ミニバンのハイブリッド車ランキング

ミニバンにハイブリッドモデルがある国産人気車種をランキング

ミニバンでハイブリッド仕様がある低燃費な車種をランキング。トヨタや日産、ホンダなどから販売される人気のミニバンはどの車種?ファミリー世代の方、多人数を乗車する機会がある方、大型サイズの室内が好きな方必見のミニバン人気ランキング。

ハイブリッドタイプの人気ミニバンをランキング

既存の車のモデルチェンジや新型車が登場する際、パワートレインには「ハイブリッドエンジン」が搭載されているモデルをラインナップすることが増えました。
トヨタのプリウスが1997年に世界で初めてハイブリッドエンジンを搭載してから、世界の流れが電気とガソリンの両方を使って走行する「ハイブリッドエンジン」へとシフトしていきました。

ハイブリッドエンジンは排ガスが少ないため環境に優しいのはもちろん、脅威の低燃費を実現するため、私たちのお財布にも優しいエンジンと言えます。
特に子供がいるファミリー世代はお金がかかるので、車の燃料代を節約できるハイブリッド車は心強い味方となるでしょう。
燃料代を気にせず家族で楽しくお出かけできる、人気のハイブリッド仕様があるミニバンをランキングしました。

11位 スポーツ性能に優れたハイブリッドシステムを搭載する「ステップワゴンSPADA」は3つのドライブモードを楽しめる

2017年のマイナーチェンジでステップワゴン初搭載のハイブリッドモデルがスパーダに追加

1996年に初代モデルが誕生したステップワゴンはFF方式を採用して、ミニバンに望ましい低床フロアとワイドな室内スペースをいち早く実現した事で話題を集め、大人のあそび心を刺激するCMのイメージ戦略もヒットした、国内累計販売台数が150万台を超えるホンダの人気車種です。

2017年9月に行われたマイナーチェンジでは、ステップワゴン初となる「SPORT HYBRID i‐MMD」を搭載したハイブリッドモデル「SPADA」が新設定されました。

ステップワゴンSPADAが搭載するハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i‐MMD」は、低燃費と高出力を実現する2.0LアトキンソンサイクルDOHC i‐VTECエンジンや、蓄電・給電能力に優れたリチウムイオンバッテリーなどのユニットによって構成されます。

優れたハイブリッドシステムを搭載するステップワゴンSPADAは、坂道を走行する際にパワフルな走りを体感できる「ハイブリッドドライブモード」を、街中を走行する際に低燃費を実現する「EVドライブモード」を、高速道路を走行するのに適した「エンジンドライブモード」の3つのドライブモードを用意します。

ステップワゴン SPADA HYBRID B・Honda SENSINGの諸元
全長 4,760mm
全幅 1,695mm
全高 1,840mm
室内長 3,220mm
室内幅 1,500mm
室内高 1,405mm
ホイールベース 2,890mm
最小回転半径 5.4m
乗車定員 7名
ボディカラー
燃費 25.0km/L

10位 スズキ ランディは家族とレジャーに出かけるのにピッタリのハイブリッドミニバン

2007年スズキから販売されたランディは、日産からOEM供給された車種でセレナがベースとなっています。5ナンバーサイズのミニバンでスズキが販売する自動車では最も高価な車種となっています。
2.0S、2.0X、2.0Gの3種類のグレードがあり2.0X、2.0Gがハイブリッドモデルとなります。

日産のセレナがベースとなっているので室内も十分な広さが確保されています。
8人乗り設定なので子供や両親を乗せた家族旅行もストレスがありません。ミニバンらしいガラスエリアの広さは家族と景色を楽しむのにもぴったりです。
6種類のシートアレンジを搭載する自由度の高い車種となっています。

スズキ ランディ 2.0Xの諸元
全長 4,690mm
全幅 1,695mm
全高 1,865mm
室内長 3,240mm
室内幅 1,545mm
室内高 1,400mm
ホイールベース 2,860mm
最小回転半径 5.5m
乗車定員 8名
ボディカラー 全5色
燃費 16.6km/L

9位 ホンダ ジェイドはマイナーチェンジで5人乗りを追加して商品力をアップ

2013年に中国で販売開始され、2015年から日本でも販売開始されたホンダのジェイドは3列シートの6人乗りミニバンタイプのステーションワゴンです。重心を低く構え、流れるようなしなやかなボディラインはクーペを思わせるスタイリングとなっています。

3列シートに乗車定員6人の広々とした室内がジェイドの特徴です。内装カラーも豊富なので車に個性を求めるユーザーからは満足度の高い車種となっています。
ハイブリッドモデルは、HYBRID、HYBRID Xの2つのグレードから選択できます。

32018年のマイナーチェンジで2列5人乗りモデルを追加してスポーツ性能と居住性を向上しました。

ホンダ ジェイド HYBRID X ホンダセンシングの諸元
全長 4,650mm
全幅 1,775mm
全高 1,530mm
室内長 2,850mm
室内幅 1,505mm
室内高 1,230mm
ホイールベース 2,760mm
最小回転半径 5.5m
乗車定員 6名
ボディカラー 全3色
燃費 25.0km/L

8位 トヨタ プリウスαは3列7人シートでゆったりしたレジャーが楽しめる

2011年5月にトヨタから販売されたのがプリウスαです。トヨタから販売されるプリウスの派生車種として世界中で販売されているミニバンタイプのステーションワゴンです。
プリウス同様、ハイブリッド専用車種として販売されているプリウスαは世界中で大ヒットし、トヨタのハイブリッドシステムの安定性を証明しました。

7人乗りのゆったりした3列シートを設定しているのでファミリーカーとして十分な広さとなっています。プリウスの派生車種だけあり燃費性能も26.2km/Lを達成しています。
2018年にはフルモデルチェンジされ、エクステリアや燃費性能や安全性能が大幅に強化されます。

トヨタ プリウスα S(7人乗り)の諸元
全長 4,630mm
全幅 1,775mm
全高 1,575mm
室内長 2,690mm
室内幅 1,520mm
室内高 1,220mm
ホイールベース 2,780mm
最小回転半径 5.5m
乗車定員 7名
ボディカラー 全9色
燃費 26.2km/L

7位 トヨタ エスティマは元祖ミニバンと言われるほど便利でファミリーユース最適

1990年5月12日にトヨタから販売されたエスティマは、先進的な卵型のエクステリアを取り入れ爆発的なヒットを記録した日本を代表するミニバンです。
2016年にマイナーチェンジが行われましたが2019年10月に生産終了しました。

元祖ミニバンというだけあり、上質で広大な空間が広がるファミリーカーとしてはうってつけの車種となっています。内装の種類は8種類、ボディカラー2トーンカラーを含む10種類とバラエティに富んでいるのもエスティマの特徴です。

トヨタ エスティマ ハイブリッド AERASの諸元
全長 4,815mm
全幅 1,820mm
全高 1,760mm
室内長 3,010mm
室内幅 1,580mm
室内高 1,255mm
ホイールベース 2,950mm
最小回転半径 5.7m
乗車定員 7名
ボディカラー 全10色
燃費 18.0km/L

6位 ホンダ オデッセイはフラッグシップミニバンらしく内装も豪華なハイブリッドミニバン

1994年10月20日にホンダから販売されたオデッセイは、独特のエクステリアが評価され当初予定されていた販売台数を大きく上回り大ヒットを記録し、1995年には125,590台を販売しミニバンの新たな主役に躍り出ました。
2013年に現行オデッセイが登場し、2017年の12月にはマイナーチェンジが行われました。

標準の内装も高級感がありますが、オプションで設定されている2種類の本革シートは高級セダンのような質感高い雰囲気が感じられます
ホンダを代表する上級ミニバンという位置づけ通り、ラグジュアリーな室内もオデッセイの特徴です。

ホンダ オデッセイ HYBRID ホンダセンシングの諸元
全長 4,830mm
全幅 1,820mm
全高 1,695mm
室内長 2,935mm
室内幅 1,625mm
室内高 1,305mm
ホイールベース 2,900mm
最小回転半径 5,4m
乗車定員 7名
ボディカラー 全6色
燃費 26.0km/L

5位 トヨタ アルファード&ヴェルファイアは最大8人乗れる大人気のハイブリッドミニバン

2002年5月22日にトヨタから販売されたLLサイズの高級ミニバンがアルファードです。2008年のフルモデルチェンジのタイミングでアルファードはトヨペット専売となり、それまで販売されていたネッツではアルファードをヴェルファイアとして販売されました。
そのためアルファードとヴェルファイアの違いは見た目だけということになります。

内装は豪華そのもので、足を伸ばしてくつろげる電動オットマン、助手席には最大1,160mmのスーパーロングスライドシートが装備されているなど、高級ホテルのラウンジを思わせる空間となっています。

トヨタ アルファード HYBRID X(8人乗り)の諸元
全長 4,915mm
全幅 1,850mm
全高 1,895mm
室内長 3,210mm
室内幅 1,590mm
室内高 1,400mm
ホイールベース 3,000mm
最小回転半径 5.6m
乗車定員 8名
ボディカラー 全7色
燃費 19.4km/L

4位 ホンダ フリード燃費性能はハイブリッドミニバンの中でも最高クラス

2008年5月30日にホンダから販売されたのがフリードです。それまで販売されていたホンダのモビリオとモビリオスパイクの後継モデルとして誕生し、新車月間販売台数でも毎月上位に入る人気車種となっています。

コンパクトミニバンのフリードですが、室内は驚くほど広く作られていて大人が6人乗車しても十分なスペースが確保されています。フルサイズミニバンと比較して27.2km/Lの優秀な燃費性能もフリードの人気の秘密です。

ホンダ フリード HYBRID G ホンダセンシングの諸元
全長 4,265mm
全幅 1,695mm
全高 1,710mm
室内長 3,045mm
室内幅 1,455mm
室内高 1,275mm
ホイールベース 1,710mm
最小回転半径 5.2m
乗車定員 6名
ボディカラー 全8色
燃費 27.2km/L

3位 トヨタ ノア&ヴォクシー&エスクァイアは販売数日本一のハイブリッド設定がある大人気のミニバン

ノアのエクステリア

2001年11月16日にトヨタから販売されたのがノアとヴォクシーです。ノアはカローラ店で販売され、ヴォクシーはネッツ店で販売されています。
この2車種に遅れて登場したのがトヨペット店で販売されているエスクァイアです。

ノアの内装

この3車種は同じプラットフォームが使われた兄弟車でノアとヴォクシーは販売価格が同じことから内装に大きな違いがありません。エスクァイアだけは「高級感」を向上させているので販売価格が高くなっています。

トヨタ ノア HYBRID Xの諸元
全長 4,695mm
全幅 1,695mm
全高 1,825mm
室内長 2,930mm
室内幅 1,540mm
室内高 1,400mm
ホイールベース 2,850mm
最小回転半径 5.5m
乗車定員 7名
ボディカラー 全6色
燃費 23.8km/L

2位 日産 セレナはe-POWERを搭載してハイブリッドのミニバントップを狙う

1991年6月に日産から販売されたのがセレナです。大ロングセラーのセレナは日産を代表するミニバン車種となっています。
2016年8月24日に行われた4度目のフルモデルチェンジでは、自動運転レベル2の技術である高速道路における単一車線の運転支援システム「プロパイロット」をセレナに投入し注目されました。

ミニバンらしい快適な室内空間はもちろん、セレナだけの「スマートマルチセンターシート」が魅力となっています。多人数を乗せる場合や長い荷物を載せる場合など、使い方に合わせて多用なシートアレンジを持ち合わせているのがセレナの特徴です。
また、2018年3月1日にモーターのみで走行できる待望のセレナe-POWERを発売しました。

日産 セレナ e-POWER Xの諸元
全長 4,690mm
全幅 1,695mm
全高 1,865mm
室内長 3,170mm
室内幅 1,540mm
室内高 1,400mm
ホイールベース 2,860mm
最小回転半径 5.5m
乗車定員 8名
ボディカラー 全12色
燃費 26.2km/L

1位 トヨタ シエンタは収納力も燃費性能も高いおすすめのハイブリッドミニバン

日産のセレナと月間販売台数でしのぎを削るのが、トヨタが2003年9月29日に販売されたミニバンのシエンタです。
2015年7月9日にシエンタ初となるフルモデルチェンジを行ったシエンタは、プリウスで熟成されたハイブリッドシステム「THS2」を搭載することによりミニバントップクラスのJC08モード燃費27.2km/Lを手に入れ、大ヒット車種となりました。

乗り降りしやすい地上高、マウンテンバイクを2台収容できるほどの大型ラゲージなどミニバンの要件を十分に満たし、さらにシエンタ独自の後座ほど座席を高くして見晴らしの良いアイポイントを獲得する「シアターレイアウト」が好評となっています。

トヨタ シエンタ HYBRID Xの諸元
全長 4,235mm
全幅 1,695mm
全高 1,675mm
室内長 2,535mm
室内幅 1,470mm
室内高 1,280mm
ホイールベース 2,750mm
最小回転半径 5.5m
乗車定員 7名
ボディカラー 全14色
燃費 27.2km/L

ハイブリッド仕様のミニバンはトヨタ車に軍配

ハイブリッドの仕組みは大きく3つに分類されます。

パラレル方式

主に日産やホンダが採用しているハイブリッドの仕組みです。
発進・加速などエンジンパワーが必要な場面でモーターがサポートして燃費を向上させます。
マイルドハイブリッドとも呼ばれます。

シリーズ・パラレル方式

トヨタが採用しているハイブリッドの仕組みです。
エンジンとモーターを使い分けながら走行するので、発進からの低速はモーターのみ、モーターだけでは補えない高速走行はエンジンも使用するなど両方の利点を上手く使い分ける方式です。

シリーズ方式

日産から販売されているノートe-POWERがシリーズ方式に該当します。
走行にはモーターのみを使用し、エンジンはモーターの充電のみに使用します。

トヨタは世界に先駆けて、ハイブリッド専用車の市販化に成功した自動車メーカーです。「シリーズ・パラレル方式」を採用したハイブリッド技術は世界一と言われ、現在も常に進化をしています。
ミニバンの快適な居住性と環境にも優しい低燃費を求めるのであればトヨタのハイブリッド車に軍配が上がります。