走りと実用性を両立した4ドアスポーツセダン 国産おすすめ10選
世界的なSUVブームの中でも、スポーツカーの魅力を4ドアボディで実現する「スポーツセダン」は根強い人気を持ちます。「スポーツカーに乗りたいが室内が狭くて実用的でない」と感じている方に特におすすめのジャンルです。
本記事では国産の4ドアスポーツセダンを10モデル紹介します。なお、紹介するモデルの中には生産・販売を終了したものも含まれますが、中古車市場では今なお人気の高い車種ばかりです。
① スバル WRX STI タイプS(生産終了):ラリー仕込みの4WD性能で雪道も安心の最強スポーツセダン
数々の世界ラリー選手権で輝かしい記録を打ち立てた伝説的な車がWRX STIです。もともとはインプレッサ WRX STIとして販売されていましたが、2014年8月25日に独立車種のWRX STIとして誕生しました。EJ20エンジンの生産終了に伴い、2019年12月に受注を終了。限定車「EJ20 ファイナルエディション」をもって国内販売を終了しており、現在は中古車のみの流通となっています。
ラリー選手権で培ったノウハウをふんだんに取り入れ、悪路の走行性能は突出しています。本格的スポーツセダンを探している方も必ず満足する走行性能と、大人5人が乗れる居住性を持っているのがスバルWRX STIです。AWD(4WD)性能の高さから雪道でも安定した走りを発揮するため、北海道や東北など積雪地域のユーザーからの支持も厚いモデルです。
| 全長/全幅/全高 | 4,595mm/1,795mm/1,475mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 2,005mm/1,490mm/1,205mm |
| 車両重量 | 1,490kg |
| ホイールベース | 2,650mm |
| 総排気量 | 1.994L |
| 最高出力 | 227kW(308PS)/6,400rpm |
| 最大トルク | 422Nm(43.0kgm)/4,400rpm |
| JC08モード燃費 | 9.4km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 販売状況 | 2019年12月に受注終了・生産終了。中古車のみ流通 |
② ホンダ シビック タイプR:FF市販車最速をひっさげ復活した国内屈指のホットハッチ
シビック タイプRはニュルブルクリンク北コースでFF量産車世界最速タイムを記録したことで大きな話題になったホットハッチです。写真は2017年9月29日に発売されたFKモデルのもので、現在は2022年9月発売のFL5型(5代目)が継続販売中です。FL5型は先代より370ps/42.8kgmにパワーアップし、さらに洗練された走行性能を実現しています。
ピュアスポーツとしての側面を持ちながら4ドアの使い勝手の良い車になっています。後席は大人2人が余裕を持って乗れるため、ファミリーカーとしての需要も満たせます。世界トップレベルの運動性能とファミリーカーを兼ねるスポーツカーです。
| 全長/全幅/全高 | 4,560mm/1,875mm/1,435mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 1,905mm/1,465mm/1,160mm |
| 車両重量 | 1,390kg |
| ホイールベース | 2,700mm |
| 総排気量 | 1.955L |
| 最高出力 | 235kW(320PS)/6,500rpm |
| 最大トルク | 400Nm(40.8kgm)/2,500-4,500rpm |
| JC08モード燃費 | 12.8km/L |
| 乗車定員 | 4名 |
| 販売状況 | 現行FL5型(2022年9月〜)は継続販売中 |
③ レクサス GS F(生産終了):国産4ドアスポーツセダン最高峰の477PS・走行性能抜群の最速セダン
レクサス唯一の本格的な4ドアスポーツセダンがGS Fです。国産4ドアスポーツセダンではトップクラスの最高出力477PSを持ち、サーキット走行もできるよう足回りも専用チューンされ、TVDという駆動力制御システムも採用していました。GS Fは2020年8月に生産終了となっており、現在は中古車市場のみで流通しています。
スポーツカーとラグジュアリーを上手く融合させた内装に仕上がっており、レクサスブランドの頂点にふさわしいクオリティでした。販売価格は発売当時11,120,000円〜という国内最高クラスの価格帯であったため、中古車でも高値安定で取引されています。
| 全長/全幅/全高 | 4,915mm/1,855mm/1,440mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 2,025mm/1,535mm/1,180mm |
| 車両重量 | 1,830kg |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 総排気量 | 4.968L |
| 最高出力 | 351kW(477PS)/7,100rpm |
| 最大トルク | 530Nm(54.0kgm)/4,800-5,600rpm |
| JC08モード燃費 | 8.2km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 販売状況 | 2020年8月に生産終了。中古車のみ流通 |
④ トヨタ マークX 350RDS(生産終了):FRセダン最速クラスのモンスタースペックを持つコスパ優秀なスポーツセダン
トヨタの歴史的な名車マーク2の名前を引継ぎ2004年に登場したマークXは、大胆なデザインとハイパフォーマンスな走りで注目された車種です。最高出力318PSを持つ350RDSはトヨタで販売されていたFRセダン最速のモンスタースペックでした。マークXは2019年12月に生産終了しており、現在は中古車市場のみで流通しています。中古車価格は比較的安価で推移しており、コストパフォーマンスの高いスポーツセダンを求める方に支持されています。
| 全長/全幅/全高 | 4,770mm/1,795mm/1,435mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 1,975mm/1,500mm/1,170mm |
| 車両重量 | 1,560kg |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 総排気量 | 3.456L |
| 最高出力 | 234kW(318PS)/6,400rpm |
| 最大トルク | 380Nm(38.7kgm)/4,800rpm |
| JC08モード燃費 | 10.0km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 販売状況 | 2019年12月に生産終了。中古車のみ流通 |
⑤ ホンダ レジェンド ハイブリッド EX(生産終了):フラッグシップセダンに相応しい豪華な内装と世界初のスポーツハイブリッドSH-AWD
ホンダのフラッグシップスポーツセダンがレジェンドです。北米ではアキュラRLXとして販売され絶大な人気を持つ車種でしたが、狭山工場閉鎖に伴い2021年12月に生産終了となっています。現在は中古車市場のみでの流通です。
2018年2月のビッグマイナーチェンジでは、エンジンと3つのモーターを制御する世界初の技術「スポーツハイブリッドSH-AWD」を採用し、エクステリアとインテリアも刷新されました。車との一体感が感じられるハイクオリティのスポーツセダンです。
| 全長/全幅/全高 | 4,995mm/1,890mm/1,480mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 2,080mm/1,540mm/1,155mm |
| 車両重量 | 1,980kg |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 総排気量 | 3.471L |
| 最高出力 | 231kW(314PS)/6,500rpm |
| 最大トルク | 371Nm(37.8kgm)/4,700rpm |
| モーター最高出力 | 前:35kW(48PS)/後:27kW(37PS) |
| JC08モード燃費 | 16.8km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 販売状況 | 2021年12月に生産終了。中古車のみ流通 |
⑥ トヨタ カムリ X(生産終了):世界戦略車として完成度の高いハイブリッドスポーツセダン
日本より北米で知名度が高いトヨタの世界戦略車がカムリです。北米ではクラストップの販売台数を誇り、セダンといえばカムリと言われるほど知名度の高い車種です。2017年7月10日のフルモデルチェンジで外観・内装が大幅に刷新されました。なお、日本国内向けのカムリは2023年12月に販売を終了しており、11代目は日本市場では展開されない海外専用モデルとなっています。
新たに採用されたパワートレイン「ダイナミックフォース2.5Lハイブリッドエンジン」は力強さと低燃費を実現した評価の高いエンジンです。予防安全技術トヨタセーフティセンスPを搭載し、安心してスポーツ走行を楽しめます。
| 全長/全幅/全高 | 4,885mm/1,840mm/1,445mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 2,030mm/1,535mm/1,185mm |
| 車両重量 | 1,540kg |
| ホイールベース | 2,825mm |
| 総排気量 | 2.487L |
| 最高出力 | 131kW(178PS)/5,700rpm |
| モーター最高出力 | 88kW(120PS) |
| JC08モード燃費 | 33.4km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 販売状況 | 2023年12月に日本国内向け販売終了 |
⑦ スバル WRX S4:スバル伝統のAWDと水平対向エンジンで安定感抜群の現行スポーツセダン
インプレッサから独立したスポーツセダンがWRX S4です。スバルが伝統的に採用している水平対向エンジンとAWDを搭載した足回りは、スポーツセダンに相応しい動力性能を発揮します。WRX STIが生産終了した後もWRX S4は進化を続けており、現行型(VB型)は2022年1月に発売されました。2.4Lターボエンジン・スバルパフォーマンストランスミッション(CVT)・アイサイトXを搭載し、先進安全装備も大幅に向上しています。写真は先代のD型モデルです。
先代D型では2017年8月7日のマイナーチェンジでフロントグリルやバンパー、18インチアルミホイールを一新し、インストルメントパネルやドアスイッチパネルへ加飾を追加して質感を向上させました。スポーツの中にもラグジュアリーを取り入れた特別感のある室内が魅力です。
| 全長/全幅/全高 | 4,595mm/1,795mm/1,475mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 2,005mm/1,490mm/1,205mm |
| 車両重量 | 1,540kg |
| ホイールベース | 2,650mm |
| 総排気量 | 1.998L |
| 最高出力 | 221kW(300PS)/5,600rpm |
| 最大トルク | 400Nm(40.8kgm)/2,000-4,800rpm |
| JC08モード燃費 | 12.4km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 販売状況 | 現行VB型(2022年〜)は継続販売中 |
⑧ 日産 スカイライン 350GT ハイブリッド タイプSP:3.5Lの大排気量エンジンを持つ国内最速クラスのプレミアムセダン
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V37スカイラインは大排気量のエンジンを搭載する国内最速クラスのスポーツセダン -
日産 V37スカイライン
1957年に販売開始されたスカイラインは、日産を代表するスポーツセダンとして長い歴史を持ちます。現行のV37型は2013年に販売開始され、海外ではインフィニティQ50として販売されているため、エンブレムはインフィニティのものが装着されています。2017年12月20日にマイナーチェンジを行い、エクステリアを刷新しアルミホイールのデザインも変更されています。V37スカイラインは現在も継続販売中です。
| 全長/全幅/全高 | 4,815mm/1,820mm/1,440mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 2,000mm/1,480mm/1,180mm |
| 車両重量 | 1,810kg |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 総排気量 | 3.498L |
| 最高出力 | 225kW(306PS)/6,800rpm |
| 最大トルク | 350Nm(35.7kgm)/5,000rpm |
| モーター最高出力 | 50kW(68PS) |
| JC08モード燃費 | 17.8km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 販売状況 | V37型は継続販売中 |
⑨ ホンダ アコード ハイブリッド(新型復活):燃費と走りを高水準で両立した人気のハイブリッドスポーツセダン
ホンダのアコードは、10代目モデルが2023年1月に日本での販売を終了しましたが、2024年3月に11代目として復活しました。2.0Lの直噴4気筒エンジンに2モーター内蔵の電気式CVT(e:HEV)を搭載し、1グレードのみのラインナップです。写真は先代(10代目)のモデルですが、11代目ではHonda SENSING 360を国内ホンダ車として初採用するなど、安全性能も大幅に向上しています。
独特の煌きを放つヘッドライトと質感の高いピアノブラックを採用した内装は精悍なイメージを醸し出しています。10代目のエンジン最高出力は145PS、モーター最高出力は184PSで、パワフルな走りを実現しています。
| 全長/全幅/全高 | 4,945mm/1,850mm/1,465mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 2,050mm/1,595mm/1,195mm |
| 車両重量 | 1,600kg |
| ホイールベース | 2,775mm |
| 総排気量 | 1.993L |
| 最高出力(エンジン) | 107kW(145PS)/6,200rpm |
| モーター最高出力 | 135kW(184PS)/5,000-6,000rpm |
| JC08モード燃費 | 30.0km/L(EX) |
| 乗車定員 | 5名 |
| 販売状況 | 11代目アコードが2024年3月に復活・継続販売中 |
⑩ マツダ アテンザ XD L パッケージ(生産終了):ディーゼルエンジン搭載のスポーツセダンで中古市場でも人気
アテンザはマツダのフラッグシップセダンとして長年親しまれてきたモデルです。最高出力175PSを発揮するクリーンディーゼルエンジンとスカイアクティブテクノロジーにより、高い走行性能と燃費性能を両立していました。2019年にMAZDA6(マツダ6)に車名変更されましたが、2024年4月に国内向けモデルの生産を終了しました。中古車市場では比較的良質な個体が流通しており、引き続き人気の高いモデルです。
フラッグシップセダンとして内装は国内屈指の豪華仕様となっており、最高品質のナッパレザーを使った内装は圧巻です。グレードによりMT(マニュアル)仕様を選べる点も魅力でした。
| 全長/全幅/全高 | 4,865mm/1,840mm/1,450mm |
|---|---|
| 室内長/室内幅/室内高 | 1,960mm/1,550mm/1,170mm |
| 車両重量 | 1,540kg |
| ホイールベース | 2,830mm |
| 総排気量 | 2.188L |
| 最高出力 | 129kW(175PS)/4,500rpm |
| 最大トルク | 420Nm(42.8kgm)/2,000rpm |
| JC08モード燃費 | 19.6km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 販売状況 | 2024年4月に国内向け生産終了(MAZDA6として)。中古車で流通 |
4ドアのスポーツセダンは走りを求めるファミリーユースに最適
スポーツセダンは家族がいるからスポーツカーを諦めていた方に最適な選択肢です。後部座席もしっかり確保されているため、家族と一緒のドライブも快適に楽しめます。また、ハイパワーで運動性能も抜群なため、5人乗っても軽やかなハンドリングと力強い走りで思い通りのドライブを堪能できます。
紹介した10モデルの中には生産終了となったものも含まれますが、中古車市場でも根強い人気を誇るモデルばかりです。新車で選ぶならシビック タイプR、スバル WRX S4、日産 スカイライン(V37)、ホンダ アコード(11代目)が現在も購入できる選択肢です。走りと室内の快適性を両立したファミリーカーとして、4ドアスポーツセダンはぜひ検討してみてください。