エクストレイルの内装

エクストレイル内装の全解説 グレード別装備の違いと歴代モデルの特徴

エクストレイルの内装で「SとGどちらにすべきか」で迷う人向けの解説記事。コックピット・シート・収納・走行モードを現行4代目・3代目AUTECHカスタム・3代目標準の3世代に分けて整理。防水シートの位置づけ変化やAC電源の実用性など、オーナー目線の情報も合わせてまとめています。

エクストレイル内装の全解説 グレード別装備の違いと歴代モデルの特徴

エクストレイルのオーテック仕様カスタムカー 内装の詳細

4代目エクストレイルの内装(参考)

ここでは2019年1月に日産から発表された、3代目エクストレイル(T32型)のカスタムカー「AUTECH(オーテック)」の内装を紹介します。当時のグレード構成はAUTECH(2列)・AUTECH i Package・AUTECH(3列)・AUTECH HYBRID・AUTECH HYBRID i Packageの5種類でしたが、グレード間の装備差はありません。なお、3代目エクストレイルおよびそのAUTECH仕様は現在販売終了しています。

3代目エクストレイルAUTECHの内装 専用ブルーを基調とした爽やかなデザイン

3代目エクストレイルAUTECH 先進的なコックピット設計先進性が感じられるコックピット設計は3代目エクストレイルAUTECHの特徴のひとつ

3代目エクストレイルAUTECHの内装は、専用ボディカラー「カスピアンブルー」に合わせてブルーをインテリアカラーに採用しています。ドアトリム・センターコンソール・レザー調インストルメントパネルにブルーのステッチが施され、3本スポークのステアリングホイールはブラック×ブルーの本革にブルーステッチが入ります。

3代目エクストレイルAUTECHのブラックレザーシートと室内空間3代目エクストレイルAUTECHのブラックレザーシートと室内空間

3代目AUTECHのシートはブラックレザーで、背もたれ部分にブルー刺繍の「AUTECH」ロゴが入ります。センターコンソールやドアトリムのブルーステッチとデザインが統一されており、ブルー×ブラックで統一感のある内装です。

ディーラーオプションのフロアマットとラゲッジカーペット

3代目エクストレイルAUTECH専用フロアマット(ディーラーオプション)3代目エクストレイルAUTECH専用フロアマット

3代目エクストレイルAUTECH専用ラゲッジカーペット(ディーラーオプション)3代目エクストレイルAUTECH専用のフロアマットとラゲッジカーペットはディーラーオプション

3代目エクストレイルAUTECHには、専用フロアマットと専用ラゲッジカーペットがディーラーオプションでラインナップされていました。消臭機能付きで室内の清潔感を保ちやすく、フロアマットにはAUTECHエンブレム、ラゲッジカーペットにはAUTECHロゴが入るなど、専用感を高める装備です。

自分好みに仕立てる「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」

3代目エクストレイルAUTECHのプレミアムパーソナライゼーションプログラム ストーンホワイトレザーとタンレザーの2カラーストーンホワイトレザーとタンレザーの2カラーから選択できるプレミアムパーソナライゼーションプログラム

3代目エクストレイルAUTECH発表と同時に設定された「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」では、シートカラーをストーンホワイトレザー・タンレザーから、ステアリングカラーをストーンホワイトレザー・タンレザー・ブラック・ブルーから、さらにステッチパターンまで細かく選択できました。インテリアの個性をここまで細かくカスタマイズできる設定は、量産車の中では珍しいアプローチです。

アウトドアに最適な日産エクストレイルの内装をチェック

エクストレイルの内装

ここでは3代目エクストレイル(T32型、2000年11月初代発売・3代目は2013年登場)の内装と装備を紹介します。3代目は防水シートが全グレードに標準装備されており、アウトドア仕様を強く意識した仕様でした。2017年6月にはマイナーチェンジが行われ、プロパイロットがオプション選択できるようになっています。現在は販売終了しており、4代目(2022年7月発売)に引き継がれています。

3代目エクストレイルの最大の魅力は防水性能

3代目エクストレイルの内装

3代目エクストレイルの最大の特徴は「全グレード標準の防水仕様」です。フロア・ラゲッジルーム・シートすべてが防水仕様となっており、スキー・スノーボード・サーフィン帰りにそのまま乗り込める設計でした。室内は170cmの大人が4人乗っても余裕がある広さで、SUVとしては珍しい7人乗りシートも用意されていました。

4代目では防水シートがメーカーオプション扱いになっているため、「防水前提でエクストレイルを選んできた」という3代目オーナーが乗り換える際は、グレードとオプション構成の確認が必要です。

日産エクストレイル3代目(T32型)4WDモデルのスペック(販売終了・参考)
ガソリン仕様車 ハイブリッド仕様車
全長 4,690mm
全幅 1,820mm
全高 1,740mm
室内長 2,005mm
室内幅 1,535mm
室内高 1,270mm
ホイールベース 2,705mm
乗車定員 5名/7名 5名/7名
車両総重量 1,785kg 1,845kg
最小回転半径 5.6m
燃費(WLTCモード) 16.0km/L 20.0km/L

3代目エクストレイルのシートは4種類

3代目エクストレイルの防水シート(全グレード標準装備)

3代目エクストレイルはグレード差なく防水シートが標準装備されていました。マリンスポーツやウインタースポーツが趣味の方に人気のある仕様で、「エクストレイルを選ぶ理由は防水シートだった」というオーナーも多いモデルです。

3代目エクストレイルのスエード調トリコットのクロスシート(オプション)

オプション設定でスエード調トリコットのクロスシートも選べましたが、こちらは防水機能のない素材です。高級感を優先したい場合の選択肢でしたが、アウトドア用途には不向きのため選択する際は注意が必要でした。

特別仕様車「エクストレイル モード・プレミア」にはブラックレザーシートが標準装備され、ハイコントラストインテリアグレードではホワイトレザーシートと本革巻ホワイトレザーステアリングになります。これらのレザーシートも防水機能はありません。

3代目エクストレイル モード・プレミア標準装備のブラックレザーシート

3代目エクストレイル ハイコントラストインテリアのホワイトレザーシート

3代目エクストレイルのシートアレンジ

3代目エクストレイルの広々としたラゲッジルーム3代目エクストレイルはラゲッジルームがかなり広々としている

3代目エクストレイルのラゲッジスペース(2列シートのハイブリッドモデル)2列シートのハイブリッドモデル

大容量ラゲッジスペースと多彩なシートアレンジが、アウトドア志向のユーザーに選ばれてきた理由です。7人乗り仕様もあり、ミニバンからの乗り換え先としても検討されていたモデルです。

長尺物の収納や車中泊にも対応するフルフラットモード

3代目エクストレイルのフルフラットモード

フルフラットモードはサーフボードやスノーボード、ゴルフバッグなど長さのある荷物の収納に最適なアレンジです。大人が横になれるほどの広さがあり、車中泊も可能なサイズ感でした。

濡れた荷物と乾いた荷物を分けられる2段収納モード

3代目エクストレイルの2段収納モード ラゲッジスペースに段差を設けて荷物を分けて収納できる

ラゲッジスペースに段差を設ける2段収納モードは、マリンスポーツ後の濡れた荷物を下段に、濡らしたくない荷物を上段に分けて収納できる機能です。他のSUVにはなかなか見られない独自性の高いアレンジで、アウトドアユーザーには実用的な機能でした。

転がりやすい荷物の収納に便利なバーチカルモード

3代目エクストレイルのバーチカルモード ラゲッジスペースを縦に仕切って転がりやすい荷物を収納するモード

ラゲッジスペースを縦に仕切るバーチカルモードは、ボールなど転がりやすい荷物を収納するのに便利なアレンジです。野球やサッカーなどスポーツ用途でも重宝しました。

3代目エクストレイルのコックピット

3代目エクストレイルのコックピット ブラック基調でムダのないシンプルなデザイン

3代目エクストレイルのコックピット周辺3代目エクストレイルのコックピット周辺

3代目のコックピットはブラック基調のシンプルなデザインで、スイッチ類の使い勝手を重視した実用的なレイアウトでした。4代目と比べるとディスプレイサイズや質感は世代差を感じますが、ゴテゴテしていない分、飽きのこない印象を持つオーナーも多かったモデルです。

3代目エクストレイルの防水仕様

防水シートは通気性も確保

3代目エクストレイルの防水シート 水を通さず空気を通す構造で長時間のドライブも快適

3代目エクストレイルの防水シートは、水は通さず空気を通す構造のため、長時間のドライブでも蒸れにくく快適な座り心地を維持できました。「防水なのに座り心地が悪くない」と評価されていた点で、4代目の防水シート(セルクロス)もこの考え方を継承しています。

掃除が簡単な防水フロア

3代目エクストレイルの防水フロア 滑りにくく掃除も簡単

防水フロアは水や泥で汚れてもサッとふき取れる素材で、滑りにくさも備えています。子どもがいる家庭では泥や砂の持ち込みに神経質にならずに済む点が好評でした。

濡れた荷物も気にせず収納できる防水ラゲッジルーム

3代目エクストレイルの防水ラゲッジルーム 濡れた荷物も掃除が簡単な素材

防水ラゲッジルームは雪や水を含む荷物を気にせず積み込め、掃除も楽な仕様でした。なお、3代目では防水ラゲッジルームはガソリン仕様車のみの機能で、ハイブリッド仕様車には設定がありませんでした。

エクストレイルの内装はファミリー層にも大人気

3代目エクストレイルの7人乗りシート(参考)

エクストレイルの内装の強みは、SUVでは稀な3列シート7人乗り仕様が用意されている点にあります。現行4代目でも全グレードで2列(5人乗り)と3列(7人乗り)を選択でき、ミニバンからの乗り換えを検討するファミリー層にも選ばれ続けています。

防水仕様・AC電源・大容量ラゲッジ・7人乗りと、「1台でどこまでカバーできるか」を重視するユーザーにエクストレイルが刺さり続ける理由は、この実用性の高さにあります。「万能選手を求めるなら迷わずエクストレイル」という評価が、初代から現在まで続いているのはその証左です。