メッキクリーナーでサビや水アカを除去!くすんだメッキパーツを磨いて乾拭きするだけで輝きが復活します
メッキパーツはフロントグリルやドアハンドル、エンブレムガーニッシュなど、車のエクステリアやインテリアのさまざまな箇所に使用されています。インテリアに使われているメッキパーツは、汚れが付いても拭き取れば簡単に落とせ、雨にさらされることが少ないためくすみにくい特徴があります。
一方、エクステリアに使われているメッキパーツは雨や大気中の汚れ、洗車時の水に含まれるミネラル分などの影響で、水アカ(ウォータースポット)や点サビの発生、表面の酸化が進み、徐々にくすんで輝きが失われていきます。
そのくすんだメッキパーツは、メッキクリーナーを使用して磨くことで輝きを取り戻すことが可能です。手順は簡単で、まず洗車でメッキパーツの汚れを落とし、水気を拭き取って乾燥させます。その後、ウエスにメッキクリーナーを付けて手で磨き、仕上げに乾拭きするだけで完了します。機械を使う必要もなく、DIYで手軽に施工できます。
ここからは、メッキクリーナーを使ったDIY施工方法や、施工時に必要になるグッズについて紹介します。自宅で行う場合は乾拭き用ウエスや洗車用グッズ一式を揃えておくとスムーズに作業できます。
ホイールのセンターキャップをソフト99のメッキクリーナーで磨いてみた!サビや緑色の汚れも綺麗に復活
汚れやサビで緑色に変色したメッキパーツ。クリーナーで手磨きして復活させます。
ソフト99工房のメッキクリーナーを使い、ホイールのセンターキャップを磨いてみました。クリーナーを使用する前は、緑色の汚れや軽度のサビがメッキ表面に付着していましたが、磨くことでメッキ本来のギラギラした輝きが戻りました。使用した道具は、ソフト99のメッキクリーナー、キッチンペーパー、食器用洗剤、割りばしです。家庭でも手軽に施工でき、大掛かりな研磨作業や機械を使わずに輝きを復活させることが可能です。
ホイールのセンターキャップのメッキ磨きに用意したもの
- 割りばし(細かい部分を磨く際に使用)
- 食器用洗剤(中性洗剤。予備洗浄に使用)
- キッチンペーパー(磨きや拭き上げに使用)
- ソフト99のメッキクリーナー
ソフト99のメッキクリーナーはウエスなどが付属しないので、自分で用意する必要があります
今回はソフト99のメッキクリーナーを使ってメッキパーツを綺麗にしていきます。本体だけの内容でウエスやスポンジは付属していないため、自分で用意する必要があります。今回は小さいメッキパーツでしたので、キッチンペーパーを使用しました。
キッチンペーパーは磨く時のほかに、仕上げの乾拭きや水滴を拭くときにも使えます
キッチンペーパーはティッシュと比べて丈夫なため、磨く時のほかにも乾拭きやパーツを洗ったあとの水滴を拭く時にも使えます。まずは、洗車の代わりにパーツを食器用洗剤で洗いました。
中性洗剤を濡らしたキッチンペーパーに乗せてパーツを洗浄しました
まずはメッキパーツを綺麗にするため洗浄します。フロントグリルなどのメッキパーツを綺麗にする時は洗車するのと同じように洗車用シャンプーや中性洗剤で洗います。中性の洗剤はメッキやプラスチックへの影響が少ないため、予備洗浄に適しています。
洗い終えたら拭き上げて乾燥させます。完全に乾燥させるためエアダスターで水分を吹き飛ばしておきました。
洗い終わったら拭きあげて乾燥させていきます。メッキクリーナーは水気を嫌うため、水分をしっかりと拭き取っておくのがポイントです。エアダスターを使うことで隅や段差に入りこんだ水分も吹き飛ばして乾燥させることができます。クリーナーが手につくと肌荒れすることもあるため、念のためポリエチレン手袋をはいて作業を進めます。
割りばしの先にキッチンペーパーを巻き付けてメッキクリーナーを垂らした様子
磨く範囲がとても狭いため、割りばしにキッチンペーパーを巻き付けたものにメッキクリーナーを垂らしました。ソフト99のメッキクリーナーはサラサラとしたテクスチャで、微粒子研磨剤(コンパウンド)を含んだ液体タイプです。
磨いては乾拭きの繰り返しでメッキパーツを綺麗にしていきます。
磨いては乾いたペーパーで拭いての繰り返しで綺麗にしていきます。少しやっただけではサビは落ちなかったため、メッキパーツが緑色に変色しているなどの進行した汚れだと、メッキの輝きを取り戻すまでには根気のいる作業となります。
メッキクリーナーを磨く部分に馴染ませている様子。
割りばしではなく直接手に持って磨くのも汚れが落ちやすかったです。
メッキクリーナーを磨く部分に塗布してしばらく馴染ませておくと、汚れが落ちるのが早くなったと感じました。割りばしに巻き付けたペーパーのほかにも、手にペーパーを持って磨く方法も楽に行えました。
磨き終わって乾燥させている様子。サビや緑色のシミのような汚れが落ちて銀色の輝きがよみがえりました。
外周やロゴの部分を根気よく輝きが出るまで磨いたら、再び中性洗剤で洗ってクリーナーやペーパーのカスを落としました。エアダスターで吹いて乾燥させ、ペーパーで拭き取り完成です。
メッキクリーナーの使い方は磨いて乾拭きするだけ!サビ取りでキラキラの仕上がり
クロームメッキが施されたパーツは、年月が経つにつれてくすみや水アカが目立つようになります。しかし、メッキクリーナーを使用すれば、新品同様にピカピカの輝きを取り戻すことが可能です。使用手順は簡単で、まず洗車して磨く部分の汚れやほこりを落とし、水分をしっかり拭き取ります。次にウエスやクロスにメッキクリーナーを取り、パーツを磨きます。最後に白く曇ったクリーナーの成分を乾拭きすると、キラキラとした仕上がりになります。定期的に施工することで、メッキ表面の酸化やサビの進行を抑える効果も期待できます。
メッキクリーナーの基本的な使い方
- 洗車してメッキパーツ表面の汚れを綺麗に落とします。
- 水分を拭き取り、パーツを乾いた状態にします。
- クリーナー付属のウエスやスポンジに研磨剤(コンパウンド)をつけます。
- メッキのくすんだ部分を優しく磨いていきます。
- ウエスやスポンジの滑りが悪くなってきたら、別の乾いたウエスで拭き取り、乾拭きして完了です。
まずは、メッキパーツの表面に付着している汚れを洗車で落とします。磨きたい部分だけでなく車全体を洗車しておくことで、ボディやホイールの小さな傷を発見でき、そこから発生するサビを防ぐことにもつながります。
洗車後は拭き上げを行いましょう。夏場の直射日光下では自然乾燥すると、見た目は乾いていてもウォータースポットの原因となることがあるため、見た目が乾いていても全体的に拭き上げておくのが安全です。
水分を拭き取り、十分に乾燥させたらメッキクリーナーを使います。クリーナー付属のウエスやスポンジに研磨剤(コンパウンド)を出す前に、容器をよく振っておきましょう。長期間置いていたクリーナーは成分が沈殿していることが多いため、振ることで性能を最大限に発揮できます。
ウエスやスポンジにコンパウンドを取り、メッキパーツを磨きます。力を入れすぎず、軽く繰り返し擦ることで表面がきれいになっていきます。クリーナーが乾いて滑りが悪くなったら、乾拭きで仕上げると完成です。
メッキクリーナーのほかに用意するものは?乾拭き用ウエスや洗車グッズが必要です
メッキクリーナーの施工には、乾拭き用のウエスが必要です。おすすめはマイクロファイバークロスで、枚数が多く価格も手ごろです。マイクロファイバークロスはメッキ磨きだけでなく、洗車の拭き上げやワックスがけ、室内清掃にも使えるため、複数枚用意しておくと便利です。
また、自宅でメッキ磨きをDIYで行う場合は、洗車用グッズも揃えておくとスムーズです。洗車バケツ、カーシャンプー、スポンジ、ホースがあれば洗車が可能で、車全体をきれいにした後にメッキクリーナーで磨くと、より輝きのある仕上がりになります。
メッキクリーナーのほかに用意するもの
- マイクロファイバークロス(磨き用・乾拭き用)
- 洗車グッズ(カーシャンプー、スポンジなど。自宅でDIY施工する場合)
洗車場で高圧ガンを使って洗う場合は、洗車用のグッズは必要なく、拭き上げ用のマイクロファイバークロスだけ用意すれば十分です。メッキ磨きに使用したクロスは研磨剤(コンパウンド)が付着しているため、他の用途には使わず専用にすることをおすすめします。どうしても他の用途に使う場合は、中性洗剤でしっかり洗ってから使用してください。
メッキパーツはクリーナーで磨くだけで美しく!再びくすんできたら磨く程度でOKです
メッキパーツは手入れを怠ると、水アカや汚れが付着し、洗車だけでは落ちない状態になります。さらに放置するとクロームメッキの輝きが黒ずみやくすみに変化するため、気になる場合はメッキクリーナーで磨く必要があります。
メッキ磨きの手順は、まず洗車でメッキパーツの汚れを落とし拭き上げます。その後、クロスやスポンジに研磨剤を取り、パーツを磨き、最後に乾拭きして仕上げます。
汚れや砂ぼこりが付いた状態でクリーナーを使うと、メッキ表面に傷が付く可能性があるため、事前にしっかり汚れを落とすことが美しく仕上げるポイントです。メッキはデリケートなので、磨きすぎるとメッキ層に負担がかかるため、洗車で落とせない汚れが再び付着した時に行う程度で十分です。






















