全国の自動車博物館リスト!車好きなら1度は行きたいミュージアム&ギャラリー
自動車をテーマにした博物館は、日本全国にあります。トヨタや日産、ホンダ、マツダ、スバル、スズキ、ダイハツなど、自動車メーカーが自社の歴史や製品について解説するために設立した企業博物館もありますが、個人が所有していたクラシックカーなどのコレクションを一般の方に公開している私設博物館やギャラリーも少なくありません。
貴重なヒストリックカーや懐かしの名車に出会えたり、クルマの歴史や仕組みが深く理解できるカーミュージアムは自動車愛好家ならぜひ足を運びたい場所。日本全国にある車をテーマにした博物館とそのミュージアムの特徴をまとめました。
企業博物館と私設ミュージアムの違いは?訪問前のチェックポイント
自動車博物館は、大きく分けて自動車メーカーが運営する企業博物館と、個人や企業のコレクションを公開する私設ミュージアムの2種類があります。この違いを知っておくと、訪問の計画が立てやすくなります。
企業博物館は入館無料の施設が多く、工場見学とセットで組まれているのが特徴です。その代わり平日のみの開館や完全予約制が一般的で、土日に思い立って行けるとは限りません。日産ヘリテージコレクション、スバルビジターセンター、マツダミュージアム、三菱オートギャラリーはいずれも予約が必要です。工場の稼働日に合わせているため、年末年始やお盆、企業休業日はまとめて休館になります。
一方の私設ミュージアムは、土日祝のみの開館や冬季休館、月1回だけの開館といった変則的な運営が多く見られます。維持費を入館料でまかなう構造上、運営者の体調や車両の整備状況で急に休館することもあります。遠方から向かうなら、前日に公式サイトのカレンダーや電話で確認しておくのが確実です。
もうひとつ知っておきたいのが、動態保存と静態保存の違いです。動態保存はエンジンがかかり走行できる状態で維持するもので、トヨタ博物館や日本自動車博物館、四国自動車博物館などが力を入れています。静態保存は走行を前提とせず展示状態で保つ方式です。走る姿を見たいなら、各館が年数回開催する走行披露会やクラシックカーフェスティバルの開催日に合わせると満足度が上がります。
写真撮影の可否も館によって分かれます。工場見学エリアは撮影禁止でも展示ホールは自由というケースが多く、三脚やストロボだけ禁止という館もあります。館内は通路が狭く車両との距離が近いため、バッグや三脚を車体にぶつけないよう、持ち物は最小限にまとめて入館するのが安心です。
東京・関東の自動車博物館リスト
日産の本拠地である神奈川県やスバルのある群馬県、ホンダのサーキットがある栃木県など、関東地方は自動車メーカーの企業博物館が多く揃っています。また、自動車愛好家によるユニークな個人ミュージアムも豊富です。横浜の日産グローバル本社ギャラリーのように、予約なしで立ち寄れる入館無料のショールーム型展示も点在しています。
ホンダコレクションホールは、ホンダの歩みを時代順にたどれて親子連れにもおすすめ!
1998年にホンダの創業50周年を記念して開館したホンダコレクションホール。もとは鈴鹿サーキットにありましたが、ツインリンクもてぎの開設にともなって移転し、同施設は2022年にモビリティリゾートもてぎへ改称しています。
2024年3月に25年ぶりの大規模リニューアルを実施し、展示の軸が大きく変わりました。従来は二輪車と四輪車、レーシングマシンと市販車という区分けでしたが、現在は2階と3階の4つのフロアを時代順にたどる構成です。創業期から1970年前後、そして現代へと進むため、ホンダがどの順番で何に挑戦してきたのかが一本の流れとして頭に入ります。
エントランスには小型ビジネスジェットの実物大インテリアモックアップが置かれ、機内に乗り込むこともできます。パーソナルモビリティの試乗体験もあり、見るだけで終わらないのがリニューアル後の特徴です。常設展で紹介しきれない車両は「ガレージコレクション」として年3回入れ替え展示されるため、訪れるたびに違う顔を見せてくれます。
入館自体は無料ですが、モビリティリゾートもてぎへの入場料と駐車料が別途必要になります。施設内はレース観戦のほか、ファミリー向けのアトラクションや体験プログラムも充実しているため、親子で1日かけて回る計画が立てやすい場所です。
| 施設名 | ホンダコレクションホール |
|---|---|
| 住所 | 栃木県芳賀郡茂木町大字檜山 (モビリティリゾートもてぎ内) |
| 開館時間 | 10:00~16:30 ※季節によって変動あり |
| 休館日 | 公式HPのスケジュール参照 |
| 公式HP | https://www.mr-motegi.jp/collection-hall/ |
日野オートプラザは、バスやトラックなどの商用車展示が面白い自動車博物館
日野自動車が運営する日野オートプラザは、コンテッサ等の乗用車の展示もありますが、バスやトラックなどの商用車の展示が充実している自動車博物館です。乗用車中心のミュージアムが多いなかで、はたらく車に焦点を当てた展示は貴重な存在です。
1966年式のボンネットバスは、実際に中に入っての見学も可能。木製の床や手動のドアなど、現代の路線バスとは成り立ちが違うことが乗り込んだ瞬間に伝わってきます。懐かしの車だけでなく、モーターショーに出展された電動の商用車モデルなども並び、物流の未来像まで一度に見渡せます。
2階のギャラリーには、ミニカーのケース展示やトミカのジオラマなどもあり、乗り物好きな小さい子どもも楽しめる構成です。入館は無料で、大型車の構造をじっくり見られる機会としても価値があります。
| 施設名 | 日野オートプラザ |
|---|---|
| 住所 | 東京都八王子市みなみ野5丁目28番5号 (日野自動車21世紀センター) |
| 開館時間 | 10時~16時 (入館 15:00まで) |
| 休館日 | 公式ホームページのカレンダー参照 |
| 公式HP | – |
日産エンジンミュージアムは、車の根幹であるエンジンの進化がよくわかるマニアックな展示が魅力
自動車博物館にエンジンの展示があるのは珍しくありませんが、「エンジンミュージアム」と名付けてエンジンを主役に据えているところに、日産の技術開発への自負が表れています。
横浜工場が操業を開始した1935年製の7型エンジンをはじめ、歴代のエンジンやレースで活躍したエンジンなど28基を6つのグループに分けて展示しています。「夢をのせて」といったテーマごとに並ぶため、単なる部品の陳列ではなく、日本の自動車産業が何を乗り越えてきたのかが読み取れる構成です。
ミュージアムが入るゲストホールは、「日産自動車株式会社横浜第一号館(旧本社ビル)」として2002年に横浜市から歴史的建造物に認定された建物です。工場見学と組み合わせると、可変圧縮比ターボエンジンの組立ラインなど最新の現場も見学できます。見学は予約制で、平日の実施が基本となります。
| 施設名 | 日産エンジンミュージアム (日産自動車横浜工場ゲストホール内) |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 |
| 開館時間 | 10:00〜16:00 |
| 休館日 | 土日、GW・お盆・年末年始・工場非稼働日 |
| 公式HP | https://www.nissan-global.com/JP/PLANT/YOKOHAMA/ |
日産ヘリテージコレクションは、ニッサンの名車300台が並ぶ光景が圧巻!
日産自動車座間工場の中に位置する日産ヘリテージコレクションでは、創業から現代にいたるまでの日産車約400台が保存され、そのうち300台が常設展示されています。市販車はもちろん、モータースポーツの参戦車両やコンセプトカーなど、まさに日産の歴史を語る名車たちです。
同じ車種の歴代モデルが世代順に並ぶ区画があり、スカイラインやフェアレディZがどう大きくなり、どう性格を変えてきたのかを横並びで比べられます。1台ずつ単独で見るのとは理解の深さが変わる展示方法です。
見学は完全予約制ではありますが、自動車好きなら一見の価値あり!シルビアやサニーなど、かつて家族が乗っていた1台に再会する人も少なくありません。入館は無料で、ガイド付きの見学コースが用意されています。
| 施設名 | 日産ヘリテージコレクション |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県座間市広野台2-10-1 |
| 開館時間 | 完全予約制 |
| 休館日 | 見学可能日は公式HPカレンダーで確認 |
| 公式HP | https://www.nissan.co.jp/HERITAGE/ |
スバルビジターセンターは、スバルの歴史がわかり、乗り物好きみんながワクワクできる空間
工場見学とともに、よりスバルの歴史や取り組みを知ってもらおうと2003年に開館した企業博物館スバルビジターセンター。「てんとう虫」の愛称で親しまれた軽自動車スバル360などが展示されており、工場内は撮影禁止ですが、ギャラリーの撮影は自由です。
見学コースはオリエンテーションホールでの説明から始まり、プレス、ボディ溶接組立、最終組立といった工程を見学者通路から見ていきます。所要時間はおよそ2時間と、企業博物館のなかでも本格的な内容です。鉄板がボディの形に打ち抜かれる音や、組立ラインを流れる車体の速度は、映像では伝わりにくい部分です。
自動車以外にも富士産業時代のラビットスクーターや屋外にはT-1ジェット練習機なども展示されています。航空機メーカーを源流に持つスバルの成り立ちが、展示物の並びからそのまま伝わってきます。見学は予約制で、時間帯が決まっているため公式サイトのカレンダーで空き状況を確認してから申し込んでください。
| 施設名 | スバルビジターセンター |
|---|---|
| 住所 | 群馬県太田市庄屋町1-1(スバル矢島工場) |
| 開館時間 | 9:00〜10:45 11:00〜12:45 13:00〜14:45 ※予約制 |
| 休館日 | 土日祝、GW・お盆・年末年始・企業休業日 |
| 公式HP | https://subaru-factory.resv.jp/ |
ワクイミュージアムは、ロールス・ロイスやベントレーなど歴史的な価値の高いクラシックカーが揃う
日本におけるクラシックカー愛好の草分け的存在である涌井清春さんがオーナーを務めるワクイミュージアム。「クラシックカーは次の時代へ継承すべき文化財」という考えから、維持が難しくなったクラシックカーオーナーの愛車を下取りし、次のオーナーを探すために実車販売もしています。
ミュージアムでは、ロールス・ロイスやベントレーなど300台以上のクラシックカーから厳選したコレクション16台を無料展示。吉田茂元首相の愛車だったロールス・ロイスは、ナンバーもそのままで、当時のエンジンのまま走行可能な状態で保存されています。
戦前のロールス・ロイスは、ボディを架装するコーチビルダーが個別に手がけたため、同じ車種でも室内の仕立てが1台ごとに違います。間近で見ると木目やレザーの質感の差がよく分かり、工業製品というより調度品に近い作りだと感じられます。開館が土日祝に限られるため、訪問日は事前に確認しておきましょう。
| 施設名 | WAKUI MUSEUM(ワクイミュージアム) |
|---|---|
| 住所 | 埼玉県加須市大桑2-21-1 |
| 開館時間 | 11:00~16:00 |
| 休館日 | 月~金曜 |
| 公式HP | https://www.wakuimuseum.com/ |
池沢早人師・サーキットの狼ミュージアムは、70年代のスーパーカーが並ぶ夢の空間
1970年代に週刊少年ジャンプで連載され、スーパーカーブームに多大な影響を与えた『サーキットの狼』。作者である池沢早人師さんが名誉館長を務めるミュージアムでは、作中に登場したロータス・ヨーロッパやポルシェ911などのスーパーカーが展示されています。
単に車のスペックだけでなく、作中の登場人物にからめた解説もファンにはたまらない!実車に加えて、プラモデルやミニカー、スーパーカーカード、スーパーカー消しゴム、当時の自動車雑誌のバックナンバーまで並び、1970年代の熱気そのものが保存されています。
マンガを知らない人でも、70年代の名車たちに出会える貴重な自動車博物館です。開館は土日祝に限られるため、平日に訪れても見学できない点には注意してください。
| 施設名 | 池沢早人師・サーキットの狼ミュージアム |
|---|---|
| 住所 | 茨城県神栖市息栖1127-26 |
| 開館時間 | 土日・祝日 10:00~16:00(最終入館15:30) |
| 休館日 | 平日、年末年始 |
| 公式HP | https://ookami-museum.com/ |
伊香保人形とおもちゃ 自動車博物館はタイムスリップしたように昭和の名車たちと出会える場所
伊香保人形とおもちゃ 自動車博物館は、昭和の街並みを再現したレトロなテーマパーク。自動車博物館では、1920年代以降のスポーツカーや大衆車が約70台展示されています。
トヨタ2000GT(1967)、スカイラインGT-R(1972)、フェアレディZ(1972)、ダットサン(1938)、日野ルノー(1963)など、「テーマパーク内の自動車博物館コーナー」と思って訪問すると名車の多さに驚かされます。レストアされていつでも走れる状態という本格派の自動車博物館です。
展示車だけを目当てにするより、昭和の商店街を再現した一帯とあわせて回るほうがこの施設の良さが出ます。年中無休で開館時間も長く、温泉地の観光と組み合わせやすいのも利点です。
| 施設名 | ファミリワールドテーマパーク 伊香保人形とおもちゃ 自動車博物館 |
|---|---|
| 住所 | 群馬県北群馬郡吉岡町上野田2145 水沢観音下 |
| 開館時間 | 4/25~10/31 8:30~18:00 11/1~4/24 8:30~17:00 |
| 休館日 | 年中無休 |
| 公式HP | http://www.ikaho-omocha.jp/ |
那須クラシックカー博物館は、ポルシェ356やジャガーEタイプなど海外のクラシックカーが豊富
那須クラシックカー博物館では、イタリア、イギリス、アメリカなどのクラシックカーを展示しています。1930年に750ccクラスの世界スピード記録を保持したMG-EX120や、ジャガーEタイプ、ポルシェ356など、時代を代表する車が並びます。
この館の特徴は、触れて乗れる展示が用意されている点です。多くの自動車博物館がロープ越しの見学にとどまるなか、実際に乗り込める車両があり、フォードの消防車は子ども連れに人気です。館内の写真撮影も自由なので、記念の1枚を残したい場合にも向いています。
映画『スピード・レーサー』に登場したマッハ5のデモンストレーションカーも展示されており、車ファン、映画ファンのどちらも楽しめます。アートギャラリーでは世界のポリスグッズコレクションも常設展示されています。
| 施設名 | 那須クラシックカー博物館 |
|---|---|
| 住所 | 栃木県那須郡那須町高久甲5705 |
| 開館時間 | 9:30~17:00(最終入館16:30) |
| 休館日 | 年中無休 |
| 公式HP | http://www.nccm.co.jp/ |
魔方陣スーパーカーミュージアムは、旧駅舎を活用した建物も見どころのスーパーカー展示施設
1928年に建てられた栃木の旧駅舎を移築・復元し、自動車博物館として併設された魔方陣スーパーカーミュージアム。トヨタ2000GT、ジャガーEタイプ、ランボルギーニ・ミウラやカウンタックLP400、ブガッティEB110などが約30台展示されていました。
展示車両の総額が相当な額になるスーパーカーたちにもかかわらず、ロープや柵を設けず、憧れの1台を間近で見学できるのが大きな特徴でした。疲れたら列車を改装した休憩室で休むこともできます。
建物の老朽化のため、現在は臨時休館となっています。訪問を検討する場合は、栃木市観光協会や公式サイトで再開の告知を確認してください。
| 施設名 | 魔方陣スーパーカーミュージアム |
|---|---|
| 住所 | 栃木県栃木市野中町553 |
| 開館時間 | 臨時休館中 |
| 休館日 | 老朽化のため臨時休館中 |
| 公式HP | http://www.mahoujin-lp400.jp/ |
いすゞプラザは、自衛隊車両に乗り込むことも可能な「はたらく車」博物館
いすゞプラザは2017年にオープンした、いすゞ自動車藤沢工場の隣に位置する企業博物館です。トラック、バスなどの最新車両に乗り込んだり、防衛省の許可を得て展示されている自衛隊車両SKWの運転席にも座れるレアなスポットです。もちろん日本自動車殿堂入りを果たした「いすゞ117クーペ」も展示されています。
大型トラックの運転席に座ると、目線の高さとミラーの数に驚きます。乗用車とは見えている世界がまったく違うことが体感でき、日頃トラックの隣を走るときの注意点を考えるきっかけにもなります。
いすゞの車が街のいたるところを走っている巨大ジオラマや歴代名車のミニカーなど、模型やミニチュアにも力を入れているのが面白く、楽しいミュージアムです。平日は完全予約制、土曜と祝日は自由見学日と運用が分かれているため、訪問日に合わせて確認してください。
| 施設名 | いすゞプラザ |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県藤沢市土棚8 |
| 開館時間 | 10:00~17:00 火~金曜※完全予約制 土・祝日※自由見学日 |
| 休館日 | 日・月曜(祝日の場合は翌休)、GW、お盆、年末年始 |
| 公式HP | https://www.isuzu.co.jp/plaza/ |
| 備考 | 休館日等に関しては公式ホームページにカレンダーあり |
桐生自動車博物館は、歴史的建造物とともにクラシックカー展示を楽しめるギャラリー
1950~60年代のトヨタ車、主に初代クラウンとランドクルーザーを展示する桐生自動車博物館。MAEHARA20thの名でも知られ、国の登録文化財である元織物工場を活用した建物は非常に趣があり、大谷石造りののこぎり屋根がクラシックカーの魅力をさらに引き出します。
観音開きドアの初代クラウンや、アメリカ大陸で40年間走り続けて日本に戻ってきた2代目クラウンなど、1台ごとの来歴が濃いのが特徴です。油彩画のギャラリーも併設されています。
もともと月1回程度の開館でしたが、現在は臨時休館中で再開に向けた準備が進められています。訪問前に公式サイトで開館日を確認してください。
| 施設名 | 桐生自動車博物館(MAEHARA20th) |
|---|---|
| 住所 | 桐生市広沢町6-850-5 |
| 開館時間 | 臨時休館中 |
| 休館日 | 再開に向け準備中 |
| 公式HP | http://www.maehara20th.com/ |
浅間記念館は、オートバイの歴史に欠かせない名車が揃うバイクファンの聖地
1955年開催の第1回全日本オートバイ耐久レースは、北軽井沢の浅間高原で開催されました。そのため、オートバイファンにとって浅間山は聖地といえるような場所。浅間記念館は、1989年にそうした歴史を伝えていこうと開館した二輪車のミュージアムです。
陸王RX750プロトタイプなど現存1台の超貴重モデルをはじめ、ヤマハ、ホンダ、カワサキの名車やレースで使われた実際の優勝車両なども保存・展示されています。国産二輪メーカーが群雄割拠していた時代、現在は残っていないメーカーの車両も並び、淘汰を経て現在の4社体制に至った経緯が車両の並びから読み取れます。
冬季は休館となるため、訪問は春から秋にかけてが基本です。標高の高い場所にあり、春先や晩秋は平地との気温差が大きいため、服装にも余裕を持たせてください。
| 施設名 | 浅間記念館(二輪展示館) |
|---|---|
| 住所 | 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢 |
| 開館時間 | 8:30~17:00 |
| 休館日 | 水曜、冬季(12月~3月)休館 |
| 公式HP | http://www.asamaen.tsumagoi.gunma.jp/kinen.html |
FLAT4 ミュージアムフロアは、希少なフォルクスワーゲンのコレクションを展示!
FLAT4は、空冷エンジン搭載のフォルクスワーゲン車、通称空冷VWの販売やサポートを行っている会社です。貴重なフォルクスワーゲンを多数所蔵していることから、本社ビル内に予約制のミュージアムを開設しました。
空冷VWは部品の供給と整備のノウハウが現在も生きている数少ない旧車で、販売とサポートを本業とする会社が運営しているからこそ、展示車の状態が良好に保たれています。ここでしか見られないコレクションは、ファンなら一見の価値ありです。完全予約制のため、訪問前に必ず連絡を入れてください。
| 施設名 | FLAT4ミュージアムフロア |
|---|---|
| 住所 | 東京都目黒区鷹番1-1-5 (FLAT4 東京本社B1F) |
| 開館時間 | 10:00~18:00※完全予約制 |
| 休館日 | 日・祝日、年末年始等 |
| 公式HP | https://www.flat4.co.jp/shopinfo/tokyo |
名古屋など中部地方の自動車博物館リスト
中部地方といえば、やはり愛知県に本社や製造拠点を構えるトヨタの存在が大きいでしょう。また、日本最大級の自動車ミュージアムは石川県にあります。中部地方は規模の大きい自動車ミュージアムが複数そろう、国内でもっとも層の厚いエリアです。豊田市のトヨタ会館のように工場見学の起点となる無料施設もあり、2館以上を1日で回る計画も立てやすい地域です。
日本自動車博物館は、国内トップクラスの展示車数500台で見ごたえ抜群!
所有台数800台(二輪含む)、常時500台の展示がされている日本自動車博物館。戦前の日本の自動車開発黎明期の車や昭和の名車はもちろん、フォードやBMW、ボルボ、オースチン、フォルクスワーゲンなどの希少な外国車の展示も充実しています。
ダイアナ妃の来日時に実際に乗車されたロールス・ロイス シルバースパーⅡ(1989年)も現存!
トヨタの2000GTなどのスポーツカーや世界に1台しかないABRフェートン、マツダ・コスモスポーツなど、挙げればきりがない充実の展示内容です。3フロアにわたる展示を一通り見るだけで2時間以上かかるため、時間には余裕を持って訪れてください。
日本自動車博物館は、実業家であった前田彰三氏の個人コレクションをもとに開館された私設博物館です。国内最大級の自動車博物館が、もとは個人の車への情熱から始まったという点も、この館を特別な存在にしています。
| 施設名 | 日本自動車博物館 |
|---|---|
| 住所 | 石川県小松市二ツ梨町一貫山40番地 |
| 開館時間 | 9:00~17:00 |
| 休館日 | 12月26日~31日 |
| 公式HP | https://www.motorcar-museum.jp/ |
トヨタ博物館は、イベント時には実走行もありでバックヤードにも貴重な車がたくさん!
-
トヨタ博物館は2000GTなど貴重な旧車が展示してある自動車ミュージアム -
トヨタ博物館 -
トヨタ博物館の最寄り駅は芸大通駅 -
トヨタ博物館の展示車 -
トヨタ博物館の展示車 -
トヨタ博物館の展示車 -
トヨタ博物館の展示車 -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する世界中から集められたナンバープレート -
トヨタ博物館に展示する大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート
トヨタ博物館は、トヨタが運営するカーミュージアムですが、トヨタ車以外の国産車・外車の展示も充実しているのが特長です。館内に整備工場があり、展示車両の多くが走行可能な状態で保存されており、イベント時には実際に走行している姿を見ることもできます。
バックヤード見学ツアーもあり、所蔵庫には映画『007は二度死ぬ』のために製造されたトヨタ2000GTボンドカーなどの貴重な車両も保存されています。
車両だけでなく、クルマ文化資料室の展示も見ごたえがあります。世界中から集められたナンバープレートが壁一面に並ぶ一角は、国ごとに形も書体もまったく違うことが一目で分かり、思わず足が止まります。大阪・関西万博の特別仕様ナンバープレートのように、日本の記念ナンバーも並んでいます。
走行披露会やクラシックカーフェスティバル(春は愛・地球博記念公園、秋は東京神宮外苑で開催)、企画展など催しが多く、何度訪れても違う内容を楽しめます。最寄りはリニモの芸大通駅で、名古屋市内から公共交通機関でアクセスできるのも利点です。
| 施設名 | トヨタ博物館 |
|---|---|
| 住所 | 愛知県長久手市横道41-100 |
| 開館時間 | 9:30~17:00 (入館受付は16:30まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌休)、年末年始 |
| 公式HP | https://toyota-automobile-museum.jp/ |
トヨタ産業技術記念館は、日本のものづくりの原点に触れられる体感型ミュージアム
-
トヨタ産業技術記念館 -
トヨタ産業技術記念館 -
トヨタ産業技術記念館 -
トヨタ産業技術記念館 -
トヨタ産業技術記念館 トヨタグループ系譜図 -
トヨタ産業技術記念館 トヨタグループ会社紹介 -
トヨタ産業技術記念館 未来コンセプトビークル
-
トヨタ産業技術記念館 金属加工コーナー -
金属加工コーナーにある鍛造プレス -
金属加工コーナーにある1500ccのSK型エンジンとシリンダブロック -
金属加工コーナーにあるクランクシャフトとコネクティングロッド -
金属加工コーナーにある鍛造の上型と下型
-
繊維機械館にあるトヨタグループの歴史 -
トヨタ産業技術記念館の繊維機械館 -
繊維機械館にある無停止杼換式豊田自動織機(G型) -
繊維機械館にある豊田佐吉の象 -
繊維機械館にある綿を糸にする在来技術の説明 -
繊維機械館にある人類が利用したきた繊維の歴史 -
繊維機械館にある日本の独創的技術・ガラ紡機 -
繊維機械館にある貴重な展示物 -
繊維機械館にあるシングルビータオープナーやスーペリアクリーナー -
繊維機械館にある輸入機械による紡織についての展示 -
繊維機械館にあるリング精紡機(RF型) -
繊維機械館にある紡機機械
-
無停止杼換式豊田自動織機 G型(1924年)の説明 -
無停止杼換式豊田自動織機 G型(1924年)
名古屋駅から徒歩で行ける距離にあるトヨタ産業技術記念館は、近年建設された施設ではなく、トヨタ自動車の前身である豊田自動織機製作所の工場跡地を活用したミュージアムです。赤レンガの建物そのものが展示物の一部になっています。
展示は繊維機械館と自動車館の大きく2つに分かれます。繊維機械館では、綿を糸にする在来技術から、豊田佐吉が発明した無停止杼換式豊田自動織機(G型)まで順にたどれます。G型織機は実際に動かした状態で解説されるため、糸が切れた瞬間に機械が自動で止まる仕組みを目の前で確認できます。自動車館では鍛造プレスやシリンダブロック、クランクシャフトなど、金属加工の工程が実物で並びます。
じっくり見てまわると半日かかるほど展示内容が充実しています。ガイドツアーは日本語以外に英語もあり、音声ガイドアプリは英語・中国語・韓国語に対応しています。
世界的企業であるトヨタの歴史はもちろん、日本のものづくりの原点に触れられると外国人観光客からも高い人気を集めています。名古屋駅周辺の観光と組み合わせやすく、雨の日の行き先としても選びやすい施設です。
| 施設名 | トヨタ産業技術記念館 |
|---|---|
| 住所 | 愛知県名古屋市西区則武新町4-1-35 |
| 開館時間 | 9:30~17:00 (入館受付は16:30まで) |
| 休館日 | 月曜日 |
| 公式HP | https://www.tcmit.org/ |
三菱オートギャラリーは、ラリーで活躍した競技車両が見られる予約制ギャラリー
三菱の歴代車両やモータースポーツで活躍したラリーカーの名車を展示している予約制のギャラリーで、三菱自動車岡崎製作所内にあります。2017年のリニューアルでカフェも新設され、見学の滞在時間を取りやすくなりました。
三菱A型やパジェロ、レースで活躍した競技用車両などの展示車があり、春と秋の年2回入れ替えが行われます。パリ・ダカールラリーを戦ったパジェロは、市販車との違いが装備の一つひとつに表れており、極限の環境で走るために何が必要だったのかが見て取れます。歴代エンジンやデザインスケッチなどの資料も公開されています。
岡崎製作所では、月2回ほど個人での工場見学も受け付けています。工場見学のコースにはオートギャラリーの見学も組み込まれているため、日程が合うなら工場見学として申し込むほうが内容は濃くなります。
| 施設名 | 三菱オートギャラリー |
|---|---|
| 住所 | 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 (岡崎製作所/技術センター内) |
| 開館時間 | 9:00~17:00(12:30~13:30除く) 予約制 |
| 休館日 | 土・日・GW・お盆・年末年始・企業休業日 |
| 公式HP | https://www.mitsubishi-motors.com/jp/sustainability/contribution/society/factory/autogallery.html |
スズキ歴史館は、わかりやすく丁寧な展示が好印象の隠れた名ミュージアム
スズキの歴史を「鈴木式織機製作所」時代の織機から解説し、どのように自動車業界へ進出していったのか、軽自動車アルトやワゴンRなどの主力製品の開発について時代ごとに展示されています。織機メーカーから自動車メーカーへ転身した流れは、トヨタ産業技術記念館と見比べると日本の製造業の共通点が浮かび上がります。
生産ゾーンと呼ばれるエリアでは、企画立案の会議、デザイン・スケッチ、模型づくり、3Dシアターによる組み立てラインの見学など、クルマを作るまでの過程がわかりやすく紹介されています。1台の車が世に出るまでに何年かかり、どれだけの人が関わるのかが具体的につかめる構成です。
入館料無料にもかかわらず、展示内容が細やかで、自動車に詳しくない人でも楽しめます。推奨所要時間は1時間半ですが、2時間ほどかけてゆっくり回る人も多く、見ごたえがあります。予約制のため、公式サイトから申し込んでから訪問してください。
| 施設名 | スズキ歴史館 |
|---|---|
| 住所 | 静岡県浜松市中央区増楽町1301 |
| 開館時間 | 9:00~16:30 予約制 |
| 休館日 | 月、お盆、年末年始 |
| 公式HP | https://www.suzuki-rekishikan.jp/ |
アウト・ガレリア・ルーチェは企画展ごとにテーマが変わる車文化専門ギャラリー
アウト・ガレリア・ルーチェは名古屋市のビル内にある自動車専門のギャラリーです。2004年9月のオープン以来、入館料無料の方針を続け、幅広い世代へ車文化を発信しています。
テーマを決めて年に数回の企画展を開催し、毎回6台ほどの車両が入れ替えで展示されます。カーデザイナーや特定のブランドを取り上げるなど、常設展では成立しない切り口が選ばれるのが特徴です。館内にはF1で実際に使用されたピット設備も設置されています。
展示される車の多くは個人の自動車愛好家から借り受けたもので、普段は個人のガレージにある1台を見られる貴重な機会です。開館は企画展の期間中に限られるため、訪問前に公式サイトで会期を確認してください。
| 施設名 | auto galleria LUCE(アウト ガレリア ルーチェ) |
|---|---|
| 住所 | 愛知県名古屋市名東区極楽1丁目-5番オリエンタルビル極楽NORTH2F |
| 開館時間 | 企画展期間中 12:00~18:00 |
| 休館日 | 月・火曜(祝祭日除く) |
| 公式HP | http://www.luce-nagoya.jp/ |
ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザは、バイク好きの聖地としても知られる企業博物館
ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザは、本社ビル内に設置されたヤマハの企業博物館です。自動車(エンジン含む)、二輪車、レースマシン、その他四輪バギーやスノーモービルなどが展示されています。
「バイク好きの聖地」と評されるほど二輪車が主ではありますが、トヨタと共同開発した名車トヨタ2000GTも展示されています。船外機や電動アシスト自転車まで並ぶ展示構成からは、エンジンという技術を軸に事業を広げてきたヤマハの成り立ちが伝わります。
展示車両には年代順の解説が添えられ、レーサーレプリカ全盛期のモデルがまとまって並ぶ一角は、当時を知る世代には特に見ごたえがあります。開館日は公式サイトで確認してから訪問してください。
| 施設名 | ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ(本社内) |
|---|---|
| 住所 | 静岡県磐田市新貝2500 |
| 開館時間 | 公式HP参照 |
| 休館日 | 公式HP参照 |
| 公式HP | https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/ |
プリンス&スカイラインミュウジアムは、スカイライン愛好家がスカイライン好きのために設立!
熱烈な愛好家が多い名車スカイライン。スカイラインを最初に誕生させたのは、のちに日産と合併するプリンス自動車であり、「プリンス&スカイラインミュウジアム」はその名の通りスカイラインを中心に展示する自動車博物館です。年に数回の展示車入れ替えがあります。
スカイライン愛好家たちの情熱によって設立され、現在もスカイライン好きが集う場所となっているミュージアム。日本の自動車博物館としては初の単一車種のみを展示する試みでしたが、スカイラインの生みの親である櫻井眞一郎氏も計画に賛同し、岡谷市の許可を得て開館に至りました。
1車種だけを世代順に並べる展示は、他では体験しにくい見え方をします。プリンス時代のスカイラインから、ハコスカ、ケンメリへと続く変化を一度に追えるため、スカイラインという名前が何を受け継いできたのかが輪郭を持って見えてきます。冬季は休館となる点に注意してください。
| 施設名 | プリンス&スカイラインミュウジアム |
|---|---|
| 住所 | 長野県岡谷市字内山4769-14 鳥居平やまびこ公園内 |
| 開館時間 | 9:30~17:00 |
| 休館日 | 火曜、冬季休館 |
| 公式HP | https://www.prince-skyline.com/ |
中国・四国・九州地方の自動車博物館リスト
意外に思う方も多いようですが、マツダの本拠地は広島県です。プロ野球の「広島東洋カープ」の「東洋」はマツダの旧社名に由来しており、オーナー会社ではありませんが、少なからぬ繋がりがあります。
中国・四国・九州地方はマツダミュージアムをはじめ、ユニークで個性的な自動車博物館が揃っています。
マツダミュージアムは、ロータリーエンジンの技術展示でコアなファンも大満足!
マツダミュージアムは、マツダ(MAZDA)が運営する完全予約制の自動車博物館です。市販車初のロータリーエンジン搭載車コスモスポーツ、ル・マン24時間レースを制した787Bなど、マツダを語るうえで欠かせない車両が展示されています。
車両展示以外ではロータリーエンジンの解説コーナーや製造過程を紹介する技術展示が充実しており、博物館そのものが本社敷地内にあるため、組み立てラインの見学も可能です。ロータリーエンジンは断面模型で構造を示す展示があり、レシプロエンジンとの違いが図解より直感的に理解できます。
完全予約制で土日は閉館のため、気軽に立ち寄れる施設ではありませんが、ガイドが丁寧に説明してくれるため理解度は格段に上がります。広島の小学生が社会科見学に訪れる場所でもあります。マツダ本社のショールームに集合後、専用バスで移動する流れになります。
| 施設名 | マツダミュージアム |
|---|---|
| 住所 | 広島県安芸郡府中町新地3-1 |
| 開館時間 | 13:30~(日本語案内・個人の場合)予約制 |
| 休館日 | 土・日・GW・お盆・年末年始・企業休業日 |
| 公式HP | https://www.mazda.com/ja/about/museum/ |
| 備考 | 組み立てラインの見学ができない期間あり |
福山自動車時計博物館は、館内撮影自由でシートにも座れる体験型ミュージアム
クラシックカーと時計を主に展示する博物館で、自動車はT型フォード スピードスター(1915)やダットサン フェートン(1935)、ジープスター(1949)などが保存されています。映画やテレビへの撮影協力も多く、『ALWAYS三丁目の夕日』に登場したトヨペットクラウンRSもあります。
高級車よりは当時の生活がうかがえる大衆車が中心で、春や夏には日野のボンネットバスの試乗会も開催しています。館内は写真撮影が自由で、実際に運転席のシートに座ってよい車両も多いなど、触れられる展示にこだわった自動車博物館です。
70年前後の車のシートに座ると、現代の車との違いがはっきり分かります。ステアリングの大きさ、シートの薄さ、視界の広さはいずれも今の基準とは別物で、写真を眺めるだけでは得られない情報です。
| 施設名 | 福山自動車時計博物館 |
|---|---|
| 住所 | 広島県福山市北吉津町3-1-22 |
| 開館時間 | 9:00~18:00 |
| 休館日 | 年中無休 |
| 公式HP | https://www.facm.net/ |
四国自動車博物館は、状態の良い国産・外国車のヒストリックカーが見られるミュージアム
ネッツトヨタ南国株式会社が運営する四国自動車博物館は、トヨタ2000GTやホンダのSシリーズなどの国産車、ポルシェやアルファロメオなど外国のヒストリックカーが展示されています。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場したDMC-12(通称デロリアン)も展示されています。
フルレストア済みで、簡単なメンテナンスをするだけですぐ走行できるほど状態の良い車両が多く、オートバイの展示も豊富です。塗装の艶やエンジンルームの仕上がりを見ると、保存のための手間がどれほどかけられているかが伝わってきます。
自動車販売会社が運営しているため整備の体制が整っており、動態保存を続けやすい環境にあるのが強みです。四国で本格的なヒストリックカーを見られる数少ない施設として、県外からの来訪者も多く訪れます。
| 施設名 | 四国自動車博物館 |
|---|---|
| 住所 | 高知県香南市野市町大谷896 |
| 開館時間 | 10:00~17:00 |
| 休館日 | 月(祝日は開館) |
| 公式HP | http://www.vistanet.co.jp/museum/access.htm |
九州自動車歴史館は、映画やドラマで活躍した名車が並ぶ昭和レトロな博物館
1988年に九州初の自動車博物館として開館した九州自動車歴史館。映画やテレビドラマなどに登場した自動車や二輪車を中心に保存・展示しており、国産車・外国車が約60台、二輪車が約30台、飛行機1機という構成です。世界のミニチュアカーも1000種類以上そろいます。
20世紀初頭から1970年代までの車両が並び、昭和のドラマで時代背景を表す脇役として登場した車がまとまって見られるのが特徴です。館内4か所に設置されたジュークボックスからは当時の曲が流れ、展示と音が一体になった空間になっています。2階には航空機の展示とフライトシミュレーターもあります。
由布院温泉からのアクセスが良く、温泉旅行と組み合わせやすい立地です。曜日によって開館時間が変わり、休館日も月ごとに変動するため、公式サイトのカレンダーで確認してから向かってください。
| 施設名 | 九州自動車歴史館 |
|---|---|
| 住所 | 大分県由布市湯布院町川上1539-1 |
| 開館時間 | 土日祝 9:30~17:00 平日 9:30~16:30 |
| 休館日 | 木曜ほか(月により変更あり) |
| 公式HP | http://ret.car.coocan.jp/ |
関西の自動車博物館リスト
軽自動車の分野で存在感を発揮しているダイハツ工業株式会社は、1907年創業という国内屈指の長い歴史をもつ自動車メーカーです。創業以来、大阪府を拠点にしています。関西は施設数こそ多くありませんが、企業博物館と大規模な私設ギャラリーの両方を回れるエリアです。
ヒューモビリティワールドは、ダイハツの歴史が学べ、軽自動車の設計の体験コーナーも人気
ダイハツ創業100周年を記念して2007年にオープンした展示施設ヒューモビリティワールド。展示車は10台ほどですが、「くらしを考える、軽を考える」をコンセプトに、昔の暮らしとともに自動車のあり方を考えるテーマ性の高い展示がされています。
軽自動車は規格で寸法と排気量が決められているため、限られた枠内でどう居住空間を確保するかが設計の勝負どころです。コンパクト化の工夫をゲーム感覚で学べるコーナーは、その制約の厳しさを体験として理解できる内容で、子どもだけでなく大人にも人気があります。
開館は土曜日に限られますが、10名以下の個人見学なら予約が不要という運用は、予約制が多い企業博物館のなかでは珍しい点です。訪問前に開館日を確認しておくと確実です。
| 施設名 | ヒューモビリティワールド |
|---|---|
| 住所 | 大阪府池田市ダイハツ町1番1号 |
| 開館時間 | 土曜日限定 9:30~12:00 13:00~17:00 |
| 休館日 | 平日、日祝、GW、夏季休暇、年末年始、企業休業日 |
| 公式HP | https://www.daihatsu.com/jp/ |
GLION MUSEUMは、赤レンガ倉庫の雰囲気とともにクラシックカー展示を楽しめる!
大正時代の赤レンガ倉庫をリノベーションしたギャラリーGLION MUSEUM。ロンドンやニューヨークの古い街並みをコンセプトにした落ち着いた空間のなか、クラシックカーの名車250台を地域別に展示しています。
展示車は販売も行われており、価格が付いた状態で並ぶ車両もあります。博物館でありながらショールームでもあるという成り立ちは、クラシックカーが文化財であると同時に流通する商品でもあることを実感させてくれます。
館内にはレストランやカフェも併設され、夜20時まで開館しているため、仕事帰りや食事と組み合わせた訪問もしやすい施設です。大阪港エリアの観光と合わせて計画を立てられます。
| 施設名 | GLION MUSEUM |
|---|---|
| 住所 | 大阪市港区海岸通 2-6-39 (大阪・赤レンガ倉庫内) |
| 開館時間 | 平日11:00~20:00 土日祝10:00~20:00 |
| 休館日 | 月曜(祝日の場合は翌休) |
| 公式HP | https://glion-museum.jp/ |
北海道・東北地方の自動車博物館リスト
北海道・東北地方には、企業や大学が収集したクラシックカーの自動車博物館が複数あります。コレクション数がさほど多くないギャラリーもありますが、いずれもオーナーが大切にしてきた名車たちです。冬季休館となる施設が多いため、訪問の計画は春から秋にかけて立てるのが基本になります。
ツカハラミュージアムは、20年代・30年代の貴重なクラシックカーも見られる自動車博物館
日本、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ベルギー、ドイツの旧車約50台を展示しているクラシックカー博物館。特に1920年代、30年代のビンテージカーの展示が豊富で、フォード モデルT(1914年・1927年)やルノー35CV(1911年)なども保存されています。レストアに数年かけることもあるほど、1台1台が手間暇かけて大切に保存されています。
運営しているのはトヨタのディーラーである塚原企業グループで、トヨタ車は2000GTやスポーツ800、60~70年代のコロナやセリカ リフトバック、マークⅡなど昭和のスポーツカーや大衆車が10台ほど見られます。フォーミュラ・ニッポン用にトヨタが開発したテストカーは、座席に乗り込むこともできます。
東北地方で戦前の欧州車をまとまった台数で見られる施設は限られます。冬季は休業となるため、訪問は春から秋にかけて計画してください。
| 施設名 | ツカハラミュージアム |
|---|---|
| 住所 | 青森県八戸市北インター工業団地4丁目2番地57号 (テクノクラフト・シー・アンド・ヴィ(株)内) |
| 開館時間 | 4~9月10:00~17:00 10月 10:00~16:00 |
| 休館日 | 冬季休業 |
| 公式HP | https://www.tsukahara-m.jp/collection/ |
自動車の過去・未来館は、東北大学設立100周年を記念したギャラリー
自動車の過去・未来館は、東北大学が2008年に設立した自動車博物館です。自動車研究のために収集した貴重な資料を一般の人たちにも広く開放しています。
展示車両は、フォード自動車製T型(1926)とA型(1931)、そしてトヨタから寄贈されたF1レーシング用エンジンです。
大学が運営する施設のため、展示の切り口は研究と教育に寄っています。T型フォードが量産車の原点として何を変えたのか、F1エンジンがどこまで突き詰められた技術なのかを、工学の視点から見られるのが他館との違いです。キャンパス内にあり、開館時間が長く設定されているのも利用しやすい点です。
| 施設名 | 自動車の過去・未来館 |
|---|---|
| 住所 | 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6 東北大学 青葉山東キャンパス内 |
| 開館時間 | 8:00~20:00 |
| 休館日 | 年末年始 |
| 公式HP | https://www.mech.tohoku.ac.jp/car/ |
オールドカーセンターKUDANは、震災を乗り越えて2016年再オープンのクラシックカー博物館
約80台のクラシックカーと航空機が展示されているオールドカーセンターKUDAN。九段建築研究所の創業者である中岡栄三さんが自身のコレクションをもとに開館した私設博物館でしたが、東日本大震災後は5年間の休館を余儀なくされました。
2016年に再オープンし、自動車愛好家や地元の人たちにも親しまれているミュージアムです。50~70年代のドイツ車、30~80年代のアメリカ車などが多数展示されています。
震災と避難指示を挟んで保存された車両が再び公開されている事実そのものが、この館の持つ重みです。開館は土日祝に限られるため、訪問日は事前に確認してください。
| 施設名 | オールドカーセンターKUDAN |
|---|---|
| 住所 | 福島県双葉郡楢葉町大字山田岡字仲丸1番地45 楢葉南工業団地内 |
| 開館時間 | 土・日・祝日 10:00~16:00 |
| 休館日 | 月~金曜 |
| 公式HP | http://www.kudan.co.jp/oldcarcenter.html |
自動車博物館やギャラリーに行く際は、下調べが必須!
自動車博物館やギャラリーの開館時間や休館日は変更になる可能性もあるので、事前に公式ホームページをチェックしたうえで出かけるようにしてください。予約が必須の博物館やギャラリーも少なくありません。
自動車博物館は、個人の自動車愛好家が善意でコレクションを公開していたり、各オーナーから一時的に借りて展示しているギャラリーも多い分野です。入館料があるとしても、博物館の維持・運営にかかる費用を考えると赤字というケースは少なくありません。
博物館の運営は自動車への熱い情熱があるからこそ成り立つものであり、クルマ文化のために私財を投じている方々もいます。
実際、建物の老朽化で休館に入る館や、運営者の事情で閉業する館も出ています。気になる施設は、いつか行こうと先延ばしにせず、開館しているうちに足を運んでおくことをおすすめします。
写真撮影などのルールは各館によって異なりますので、注意事項を必ず確認してください。自動車博物館を見学される際には、展示されている車両、運営されている方々に敬意を持って見学してくださるようお願いします。