日産リーフNISMO東京モーターショー2017に初出展
日産は2017年10月3日にプレスリリースで、同年の10月27日~11月5日まで開催される東京モーターショー2017へ出展する車のラインナップを発表しました。
今回のイベントでの日産の最大の注目点は「ニッサンインテリジェントモビリティ」を体現したというコンセプトカーの世界初公開です。
- リーフ
- リーフ
その他には、走る魅力を追求するために最先端テクノロジーを搭載した新型スカイラインや、ファミリーカーとしても人気の高いセレナにスポーティースタイルを取り入れた「セレナNISMO」なども出展されました。
2018年7月30日に発売され、同じく東京モーターショー2017に出展されたリーフのスポーツコンバージョンシリーズにあたる「リーフNISMO」に関する情報を詳しく紹介していきます。
リーフNISMOのエクステリアは期待を裏切らないレッドカラーのインパクト
「リーフNISMO」では、日産のモータースポーツ・ワークチームであるNISMOのレーシングテクノロジーを積極的に取り入れた専用エクステリアを導入しています。導入効果によりCd値を悪化させることなくリフト量を低減させ、走行中の車体に空力が加わりにくいボディラインを実現しました。
専用のフロントバンパーを導入し、エアインテークはワイドサイズが特徴的で、LEDフォグランプも内蔵されているフロントマスクでは、ボンネットのブラックカラーとドアミラーとバンパーに施されているレッドカラーのラインが目立ちます。
NISMOシリーズの車のエクステリアでは、おなじみの前後のバンパーのアンダー部とサイドスカートのレッドラインは今回も採用されています。
ボンネットのセンター部からルーフ、そしてリヤガラスへと連なっているブラックカラーとボディカラーのホワイトのコントラスト感に、レッドカラーのラインが最大のインパクトを与えています。
リーフNISMOはレッドカラーが映える「NISMOイズム」を感じるインテリア
インテリアでもブラックカラーを基調としながら、NISMOのイメージカラーであるレッドをシートやコンソールパネル、ステアリングホイールなど各パーツに絶妙に取り入れています。
走行中の臨場感につながるメーターパネルには、NISMOのロゴが加えられるだけでレッドカラーの指針や目盛りは採用していません。その効果により、パネルのブルーカラーが意味合いを持って、室内空間全体に調和と躍動感をもたらします。
リーフNISMOではEVにスポーティーな走りの魅力が加わります!
2017年9月6日にフルモデルチェンジによって誕生した2代目リーフは、フル充電からの航続可能距離は400km、搭載するリチウムイオンバッテリーの容量は40kwhとEVとして優れたパフォーマンスを誇ります。
日産の先進技術である進化したアクセルペダル「eペダル(e-Pedal)」や自動運転レベル2をクリアした「プロパイロット」も搭載されています。
リーフNISMOでは、専用にチューニングアップされたサスペンションや、走りの魅力に直結する高性能タイヤを装備させます。また、パワーユニットの性能アップに不可欠な指示系統であるコンピューターの処理能力を向上させ、電動駆動の特性を活かすことで瞬発力の高い加速フィールを実現させるなどしてスポーティーな走りの魅力を高めます。
プレスリリースではアナウンスされていませんが、リーフNISMOの市販化モデルでは航続可能距離のは短くなりましたが、専用エアロパーツを装備してボディの剛性などが強化されています。
ハイパフォーマンスモデルのリーフNISMOは2018年7月30日発売
初代リーフのコンセプトカーにあたる「リーフ エアロスタイル」は、東京オートサロン2011にて初出展されました。その後の市販化までのスケジュールは、2013年の東京モーターショーで市販化モデル車が登場し、翌2014年1月に発売しました。
エアロスタイルではモデル車にVCM(専用チューニングコンピューター)を搭載させるなどして、走る魅力をアップさせました。今回のリーフNISMOでも同様のスポーツコンバージョンを行いますが、初出展から市販化されるまでのタイミングはもっと早まります。
日産は、2017年の9月6日のリーフに関するニュースリリースにて「バッテリー容量とモーター出力をさらに向上させたハイパフォーマンスモデルの発売を2018年に予定している」とアナウンスしています。リーフNISMOはそのハイパフォーマンスモデルで2018年7月30日に販売開始されました。
東京モーターショー2017ではリーフNISMOの先進性を表現しSNSで広報
日産は今回の東京モーターショー2017で催すステージ演出等のライブ中継をTwitter(ツイッター)やYouTube(ユーチューブ)などのネットメディアを活用して行いました。
ネットメディアを活用することで、会場に行かなくてもリーフNISMOの魅力を映像や文章で堪能する事ができます。セレナNISMOやマイナーチェンジが行われたスカイラインなど他に出展される車の魅力にも触れることも可能です。