ダイハツ歴代車種

ダイハツの歴代車種まとめ!大衆に愛された国産名車を一覧解説

ダイハツの歴代車種を解説。タントやコペンなどの人気の現行車、国内販売した軽自動車や小型車の名車を画像つきで紹介。旧車とともに安価な価格と高い実用性で大衆に愛されたダイハツの歴史を振り返る。今見ても欲しくなるかわいい車やユニークな車がいっぱい!

1970年代に登場したダイハツの歴代車種一覧

1970年代はオイルショックなどの影響もあり、世界で小型車の需要が高まっていた頃です。
ダイハツはシャレードなどの低燃費なコンパクトカーを開発し、自動車メーカーとして存在感を発揮していきます。

また、現在は普通車(登録車)にはライナップがありませんが、ダイハツはかつてコンパクト四駆の分野でも高い人気を誇っていました。1974年にはその源流ともいうべき「タフト」が登場しています。

フェローバギィ(1970年)

フェロー・バギィ 日本初の市販バギーカー

フェローの派生モデル。限定100台発売の軽バギーカー。登録上は商用軽トラだが、実際は遊びのためのレジャー車。VWビートルをベースにした「デューンバギー」の米国流行に影響を受けたモデルとも。同年ホンダから「バモスホンダ」が登場。

車種名 フェローバギィ(1970年)
モデル種別 フェローの派生モデル
販売数 限定100台
車種区分 商用軽トラック登録
用途 レジャー用バギーカー
影響 米国のデューンバギーに影響
競合 同年ホンダのバモスホンダ登場

フェローMAX/MAXクオーレ(1970~1980年)

フェローマックス ハードトップ

マックスクオーレ 輸出仕様車

2代目フェロー。ホンダN360などと同じく当時としては珍しいFF車。スポーツモデルSSは、40PSと当時の軽自動車としては最高数値を記録するも、後の排ガス規制で低下。77年のマイナーチェンジ後はMAXクオーレの車名に。

車種名 フェローMAX / MAXクオーレ(1970~1980年)
世代 2代目フェロー
駆動方式 FF(前輪駆動)
スポーツモデル SS(40PS、当時の軽自動車で最高出力)
排ガス規制 規制で出力低下
マイナーチェンジ 1977年、MAXクオーレに車名変更

シャルマン(1974~1988)

初代シャルマン 1300ラグジュアリーカスタム

初代シャルマン 5ドアワゴン

2代目シャルマン

ダイハツのフラグシップモデルとして登場。プラットフォームは初代はトヨタ・カローラE20型、2代目はカローラE70型がベース。カローラに比べてモデルチェンジまでの時間が長く、販売面は苦戦。ミュージシャン横山剣は「ダサかっこいい」と表現した。

車種名 シャルマン(1974~1988年)
位置づけ ダイハツのフラグシップモデル
初代プラットフォーム トヨタ・カローラ E20型ベース
2代目プラットフォーム トヨタ・カローラ E70型ベース
モデルチェンジ期間 カローラより長い期間
販売状況 販売面で苦戦
特徴的な評価 ミュージシャン横山剣は「ダサかっこいい」と表現

タフト(1974~1984)

タフト 2.8Lダイハツ製ディーゼルエンジン搭載車

タフト 海外では「ワイルドキャット」の車名

トヨタ・ランクルや三菱・ジープの車格下がいきなりスズキ・ジムニーだったので「中間を埋めよう」と開発。登場時は1.0Lガソリンのみだったが、最終的に2.8Lディーゼルを登場させる。トヨタ・初代ブリザードはOEM車。

車種名 タフト(1974~1984年)
開発背景 トヨタ・ランクルとスズキ・ジムニーの中間を埋める目的
初期エンジン 1.0Lガソリンエンジンのみ搭載
最終エンジン 2.8Lダイハツ製ディーゼルエンジン搭載
海外名 ワイルドキャット
関連モデル トヨタ・初代ブリザードはOEM車

シャレード(1977~2000)

ダイハツ・デ・トマソ ターボ

5平米カーのキャッチコピーで知られた初代シャレード

2代目シャレード 欧州モデル

4代目シャレード・ソシアル 復活した4ドアセダン

  • シャレード
  • シャレード
  • シャレード
  • シャレード

FF式コンパクトカー。2代目は世界最小1.0Lの「リッターディーゼル」が話題になり、後に36.54km/Lと当時の世界最高燃費を記録。ただし室内の静寂性は求めてはいけない。1984年発売「ダイハツ・シャレード・デ・トマソ ターボ」は人々を熱狂させた。

車種名 シャレード(1977~2000年)
車種分類 FF式コンパクトカー
特徴的なエンジン 2代目に世界最小1.0Lリッターディーゼル搭載
燃費記録 36.54km/Lで当時の世界最高燃費を記録
室内性能 静粛性は高くない
注目モデル 1984年発売の「ダイハツ・シャレード・デ・トマソ ターボ」

1980年代に登場したダイハツの歴代車種一覧

1980年代最大のトピックといえば、なんといっても1980年6月のミラ誕生でしょう。多くの派生車種が登場し、商用車としても、乗用車としても、日本中で大活躍しました。

ミラ(1980~2018)

初代ミラ 物品税を課されない軽商用車として発売

3代目ミラ

5代目ミラ

7代目ミラ

  • ミラ(1980)
  • ミラ(1980)
  • ミラ(1980)
  • ミラ(1980)

ダイハツを代表する軽自動車。スポーツモデルTR-XXやおしゃれなミラジーノ、かわいいミラココアなど多数の派生車を誕生させた。初代は2年間のみミラ・クオーレの車名で販売。2018年にミライースに統合する形で38年の歴史に幕を下ろした。

車種名 ミラ(1980~2018年)
概要 ダイハツを代表する軽自動車で、多数の派生モデルが存在
派生モデル スポーツモデルTR-XX、おしゃれなミラジーノ、かわいいミラココアなど
初代名称 発売初期の2年間のみ「ミラ・クオーレ」として販売
販売終了 2018年にミライースへ統合され38年の歴史に幕

ラガー(1984~1997)

ラガー 1987年式レジントップ

ラダーフレームの本格四駆。タフトの後継だが、ボディサイズをやや拡大し、乗用車ライクなデザインに変更。アジアではタフト、欧州ではロッキーなどの名前で2002年まで販売。トヨタ・2代目ブリザードはOEM車。新型モデルとして名称を復活させるという噂もある。

車種名 ラガー(1984~1997年)
車種概要 ラダーフレーム構造の本格四輪駆動車でタフトの後継モデル
特徴 ボディサイズをやや拡大し、乗用車風のデザインに変更
海外名 アジアではタフト、欧州ではロッキーとして2002年まで販売
OEM トヨタの2代目ブリザードのベース車両
新型モデル 名称復活の噂がある

ミラウォークスルーバン(1984~1998)

2代目ミラウォークスルーバン

2代目ミラウォークスルーバン 上下開きドア

1984年初代ミラに追加。英語圏では「ウォークインバン」と呼ぶスタイル。運転席から荷室へ車から降りずに移動可能なのが特徴。見た目のインパクトと実用性の高さ、維持費の安い軽商用車として話題に。移動販売車&配達車として活躍。

車種名 ミラウォークスルーバン(1984~1998年)
概要 1984年に初代ミラに追加された軽商用車モデル
特徴 運転席から車を降りずに荷室へ移動可能なウォークスルースタイル
別名 英語圏では「ウォークインバン」と呼ばれる
利点 実用性が高く、維持費が安い
用途 移動販売車や配達車として幅広く活躍

ミラミチート(1985~1998)

ミラミチート 移動販売専用車

ミラミチート カスタムカーのベース車としても人気

ミラウォークスルーバンのヒットを受けて開発した移動販売車。荷室はガルウィングドアならぬガルウィングウインドウで、上に開いた後は受け渡し口の屋根っぽくなる。中古で60万円ぐらいからで、中にはかき氷やたこ焼きのペイントがされた車も存在。

車種名 ミラミチート(1985~1998年)
概要 ミラウォークスルーバンの成功を受けて開発された移動販売専用車
特徴 荷室はガルウィングウインドウ式で、開くと受け渡し口の屋根のようになる
用途 移動販売車として使用され、たこ焼きやかき氷のペイント車も存在する
人気 カスタムカーのベース車としても好まれている
価格相場 中古車は約60万円から購入可能

ミラ TR-XX(1985~1998)

初代ミラTR-XX前期型

最終型TR-XX

ミラのスポーツモデルとして誕生。エアロ装着・50馬力越えのハイパワーで、軽スポーツカー時代を到来させる。当然ライバルは1989年登場のスズキ・アルトワークス。2015年にワークスが復活したことで、TR-XX再登場への期待も高まる。

車種名 ミラ TR-XX(1985~1998年)
概要 ミラのスポーツモデルとして登場した軽自動車
性能 エアロパーツ装着で50馬力以上の高出力を誇るハイパワーモデル
時代背景 軽スポーツカーの流行を牽引したモデル
競合車種 1989年発売のスズキ・アルトワークスがライバル
将来展望 2015年のアルトワークス復活により、TR-XXの再登場に期待が集まる

リーザ(1986~1993)

リーザ 車名の由来は「モナ・リザ」

ダイハツが軽スペシャルティカーと位置付けた3ドアハッチバッククーペ。ライバルはスズキの「セルボ」でどちらも20~30代の女性に向けてPR。ベース車はミラだが、全高は80mmほど低い。オープンモデル「リーザスパイダー」も存在。

車種名 リーザ(1986~1993年)
車種タイプ 軽スペシャルティカー、3ドアハッチバッククーペ
ターゲット層 20~30代の女性をメインにPR
ベース車 ミラをベースに全高を約80mm低く設計
ライバル車 スズキ・セルボ
派生モデル オープンモデルの「リーザスパイダー」も存在
車名の由来 「モナ・リザ」から

アプローズ(1989~ 2000)

アプローズ 後期型

アプローズ 開口部が広いラゲッジルーム

シャルマンの後継として登場した上級車。一見4ドアノッチバックセダンに思えるが、トランクレバーを引くとリアゲートも一緒に持ち上がる「スーパーリッド」採用しており、実際は5ドアハッチバックという面白設計。

1990年代に登場したダイハツの歴代車種一覧

1999年にはダイハツの軽自動車のなかでも特にファンの多いミラジーノが誕生します。
バブル崩壊後もダイハツはユニークな発想を失わず、ミゼットⅡやネイキッドなど個性的な車を発売しています。
1998年には、トヨタがダイハツ株式の過半数を取得し、トヨタのグループ会社となります。

車種名 アプローズ(1989~2000年)
概要 シャルマンの後継モデルとして登場した上級車
ボディ形状 一見4ドアノッチバックセダン風だが、トランクレバーを引くとリアゲートも一緒に開く「スーパーリッド」を採用し、実際は5ドアハッチバック
特徴 開口部の広いラゲッジルームを持つ設計が特徴的
1990年代の動向 1999年に人気の軽自動車ミラジーノが登場。バブル崩壊後も個性的な車種(ミゼットⅡ、ネイキッドなど)を発売
経営 1998年にトヨタがダイハツ株式の過半数を取得し、グループ会社となる

ロッキー(1990~1997)

マイナー車だがクロカンマニアには愛されているロッキー

ロッキー オープントップの様子

3ドアのコンパクトクロカン。発売当初は98年登場のスズキ・エスクードの影に隠れてしまい、モデル末期はトヨタRAV4によるクロスオーバーSUVブーム到来と終始マイナー車扱い。屋根が外れて半オープンにできるのが良い。海外では2002年まで販売。

車種名 ロッキー(1990~1997年)
タイプ 3ドアのコンパクトクロスカントリー車
販売状況 発売当初はスズキ・エスクードに注目が集まり、モデル末期はトヨタRAV4のクロスオーバーSUVブームによりマイナー扱い
特徴 屋根を取り外して半オープン状態にできるユニークな設計
海外販売 国内販売終了後も海外では2002年まで販売された

リーザスパイダー(1991~1993)

リーザスパイダー 2シーターでトランクは存在しない

リーザに追加され2ドアカブリオレ。だが本当にルーフをカットしただけの外観のため、デザインがアンバランスという指摘も。平成ABCトリオ隆盛の時代に生産台数380台。ダイハツ初の軽オープンカーであり、リベンジはコペンで果たされた。

車種名 リーザスパイダー(1991~1993年)
タイプ 2ドアカブリオレ(軽オープンカー)
特徴 ルーフをカットしただけの外観でトランクはなし。デザインのバランスに課題あり
生産台数 約380台の限定生産
歴史的意義 ダイハツ初の軽オープンカーで、後のコペンでリベンジを果たした

オプティ(1992~2002)

初代オプティ クラシックグレード

2代目オプティ エアロダウンビークス

軽スペシャルティカー「リーザ」の後継。初代はハッチバックだが、2代目はハードトップセダン。初代やレトロ調グレードの「クラシック」は女性に人気。5速MTが存在したスポーティな「ビークス」は男性に人気を博した。

車種名 オプティ(1992~2002年)
概要 軽スペシャルティカー「リーザ」の後継モデル
ボディタイプ 初代はハッチバック、2代目はハードトップセダン
人気グレード レトロ調の「クラシック」は女性に好評、スポーティな「ビークス」は男性に人気
特徴 「ビークス」には5速MTがありスポーティさを強調

ミラ RV-4(1992~1994)

本格派クロカンスタイルのミラRV-4

ミラ RV-4 リアビュー

軽自動車ミラのクロスオーバーSUVモデル。前グリルガード付き・後スペアタイヤ装着のクロカンスタイルが本格的すぎたのか、登場が早すぎたのか、当時の人気はいまひとつ。だが「今こそ欲しい!」と中古では隠れた人気モデル。

車種名 ミラ RV-4(1992~1994年)
概要 軽自動車ミラのクロスオーバーSUVモデル
スタイル 前グリルガード付き、後部にスペアタイヤ装着の本格クロカン風デザイン
市場評価 発売時の人気は低調だったが、現在では中古車市場で隠れた人気を誇る

ミラ モデルノ(1993~1998)

Mira Moderno

3代目ミラから追加された上級派生モデル。軽自動車としてはじめて電動格納式ドアミラーを装備。モデル末期にはサンリオとコラボした特別仕様車「ハローキティ・バージョン」が存在。プレミアはついていないが、希少車のため簡単には見つからない。

車種名 ミラ モデルノ(1993~1998年)
概要 3代目ミラから派生した上級モデル
特徴 軽自動車で初めて電動格納式ドアミラーを装備
特別仕様 モデル末期には「ハローキティ・バージョン」が登場
現状 プレミアはないが、希少な存在で市場には出にくい

ミラバン(1994~2018)

ミラバン L275V

生産中止となった2018年でも新車本体価格80万円以下だった3ドアボディの軽貨物車。5速MTあり。スピーカー、パワーウィンドウ、電動格納ドアミラー未装備。車中泊はややきついが、この「最低限」がカスタム欲をくすぐる。

車種名 ミラバン(1994~2018年)
概要 ミラをベースにした3ドアの軽商用バン
価格 2018年時点で新車価格80万円以下と超低価格
装備 スピーカーやパワーウィンドウ、電動ミラーなし。5速MTあり
特徴 装備を削った「最低限」仕様がDIY・カスタム層に人気

ミゼットII(1996~2001)

ミゼットII Bタイプ

ミゼットII Rタイプ

オート三輪ミゼットを四輪車としてリメイク。全長2.8m×全幅1.3mと軽自動車360cc規格時代に近いボディサイズに、丸型ライトを目、スペアタイヤを鼻に見立てたフロントマスクが個性的。生産はミゼット工房(現コペンファクトリー)。遊び心溢れる少量生産車。

車種名 ミゼットII(1996~2001年)
概要 初代オート三輪「ミゼット」のイメージを継承した四輪車
サイズ 全長2.8m×全幅1.3mと非常にコンパクトな設計
デザイン 丸型ライトが目、スペアタイヤが鼻のように見える個性的な外観
製造 少量生産で、製造はミゼット工房(現コペンファクトリー)
特徴 遊び心に満ちたモデルとして話題に。商用・個人用途で活躍

パイザー(1996~2002)

パイザー前期型

パイザー 輸出仕様車

4代目シャレードをベースにした小型トールワゴン。当初は好調だったが、立体駐車場やフェリー料金にまで配慮し完成度を高めた初代デミオに最終的にはもっていかれた印象。当時のマツダの必死さを考えるとまぁ仕方ない。地味だがよく見ると可愛い。

車種名 パイザー(1996~2002年)
ベース車 4代目シャレードをベースに開発された小型トールワゴン
特徴 室内空間が広く実用的。輸出仕様も存在
市場評価 初期は好調だったが、デミオなどのライバル車に押された
評価 控えめな存在感だが、デザインは可愛らしく親しみやすい

テリオス(1997~2006)

初代テリオス 日本では2006年販売終了

5ドアコンパクトSUV。1.3Lエンジンを縦置きし、駆動方式は4WDとFR。全幅1,555mmの小柄ボディと高い悪路走破性から公有林を監督する森林管理署でも採用されていた。日本での後継はビーゴ。インドネシアでは7人乗りSUVとして3代目が活躍中。

車種名 テリオス(1997~2006年)
ジャンル 5ドアのコンパクトSUV
エンジン・駆動 1.3Lエンジンを縦置き搭載し、FRおよび4WDを設定
ボディサイズ 全幅1,555mmと小柄で取り回しがしやすい
採用実績 森林管理署などで公用車としても採用される
後継・展開 日本ではビーゴが後継。海外では7人乗り仕様も存在

ミラクラシック(1997)

ミラジーノの前身ミラクラシック

レトロデザインで大人気車となるミラジーノの前身。丸型ヘッドランプはイメチェン効果抜群。キャッチコピーは「かわいく品よく」で女性ユーザーを取り込みたかった模様。新車価格は約112万円。中古では50万円以下の個体も。

車種名 ミラクラシック(1997年)
特徴 ミラジーノの前身にあたるレトロデザイン車
外観 丸型ヘッドランプを採用し、従来のミラから大きくイメージチェンジ
ターゲット層 「かわいく品よく」のキャッチコピーで女性ユーザーを意識
価格 新車時は約112万円、中古では50万円以下の個体も存在

ストーリア(1998~2004)

ブーンの先代、シャレードの後継コンパクトカー。エアコン未装備&カラーは白限定の最廉価グレードであり、競技用ベース車「ストーリアX4」はラリーで活躍。1.3LのCZやツーリングもホットハッチとして人気。トヨタ・デュエットは姉妹車。

車種名 ストーリア(1998~2004年)
系譜 ブーンの先代、シャレードの後継となるコンパクトカー
特徴 ラリー用ベース車「ストーリアX4」やホットハッチ仕様も展開
特別仕様 エアコン未装備・白一色の廉価グレードあり
姉妹車 トヨタ・デュエットとしても販売された

テリオスキッド(1998~2012)

軽自動車SUVテリオスキッド

テリオスキッド スペアタイヤを標準装備

登録車テリオスのボディを縮小したクロスオーバーSUVモデルで、2006年テリオス生産終了後も販売。14年と息が長いモデルだが、フルモデルチェンジはなし。衝突安全性が高評価。空白期間を経て、キャストアクティバが軽SUVの後継に。

車種名 テリオスキッド(1998~2012年)
車種分類 軽自動車規格のクロスオーバーSUV
特徴 登録車テリオスをベースにボディを縮小、スペアタイヤを標準装備
評価点 衝突安全性が高く評価された
後継モデル キャストアクティバが実質的後継に

ミラジーノ(1999~2009)

初代ミラジーノ

2代目ミラジーノ

ミラジーノのパトカー仕様

古き良きイギリス車を思わせるクラシカルデザインで大人気。源流は4代目ミラ・セダンに追加された「ミラクラシック」で、初代モデルは60年代の名車コンパーノがモチーフ。かわいすぎるミニパトも存在。中古専門店もあり、頑丈なので割とおすすめ。

車種名 ミラジーノ(1999~2009年)
車種分類 軽乗用車・クラシカルスタイル
特徴 古き良き英国車を意識したデザインが人気の理由
起源 4代目ミラ・セダン派生の「ミラクラシック」が源流
モデルモチーフ 初代モデルは1960年代の名車「コンパーノ」がイメージ
エピソード パトカー仕様や専門中古店も存在し、頑丈さも評価されている

ネイキッド(1999~2004)

ネイキッドターボF 販売期間は短いがコアなファンが多い

ネイキッドG  2003年モデル

NAKEDとは「むきだしの」を意味する英語。車名の通り鉄板のようなドアに外付けのヒンジがそのまま露出している個性派。「素材感がたまらない」と熱狂的な支持者がいたが、さすがに一般受けはせず1代限り。トコット登場時に思い出した人も多そう。

2000年代に登場したダイハツの歴代車種一覧

1999年のミラジーノの大ヒット以降、ダイハツは「かわいい車」づくりに強さを発揮します。
ミラアヴィ、ムーヴラテ、エッセなど女性が乗りやすい軽自動車を販売し、2006年には軽自動車販売台数で年間首位を記録。ダイハツ新車購入者の半数以上が女性ユーザーだったというデータもあります。

車種名 ネイキッド(1999~2004年)
車種分類 軽乗用車・コンパクトクロスオーバー風
特徴 鉄板風ドアと外付けヒンジなど、むきだしのデザイン
名前の由来 英語の「NAKED(むきだしの)」にちなむ
販売状況 個性的な見た目で熱狂的ファンは多いが、一般受けはせず1代限り
エピソード トコット登場時に「ネイキッドっぽい」と思い出した人も多数

ミラジーノ1000(2000~2004)

ミラジーノ1000 ミラジーノの小型登録車バージョン

レトロなデザインで大ヒットした軽自動車ミラジーノの白ナンバー版。エンジンは1.0Lの直列3気筒DOHC。たがボディサイズはほぼ変わらずで、内装等も変更なし。本当にエンジンの乗せ換えただけと見なされ、本家の人気にあやかることはできなかった。

車種名 ミラジーノ1000(2000~2004年)
車種分類 小型登録車(白ナンバー)
特徴 レトロデザインの軽ミラジーノの小型版で、ほぼボディサイズは同じ
エンジン 1.0L直列3気筒DOHCエンジン搭載
内装 軽自動車版とほぼ同じで大きな変更なし
販売状況 エンジンの乗せ換えのみとみなされ、本家の人気には及ばず

アトレー7(2000~2004)

アトレー7 「軽より少し大きい」サイズにもかかわらず7人乗りを実現

埼玉県警のミニパトとして採用されたアトレー7

軽のアトレーワゴンをベースにした派生ミニバン。アトレーワゴンより全長370mm、全幅40mm程度の拡大だが、「2名+3名+2名」のレイアウトで定員7名を実現。CMには『巨人の星』の星飛雄馬を起用。エンジンは1.3L。

車種名 アトレー7(2000~2004年)
車種分類 派生ミニバン
ベース車 軽自動車のアトレーワゴン
サイズ アトレーワゴンより全長370mm、全幅40mm拡大
定員 7名(2名+3名+2名のレイアウト)
エンジン 1.3Lエンジン搭載
特徴 軽より少し大きいサイズながら7人乗りを実現。CMには『巨人の星』の星飛雄馬を起用
用途例 埼玉県警のミニパトとして採用された

YRV(2000~2005)

セミトールワゴンYRV

YRV 1.3 ターボ

欧州向けのデザインや足回りを意識したコンパクトRV。エンジンはトヨタ・初代ヴィッツ用1.0Lを1.3Lに拡大し、NAエンジンとターボを用意。K3-VETターボは最高140馬力、1000kg未満の軽量ボディのため「ドッカンターボ」の乗り心地。カーブ注意!

車種名 YRV(2000~2005年)
車種分類 セミトールワゴン、コンパクトRV
特徴 欧州向けのデザインや足回りを意識。軽量ボディ(1000kg未満)で高い走行性能を持つ
エンジン トヨタ・初代ヴィッツ用1.0Lを1.3Lに拡大。NAエンジンとターボ仕様あり
ターボ性能 K3-VETターボは最高140馬力。強力な加速感から「ドッカンターボ」と呼ばれた
注意点 高トルクのためカーブでは注意が必要

MAX(2001~2005)

軽セミトールワゴンMAX

ムーヴより背が低く、ミラより背が高い、軽セミトールワゴンとして登場。5速MTや電子制御のサイバー4WD、4気筒ターボエンジンなどで走行性能の高さをアピール。しかしミラとムーヴが強すぎたため、中間を埋めるのではなく中途半端とみなされ1代で販売終了。

車種名 MAX(2001~2005年)
車種分類 軽セミトールワゴン
特徴 ムーヴより背が低く、ミラより背が高い中間的なボディサイズ
駆動方式・装備 5速MT、電子制御のサイバー4WD搭載
エンジン 4気筒ターボエンジンを搭載し走行性能が高い
販売状況 ミラとムーヴの強力な競争に挟まれ、中途半端と評価され1代で販売終了

ハイゼットグランカーゴ(2001~2004)

ハイゼットグランカーゴ

アトレー7の姉妹車。アトレー7が3列シート7人乗りだったのに対し、グランカーゴは3列シートを廃止した5名定員の商用車として発売。駆動方式はFRと4WDで、最大積載量は約400kg。

車種名 ハイゼットグランカーゴ(2001~2004年)
車種分類 商用車(5名乗り)
特徴 アトレー7の姉妹車で3列シートを廃止し5名定員に
駆動方式 FRおよび4WDを設定
最大積載量 約400kg
用途 主に商用向けに設計された車両

ミラアヴィ(2002)

ミラアヴィ すっきりとしたエクステリア

ミラアヴィのリア 荷室はかなり狭い

6代目ミラに追加された派生モデル。ミラユーザーの高齢化を脱却すべく、若い女性をターゲットにしたおしゃれな内外装が特徴。後部座席は広いが、トランクスペースが狭い。「荷物を積みたい人はムーヴに乗るだろう」と割り切った。

車種名 ミラアヴィ(2002年)
派生元 6代目ミラ
ターゲット 若い女性層を意識したおしゃれな内外装
特徴 後部座席は広いが、トランクスペースは狭い設計

テリオスルキア(2002~2003)

テリオスルキア テリオスキッドとはちがう専用バンパーとグリルを用意

登録車テリオスの軽自動車バージョン。先にデビューした軽のテリオスキッドをベースにしており、型式も同じ。テリオスキッドがリアに装着していたスペアタイヤを外し、都会派SUVを目指したが、差別化できず1年7か月で販売終了。

車種名 テリオスルキア(2002~2003年)
ベースモデル 軽自動車版テリオスキッド
特徴 専用バンパーとグリルを装備し、スペアタイヤをリアから撤去
コンセプト 都会派SUVを目指したデザイン
販売期間 約1年7か月で販売終了
販売終了の理由 テリオスキッドとの差別化ができなかったため

ムーヴラテ(2004~2009)

かわいい車として人気を博したムーヴラテ

ムーヴラテCOOL

3代目ムーヴの派生モデル。かわいい車の基本、丸目ヘッドライトに変更。全体的に曲面が多いボディになったが、実はシャシもラテ専用という力の入れ具合。若い女性を中心に狙い通りのヒット車に。ムーヴラテクールも人気。

車種名 ムーヴラテ(2004~2009年)
ベースモデル 3代目ムーヴの派生モデル
特徴 丸目ヘッドライトを採用したかわいらしいデザイン。曲面多用のボディと専用シャシを持つ
ターゲット層 若い女性
人気モデル ムーヴラテクールも好評

エッセ(2005~2011)

エッセ 2005年モデル

エッセ 台形型スタイルが特徴

ミラをベースにした5ドアハッチバック。台形フォルムがすっきりとして心地よく、ポップなボディカラーで女性に人気。800kg未満の軽量ボディに素直なハンドリング、低重心などのメリットがあり、5速MT車はチューニングベースにされることも多い。

車種名 エッセ(2005~2011年)
ベースモデル ミラ
ボディタイプ 5ドアハッチバック
特徴 台形フォルムのすっきりしたデザイン。軽量ボディ(800kg未満)で低重心かつ素直なハンドリング
人気 ポップなボディカラーで女性に好評。5速MT車はチューニングベースとしても利用される

ミラカスタム(2006~2013)

ミラカスタムRS

ミラカスタムRS リアビュー

若い女性をターゲットに若返りを図ったミラアヴィの後継モデル。エクステリアには標準モデルとの大きな違いは見られないが、インテリアはリアシートにヘッドレストがつくなどより快適に。

車種名 ミラカスタム(2006~2013年)
後継モデル ミラアヴィの後継
ターゲット 若い女性
エクステリア 標準モデルと大きな差はない
インテリアの特徴 リアシートにヘッドレストを装備し快適性向上

ソニカ(2006~2009)

ソニカ前期型

短命に終わった隠れ名車。「爽快ツアラー」のコンセプト通り、高速での安定感、静寂性、セルシオ並に座り心地の良いベンチシートは、当時の軽自動車とは一線を画す内容。だが、販売は伸びず。トヨタもそうだったが「小さな高級車」路線は難しい。

車種名 ソニカ(2006~2009年)
特徴 短命に終わった隠れ名車
コンセプト 爽快ツアラー
性能・装備 高速での安定感、静寂性、セルシオ並みの座り心地の良いベンチシート
販売状況 販売は伸びず、「小さな高級車」路線は難しかった

クー(2006~2013)

クー 欧州車名マテリア

トヨタと共同開発した小型トールワゴン。ベース車はブーン。トヨタからは2代目bBとして発売され、若い男性を中心に人気。クーのエクステリアはbBに比べてシンプルで、装備内容は小柄な女性でも扱いやすいように配慮し、ターゲット層を差別化した。

車種名 クー(2006~2013年)
特徴 トヨタと共同開発した小型トールワゴン
ベース車 ブーン
トヨタ名 2代目bBとして発売
ターゲット層 若い男性を中心に人気。女性にも扱いやすい装備で差別化
エクステリア bBよりシンプル

ビーゴ(2006~2016)

ビーゴ 前期型

小型SUVテリオスの後継。先代と同じく直4エンジン縦置きで、駆動方式はFRと4WD。全幅は広くなったが、最小回転半径4.9mと小回りがきき、街でも運転しやすい。トヨタ・ラッシュOEM供給モデル。

車種名 ビーゴ(2006~2016年)
特徴 小型SUVテリオスの後継モデル
エンジン 直列4気筒エンジン縦置き
駆動方式 FRおよび4WD
サイズ 全幅広くなったが、最小回転半径4.9mで小回りがきく
OEM供給 トヨタ・ラッシュとしても販売

ブーンルミナス(2008~2012)

ブーンルミナス

Bセグメント7人乗り5ナンバーミニバン。3列シート稼働時以外も、簡単に多彩なシートアレンジが楽しめる。トヨタからはパッソセッテとして発売されるもイラッとくるCMで炎上。モデル末期の販売台数はダイハツが上という珍事が発生。

車種名 ブーンルミナス(2008~2012年)
車格 Bセグメントの5ナンバーミニバン
乗車定員 7人乗り
特徴 3列シート稼働時以外でも多彩なシートアレンジが可能
トヨタOEM トヨタからはパッソセッテとして販売
販売状況 モデル末期にはダイハツ版の方がトヨタ版を上回る販売台数となる珍事があった

ムーヴコンテ(2008~2017)

ムーヴコンテ(前期型)

ムーヴコンテ(後期型2トーンセレクション)

ムーヴコンテ カスタム

4代目ムーヴの派生モデルとして登場。箱型エクステリアが幅広い世代に人気。9年間フルモデルチェンジなし。「カクカクシカジカ(略称カクシカ)」というオリジナルキャラクターによるPR活動を実施。後にダイハツ公式キャラに出世した。

車種名 ムーヴコンテ(2008~2017年)
ベースモデル 4代目ムーヴの派生モデル
特徴 箱型エクステリアが幅広い世代に人気
モデルチェンジ 9年間フルモデルチェンジなし
プロモーション 「カクカクシカジカ(略称カクシカ)」というオリジナルキャラクターでPR。後にダイハツ公式キャラに昇格

タントエグゼ(2009~2014)

タントエグゼ タントの上級派生車種

タントエグゼカスタム

2代目タントの派生車として登場。スライドドアではなく、ヒンジドアにして軽量化。タントより燃費が良く、シートの質感が高い。ドレスアップモデルのエグゼカスタムも存在。最終的にはムーヴとの兼ね合いもあり廃止。スバル・ルクラはOEM車。

車種名 タントエグゼ(2009~2014年)
ベースモデル 2代目タントの派生車
特徴 スライドドアではなくヒンジドアで軽量化を実現。燃費向上とシートの質感アップを図る
派生モデル ドレスアップモデルのタントエグゼカスタムあり
販売終了理由 ムーヴとのラインナップ重複により廃止
OEM スバル・ルクラとしてOEM供給

ミラココア(2009~2018)

ミラココア 設定されたボディカラーの多くはパステルカラー

ミラココア プラスX"スペシャルコーデ

パステルカラー、丸目、レトロデザイン、そして「ココア」の車名。ミラ・クラシック、ミラジーノで人気を博したダイハツが用意した「究極のかわいい車」。外装・内装・カラー合わせて160通りと軽最多のバリエーションを誇った。

車種名 ミラココア(2009~2018年)
特徴 パステルカラー主体のボディカラー、丸目ライトのレトロデザインが特徴
コンセプト ミラ・クラシックやミラジーノの流れを汲む「究極のかわいい車」
バリエーション 外装・内装・カラー合わせて160通りの豊富なバリエーションを誇る

メビウス(2013~2021)

メビウス

メビウスのリヤのエクステリア

プリウスαのOEM車。ダイハツでは唯一のステーションワゴンだが、プリウスαに存在する7人乗り設定は存在しない。2017年、2018年と登録車販売台数ワースト1を記録。Twitter界隈では「メビウスを目撃」「はじめて見た!」とそこにいるだけで話題になる。

車種名 メビウス(2013~2021年)
特徴 プリウスαのOEM車で、ダイハツ唯一のステーションワゴン。7人乗り設定はなし。
販売状況 2017年・2018年に登録車販売台数ワースト1を記録。
話題性 Twitterでは「メビウスを目撃」「はじめて見た!」と珍しい存在として話題になることが多い。

ウェイク(2014~2022)

ウェイクGターボ "SA II"

コンセプトモデルDECADECA

「タントを超えるでかい車を作ろう」と開発。室内高1,455mmは軽自動車最大でゴルフバックを縦のまま収納可能。アイポイントはミニバン並。東京モーターショー出品のコンセプトカーの名前は「DECA DECA(デカデカ)」。

車種名 ウェイク(2014~2022年)
特徴 「タントを超えるでかい車」をコンセプトに開発。室内高は1,455mmで軽自動車最大。ゴルフバッグを縦置きで収納可能で、アイポイントはミニバン並み。
コンセプトモデル 東京モーターショーに出品された「DECA DECA(デカデカ)」が原型。

ハイゼットキャディー(2016~2022)

新商用車ハイゼットキャディー

ハイゼットの名前がつくが、ベース車はウェイク。積載量よりも、室内の静寂性や足元の広さなどドライバーの快適性を重視した新商用車。歩行者を認識し衝突を回避する「スマートアシストⅢ」なども搭載し、働く人が安心して使えるクルマを目指した。

車種名 ハイゼットキャディー(2016~2022年)
ベース車 ウェイク
特徴 積載量よりも室内の静粛性や足元の広さを重視した新しい商用車。ドライバーの快適性を重視。
安全装備 歩行者認識機能付き「スマートアシストⅢ」を搭載し、衝突回避を支援。
目的 働く人が安心して使える車を目指して開発された。

アルティス(2000~2023)

アルティス

トヨタ・カムリのOEM車。ダイハツのラインナップでは最大サイズの3ナンバーセダン。カムリが世界戦略車なのに対し、アルティスはほぼ国内専売。カムリは3グレード存在するが、アルティスは中間に位置するGグレードのみ。

車種名 アルティス(2000~2023年)
ベース車 トヨタ・カムリ(OEM)
特徴 ダイハツのラインナップで最大サイズの3ナンバーセダン。カムリは世界戦略車だが、アルティスはほぼ国内専売。
グレード カムリは3グレードあるが、アルティスは中間のGグレードのみを展開。

ブーン(2004~2023)

ブーン 上級グレード「シルク」

ブーン 新グレード「スタイル」

車のエンジン音「BOON!」から命名したキュートなコンパクトカー。初代・2代目はトヨタとの共同開発だが、3代目はダイハツが開発・生産し、トヨタに「パッソ」としてOEM供給の形に変更。2018年マイナーチェンジで新グレード「スタイル」を追加。

車種名 ブーン(2004~2023年)
名称の由来 車のエンジン音「BOON!」から命名されたキュートなコンパクトカー。
開発・生産 初代・2代目はトヨタとの共同開発。3代目はダイハツが単独開発・生産し、トヨタへOEM供給(「パッソ」)として提供。
特徴 2018年のマイナーチェンジで新グレード「スタイル」を追加。上級グレードに「シルク」がある。

キャスト(2015~2023)

SUV担当 キャストアクティバ G“SA II”

都会派ノーマル キャストスタイル G“SA II”

スポーツ走行担当 キャストスポーツ "SA II"

女性に人気の「スタイル」、走行性能を高めた「スポーツ」、スズキ・ハスラーのライバルとも呼ばれるSUV風デザインの「アクティバ」の3タイプが存在。車名はキャストで共通だが、乗り味がかなり違うので試乗必須。

車種名 キャスト(2015~2023年)
モデルタイプ 「スタイル」(都会派ノーマル)、「スポーツ」(走行性能重視)、「アクティバ」(SUV風デザイン) の3タイプを展開。
特徴 女性に人気の「スタイル」をはじめ、走行性能を高めた「スポーツ」、スズキ・ハスラーのライバルとも称される「アクティバ」が存在。乗り味がタイプごとに大きく異なるため試乗推奨。

ミラトコット(2018~2023)

箱型デザインがレトロでかわいいミラトコット

ミラココアの甘々路線で成功をおさめたがダイハツだが、後継モデルの「トコット」は20~30代の女性を中心に新企画チームを編成。「ブリキのバケツ」をモチーフにしたナチュラル路線へ。写真映えしないと心配の声もあったが、月間目標台数3倍のヒット。

車種名 ミラトコット(2018~2023年)
デザイン 箱型でレトロなかわいさを持つデザイン。
コンセプト ミラココアの甘め路線の後継で、20~30代女性をターゲットに「ブリキのバケツ」をモチーフとしたナチュラル路線を採用。
販売実績 写真映えの心配もあったが、月間目標の3倍売れるヒットモデルとなった。

ダイハツにはおしゃれで使いやすい小型車がたくさん!スマアシも進化中!

ダイハツは、おしゃれでかわいい軽自動車、使い勝手の良い小型車を多数開発してきました。
そのうえで、近年注目したいのは、予防安全技能「スマートアシスト」(略称スマアシ)の登場です。

スマアシが初搭載されたのは2012年12月のムーヴのマイナーチェンジ時で、軽自動車初の衝突被害軽減ブレーキの採用でした。のダイハツ車の多くには、スマートアシストが搭載されています。

ダイハツに限らず、現段階では車の予防安全機能は決して万能ではありません。
しかし、今後さらに技術が進化していく分野なのは間違いなく、安価で多くの人が運転する軽自動車や小型車こそ、こうした安全システムを搭載する意味は大きいはずです。

安全性を向上させつつ、今後はどんな車を開発するのか。ビーゴの後継となりえる小型SUVの復活も噂されており、新型車の登場にも期待大です!