WRX S4の維持費

WRX S4の維持費~自動車税・ガソリン代・駐車場代など年間の諸経費を計算

WRX S4の年間維持費をグレード別に計算。車両保険を付けるなどの条件設定で見積もった任意保険料、走行距離は1万kmとして求めた燃料代等を内訳とする維持費は、「2.0GT‐S EyeSight」と「STI Sport EyeSight」が約61.5万円・ベースモデルの「2.0GT EyeSight」が約57.8万円。

WRX S4の維持費~自動車税・ガソリン代・駐車場代など年間の諸経費を計算

スバルのスポーツセダン「WRX S4」の年間維持費をグレード別に求めて徹底比較

アイサイトを全車に標準装備するなど安全性能も魅力的な、スバルの高級スポーツセダン「WRX S4」の年間維持費をグレード別に求めて徹底比較します。

動力性能と環境性能を高水準化させる2.0L直噴ターボエンジンに、ダイレクトな操作性を特徴とするスポーツリニアトロニックをパワーユニットで組み合わせる「WRX S4」は、世界的評価の高いスポーツセダンです。

ここでは、WRX S4への乗り換えを希望している方が、購入計画を具体化させる際に役立つ、燃料代や諸経費等を内訳とする年間維持費の概算値を、グレード別に計算していきます。

WRX S4の主要諸元とグレード別の標準装備の違い

WRX S4のエクステリアWRX S4はスバル伝統の水平対向エンジン(ボクサーエンジン)を搭載するスポーツセダン

WRX S4は、2018年4月に搭載するプリクラッシュブレーキの衝突回避能力を向上させるなどの一部改良を実施しました。

同車が採用する「水平対向4気筒 2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボエンジン」は、左右に配置するピストンを水平方向に振動させるSUBARU BOXERに、バルブタイミングの最適化を可能とする直噴システムを組み合わせて、動力性能や環境性能の高水準化を実現させます。

WRX S4の現行モデルが変速機として採用する「スポーツリニアトロニック」は、優れた応答性・ストレスのない変速性を特徴として、MT車のようなスポーティかつダイレクトな操作感をドライバーに与えます。

WRX S4の主要諸元
グレード 2.0GT EyeSight 2.0GT‐S EyeSight STI Sport EyeSight
変速機 スポーツリニアトロニック
駆動 AWD(常時全輪駆動)
全長 4,595mm
全幅 1,795mm
全高 1,475mm
ホイールベース 2,650mm
最小回転半径 5.5m 5.6m
燃費(JC08モード) 13.2km/L 12.4km/L
燃料 無鉛プレミアムガソリン
乗車定員 5名
車両重量 1,540kg
エンジン FA20 水平対向4気筒 2.0L DOHC
16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボ
総排気量 1.998L
最高出力 221kW/5,600rpm
最大トルク 400Nm/2,000-4800rpm
車両価格 3,369,600円 3,736,800円 4,093,200円
タイヤサイズ 225/45R18 245/40R18

WRX S4の現行モデルは、「2.0GT EyeSight」「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」の3グレードを展開しています。

「2.0GT EyeSight」は、高級スポーツセダンのベースグレードに相応しく、ガンメタリック塗装が施されたアルミホイール・LEDハイ&ロービームランプ・本革巻ステアリングホイール・アルミパッド付スポーツペダル等のハイクオリティなパーツを標準装備します。

上級グレードの「2.0GT‐S EyeSight」は、フロント倒立式のビルシュタイン製ダンパーや、ドライバーの認識範囲を広げるアイサイトセイフティプラスを追加装備させる、メーカーオプションによってエアロ効果の優れる大型リヤスポイラーを設定可能とするなどして、スポーティさや安全性能を強化します。

最上級グレードの「STI Sport EyeSight」は、シックさと高級感を魅力とするボルドーブラックを、本革巻シフトレバーやRECAROフロンシート等のパーツに配色します。また、STIエンブレム付サイドガーニッシュや、STI Sportフロントグリル等の専用パーツを充実させて特別感を加えます。

WRX S4の年間維持費の概算値は「2.0GT EyeSight」が57.8万円・「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」が61.5万円

2.0GTと2.0GT-S・STIスポーツの維持費

燃料代や自動車税などを内訳として概算したWRX S4の年間維持費は、ベースグレードである「2.0GT EyeSight」が577,553円(585,483円)、上級モデルの「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」は615,368円(623,298円)となりました。

「2.0GT‐S EyeSight」と「STI Sport EyeSight」は、車両重量・カタログ燃費・総排気量・タイヤサイズ等が同一であるため、変動費である燃料代や諸経費も同一額として計算したので、年間維持費の概算額は同じ金額となりました。

年間維持費の内訳を比較すれば、ベースグレードである「2.0GT EyeSight」は低燃費をより実現しているために、燃料代はリーズナブルなります。タイヤ幅が20mmプラスされる上級グレードでは、新品タイヤの購入費がアップするため、諸経費は割高となります。

WRX S4のグレード別 年間維持費(概算値)の比較表
グレード 2.0GT EyeSight 2.0GT‐S EyeSight STI Sport EyeSight
自動車税 39,500円 39,500円 39,500円
燃料代 142,393円 152,208円 152,208円
駐車場代 120,000円 120,000円 120,000円
車検代 42,360円(50,290円) 42,360円(50,290円) 42,360円(50,290円)
任意保険料 92,300円 92,300円 92,300円
諸経費 141,000円 169,000円 169,000円
合計金額 577,553円(585,483円) 615,368円(623,298円) 615,368円(623,298円)

():継続車検時

総排気量1.998Lのエンジンを搭載するWRX S4の自動車税は39,500円

車を所有していれば毎年5末までに支払い義務の生じる自動車税は、軽自動車であれば用途区分・新規登録を行った日付を分類事項として一律額を、WRX S4も属する普通車であれば搭載するエンジンの総排気量に応じた税額を負担させる仕組みを構築しています。

WRX S4が搭載する水平対向4気筒直噴ターボエンジンの総排気量は1.998Lです。下記の分類表より各グレードには税区分「1.5L超~2.0L以下」が適用され、支払い義務の生じる自動車税は39,500円である事を確認できます。

車の分類 総排気量 税額
自家用車 1L以下 29,500円
1L超~1.5L以下 34,500円
1.5L超~2.0L以下 39,500円
2.0L超~2.5L以下 45,000円
2.5L超~3.0L以下 51,000円
3.0L超~3.5L以下 58,000円
3.5L超~4.0L以下 66,500円
4.0L超~4.5L以下 76,500円
4.5L超~6.0L以下 88,000円
6.0L超~ 111,000円

※エコカー減税が適用される車であれば翌年度分については税を優遇
※年度の途中に新規登録した場合には、新規登録をした翌月から翌年3月までの月割り分を支払います。

年間走行距離は1万kmと設定すれば燃料代は「2.0GT EyeSight」が約14.2万円・「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」は約15.2万円

WRX S4の1年間にかかる燃料代は、乗車頻度・道路環境などの外的要因の影響を受ける可変費用ですが「燃費」「年間走行距離」「燃料価格」といった3項目の数値が求まれば概算できます。

年間走行距離の目安

  • 通勤・通学(往復30km×120日×=3,600km)
  • 週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
  • 月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
  • 3,600km+1,560km+4,800km=9,960km

年間燃料代を概算するために、モデルケースとして上記のようにWRX S4を通勤や休日の買い物シーンで利用しているオーナーを想定します。年間走行距離は、計算のしやすさも意識して9,960kmの端数を切り上げて10,000kmへと再設定します。

年間走行距離(10,000km)をWRX S4の想定される実燃費で割って求めた年間燃料消費量に、ハイオク価格を掛け合わせれば、同車の年間燃料代の概算値は算出されます。

年間燃料代「2.0GT EyeSight」は142,393円・「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」は152,208円の算出法

  • 年間燃料消費量
    「2.0GT EyeSight」:10,000km ÷ 10.6km/L=943L
    「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」:10,000km ÷ 9.92km/L=1,008L
  • 1年間にかかる燃料代
    「2.0GT EyeSight」:943L × 151(円/L)=142,393円
    「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」:1,008L × 151(円/L)=152,208円

※JC08モードの場合には、カタログ燃費の8割ほどの値が実燃費と考えられているため各グレードの燃費は、「2.0GT EyeSight 」は13.2km/L(カタログ燃費)×0.8=10.6km/L、「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」は12.4km/L(カタログ燃費)×0.8=9.92km/Lの数値を用いる
※ハイオク価格は2018年5月~2019年4月までにおいての全国平均価格である151(円/L)とする

年間駐車場代12万円の内訳~WRX S4を保管するために1万円の月極駐車場を借りているオーナーを想定

スバルの高級スポーツセダン「WRX S4」に乗車している方の割合は、相対的にも都市部の方が多いと推定されますが、ここではモデルケースとしての分かり易さも意識して、同車を保管するために月極駐車場を全国相場の1万円で借りているオーナーを想定し、1年間にかかる駐車場代は12万円と計算して、年間維持費を求めます。

地価の影響を受けやすい駐車場代は維持費を概算するにあたっては、COBBYが任意に設定した値と各自の実費との間で最も誤差が膨らみやすい項目です。そのためWRX S4の購入計画を具体化させるために、駐車場代は実費を把握しておきたいという方は、駐車場賃貸借契約書などに記載されている月極料金を用いて再計算する事
をお勧めします。

全国主要都市の月極駐車場の相場

  • 東京(23区)の相場:30,000円
  • 大阪市の相場:25,000円
  • 横浜市の相場:17,000円
  • 名古屋市の相場:11,000円
  • 福岡市の相場:11,000円
  • 札幌市の相場:10,000円
  • 全国の相場:10,000円

※自宅などに駐車スペースを用意している方は、駐車場代は無料となります。

WRX S4を新車で購入した場合~初回車検は年換算で約4.2万円・継続車検は約5.0万円

車検代の内訳は、自賠責保険や重量税などのように支払額が法律によって定められている法定費用と、ディーラーや整備工場等の依頼場所によって請求額が変動する代行手数料・整備費用です。

WRX S4車検の法定費用
  WRX S4
車検の有効期間 3年 2年
自賠責保険料 36,780円 26,680円
重量税 49,200円 32,800円
印紙代 1,100円 1,100円
合計 87,080円 60,580円

法定費用の合計額に代行手数料・整備費用を加算すれば、WRX S4の車検代の概算値は求まります。高性能パーツを多数搭載する「WRX S4」のような車の場合には、代行手数料・整備費用は作業を依頼する場所だけではなくて、車検回数を重ねるごとに大きく変動してしまう傾向にありますが、ここではエンジン等の内部ユニットに大きな故障が伴わないケースを想定し、4万円という額で計算を行います。

  WRX S4
車検の有効期間 3年 2年
法定費用 87,080円 60,580円
代行手数料・整備費用 40,000円 40,000円
合計 127,080円 100,580円
年換算 42,360円 50,290円

そうして概算値を求めた結果「WRX S4」の初回車検は年換算で考えれば42,360円、継続車検は50,290円となりました。

WRX S4を新車で購入した場合~初回分の自賠責保険料は36,780円・継続審査時は26,680円

公道を走行する車両には、人身事故の被害者を救済するために、法律によって自賠責保険の加入義務が定められています。WRX S4を新車で購入した場合の初回分の自賠責保険は、車検の有効期間等との兼ね合いにより37ヵ月加入となるため、支払い額は36,780円となります。

その後、2年周期となる車検の継続審査を行う場合には、申請が行政機関に認可されるまでの間に保険の未加入期間を設けさせないために、1月分余裕を持たせた25ヵ月が適用されるので、自賠責保険の支払い額は26,680円となります。

保険期間 37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
普通自動車 36,780円 35,950円 26,680円 25,830円 16,380円 15,520円 5,870円

※新車を購入した場合は、自賠責保険は37ヶ月加入となります。
※継続審査の場合の自賠責保険は25ヵ月加入となります。
※離島・沖縄は除く

WRX S4を新車で購入した場合~初回分の重量税は49,200円・継続審査時は32,800円

WRX S4も属する普通車であれば、車両重量が500kg増加するごとに一定額を加算する仕組みを採用している重量税は、新車登録時あるいは継続審査時に車検の有効期間分を一括して支払う税体系を構築しています。

車両重量が1,540kgのWRX S4には2,000 kg以下の税区分が適用されます。そのため、同車を新車で購入した場合の初回分の重量税は49,200円で、継続審査時の重量税は32, 800円となります。

車両重量 車検の有効期間(3年) 車検の有効期間(2年)
~500kg以下 12,300円 8,200円
~1,000kg以下 24,600円 16,400円
~1,500kg以下 36,900円 24,600円
~2,000kg以下 49,200円 32,800円
~2,500kg以下 61,500円 41,000円
~3,000kg以下 73,800円 49,200円

※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、及び一定割合減免されます。

WRX S4の車検を指定工場に依頼した場合にかかる印紙代は1,100円

「自動車検査登録印紙(印紙代)」には、当該車両の車検の適合性を公的機関に認定してもらう際にかかる手数料などが含まれます。

指定工場 1,100円(一律)
認定工場 軽自動車:1,400円
5ナンバー:1,700円
3ナンバー:1,800円

印紙代は、保安基準適合証を独自に交付できる指定工場に依頼した場合には、軽自動車・5ナンバー・3ナンバーであるに関わらず1,100円となります。ここではWRX S4の車検を、自社で完結できる指定工場に依頼するケースを考えているため、車検申請手続きをする際に必要となる印紙代は1,100円として計算します。

車両保険はつける・対人賠償は無制限などの条件設定で見積もられる「WRX S4」の任意保険料は9.2万円

任意保険は、自賠責保険では対象外の物損事故、自賠責保険の上限額を超える賠償金が発生する人身事故を起こしてしまった場合に備えて、ほとんどのドライバーが加入します。各保険会社が運用する任意保険は、ドライバーの属する等級・加入特約・当該車両の事故率などの諸条件を判断材料として保険料を算出します。

COBBYはWRX S4の任意保険料を見積もりするにあたって、同車の新車価格は350万円前後である事から、保険加入者の年齢構成は30歳以上として設定しました。その他の条件設定は、下記の通りです。

  • 年齢30歳以上
  • 年間走行距離11,000km以下
  • 対人賠償は無制限
  • 対物賠償は無制限
  • 14等級
  • ゴールド免許保有

WRX STIの任意保険の見積り額

  • 92,300円(35,500円)

※()内の数値は、車両保険なしの金額
※実費に近い額を確認したいという方はご自身の条件設定に合わせて再計算する事をお勧めします。

エンジンオイル交換代などを内訳とする諸経費は「2.0GT EyeSight」が14.1万円・「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」が16.9 万円

新品タイヤの購入費とオイル・エレメント交換代を内訳とする諸経費は、ベースグレードの「2.0GT EyeSight」が141,000円、「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」は169,000 円となりました。必要時に応じてエアコンフィルターやバッテリー交換を行う際には、それら費用を概算値に加算すれば、諸経費の精度は向上します。

WRX S4 グレード別の諸経費
  2.0GT EyeSight 2.0GT‐S EyeSight STI Sport EyeSigth
タイヤ購入代 127,500円 155,500円 155,500円
オイル・エレメント交換代 13,500円 13,500円 13,500円
合計 141,000円 169,000円 169,000円
新品タイヤの購入費用は1年換算で考えれば「2.0GT EyeSigth」が12.8 万円・「2.0GT‐S EyeSigth」「STI Sport EyeSigth」が15.6万円

スバルのスポーツセダン「WRX S4」が導入する、アクティブ・トルク・ベクタリングやマルチモードVDC等の安全システムを機能させるには、摩擦力等の影響を受けて表面が削られていく消耗品であるタイヤを、定期的に新品へと交換する必要があります。

新品タイヤへと交換する時期の目安は一般的には3~4年と言われていますが、「WRX S4」のような高性能エンジンを搭載して走行能力の優れている車両の場合には、タイヤ表面などがダメージを受けやすいので、新品タイヤへの交換時期はよりタイミングの早い2年後と設定します。

WRX S4は雨に濡れているウェット路面だけではなくて、踏み固められた雪道に対しての安全性も高水準化させる「シンメトリカルAWD」を搭載する、寒冷地の冬シーズンでも利用される機会の多い車両です。そのため、スタッドレスタイヤも購入するオーナーをモデルケースとして想定して諸経費を求めていきます。

サマータイヤは全グレードに装着可能な、新開発のマウンド・プロファイルによって高速安定性を引き上げるヨコハマの「ADVAN Sport V105(アドバン・スポーツ・ブイ・イチマルゴ)」を購入した場合を考えます。

スタッドレスタイヤは全グレードに装着可能な、雪国のタクシードライバーからの支持率が高く、氷上制動力・ロングライフ特性も備えるブリヂストンの「BLIZZAK VRX2(ブリザック ヴィアールエックスツー)」を購入した場合を考えます。

「2.0GT EyeSigth」の新品タイヤの購入費用255,000円の内訳

  • ADVAN Sport V105:4本セットの安値相場は115,000円(2019年5月時点)
  • BRIZZAK VRX2:4本セットの安値相場は140,000円(2019年5月時点)
  • 合計:255,000円(共に安値相場で購入した場合)

「2.0GT-S EyeSight」「STI Sport EyeSight」の新品タイヤの購入費用311,000円の内訳

  • ADVAN Sport V105: 4本セットの安値相場は133,000円(2019年5月時点)
  • BRIZZAK VRX2: 4本セットの安値相場は178,000円(2019年5月時点)
  • 合計:311,000円(共に安値相場で購入した場合)

「ADVAN Sport V105」と「BRIZZAK VRX2」の4本セットを安値相場で購入した際の合計額は、グレード・2.0GT EyeSightが255,000円、2.0GT‐S EyeSight・STI Sport EyeSightは311,000円です。年換算で考えればそれらの金額は127,500円と155,500円になります。

  2.0GT EyeSight 「2.0GT‐S EyeSight」 「STI Sport EyeSight」
タイヤサイズ 225/45R18 245/40R18 245/40R18
サマータイヤ 115,000円 133,000円 133,000円
スタッドレス 140,000円 178,000円 178,000円
合計 255,000円 311,000円 311,000円
年換算 127,500円 155,500円 155,500円
WRX S4が搭載するSUBARU BOXERの状態を維持するのに必要なエンジンオイル・エレメント交換代は年間13,500円

WRX S4が搭載する「FA20 水平対向4気筒 2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボエンジン」のスペックを持続させるためには、防錆・冷却・潤滑作用などが備わり、燃費性能の維持やロングライフ化にも貢献するエンジンオイルを定期的に新品へと交換する必要があります。

エンジンオイルの交換はWRX S4のようなターボチャージャーを搭載して、高出力化を行っている車両の場合には、最低でも年に2回は実施すべきなので、ここでは年に2回行うものとして計算します。

WRX S4を製造するスバルは、エンジンオイルに混じる不純物であるスラッジを綺麗にろ過する役割を担うエレメントの交換は、除去率をキープしてエンジン動作に不具合を生じさせないためにも1年周期で実施すべきと推奨しています。

WRX STIのオイル・エレメント交換費用13,500円の内訳

  • オイル交換(年2回)年:5,000円× 2 = 10,000円
  • エレメント交換(年1回):2,000円
  • 作業工賃:500円×3=1,500円
  • 合計金額:13,500円

※オイル・エレメント交換費用はディーラーやスタンドなどの依頼場所によっても異なりますが、平均的な金額である5,000円と2,000円と設定
※工賃は1作業あたり500円で計算

安全装備が充実した「WRX S4」とスポーティさで優る「WRX STI」のどちらを購入すべきか迷った際には維持費も含めて考えよう

WRX S4の維持費

インプレッサのスポーツ仕様車に付けられていたWRXというネーミングを受け継ぐ「WRX S4」と、「WRX STI」はスバルの先進技術が積極的に導入される車両です。

全車が予防安全技術・アイサイトを標準装備し安全性が高い「WRX S4」か、ツインスクロールターボエンジンやツイン・デュアルテールパイプを装備させるなどしてスポーティさで優る「WRX STI」のどちらを購入すべきかを迷っている方は多いはず。

COBBYがほぼ同一の条件設定の下で求めたWRX STIの年間維持費は、グレード「STI」が約63.5万円・「STI Type S」が約66.4万円です。WRX S4の方がWRX STIよりも低燃費を実現しているために、年間維持費は安くなる傾向が見受けられました。

「S4」にすべきか、「STI」にすべきかどうかを迷った際には維持費も考慮して購入するグレードを選んで、水平対向エンジンが実現する心地良い低重心走行を楽しみましょう。