リーフがマイナーチェンジで62kWhバッテリーを搭載した航続距離が458kmを達成したリーフeプラス(e+)を新設
累計販売台数が380,000台を超える世界で最も売れている電気自動車であるリーフがマイナーチェンジを行い、62kWhもの駆動用バッテリーを搭載させ航続距離458kmを超えるハイパフォーマンスモデル「リーフe+」をグレードに追加しました。
2019年1月9日にリーフEプラスを発表、日本では2019年1月23日、米国では2019年春、欧州では2019年半ばに発売します。航続距離が延長して実用性が増すリーフのマイナーチェンジ最新情報を紹介します。
リーフのマイナーチェンジが2022年4月21日に発表 特徴的なホイールデザインでデビュー
EV(電気自動車)らしい未来感のあるホイールデザインが特徴の改良版新型リーフ
リーフがエクステリアの小変更を含むマイナーチェンジを実施。発売は2022年夏頃を予定します。
今回の改良はエクステリアのガーニッシュ変更、ボディカラーの整理、グレード展開の見直しが主な内容で、特に新意匠のアルミホイールは、未来感のある大胆なデザインが特徴です。
グレード整理ではコストパフォーマンスの高いアーバンクロムや、エントリーグレードのSを廃止。新型リーフの販売価格は3,709,200円から4,182,200円になっています。
リーフに特別仕様車アーバンクロムを一部改良と同時に2021年4月19日に追加
リーフのアーバンクロムは細部までこだわった上質な特別仕様車
リーフが2021年4月19日に一部改良を実施。ボディカラーに2トーンのバーガンディ&スーパーブラックとサンライズカッパー(暁)&スーパーブラックの2色を追加。
エクステリアのVモーショングリルをブラックに変更して、インテリアにはプラズマクラスターのエアコンを上位グレードで標準装備しています。
一部改良と同時に特別仕様車のアーバンクロムを追加。漆黒のフロントグリルや専用17インチダークアルミホイールなどを装備しました。
販売価格は40kWhモデルで4,118,400円、62kWhモデルで4,710,200円です。
リーフ特別仕様車アーバンクロムの特別装備
- 漆黒フロントグリル
- 専用17インチダークアルミホイール
- サイドターンランプ付電動格納式リモコンブラックドアミラー
- 専用エアコン吹き出し口シルバーフィニッシャー
リーフNISMOが2020年モデルに改良 チューニングを最適化して性能向上
チューニングを見直し走行性能を強化したリーフNISMOの2020年モデル
新型リーフNISMOが一部改良を2020年7月20日に実施して2020年モデルになりました。主な変更点は走行性能で、ステアリングのギア比を18.3から14.9に変更したこと、サスペンションのバネ比を変更したことなどです。
インテリアには9インチナビを標準装備してコネクティッド機能を強化しています。リーフNISMOはワングレードのみで、販売価格は4,294,400円です。
日産リーフAUTECHに好みのインテリアを選べる「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」を設定
2020年1月16日、日産はリーフAUTECHにプレミアムパーソナライゼーションプログラムを設定しました。発売開始は2020年2月で、完全受注生産となります。
- プレミアムパーソナライゼーションプログラム ストーンホワイト
- プレミアムパーソナライゼーションプログラム ブラウン
- プレミアムパーソナライゼーションプログラム ブラック
リーフAUTECHのプレミアムパーソナライゼーションプログラムでは、「ストーンホワイト」「ブラウン」「ブラック」の3カラーの本革シートから好みのデザインを選択できます。プレミアムパーソナライゼーションプログラムのみの価格は566,500円、プレミアムパーソナライゼーションプログラム設定車種の日産リーフe+ AUTECHは4,686,000円です(プレミアムパーソナライゼーションプログラムの価格を含まない)。
リーフがマイナーチェンジ 運転支援技術のアップデートやボディカラー追加など
2019年12月、日産リーフのマイナーチェンジが発表されました。日産リーフ「AUTECH」も同時にマイナーチェンジされ、2020年2月に同時発売されます。
エクステリア面では、「ステルスグレー」や「ビビットブルー」などのボディカラー4色を新色として追加設定。シャークフィンアンテナが標準装備化されました。車内には9型の地デジ内蔵「EV専用NissanConnectナビゲーションシステム」をSグレード以外のリーフ全車に標準装備としています。
また、今回のマイナーチェンジでは運転支援技術の大幅なアップデートを実施。プロパイロットではスムーズなブレーキ操作や下り坂での設定速度保持、ワイパー作動時の範囲拡大を実現。プロパイロットパーキングでは、前向き駐車や車庫入れの操作時間を従来よりもおよそ20%短縮することに成功しています。
さらに、車線変更する際に作動する「インテリジェント BSI」を新採用。後方車両との接触回避をサポートします。
NissanConnectには、「docomo In Car Connect」や「OTA(Over The Air)自動地図更新」、Googleを利用した目的地の検索サービス等を初採用。コネクティビティを強化し、より快適な移動体験を可能としました。
グレード | 駆動方式 | 原動機 | バッテリーサイズ | 価格 |
---|---|---|---|---|
リーフ S | 2WD | EM57 | 40kWh | 3,326,400円~ |
リーフ X | 40kWh | 3,819,200円~ | ||
リーフ X Vセレクション | 40kWh | 4,056,800円~ | ||
リーフ G | 40kWh | 4,189,900円~ | ||
リーフ e+ X | 62kWh | 4,411,000円~ | ||
リーフ e+ G | 62kWh | 4,998,400円~ | ||
リーフ AUTECH | 40kWh | 4,094,200円~ | ||
リーフ e+ AUTECH | 62kWh | 4,686,000円~ |
東京モーターショー2019の日産ブースにEV界のGT-Rこと「リーフ・ニスモ RC_02」が登場!
東京モーターショー2019にて、日産LEAF NISMO RC_02(リーフ・ニスモ RC_02)が展示されました。
フロント・リヤに電動モーターをそれぞれ搭載し、バッテリー容量を2倍に拡大。その分重量は増えましたが、最高出力や最大トルクも初代モデルのLEAF NISMO RC_01と比べ2倍にまで引き上げています。0-100km/h加速時間は3.4秒というハイスペックモデルです。
今後、リーフ・ニスモ RC_02をベースにパワートレインを活用することも期待されます。
日産リーフe+をベースとした4WD技術搭載のテストカーが公開!
日産リーフe+ベースのテストカー
日産リーフe+ベースのテストカーのインテリア
日産は次世代EVモデルに搭載する4WD技術を採用したテストカーを公開しました。
本モデルは日産リーフe+をベース車両としており、フロントとリアに2基の高出力電動モーターを搭載。シャシー制御を組み合わせて電動駆動の4輪制御技術を実現し、走行性能を大幅にアップしています。システム全体で最大出力227kW、最大トルク680Nmを発揮します。スムーズで力強い加速と優れたハンドリング性能を備え、かつ快適で安心感のある乗り心地となっています。
電気モーター | EM57×2(前後) |
---|---|
最大出力 | 227kW |
最大トルク | 680Nm |
ボディサイズ | 4,480mm×1,830mm×1,540mm |
ホイールベース | 2,700mm |
駆動方式 | 電動駆動4輪制御 |
タイヤ | フロント:215/55R17 リヤ:235/50R17 |
日産リーフに装備の充実度をアップした特別仕様車「X Vセレクション」が登場!
日産リーフ特別仕様車「X Vセレクション」
2019年7月25日、日産リーフに特別仕様車「 X Vセレクション」が新設定されました。
ベース車両には日産リーフ Xを採用し、「インテリジェント アラウンドビューモニター」「プロパイロット」等の先進安全技術を標準装備。足元には17インチのアルミホイールを特別装備しています。
なお、X Vセレクションの価格は3,868,560円。ベース車両のXは3,661,200円なので21万円程度と、装備の充実度をアップしつつも比較的手頃な値段設定です。
日産リーフ X Vセレクション 特別装備リスト
- プロパイロット
- インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)
- インテリジェント ルームミラー
- BSW(後側方車両検知警報)
- RCTA(後退時車両検知警報)
- インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)
- インテリジェントDA(ふらつき警報)
- 電動パーキングブレーキ
- ステアリングスイッチ(メーター・ディスプレイコントロール、オーディオ、ハンズフリーフォン、プロパイロット)
- 17インチアルミホイール
- 215/50R17 91Vタイヤ
日産リーフX Vセレクションに搭載されるプロパイロットとインテリジェント アラウンドビューモニター
プロパイロットは、高速道路での渋滞走行・巡航走行時においてシステムがアクセル・ブレーキ・ステアリングの操作を支援する機能です。移動物検知機能付きインテリジェント アラウンドビューモニターでは、車両の真上から見下ろしたような映像を車載ディスプレイに映し出し、駐車時などの安全性を確保します。
リーフにカスタムモデルのAUTECH(オーテック)を設定して2019年6月21日発売
リーフAUTECHは2019年6月21日発売
日産の電気自動車リーフにカスタムモデルのAUTECH(オーテック)を追加、2019年6月21日から販売開始します。フロントバンパーやリヤバンパーなど、エクステリアの各所にメタル調フィニッシュの専用パーツ採用、インテリアのシート地はクリスタルスエードと手触りの良いレザレットを採用して標準モデルよりも華やかなモデルになりました。
リーフオーテックのボディカラーは通常カラー2色と、オプションカラー4色の合計6色を設定、中でもリーフオーテックにぴったりの「オーロラフレアブルーパール」はオーテックのイメージにぴったりの爽やかさが感じられるカラーです。
リーフAUTECHのボディカラー一覧
- オーロラフレアブルーパール(43,200円高)
- ブリリアントホワイトパール(43,200円高)
- ブリリアントホワイトパール/スーパーブラック(2トーン/70,200円高)
- サンライトイエロー/スーパーブラック(2トーン/70,200円高)
- スーパーブラック
- ラディアントレッド
リーフAUTECHの専用装備
- AUTECH専用フロントグリル
- AUTECH専用フロントバンパー
- AUTECH専用サイドシルフィニッシャー
- AUTECH専用リヤバンパーフィニッシャー
- AUTECH専用エンブレム
- AUTECH専用シグネチャーLED
- AUTECH専用サイドターンランプ
- AUTECH専用17インチアルミホイール
- AUTECH専用クリスタルスエード&ブルーレザレットコンビシート
- AUTECH専用ブルーレザレットドアトリム
- AUTECH専用ブルーレザレットセンターコンソールリッド
- AUTECH専用ダークウッド超インストルメントパネル
- AUTECH専用本革巻きステアリング
リーフオーテックの販売価格は40kWhバッテリーのリーフが3,931,200円、62kWhの大容量バッテリーを搭載するリーフe+が4,432,320円です。
新型リーフは電気自動車史上初の累計販売台数40万台達成
日産リーフが、全世界累計販売台数40万台を達成したことを公式発表しました。2009年の発売から世界のEV市場を牽引してきたリーフは、海外市場でもテスラなどの強力なライバルと競い合い、魅力を高めてきました。
2019年には航続力を従来比40%向上させたリーフe+を設定、WLTCモードで航続距離322kmを達成した実用的で使いやすい電気自動車へ進化しています。
世界ではガソリンエンジンを廃止して電気自動車にシフトしてきているため、日産リーフはEV市場を牽引する象徴的な車に成長していくでしょう。
マイナーチェンジで追加する「リーフe+」は航続距離を伸ばしより実用的な電気自動車に
マイナーチェンジで追加されたリーフeプラスの航続距離は458kmを達成
2010年12月に発売をスタートした24kWhバッテリーを搭載する初代リーフの前期モデルの航続距離(1回のフル充電で走行可能な距離)は200kmで、30kWhバッテリーを搭載する後期モデルの航続距離は280kmでした。
2017年9月に行われたフルモデルチェンジで誕生した2代目ZE01型は、40kWh駆動用バッテリーを搭載して、WLTCモードで航続距離322km(JC08モードでは400km)を実現しました。
それでも2代目リーフがクリアした航続距離322kmを、ガソリン車で最も航続距離(満タンで走行できる距離)が短いと言われている車の概算値504kmと比較すれば、電気自動車であるリーフの方が大きく下回っているのが現状でした。
2019年のマイナーチェンジで追加した62kWh駆動用バッテリーを搭載のリーフEプラスは従来の航続距離を約40%向上、1回のフル充電で航続距離458km(JC08モードでは570km)を達成して一部ガソリン車の航続距離を上回る実用的な車になりました。
高性能62kWhバッテリーを搭載する「リーフEプラス」は高出力化と急速充電対応
2019年1月9日に発表された新型リーフe+は、62kWh駆動用バッテリーを搭載する事によって、航続距離を大幅に伸ばすだけではなくて、最高出力のアップなどメリットも追加されています。
40kWhモーターを搭載する現行モデルの最高出力は150PSであるのに対して、リーフe+の最高出力は218PSなので運動性能も従来のリーフを凌駕します。例えば十分な加速が必要な高速道路の合流などでもスポーツモデルのノートNISMOに匹敵する加速力で楽々合流できます。
リーフの現行モデルは、充電時にバッテリーの温度が上昇すれば、それに伴ってセーフティモードが作用して、充電速度が低下する現象が強まる事が指摘されていますが、リーフe+は、温度上昇が影響を与える充電速度の低下を抑制するために、今後スタンダードとなる100kWクラスの急速充電器に対応しました。
バッテリーの保証内容「正常な使用条件下において新車登録から8年間または160,000kmまでのどちらか早い方」で従来のリーフと同じ条件になっています。
充電の違い | リーフ(40kWhバッテリー) | リーフeプラス(60kWhバッテリー) |
---|---|---|
3kW 普通充電 | 16時間 | – |
6kW 普通充電 | 8時間 | 12.5時間 |
急速充電 | 40分 | 60分 |
リーフe+からもスポーティグレードである「NISMO」モデルが販売される可能性は高い
2018年7月31日に、表面にエアロ特性を備えたホイールに18インチハイグリップタイヤを装着させる、電動パワーステアリング等に専用チューニングを施したスポーツグレード「NISMO」が新設定されました。
日産は、スポーツカーに限らず様々な車種でNISMOグレードを積極的に展開している事から、リーフe+をベースとして、専用パーツを装備するなどの改良を加えるスポーツグレード「NISMO」をラインナップする可能性は高いと判断します。
リーフeプラスのエクステリアは既存のリーフにブルーのリップスポイラーを装備して差別化 インテリアや機能も既存のリーフを引き継ぐ
リーフeプラスは東京オートサロンなどで発表されている「リーフ・グランドツーリング・コンセプト」を踏襲するデザインになるという情報もありましたが、実際は既存のリーフのエクステリアを引き続き採用して、フロントバンパー下にブルーのリップスポイラーを装備したシンプルなデザインになっています。
また、給電ポートに「e+」のロゴを刻印して従来のリーフと差別化されています。
インテリアや機能はリーフと同じで、自動運転支援技術のプロパイロットや1ペダルで発進から停止まで加減速できるeペダルも引き続き採用しています。
バッテリーの大型化に伴い室内の広さを維持するため最低地上高が15mm低く全高は5mm拡大
従来のリーフのバッテリーから22kWh大型化したリーフe+はその分を最低地上高で15mm低く、全高は5mm拡大して室内の広さをそのままにするよう工夫しました。そのため40kWhバッテリーを搭載するリーフも、62kWhバッテリーを搭載するリーフe+も室内の広さに変わりありません。
リーフ | リーフe+ | |
---|---|---|
全長 | 4,480mm | 4,480mm |
全幅 | 1,790mm | 1,790mm |
全高 | 1,540mm | 1,545mm |
室内長 | 2,030mm | 2,030mm |
室内幅 | 1,455mm | 1,455mm |
室内高 | 1,185mm | 1,185mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,700mm |
車両重量 | 1,490kg~1,520kg | 1,670kg~1,680kg |
最小回転半径 | 5.2m~5.4m | 5.2m~5.4m |
最低地上高 | 150mm | 135mm |
バッテリー総電力量 | 40kWh | 60kWh |
最高出力 | 110kW(150PS)/3283-9795rpm | 160kW(218PS)/4600-5800rpm |
最大トルク | 320Nm(32.6kgm)/0-3283rpm | 340Nm(34.7kgm)/500-4000rpm |
乗員定員 | 5名 | 5名 |
JC08モード | 400km | 570km |
WLTCモード | 322km | 458km |
バッテリーの最大容量が増えたリーフEプラスは街の急速充電器を2,000円で利用できる「使いホーダイプラン」が便利
リーフは自宅などで行う普通充電の他に、月額料金2,000円を支払えば全国に5,860基以上も設置されている急速充電器を好きなだけ利用できる「使いホーダイプラン」と呼ばれる急速充電サービスを展開しています。
高速道路やコンビニ等の場所に設置される急速充電器は、今後その数を増やしていくので、ガソリン代は変動していきますが、定額2,000円を支払えばいつでも電気を充電できる「使いホーダイプラン」は、リーフe+のようにバッテリー容量が大きい車ほど利便性の高まるサービスです。
この他にも月額1,000円のつど課金プランが用意され、日産店舗やコンビニなどの急速充電を15円/分、普通充電を1.5円/分で利用できます。
自宅でリーフeプラスを充電することが多い方はつど課金プランが便利です。
また充電スポットに空きがあるかリアルタイムで表示する「満空情報表示」機能2019年春から開始して、「NissanConnect EV」というアプリを通じて確認できるようになります。
EVは充電時間が長く、先客がいた場合は長時間待つ必要があります。充電施設が空いているかどうかを確認できる機能はとても有難い機能です。
リーフeプラス(e+)の販売価格はエントリーグレードで4,162,320円から
大容量の62kWhバッテリーを搭載するリーフe+の販売価格は現行モデルの40kWhバッテリーモデルよりも919,080円高くなっています。最上級モデルの比較では40kWhバッテリーモデルが3,999,240円、リーフe+が4,729,320円で価格差は730,080円まで縮まります。
発売前は50万円前後の価格上昇で300万円台の価格帯になると予想していましたが、エントリーモデルでも400万円以上の設定になりました。
グレード | 駆動方式 | 総電力量 | 価格 |
---|---|---|---|
リーフ S | 2WD | 40kWh | 3,243,240円~ |
リーフ X | 2WD | 40kWh | 3,661,200円~ |
リーフ G | 2WD | 40kWh | 3,999,240円~ |
リーフ NISMO | 2WD | 40kWh | 4,032,720円~ |
リーフe+ X | 2WD | 62kWh | 4,162,320円~ |
リーフe+ G | 2WD | 62kWh | 4,729,320円~ |
エコな車であるリーフe+はクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金等の優遇措置を受ける事で車両価格の上昇分を相殺
エコな電気自動車であるリーフの現行モデルは、国から最大で40万円の補助金が与えられるクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金の対象車(2019年現在)です。その他にも、同車はエコカー減税も適用されるため、自動車取得税及び重量税、そして登録翌年度の自動車税を合わせて10万円以上も減税される優遇措置を受けられます。
リーフe+も同様の優遇措置を受ける事が可能なため、高性能バッテリーを搭載する事による車両価格の上昇は、補助金等の優遇措置によって大部分は相殺できます。
電気自動車の先駆車 リーフのモデルチェンジ遍歴
リーフは日産が販売するCセグメントの5ドアハッチバック型の世界初となる量産型のBEVです。2010年に日本と米国で販売が開始され、欧州市場や中国など、グローバルに展開されています。
リーフ 初代 ZE0型/2010年~2018年
2010年12月、初となる量産型電気自動車のリーフが日本と米国で販売が開始されました。
2012年11月に日本仕様車をマイナーチェンジ。モーターや仕様の変更と、廉価グレードの「S」が追加されました。2013年、2014年、2015年の3回、日本国内での価格の値下げが行われました。
リーフ 2代目 ZE1型/2017年~
2017年10月、フルモデルチェンジが実施され、2代目に。日本でのグレード体系は「e+ X」「e+ G」「e+ AUTECH」の3グレードを展開。
2018年6月、特別仕様車「X 10万台記念車」を発売。同年7月、「NISMO」を発売。
2019年1月、大容量バッテリーモデル「リーフe+」を発売。同年5月、オーテックジャパンが手掛ける「AUTECH」を発売。「AUTECH」と「e+ AUTECH」の2グレードを設定。7月には特別仕様車「X Vセレクション」を発売。
2020年2月、マイナーチェンジを実施。7月には「NISMO」の性能を向上。
2021年4月、一部仕様向上でボディカラーを変更。
2022年4月、一部仕様向上でフロントグリルやアルミホイールのデザインやボディカラーの変更を実施。
2023年12月、日産の90周年を記念した90周年記念車「90th Anniversary」を発売。
リーフのモデル | 販売年表 |
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初代 ZE0型 | 2010年~2018年 |
2代目 ZE1型 | 2017年~ |
マイナーチェンジでグレード追加された「リーフEプラス(e+)」の登場でEV化の流れが加速
初代モデルが2010年12月に登場した日産の電気自動車リーフは、フルモデルチェンジやマイナーチェンジを行って航続距離を伸ばしてきました。
2019年1月9日のマイナーチェンジで設定するハイパフォーマンスモデル「リーフe+」は、62kWhバッテリーを搭載して、一部ガソリン車の航続距離を上回ります。
リーフは、アクセルペダル操作だけで発進・加速・減速・停止までもコントロールできる「e-Pedal」や、部分的自動運転を可能とする「プロパイロット」等の先進技術を搭載する、世界で一番売れている電気自動車です。
62kWhバッテリーを搭載する事で、一部ガソリン車と同等の航続距離を実現させ、より実用的な車となる「リーフe+」が登場したことで、電気自動車時代に向けての流れは加速します。