ピクシスバンのモデルチェンジ

ピクシスバンがモデルチェンジで3走行モードセレクターやパワースライドドアを設定

ピクシスバンのモデルチェンジは2021年12月20日に行われ、同日に新型モデルが発売されました。先進の衝突回避システム「スマートアシスト3」や「エマージェンシーストップシグナル」等を搭載し安全性が増した車の販売価格、同日に一部改良が行われたピクシストラックについても取り上げます。

ピクシスバンがモデルチェンジで3走行モードセレクターやパワースライドドアを設定

ピクシスバンが2021年12月20日にモデルチェンジ

トヨタは2021年12月20日のプレスリリースで、「ピクシストラック」の一部改良と「ピクシスバン」のモデルチェンジを発表し、同日に全国のトヨタで発売スタート。

商用車としてのニーズが高いピクシスバンの進化した安全性能を中心に、一部改良が行われたピクシストラックも紹介。

ピクシスバンが2代目へフルモデルチェンジ ピクシストラックも同時に一部改良を実施

2代目ピクシスバンとピクシストラック2代目にフルモデルチェンジしたピクシスバンと同日一部改良を実施したピクシストラック

ピクシスバンが2023年12月20に2代目へとフルモデルチェンジ、ピクシストラックも一部改良を実施。
モデルチェンジしたピクシスバンは新開発のFR用CVTを初搭載、パワースライドドアも商用バンとしては初めて設定しました。

商用車で最も大切な積載性もボディのスクエア化により最大限まで拡張、走行面でも4WDに3つの走行モードを選択できる電子制御モードを追加。
安全面では夜間の歩行者を検知可能な最新のスマートアシストを設定しています。

2025年トヨタ ピクシスバンの販売価格一覧
グレード 駆動方式 値段
スペシャルクリーン 2WD 1,177,000円~
デラックス 1,270,500円~
クルーズ 1,397,000円~
クルーズターボ 1,529,000円~
2025年トヨタ ピクシストラックの販売価格一覧
グレード 駆動方式 値段
スタンダード 2WD 1,083,500円~
4WD 1,237,500円~
スタンダード 農用スペシャル 4WD 1,188,000円~
エクストラ 4WD 1,353,000円~

ピクシスバンのボディカラーはモノトーンカラーで5色 カラーパックで定番色以外の設定

ピクシスバンのボディカラーは全5色をラインナップ。
定番カラーのブライトシルバーメタリックとホワイト、そのほかにクルーズとデラックスグレードへトニコオレンジメタリックやブラックマイカメタリックなどをカラーパックとしてオプション設定します。

ピクシスバンのボディカラー一覧

  • ブライトシルバーメタリック
  • ホワイト
  • トニコオレンジメタリック
  • シャイニングホワイトパール
  • ブラックマイカメタリック

ピクシスバンのボディカラー

2018年のマイナーチェンジでスマアシ3がMTモデルにも採用

ダイハツの昼間の歩行者も検知できる安全装備スマートアシスト3がピクシスバンのマニュアル車(MT車)でも搭載されました。プリクラッシュセーフティやエマージェンシーストップシグナルなど安全装備が充実した頼もしい軽バンになっています。

ピクシスバンはマイナーチェンジでスマートアシスト3を搭載

ダイハツの安全技術スマートアシスト3

マイナーチェンジによって誕生したピクシスバンでは、トヨタグループであるダイハツの衝突支援回避システムであるスマアシこと「スマートアシスト3」を搭載します。

2017年のマイナートチェンジの追加した「スマートアシスト3」では、ステレオカメラだけではなくて、ソナーセンサーに加えて小型ステレオカメラも搭載させ、互いに連動させることで歩行者に対するブレーキを発動させることも可能です。

新型ピクシスバンでは軽の商用車としては初めてとなる歩行者の動きにも照準を合わせて必要に応じて、緊急ブレーキを発動できる安全機能を備えます

スマートアシスト3では、その他に夜間走行時にハイビームとロービームを自動的に切り替えて、安全運転につながる光量の確保に貢献するオートハイビームや、駐車場でアクセルペダルを強く踏み込んでしまった場合に発動される誤発進抑制制機能などの安全システムがパッケージングされています。

ピクシスバンはスマアシ3以外の安全装備も充実

新型ピクシスバンには周囲の障害物を検知してドライバーに知らせるコーナーセンサーや後続車の衝突を防ぐエマージェンシーストップシグナルなどが装備されています。スマートアシスト3以外のピクシスバンの安全装備を紹介します。

リヤコーナーセンサー

リヤ部にコーナーセンサーを設けることで、縦列駐車やバック駐車の際に死角となりうる左右後方の安全確認をサポートしてもらう事が出来ます。もしも、接触する可能性のある障害物があればブザー音でその危険性を教えてくる嬉しい機能が備わっています。

1日に何度も駐車する機会が商用車であるピクシスにはリヤコーナーセンサーは魅力的な安全装備です。

エマージェンシーストップシグナル

エマージェンシーストップシグナルは、60km/h以上のスピードが出ている状況下において、ブレーキを強く踏み込んだ場合に、ブレーキランプの点灯と同時にハザードランプの点灯が素早く行われる安全システムです。同装備を搭載することで、後続車へのシグナリングが強調され追突事故のリスクを低減することができます。

大切な荷物を積載して目的地まで運ぶ機会の多いピクシスバンにとっては、取引先との関係性の維持し続けるためには、エマージェンシーストップシグナルは欠かせぬ安全装備です。

ヒルホールドシステム

AT車に導入されるヒルホールドシステムは、急勾配の登り坂を走行中にブレーキからアクセルを踏みかえる際に、車を後退しにくくする安全技術です。重い荷物を積載する機会の多いビクシスにとっては利便性の高い機能です。

ヘッドランプ自動消灯システム

ヘッドランプ自動消灯システムには、ヘッドランプを付けたままエンジンを切って、その場を離れてしまっても一定時間が経過するとその異常性をセンサーが感知して自動的にヘッドランプをOFFにする機能が備わっています。

ヘッドランプ自動消灯システムは、寒冷地では特に嬉しいバッテリー上がりを未然に防ぐ事のできる嬉しい機能です。

ピクシスバンは衝突時にも備えた安全構造

衝突にも強いピクシスバンのボディ

ピクシスバンでは、万が一の衝突に備えて、衝突安全ボディを採用します。フロントサイド構造には、効率よくエネルギーを吸収させ、車体に加わる衝撃力を分散する方式を取り入れています。また、張力が優れた鋼板を素材として用いることで、ボディの軽量化にも成功しています。

その他にも、車体に強い衝撃力が加わった際に瞬時に膨らんで体へのダメージを軽減させるデュアルSRSエアバックを全車に標準装備させ。フロントシートにはプリテンショナーとフォースリミッター機構付フロント3点式ELRシートベルトを導入することで、乗車する人の安全性はさらに高まります。

マイナーチェンジによって軽の商用車ではトップレベルの低燃費

今回のマイナーチェンジでは、車が停車する前段階の9km/hの速度域から作動するアイドリングストップ技術である「エコアイドル」機能をAT車に導入しています。

スピードの減速~エンジンの停止~エンジンを起動させるサイクルに関わる運転動作のサポートを道路の勾配や運転状況に合わせて効率的に行うことで、低燃費が実現されます。

その効果によりマイナーチェンジ後のピクシスバン2WDでは軽の商用車としてはトップレベルの17.8km/Lの数値を達成しています!

ピクシスバンの内外装の魅力

ピクシスバンのエクステリア

マイナーチェンジによって誕生した新型モデルのヘッドランプやフロント・リヤバンパーのデザインは、商用車としてのイメージを保ちながらも魅力度が増しています。台形型のフロントグリルの存在感は周辺領域の立体加工との協調効果により高まりをみせています。オプション設定でLEDランプを設置することで、よりシャープな印象へとチェンジする事も可能です。

室内空間は、割合的に多い男性ユーザーを意識したブラック基調のデザインを採用します。AT車には、「エコドライブアシスト照明」が設定され、低燃費につながる運転をすればイルミネーションがアンバーからグリーンへと変色します。自分がエコドライブを実践していることを、視覚的に確認できる嬉しい機能です!

荷物をたくさん積んでも安定走行できる高性能エンジンを搭載

ピクシスバンは荷物をいっぱいに積み込んで車全体としても重くなっても、安定走行が可能なパワフルな加速性能を誇るツインカムエンジンDVVT3気筒12バルブエンジンを搭載しています。そのため、急な勾配の坂道だって問題なく走行する事が可能となります。

ハイゼットカーゴがベースのピクシスバンのモデルチェンジ遍歴

ピクシスバンはトヨタが販売する軽商用車で、ダイハツのハイゼットカーゴのOEMモデルです。キャッチコピーは「働くわたしのピクシス バン」「働きモノのトヨタの軽です。」

ピクシスバン 初代 S321M/331M型(2011年~2021年)

2011年12月、ハイゼットカーゴのOEMを受け、初代ピクシスバンがデビューしました。グレードは「スペシャル」「デラックス」「クルーズ ”SAⅢ”」「クルーズターボ ”SAⅢ”」のラインナップです。
2012年12月、2015年4月、一部改良を実施して燃費性能が向上しました。
2017年11月、マイナーチェンジを実施。燃費性能の向上と、フロントランプとバンパーの意匠を変更。ボディカラーの変更が施されました。
2018年12月の一部改良ではスマアシⅢ搭載車に5MTを追加。「クルーズ」「クルーズターボ」が廃止されました。
2019年11月と2020年9月に一部改良を実施。

ピクシスバン 2代目 S700M/710M型(2021年~)

2021年12月、フルモデルチェンジで2代目になりました。グレード体系は「スペシャル「スペシャルクリーン」「デラックス」「クルーズ」「クルーズターボ」の5グレードを用意しました。

ピクシスバンのモデルチェンジ遍歴
ピクシスバンのモデル 販売年表
初代 S321M/331M型 2011年~2021年
2代目 S700M/710M型 2021年~

ピクシスバンは「人」も「荷物」も安心して運べる車

ピクシスバン

ピクシスバンは、これまで何度も何度もビジネスやプライベートのドライブシーンで「人」や「荷物」を目的地まで運んできました。新型ピクシスバンは、先進の予防安全機能「スマートアシスト3」を搭載し、その他にもエマージェンシーブレーキシグナルやヒルホールドシステム等の安全装備も充実しています。

2021年12月に行われたモデルチェンジによって誕生したピクシスバン、一部改良によってグレードアップしたピクシストラックはこれまで以上に、「人」も「荷物」も安心して目的の場所まで送り届ける事のできる車となりました!