プジョー2008の内装の特徴は?コックピット・シートデザイン・安全装備を徹底解説
プジョー2008は、プジョー208をベースに開発されたコンパクトSUVです。2013年に初代モデルの販売を開始して以来、取り回しやすいサイズとスタイリッシュなデザインが男女を問わず支持を集め、コンパクトSUV市場で高い評価を得てきました。
本記事では、初代プジョー2008(2013〜2020年)の内装を中心に、コックピット・シートデザイン・安全装備・ラゲッジルームのほか、特別仕様車「2008 GT Line Black Pack」と「2008 CROSSCITY(クロスシティ)」の内装をまとめて解説します。なお、初代2008は2020年8月に生産終了しており、後継の2代目プジョー2008は2020年9月に日本でも発売されています。現在も販売が続くモデルへの関心がある方は、2代目モデルの情報も合わせてご確認ください。
2代目プジョー2008のフルモデルチェンジで内装デザインが大きく進化
2代目プジョー2008は2019年6月19日に欧州で発表され、2020年9月16日に日本でも発売されました。プラットフォームが新たに拡大されたことで、外装だけでなく内装の設計・デザインも大幅に刷新されています。EV仕様の「e-2008」も新たに設定されました。
2代目2008では、プジョー独自の「i-Cockpit(iコックピット)」をさらに進化させた3D i-Cockpitを採用しています。小径ステアリングの上越しにメーターを確認する独自レイアウトに加え、10インチの大型タッチスクリーン、15Wのワイヤレス充電、高解像度パークアシストカメラなどを装備。Android AutoやApple CarPlay、Mirror Linkにも対応したミラースクリーン機能も搭載しています。
2代目モデルのシートにはアルカンターラとテップレザーの組み合わせを全席に採用しており、蛍光カラーのステッチがスポーティなアクセントとなっています。e-2008はグレーとブラックのバイカラーシートで、同様に蛍光ステッチがあしらわれています。グレードによってはフロントシートにシートヒーターやマッサージ機能も設定されています。
電動ルーフを搭載しており、晴れの日も雨の日も開放的な気分でドライブを楽しめます。また、先進運転支援システム(ADAS)として縦列駐車を自動サポートする「フルパークアシスト」のほか、137km/h以下で作動する自動緊急ブレーキアシスト、64km/h以上で作動するドライバーアテンションモニタリングやアクティブレーンキーピングアシストなども搭載されています。
2代目2008の荷室容量は通常時434L、リアシートを倒したフルフラットモードで最大1,044Lとなります。後部座席を倒せばフラットなスペースが確保できるため、車中泊に活用するユーザーも少なくありません。
初代プジョー2008の特別仕様車「2008 GT Line Black Pack」の内装:赤ステッチの本革シートで高級感が際立つ
2019年6月10日に発売された初代プジョー2008の特別仕様車「2008 GT Line Black Pack」は、随所にブラックパーツをきかせた内外装で高級感あふれる仕上がりのモデルです(現在は販売終了)。
シートには赤ステッチ入りのブラック本革を採用しており、スポーティで高級感のある室内空間を演出していました。フロントシートにはシートヒーターも標準装備され、寒い季節のドライブも快適に楽しめました。
コンパクトサイズながらSUVらしい走破性も確保されており、雪道・砂地・泥道など5種類の路面状況に対応したグリップコントロールが搭載されていました。悪路でも安心して走行できる点は日常使いでも頼りになる機能です。
Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応する「プジョー ミラースクリーン」もGT Line Black Packに標準装備されていました。スマートフォンと連携してナビ・音楽・メッセージ・通話を車載ディスプレイで手軽に操作できます。
初代プジョー2008のコックピット:i-Cockpitが実現する先進的で運転しやすい設計
初代プジョー2008のコックピットには、プジョー独自のコンセプト「i-Cockpit(iコックピット)」が採用されています。ブルーのイルミネーションが印象的なメーターパネルに加え、小径の本革巻ステアリングホイール・大型のBluetooth対応タッチパネル・視線移動を最小化する12.3型ヘッドアップインストルメントパネルが装備されており、前方への視界確保と操作性の高さが両立されています。サイドブレーキレバーにも本革が巻かれており、高級感のある仕上がりです。
シフトレバーをバックに入れると全車標準装備のバックアイカメラが自動で起動し、映像でドライバーをアシストします。バックソナーも搭載しており、障害物を検知すると警告音で知らせてくれるため、狭い駐車スペースでも安心して操作できます。
フロントソナーはGT Lineのみに標準装備されていました。前方の障害物を検知して警告音と警告表示で知らせてくれる機能で、駐車時や低速走行時のリスクを軽減してくれます。
初代プジョー2008のシートデザイン:ファブリック×テップレザーのコンビシートにグレード別の色展開
初代プジョー2008は全グレードにファブリック×人工皮革テップレザーのコンビシートを採用しています。ベースグレードの「Allure(アリュール)」はシンプルなブラックカラー、上級グレードの「GT Line(GTライン)」はブラックをベースにレッドステッチをあしらったスポーティなデザインとなっており、グレードごとに明確な差別化が図られていました。
フロントシートヒーターは全グレードに標準装備されており、秋冬の冷え込む時期でも乗車直後からシートが温まります。コンパクトSUVの中でもシートヒーターを全車標準装備としている点はユーザーから高く評価されていました。
初代プジョー2008の安全装備:全グレードに充実したアクティブセーフティプログラムを標準搭載
初代プジョー2008には、ブレーキアシスト・トラクションコントロール・EBD(電子制御制動力分配機能)・スタビリティコントロール・ABSから構成されるアクティブセーフティプログラムを全グレードに標準搭載していました。走行中に車両姿勢が不安定になった際に自動で補正し、安定した走りを維持します。
アクティブシティブレーキも全グレード標準装備で、約5〜30km/hの低速域で作動します。渋滞中や駐車場などの低速シーンでの追突リスクを軽減する実用的な安全機能です。中古車で初代2008を検討する場合、これらの安全装備が全車に搭載されている点は安心材料のひとつです。
初代プジョー2008のパノラミックガラスルーフ:オプションで全グレードに装着可能
初代プジョー2008にはオプション装備としてパノラミックガラスルーフが全グレードに設定されていました。リアシートの頭上まで広がるパノラミックルーフは、前後席ともに開放的な視界をもたらします。昼間は空との一体感を、夜間はブルーの照明が幻想的な室内ムードを演出します。中古車選びでは、このオプションの有無も確認のポイントです。
初代プジョー2008のラゲッジルーム:広い開口部と大容量で積載性も高い
初代プジョー2008の荷室容量はノーマルモードで360L、リアシートをフルフラットにした状態で最大1,172Lとなります。開口部が広く設計されており、重い荷物も楽にスムーズに積み込めます。フロア下にも工具などを収納できるスペースが用意されており、普段使いからレジャー・旅行まで幅広いシーンに対応できる積載性です。フルフラットモードにして車中泊を楽しむユーザーも多く見られました。
特別仕様車「プジョー2008 CROSSCITY(クロスシティ)」の内装:アルカンターラ×グリーンステッチのスタイリッシュな専用デザイン
初代プジョー2008の特別仕様車「CROSSCITY(クロスシティ)」は、2018年12月より発売された街乗りとオフロードの両立をコンセプトとしたモデルです(現在は販売終了)。Allureグレードをベース車両としており、専用装備を加えながらもリーズナブルな価格設定が特徴でした。クロスシティシリーズは2008のほか、3008や5008にもラインナップされていました。
プジョー2008クロスシティの内装には専用デザインが設定されており、シートにはスエード調の高級素材「アルカンターラ」と人工皮革「テップレザー」の組み合わせが採用されていました。鮮やかなグリーンのパイピングがアクセントで、ドアトリム・ステアリング・サイドブレーキレバーにも同色のグリーンステッチが施されており、室内全体に統一感があります。フロントシートのシートヒーターも標準装備されていました。
Apple CarPlayに対応する「プジョー ミラースクリーン」もGT LineおよびCROSSCITYには標準装備(Allureは非搭載)されており、スマートフォンとの連携による利便性の高さも評価されていました。
プジョー2008の内装は先進装備と快適装備を高い次元で両立したコンパクトSUVの傑作
初代プジョー2008は、i-Cockpitによる先進的なコックピット設計、全車標準装備のシートヒーター・バックカメラ・アクティブセーフティプログラムなど、コンパクトSUVの枠を超えた充実した内装が特徴でした。ラゲッジルームは最大1,172Lと積載性も十分で、日常使いからレジャーまで幅広く活躍できるモデルでした。初代2008は現在生産終了していますが、中古車市場では豊富に流通しており、グレードや装備を確認しながら選ぶことができます。
後継の2代目プジョー2008は2020年9月に日本でも発売され、現在もGT・GT BlueHDi・GTハイブリッドなどのラインナップで販売が続いています。10インチタッチスクリーンや3D i-Cockpitなどをさらに進化させた内装をもつ2代目への乗り換えや新規購入を検討している方にも、初代との違いを把握したうえで選ぶことをおすすめします。