フレアクロスオーバーがフルモデルチェンジで2代目へと移行!
マツダ・フレアクロスオーバーが2020年1月29日にフルモデルチェンジを発表しました。発売日は2020年2月27日です。
新型フレアクロスオーバーでは新プラットフォームを採用し、剛性と軽量性を強化。パワートレインも新開発された「R06D型」自然吸気ガソリンエンジンとCVTを採用。さらに全車にマイルドハイブリッドを搭載することで、燃費性能を大きく向上させています。
2代目を迎えた新型フレアクロスオーバーは「HYBRID XG」「HYBRID XS」「HYBRID XT」の3グレード構成。それぞれのパワートレインやエクステリア・インテリアなどのデザイン、安全装備などを紹介します。
フレアクロスオーバーがマイナーチェンジ 全グレードでACCと線逸脱抑制機能を標準搭載
新型フレアクロスオーバーへ、アダプティブクルーズコントロール(ACC)と線逸脱抑制機能を全てのグレードに標準装備。遠くへドライブするときも安全で快適移動できるようになりました。
2022新型フレアクロスオーバーの変更点
- 全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線逸脱抑制機能を標準装備。
- 全方位モニター装着車にすれ違い支援機能を追加。
- ハイブリッドXGにLEDヘッドランプを追加。
- ハイブリッドXG以外のグレードにフロントワイパー時間調整機能とUSBチャージャー追加。
- ハイブリッドXGとハイブリッドXTにピュアホワイトパール2トーンカラーを追加。
- 2トーンボディ色のフロントとリアバンパーガーニッシュをルーフ同色に変更。
- 特別仕様車シフォンアイボリーメタリック2トーンカラーとアーバンブラウンパールメタリック2トーンカラー追加。
- 特別仕様車のインテリアカラーガーニッシュをチタニウムグレーに変更。
- 特別仕様車にナノイーXフルオートエアコンに搭載。
HYBRID XGにはLEDヘッドライトを追加、その他のグレードにはフロントワイパー時間調整機能やUSBチャージャーを追加するなど商品力を向上。
特別仕様車にはエクステリアのボディカラーを追加、インテリアガーニッシュはチタニウムグレーに変更しています。
新型フレアクロスオーバーの販売価格は1,442,100円から1,886,500円です。
フルモデルチェンジしたフレアクロスオーバーは新開発のエンジン/CVTを採用
新型フレアクロスオーバーのパワートレインは、新開発となるR06D/R06A型の自然吸気ガソリンエンジンとCVTを組み合わせます。全車にマイルドハイブリッドやアイドリングストップシステムを搭載し、燃費の向上を実現しています。ターボエンジン搭載のHYBRID XTでは、力強い加速を可能とするパワーモードを備えます。
4WD車にはグリップコントロールやスノーモード、ヒルディセントコントロールを標準装備。ぬかるんだ道や雪深い悪路、急な坂道などでも優れた走破性を発揮します。
グレード | HYBRID XG | HYBRID XS | HYBRID XT | |||
---|---|---|---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
エンジン | 660cc | 660ccターボ | ||||
トランスミッション | CVT | |||||
価格 | 1,365,100円 | 1,499,300円 | 1,518,000円 | 1,652,200円 | 1,665,400円 | 1,799,600円 |
燃費 (JC08モード) |
30.4 km/L | 27.8 km/L | 30.4 km/L | 27.8 km/L | – | – |
新型フレアクロスオーバーのエクステリアはタフな作り!ボディカラーは9色がラインナップ
-
バーミリオンオレンジ2トーンカラー -
デニムブルーメタリック2トーンカラー -
フェニックスレッドパール2トーンカラー -
アクティブイエロー2トーンカラー -
ブリスクブルーメタリック2トーンカラー -
クールカーキパールメタリック -
オフブルーメタリック -
ブルーイッシュブラックパール3 -
ピュアホワイトパール
従来と同様、バリエーションが豊富な新型フレアクロスオーバーのボディカラー。全9色がラインナップし、2トーンカラーは+44,000円、ピュアホワイトパールは+22,000円の有償カラーとなります。
HYBRID XS、HYBRID XTのホイールはアルミホイール、HYBRID XGはスチールホイールで、ホワイトルーフを選択した場合はホワイト塗装となり、その他はブラック塗装が設定されます。
新型フレアクロスオーバーのエクステリアは、丸目ヘッドランプとスクエアデザインのグリルはキープコンセプトとしつつ、ピラーはボディ同色に、ボンネットを持ち上げて力強いスタイルを演出。リアクォーターガラスを搭載することで、より良好な視界を確保しました。
ボディサイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,680mm、ホイールベース2,460mmで、先代モデルと比べ全高が15mm、ホイールベースが35mm長くなっています。
マツダ・フレアクロスオーバーのインテリアはアクセントカラーの利いたおしゃれなデザイン
-
バーミリオンオレンジ -
デニムブルー -
グレーイッシュホワイト
新型フレアクロスオーバーのインテリアは全部で3種類。ボディカラーによってインテリアカラーが用意されており、バーミリオンオレンジ2トーンカラーの場合はバーミリオンオレンジ、デニムブルーメタリック2トーンカラーの場合はデニムブルー、その他のボディカラーを選択した場合はグレーイッシュホワイトが設定されます。
3つのフレームで区切られたコックピットは遊び心のあるデザイン。視認性に優れた一眼メーター内にはカラーマルチインフォメーションディスプレイが標準装備されます。
車を操る愉しさを感じられるステアリング シフトスイッチはHYBRID XTの専用装備です。前方から視線をそらさず手元でシフトチェンジでき、安全運転に貢献します。
フレアクロスオーバーのシート表皮にはファブリックを使用。運転席と助手席にはシートヒーターを全車装備としています。その他、アイドリングストップ機能・エンジンの始動するタイミングを調整する「空調カスタマイズ機能」、フルオートエアコン、IR・UVカットガラスなどを装備し(IR・UVカットガラスはHYBRID XS、HYBRID XTにのみ標準装備)、車内での快適性を追求しています。
2代目フレアクロスオーバーの安全装備はマツダの軽初採用の先進機能を搭載
フルモデルチェンジしたフレアクロスオーバーには、マツダの軽自動車では初採用となる「アダプティブクルーズコントロール」と「車線逸脱抑制機能」の2つを装備(HYBRID XTのみ)。全方位モニター用カメラをHYBRID XTに標準装備とし、HYBRID XSにもメーカーオプションで設定可能としています。
また、フレアクロスオーバーは以下の安全装備を全グレードに標準装備しています。
新型フレアクロスオーバーに搭載される先進安全装備
- デュアルカメラブレーキサポート
- 誤発進抑制機能[前進時]
- 後退時ブレーキサポート
- 誤発進抑制機能[後退時]
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
- 先行車発進お知らせ機能
- ハイビームアシスト機能
- リアパーキングセンサー
- 標識認識機能(進入禁止/はみ出し通行禁止/最高速度/一時停止)
全面改良後のフレアクロスオーバーはシートアレンジが多彩!ラゲッジルームはヘビーデューティーな作りでレジャーシーンにもぴったり
新型フレアクロスオーバーは多彩なシートアレンジを可能とし、高い積載性を有しています。ラゲッジは防水・防汚性の素材でアウトドアに最適。ユーティリティナットを6箇所設置します。
荷室側から操作可能なスライド用ストラップも備えており、荷室の大きさを調整できます。
ラゲッジアンダーボックスは脱着が簡単で、取り外せばB型のベビーカーも積載できます。こちらも防汚性で汚れを拭きとりやすい仕様となっています。
フレアクロスオーバーの室内には、前席後席のどちらにも多彩な収納スペースを用意。なお、助手席に設置されるインパネアッパーボックスは、HYBRID XS、HYBRID XTがリッド付き、HYBRID XGはオープンタイプとなります。
フレアクロスオーバーが18年11月16日に一部改良のマイナーチェンジ!全車サポカーSベーシックプラスになり安心感が増した
フレアクロスオーバーが2018年11月16日に一部改良のマイナーチェンジが入りました!フレアクロスオーバーはスズキのハスラーのOEM車種で、2014年1月にマツダから発売されています。ハスラーと同様にハイブリッドシステムも搭載し、デュアルカメラブレーキサポートの全車標準装備や誤発進抑制機能・エマージェンシーストップシグナルなどの安全装備も充実しています。
2018年11月16日の一部改良のマイナーチェンジでフレアクロスオーバーはどう変わったのか、設定された特別仕様車はどんなスペックなのかチェックしてみましょう。
マイナーチェンジ後のフレアクロスオーバーはエクステリアやインテリアがスタイリッシュになり全車デュアルカメラブレーキサポートも搭載
フレアクロスオーバーは2018年11月16日に一部改良のマイナーチェンジを行い、フロント・リアガーニッシュの形状変更・15インチアルミホイールのデザイン変更、新ボディカラーやパネルの設定・デュアルカメラブレーキサポートの全車標準装備などを行いました。
フレアクロスオーバーの一部改良変更点
- フロント・リアバンパーガーニッシュの形状変更
- 15インチアルミホイールの形状変更
- ボディカラーに2種類のツートンカラーを追加
- インパネカラーパネルにカーキを追加、ホワイトをアイボリーに変更
- IRカットフロントガラス・スーパーUV&IRカットフロントドアガラスの採用
- デュアルカメラブレーキサポートの全車標準装備
- 全方位モニター用カメラパッケージの設定
エクステリアやインテリアの見た目は大きく変わっていませんが、エクステリアはフロント・リアバンパーガーニッシュがボリューミーになっています。インテリアパネルの色もホワイトからアイボリーに変更され、より優しい色になりました。
ボディカラーには、「ピュアホワイトパール×ブラックルーフ」と「クールカーキパールメタリック×ホワイトルーフ」のツートンカラーが新しく設定されました。
ほかにもデュアルカメラブレーキサポートが全車標準装備になり、サポカーS・ベーシックプラスに全車該当しています。どのフレアクロスオーバーを選んでも安全装備がついてくるため安心感があります。メーカーオプションで全方位モニター用カメラパッケージも設定できるため狭い道で活躍します。
2WD | 4WD | |
---|---|---|
XG | 1,387,800円 | 1,514,160円 |
XS | 1,495,800円 | 1,622,160円 |
XT | 1,639,440円 | 1,765,800円 |
ハスラーではマニュアルトランスミッションが設定されていますが、フレアクロスオーバーでは全てCVTの設定です。全てのグレードにデュアルカメラブレーキサポートは搭載されていますが、全方位モニター用カメラパッケージはグレード別のオプションで、XTに標準装備・XSにはメーカーオプション、XGには搭載されません。
XG・XSは自然吸気のNAエンジンで燃費は2WDで32.0km/L、4WDは30.4km/Lですが、最上級グレードのXTはターボエンジンを搭載し2WDで27.8km/L、4WDで26.2km/Lの燃費となります。
新型フレアクロスオーバーに特別仕様車のXGスペシャルが設定
フレアクロスオーバーには2018年11月の一部改良で特別仕様車のXGスペシャルが追加され、専用ボディカラーの設定やブラック塗装のスチールホイール、レザー調素材とファブリックのコンビシートなど、特別なエクステリア・インテリアが設定されています。
XGスペシャルの特別装備
- 専用カラーを含むツートンボディカラーの設定
- エクステリアに専用ブラック塗装を施す
- ブラックメタリック塗装の15インチ鉄ホイールの装備
- オフブルー塗装・ガンメタ塗装の専用インパネデザイン
- 茶色のレザー調素材と濃紺色のファブリック素材のコンビシート
- ナノイー搭載フルオートエアコンの装備
新型フレアクロスオーバーに設定された特別仕様車のXGスペシャルは、Aピラーからルーフに周りCピラーからリアバンパー、サイドシル・フロントバンパーまで繋がるブラック塗装が特徴的なエクステリアになっています。
フレアクロスオーバーXGスペシャルのボディカラー
- オフブルーメタリックツートンカラー
- ブリスクブルーメタリックツートンカラー
- スチールシルバーメタリックツートンカラー
XGスペシャルのボディカラーは3色設定されていて、すべてブラックルーフのツートンカラーです。すべて通常のフレアクロスオーバーには設定されていないカラーリングですので、一目で特別仕様車と分かるボディカラーです。
シート表皮はファブリックとレザー調のコンビシートになっていて豪華で、全方位モニター用カメラパッケージも搭載されています。
フレアクロスオーバーXGスペシャルの価格帯
- 2WD:1,547,640円
- 4WD:1,674,000円
XGスペシャルはベースがXGグレードですので、エンジンはNAエンジンを搭載していて燃費は2WDで32.0km/L、4WDでは30.4km/Lです。
軽ワゴンの性能を持つ新しい形のSUV フレアクロスオーバーのモデルチェンジ遍歴
フレアクロスオーバーは丸だが販売する軽自動車で、ネーミングの通り、クロスオーバーSUVです。ベースはスズキのハスラーで、フレアシリーズの第三弾になります。
フレアクロスオーバー 初代 MS31/41S型(2014年~2020年)
2014年1月、スズキとの提携でハスラーをベースにフレアクロスオーバーが誕生。グレードは「XG」「XS」「XT」の3グレードを設定します。
2015年5月、一部改良で「XG」と「XS」に新たに「S-エネチャージ」を搭載。動力性能と燃費性能を強化。12月の一部改良で、「XT」にも「S-エネチャージ」を搭載。
2018年11月、一部改良と同時に特別仕様車「XGスペシャル」を発売。
フレアクロスオーバー 2代目 MS52/92S型(2020年~)
2020年1月、安全性能が強化され、フルモデルチェンジで2代目に。グレードは「HYBRID XG」「HYBRID XS」「HYBRID XT」の3グレード。
2021年1月、仕様変更でボディカラーの変更。2月には特別仕様車「HYBRID XS SPECIAL」「HYBRID XT SPECIAL」を発売。
2022年5月、一部商品改良で安全性能を強化。「HYBRID XS SPECIAL」と「HYBRID XT SPECIAL」も改良を実施して継続販売となりました。
フレアクロスオーバーのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 MS31/41S型 | 2014年~2020年 |
2代目 MS52/92S型 | 2020年~ |
フレアクロスオーバーは一部改良のマイナーチェンジで全車デュアルカメラブレーキサポートを搭載し安心感のある車へ
フレアクロスオーバーは2018年11月16日に一部改良のマイナーチェンジを行い全車デュアルカメラブレーキサポートを搭載するなど安全面でのアップデートが行われました。ハスラーではタフワイルドにあたる特別仕様車のXGスペシャルも設定されています。
フレアクロスオーバーはハスラーのOEM車種なため、マイナーチェンジなどの改良はハスラーと連動しますが、将来的にはデュアルセンサーブレーキサポートの搭載やヘッドアップディスプレイの装備などが予想できます。マツダのフレアクロスオーバーは、どのようなモデルとなるのか楽しみにしたい1台です。