布シートクリーナーの使い方は?意外と汚れているファブリックシートのクリーニング方法
標準的なシートマテリアルである布シート(ファブリックシート)は、夏は涼しく冬は暖かい快適なシートですが、革シートに比べてホコリや汚れを吸い込みやすい特徴があります。そのため、見た目は綺麗でも意外と汚れていたり、臭いを発している可能性があるため定期的に布シートクリーナーで綺麗にしたいものです。
洗車場には車内清掃用の掃除機が設置されている場合が多く、まずはシートのホコリを吸うところから始めます。家庭でシートのDIY清掃をするときはハンディ掃除機があると便利です。表面のホコリを取ったら水拭きをしてある程度の汚れを取り、ようやくクリーナーの出番です。
クリーナーをウエスに取ったらシートをゴシゴシと擦り、成分をまんべんなく染み込ませたらブラッシングで汚れをかき取ります。そして最後に乾拭きしたら完了です。黒やグレーが多いファブリックシートは汚れが分かりにくいためクリーナーで清掃すると乾拭きウエスが真っ黒になるくらい汚れていることもあります。
そこで、布シートクリーナーを使ったファブリックシートの清掃方法を紹介します。布シートクリーナーのほかには何を用意しておけばスムーズにクリーニングを行えるのか、チェックしていきましょう。また、シートヒーターやパワーシートなどの電装品を装着しているシートは、事前にディーラーなどにシートクリーナーを使っていいのか確認しておいてください。
布シートクリーナーを使ってシートを綺麗にしてみた!手触りがよくなり細かいホコリも取れた
CARALLの布シートクリーナーを使ってSX4Sクロスの布シートを綺麗にしてみました。見た目はそれほど汚れていないと思っていましたが、意外とマイクロファイバークロスに黒い汚れがつくほど汚れが落ちました。
用意したものは、布シートクリーナーとマイクロファイバークロス数枚です。手順としては、シート表面にあるゴミなどをウエスで取り除いてから、布シートクリーナーをウエスに吹いてシート全体を拭き、ドアを開放させて風を通し乾燥させました。
布シートクリーナーを施工した時はクリーナー自体の臭いがしていましたが、ウエスに吹き付けて軽く施工したため乾燥後にニオイは残りませんでした。気になる場合は、消臭剤などを乾燥後に施工するといいと思います。
布シートのクリーニングに用意したもの
- 布シートクリーナー本体
- マイクロファイバークロス数枚
まずは布シートクリーナーをパッケージから取り出して成分などを確認してみよう
カーオールの布シートクリーナー酸素系漂白剤プラスは、ハンドスプレータイプの商品で洗浄成分には非イオン系の界面活性剤、漂白成分には過酸化水素水(酸素系)が含まれています。液性は中性~弱酸性ですが、洗剤の刺激に弱い人は薄手のゴム手袋などをはいて行うといいでしょう。
使い方を確認したのでさっそくファブリックシートのDIYクリーニングを行ってみる
CARALLの布シートクリーナーの使い方は、ボトル先端のキャップをONにして噴射できるようにしたら、タオルに数回スプレーして汚れを拭きとり、乾拭きして十分にシートを乾燥させるとあります。さっそく、ファブリックシートをキレイにしてみましょう。
まずは布シートクリーナーを使う前に全体的にゴミやホコリを払いましょう。シートクリーナーをつける前の乾いたタオルでもいいですが、ブラシ・ハケ、ハンディ掃除機を使うと楽にとることができます。特にシートの座面と背もたれの間にはホコリがたまりやすいため、背もたれを後部座席側にすべて倒してからやると掃除しやすいです。
クリーナーをとったタオルでファブリックシートを拭いていくと、乾拭きでは取り切れていなかった髪の毛なども絡めとられてきました。拭いた場所はしっとりとしているため、そのまま放置しておくとカビの原因にもなります。ドアを開け放ってしっかりとシートを乾燥させる必要があります。
シートを全体的に拭いたあとのウエスには、黒い汚れが付着していました。漂白成分によるものなのか、ファブリックシートに染みこんでいた汚れなのかはわかりませんが、キレイになったと感じます。作業完了後は、運転席側と助手席側のドアを開け放って風を通しシートを乾燥させて終了です。
布シートクリーナーでファブリックシートを綺麗にしよう!ホコリを吸うだけでは汚れは落ちない
布シートクリーナーは車に乗るたび触れるものですので、清潔にしておきたいものです。洗車場には掃除機が設置されていますが、シートのホコリや足元の石しか掃除できないためシートについた手垢や汚れは綺麗にすることができません。
そこで、布シートクリーナー(ファブリックシートクリーナー)を使って綺麗にしていきましょう。用意するものは、複数枚の雑巾とシートクリーナー、ブラッシングブラシです。洗車場で施工するときは必要ありませんが、自宅DIYする時はホコリを吸いとるハンディクリーナーがあると便利です。
ファブリックシートを綺麗にするため必要なもの
- 布シートクリーナー(ファブリックシートクリーナー)
- 雑巾(複数枚)
- ブラッシングブラシ
- ハンディクリーナー(自宅DIYの場合)
まずはハンディクリーナーか洗車場の掃除機でファブリックシートについているホコリや髪の毛を吸い取ります。隙間にゴミが入りこんでいる場合もあるため、座面の部分は拡げたりシートを倒して椅子とバックの隙間にあるゴミも吸い取りましょう。
次に水気を絞った濡れ雑巾でシート全体を拭いていきます。クリーナーを乗せる前に先に軽めの汚れをとっておくことでクリーナーの効果も高まります。表面についている汚れを取り除いておくことでクリーナーが中に浸透しやすくなります。
そしていよいよクリーナーの出番です。シートに直接クリーナーを吹きつけてもいいですが、ウエスや雑巾・マイクロファイバークロスにクリーナーをつけてからシートに拭うことで均等につけることができるため、クリーナー液によるシミを防ぐことができます。
全体的にシートへクリーナーを塗布したらブラシでシートの毛並みを整えるようブラッシングします。全体的に縦方向・横方向にかけるとかけ残しが少なくなります。ブラッシングを終えたら綺麗な雑巾やマイクロファイバータオルで乾拭きしていきます。最後にシートが少し濡れている状態のため、ドアを開けて風を通すかエアコンで送風してシートを乾燥させて完了です。
布シートクリーナーを使って清掃する手順
- 洗車場の掃除機かハンディクリーナーを使ってホコリを取る
- 水拭きして表面の汚れを取る
- クリーナーをクロスに取りシート全体に塗っていく
- 縦・横方向へ全体的にブラッシングする
- 新しい乾いたクロスで乾拭きする
- ドアを開けて風を通すかエアコンをかけてシートを乾燥させる
布シートクリーナーのほかにあると便利なグッズは?汚れを拭きとる雑巾やブラッシングブラシ
布シートクリーナーのほかに必要になる清掃グッズは何があるのでしょうか?汚れをかきとるブラシや拭き取るウエス・マイクロファイバークロス、自宅で施工するならホコリを取るためにハンディクリーナーも必要です。
ファブリックシートの清掃に必要なグッズ
- ハンディクリーナー
- ブラッシングブラシ
- マイクロファイバークロス(または雑巾)
ハンディクリーナーを使うときは、小石などの大きめな固形物を吸っても大丈夫なものを使うようにしましょう。乾湿両用タイプもあるためこぼしたジュースやコーヒーを吸い出すのにも使えるものを用意しておくと、万が一シートなどに水分をこぼしたときに便利です。
ブラッシングブラシはシートの毛並みを揃えると同時に、クリーナー液をシートへ均等に行き渡らせてくれるため綺麗に施工することができます。乗り続けてヘタッてきたシートは毛並みが潰れてベタッとした印象ですが、ブラッシング洗浄をして毛を立たせることで手触りもよくなります。
また、水拭き・乾拭き・クリーナー塗りこみをするためにもマイクロファイバータオルないし雑巾が必要です。マイクロファイバークロスは色違い数枚セットで売っているため、水拭き用・乾拭き用・クリーナー用と色で分けると使いやすいためおすすめです。
布シートクリーナーで大掃除!最低でも年に1度は行って汚れが染みつく前にキレイに
布シートクリーナーを使えば長年乗って汚れてきたファブリックシートを綺麗にすることができ、サラサラの手触りになるため座った時の感触も心地いいものになります。手順はシートのホコリを取り、水拭きで表面の汚れを取ったらシートクリーナーを塗布、ブラッシングで浸透させて乾拭きや水拭きで拭き取り完了です。
ファブリックシートクリーナーを使ったあとは、シートが湿っているためドアを開け放ち風を通すか、エアコンをかけて乾燥させてください。外の風が強くホコリが舞っているときはせっかくキレイにしたシートにゴミがつくため、閉め切って暖房をかけるといいでしょう。
最低でも年に1回は大掃除の感覚で車のシートの掃除を行うことで、大きな汚れやシミ・臭いにならず落とすことができます。ブラッシングすることで奥の汚れをかき出すだけではなく毛並みも整うためふんわりとした仕上がりになります。清潔なシートは座っていて気持ちいいものですので、おすすめするメンテナンス方法です。