄したところ、泥汚れや一部のくすみは取れましたが、ステンレス特有の輝きは出ていません。特にパイプ部分は茶色く変色しており、これは排気熱による「焼き付き汚れ」や軽い錆が原因です。ピカール液でキレイになるのか少し心配ですが、まずはテールエンドの部分から施工していきました。

金属磨きのピカール液とウエス。よく振ってからウエスに適量垂らして使います。

磨く範囲にあらかじめピカール液をつけておくと、キズになりにくいです。

ウエスによく振ったピカール液を垂らしたら、磨く部分にペタペタとスタンプを押すように液をつけていきます。あらかじめコンパウンドを馴染ませておくことで、磨かれる表面も傷がつきにくくなります。この作業が終わったらいよいよステンレスの輝きを取り戻すためガシガシと磨いていきます。

滑りが悪くなるまで磨いたところ、ウエスに黒い汚れがべったりつきました。

テールエンドの中も磨いていきます。この部分は見た目も違って見える箇所です。

滑りが悪くなったところでウエスを見たところ、洗剤洗いでは取れなかった頑固なくすみや酸化被膜が取れていることが確認できました。この調子で手の届く範囲までステンレスマフラーを磨いていきます。滑りが悪くなったら再びピカール液をウエスに垂らして磨く、という作業の繰り返しです。

茶色く変色していたパイプ部分を磨くと、ステンレス本来の輝きを取り戻しました。

全体的に磨いたらマイクロファイバークロスで乾拭きして仕上げをします。

テールエンドやサイレンサー、パイプのパーツごとに手が届く範囲でピカール液を使って磨きました。この段階でも十分光っているように見えていますが、マイクロファイバークロスで乾拭きして付着しているピカール液を取り除き、さらに光沢を出す仕上げを行います。

仕上げ拭きを行ったところ、ステンレスマフラーがビッカビカに輝きました。

洗浄が終わった時点ではうっすらしか見えていなかったTRDロゴがバッチリと浮き出ています。くすみも取れてステンレス本来の輝きが復活しました。ピカール液はガリガリと削るのではなく、酸化被膜や軽い汚れを除去する研磨剤のため、定期的に行うことでステンレスマフラーを綺麗に保つことができます。

マフラーを磨いたあとは、コンパウンドや油分をしっかりと除去することがポイントです。せっかくキレイにしても油分が残っていると、走行したときに熱が入りマフラーに焼きつく可能性が高いため注意が必要です。

ステンレスマフラー磨きはウエスとコンパウンドがあればDIY施工ができる!まずは汚れを落とすところから始めよう

ステンレスマフラーは磨くことで本来の輝きを取り戻します

ステンレスマフラーは、使っていくごとに汚れが付着してくすんでいきますし、マフラー自体が熱を持つパーツのため、排気熱により汚れが焼きついて洗剤だけでは取れないシミができることもあります。そこで、ステンレスマフラーの見た目を綺麗にするためにも、金属用コンパウンドを使って磨いていきましょう。

ステンレスマフラー磨きで用意するもの

  • 洗車グッズ一式(バケツ、カーシャンプー、スポンジ)
  • マイクロファイバークロスまたは柔らかいウエス
  • ピカール液(液状の金属磨き剤)
  • ラビングコンパウンド(ペースト状の金属磨き剤、必要に応じて)

まずは、マフラーが完全に冷えていることを確認することから始めます。走行直後やアイドリング後は非常に高温になっているため、すぐに触ると火傷の危険があります。安全のため、駐車してから最低でも1〜2時間は時間を置き、金属部分の温度が下がってから作業を始めてください。準備として、洗車バケツにカーシャンプーを入れて泡立て、洗車スポンジでマフラー表面の泥や油汚れを落とします。

マフラーを洗浄する際は、排気口から水が内部に入りこまないよう注意が必要です。水が入るとサビや腐食の原因となることがあります。水洗いの後は、ウエスで水分を丁寧に拭き取りましょう。完全に乾いたら、いよいよコンパウンドで磨き作業に入ります。最初は目の細かい液体タイプのピカール液を使用し、表面のくすみを落とすようにやさしく擦ります。

マイクロファイバークロスや柔らかいウエスに、よく振ったピカール液を少量取り、円を描くように磨いていきます。滑りが悪くなってきたら、再度ピカール液をクロスに足して磨きましょう。ある程度磨いたら、新しいウエスで乾拭きをして仕上がりを確認します。汚れや酸化被膜が落ちて、ステンレス特有の光沢が戻っていれば成功です。

マフラーの手が届く範囲をピカール液で磨いたら、全体をもう一度乾拭きして最終確認を行います。汚れやサビ、くすみが十分に取れていれば作業完了です。ただし、ピカール液で落ちないしつこいサビや黒ずみが残る場合は、より研磨力の高いラビングコンパウンド(ペースト状)を使うと効果的です

ラビングコンパウンドはペースト状の研磨剤で、ピカール液よりも粒子が粗いため、強くこすりすぎるとステンレス表面に細かな傷がつくおそれがあります。力を入れすぎず、優しく均一に磨くのがポイントです。丁寧に磨けば、ピカール液使用時よりもさらに深い輝きを得ることができます。

ステンレスマフラー磨きは火傷に注意!走行直後はマフラーが高温のため時間を置いてから始めよう

ステンレスマフラーに限らず、エンジンをかけたり走行した直後のマフラーは非常に高温です。触ると一瞬で重度の火傷を負う危険があるため、必ず数時間放置して金属が常温に戻ってから作業を行ってください。熱を持った状態で磨きを行うと、ウエスやコンパウンドが焦げたり、マフラー表面にコンパウンドの成分が焼き付いたりする場合もあります。

また、高温のマフラーに液体コンパウンドをつけると、すぐに蒸発して研磨効果を十分に発揮できません。しっかりと冷やしてから磨くことで、コンパウンドの粒子が均一に作用し、美しい鏡面仕上げを実現できます。安全に配慮しながら、時間をかけて丁寧にメンテナンスを行いましょう。

マフラー磨きをする時の注意点

  • エンジンを切った直後はマフラーが熱いため絶対に触らない
  • 熱い部分に液体コンパウンドを使用しても、すぐに蒸発して磨き効果が低下する
  • 車両下で作業する場合は、必ず安全な支持器具(ジャッキスタンドなど)を使用する

ステンレスマフラー磨きにはピカール液がおすすめ!高温になる場所なので火傷に注意

ステンレスマフラーは、使用を重ねるうちに泥や油汚れ、排気ガスによる焼け跡、くすみなどが発生し、本来の輝きが失われていきます。そんなときにおすすめなのが金属磨き剤のピカール液(液体コンパウンド)です。ピカール液はステンレス表面に付着した軽いサビや焼き付き汚れ、酸化膜を除去し、ツヤのある鏡面を取り戻すことができます。ホームセンターやカー用品店で簡単に入手でき、DIYでも扱いやすいのが魅力です。

液体タイプのピカール液で落ちない頑固なサビや黒ずみには、より研磨力の高いラビングコンパウンド(ペースト状)を使うと効果的です。ラビングコンパウンドは粒子が粗いため、しつこい汚れをしっかり除去できますが、同時にステンレス表面を削る力も強いです。強くこすりすぎると細かな磨きキズがつくおそれがあるため、目立たない部分で試してから全体に使用するようにしてください

また、マフラーは排気ガスの通り道であり、高温にさらされるパーツです。アイドリング直後や走行後は金属部分が数百度に達することもあるため、素手で触ると重度の火傷を負う危険があります。作業を始める前には必ずエンジンを停止し、数時間放置して十分に冷却してください。熱い状態で液体コンパウンドを使用すると、すぐに蒸発して研磨効果が発揮されないうえ、ウエスが焦げることもあります。必ず常温まで冷ました状態で磨くようにしましょう。

ステンレスマフラーの定期的な手入れは、外観を美しく保つだけでなく、表面のサビや劣化を防ぐ効果もあります。ピカール液やラビングコンパウンドを使い分けながら、安全に配慮し、時間をかけて丁寧にメンテナンスを行うことで、長期間にわたって輝きを維持できます。