トヨタ新型カムリの豪華で使い勝手の良い内装
2017年7月10日に待望のフルモデルチェンジを果たしたカムリはロアグリルが大きく開いた押し出しの強いフロントマスクを手に入れました。
安全性能ではトヨタセーフティセンスPを全グレードに標準装備するなど、より安全なドライビングが可能となっています。
進化したのはエクステリアや安全性能だけではなく、内装も豪華仕様となっています。2018年8月1日にはスポーツグレードのWSも追加されスポーティーな内外装が注目されています。
トヨタの世界戦略車として主に北米でクラストップの販売台数を達成しているカムリの内装を隅々までチェックしましょう。
カムリWSの内装はスポーティで若々しさを感じるインテリアになった
2018年8月1日にカムリへ一部改良のマイナーチェンジが入り海外仕様のカムリで展開されていたスポーツグレードが日本仕様にもラインナップしました。WSと呼ばれるグレードで標準仕様はファブリックと合成皮革のコンビシート、レザーパッケージには本革シートが搭載されます。
WSのインパネはシルバーとブラックでスポーティな印象
カムリWSの内装はブラックとシルバーで一見ありきたりな組み合わせですが、シルバー部分はテクスチャーのかかったメタル調になっていて高級感があります。助手席側のエアコン吹き出し口から伸びるラインとメーターフードから伸びるラインが交じり合いカムリが持つ雰囲気にマッチしています。
サイドラインが入った合皮のコンビシートはWSグレード専用で特別感がある
標準モデルのWSはシートに合成皮革とファブリックを使ったコンビシートで、ファブリック部分はブラックの生地に横方向へグレーのラインが入ったデザインで座面と背中があたる部分にファブリックが使われています。ブラックとグレーの合皮コンビシートはWS標準モデル専用のもので、オーナーの所有欲を満たしてくれます。
WSのレザーパッケージのシートデザイン菱形が入り組んだ幾何学模様でシンプルながら存在感のある内装になっている
WSレザーパッケージには、本革を使ったシートが装備されていて合皮コンビシートとは違い三角のデザインが集合した幾何学模様になっています。本革シートですので座り心地もよく快適に過ごすことができますし、本革シートは冬に冷たいというイメージがありますがレザーパッケージにはシートヒーターが運転席と助手席に標準装備されているので寒い思いをする心配がありません。
ステアリングのパドルシフトはスポーツグレードのWS専用装備
スポーティグレードであるWSにのみ装備されているものが、ステアリングに搭載されているパドルシフトでブラックに塗装されたパドルスイッチはシンプルながらも存在感を示しています。SレンジのほかにもDレンジで使えるためいちいちシフトを変える必要がなくスポーティなドライブを楽しむことができます。
WS以外のグレードに用意されたカムリの内装はファブリック2種類と本革2種類
新型カムリにはX、G、G レザーパッケージという3つのグレードがあります。このグレード毎に選択できる内装に違いがあります。詳しく見てみましょう。
ブラック×タイガーアイ調の内装と本革シートはG レザーパッケージに設定
G レザーパッケージで選択できる内装の1つがこちらのブラック×タイガーアイ調の内装と本革シートです。高級感のある本革シートと木目調のパネルが新型カムリの高級感を演出します。
他の車種では下位グレードでも本革シートがオプション選択できるケースがありますが、カムリではG レザーパッケージ以外のグレードでは本革シートは選択できない仕様になっています。
ベージュ×タイガーアイ調の内装と本革シートもG レザーパッケージに設定
G レザーパッケージでもう1種類選択できるのがベージュ×タイガーアイ調の内装と本革シートです。ブラックとはまた一味違う高級感が感じられる明るい内装は、ゲストをお出迎えするのにもぴったりの上質な空間となっています。
ブラック×タイガーアイ調の内装とファブリックシートはGグレード専用
新型カムリの中間グレードに位置するGグレード専用となっているのがブラック×タイガーアイ調のファブリックシートです。
コクピット周りやパネル周りは上位グレードのG レザーパッケージと同様ですが、シートが本革からファブリックに変更となります。
本革シートは夏熱くなり冬冷たくなる特性があるので、ファブリックの柔らかで通気性の良い快適性が欲しい方はGグレードを検討しましょう。
ブラック×寄木調の内装とファブリックシートはXグレード専用
新型カムリのベースグレードとなるXグレード専用の内装がブラック×寄木調の内装とファブリックシートです。
Xグレードはコクピット周りのパネルもタイガーアイ調のものから寄木調に変更され、ファブリックシートが採用されています。
前席ドリンクホルダーはメタリックなシルバー調の配色となっているので、ラグジュアリーよりスポーティーなカムリが欲しい方はXグレードが最適です。
新型カムリには視線移動を最小にするヘッドアップディスプレイ(HUD)を装備
カムリの最上級グレードのG レザーパッケージには標準で、Gグレードにはメーカーオプション設定として車の速度やレーダークルーズコントロールの情報などをフロントウィンドウに投影する、カラーヘッドアップティスプレイが用意されています。
そのため最小限の視線移動で快適なドライビングが可能となっています。
特にメーカーオプションのT-Connectナビを選択したときに使うことができるナビゲーションとの連動は、目の前で道案内してくれるため初めて向かう場所でのドライブの不安も解消してくれるでしょう。
新型カムリに設定される大型パノラマムーンルーフは見晴らし抜群で解放感のある内装になる
G レザーパッケージとGグレードにメーカーオプションとして設定されているのがフロントからリヤにかけて配置された大型パノラマムーンルーフです。
開口部はフロント側のみで電動スライドを搭載しています。挟み込み防止機能もあるので、家族でドライブする時に子供が手を挟むなどの事故を防止するための対策も考えられています。
電動サンシェードも装備されているので暑い日中でも快適にドライブを楽しめます。
セダンではトップクラスの広いラゲージスペースがカムリの特徴
セダンはラゲージスペースが狭いと思っている方もいるかもしれませんが、カムリのラゲージスペースは驚くほど広大です。
小型化したハイブリッドバッテリーをリヤの下に置くことで最大荷室長1,150mm、床面荷室長990mm、荷室幅1,680mmとなる524Lの容量を備えています。
これはゴルフバックにして4個を収納できる容量となっています。家族旅行でも十分な荷物を積み込むことができます。
また後席両側がトランクスルーとなっているので、トランクにある荷物を取り出すことや、長い荷物を運ぶ時に大活躍します。
G レザーパッケージには寒い日でも快適にドライブできる運転席と助手席のシートヒーターを標準装備
G レザーパッケージには背面と座面を温めてくれる、運転席と助手席のシートヒーターが標準装備されています。運転席と助手席で独立し3段階の調整が可能なので、好みに合わせて設定することができます。
新型カムリの内装には家族で使うのに便利な収納機能が豊富に用意
カムリは収納スペースも豊富に用意されています。よく使うシフトレバーの上に配置されているのは上段と下段に分かれたコンソールボックス。貴重品は下段に、立体駐車場の駐車券などすぐ取り出すものは上段に置くなど物により使い分けできます。
カップホルダーはフロント側中央に縦に並んで2つ、後席中央にあるアームレストの裏側に2つ備えられています。どちらもペットボトルや水筒など大きなものでも十分置くことができます。
フロント肘置きの中のコンソールボックスを開けると、厚めの手帳やお財布などを収納できる深さがあります。
助手席の正面にあるグローブボックスは照明付きなので、夜間に使う時も視認性が確保されています。
フロントドアポケットとリアドアポケットにも、それぞれペットボトルを置けるボトルホルダーがあります。
ファミリーカーとしても使える十分な広さを持つ荷室が魅力
新型カムリは海外でも販売しているグローバルモデルです。そのため日本で販売しているセダンより広めの室内となっています。同じグローバルモデルとして人気のホンダのアコード、日産のティアナも室内は広いですが荷室の容量はカムリがトップとなっています。
旅行などのレジャーも楽しめるセダンタイプの車を探している方に是非お勧めしたい車が新型カムリです。