テスラ モデルSのボディサイズ・販売価格・航続距離などスペックまとめ
テスラ モデルSは、テスラモーターズが販売するセダン型の電気自動車で、2012年にアメリカで発売され2013年からは日本でも発売されている車両です。
完全な電気自動車なので気になるのは航続距離ですがバッテリーは「75kwh」と「100kwh」の2種類が用意されていて75kwhモデルは480kmから490km、100kwhモデルは613kmから632kmの航続距離を実現しています。
自動運転やデュアルモーターでのAWDシステムを搭載し、P100Dモデルでは0-100km加速が2.7秒とハイパフォーマンスを発揮するテスラ モデルSのエクステリアやインテリア、スペックや価格帯などをチェックしておきましょう。
最速EVテスラモデルSプレイドを発売 0-100km/h加速2.1秒で価格は16,999,000円から
モデルSプレイドは航続可能距離も840kmもある速さと実用性を兼ね備えたピュアEV
新型モデルSプレイドは3つのモーター(トライモーター)を搭載したAWDシステムを搭載したピュアEVで、何と言ってもシステム出力1,100ph以上を発生する強烈な加速は、0-100km/hまで2.1秒、最高時速320km/hまで達成します。
日本車では日産のGT-Rニスモが0-100km/h加速2.8秒で日本最速を記録していますが、それよりも速い動力性能は驚きです。
世界ではクロアチアのリマック社が開発したピュアEVの「C_Two」が1.8秒を記録していますが、モデルSプレイドも世界トップクラスの性能を持つことがわかります。
スーパーカーを凌駕する性能を持ちながらも販売価格は16,999,000円ということで、テスラのコストパフォーマンスを見せつけるモデルになっています。
EVのデメリットとも言われる航続可能距離も840kmあり、実用面でも十分なハイパーEVです。
テスラSモデルの最強モデル「Plaid」搭載車がニュルブルクリンクで目撃!
テスラS「Plaid」のプロトタイプがニュルで目撃される
高性能パワートレイン「Plaid(プレイド)」を備えるテスラSモデルの市販車が、ニュルブルクリンクでスパイショットされました。Plaidは3つのモーターを有する高性能パワートレインです。
テスラSの左京モデルと言われる「Plaid」の開発車両
ニュルの公式記録ではありませんが、テスラは7分20秒という驚異的な記録を保持していて、今後はレクサスのスーパーカー「LFA」の記録7分14秒64を超えることも期待されます。
テスラS「Plaid」の開発車両は記録的なスピードを出している
今回目撃された車両はミシュランカップ2Rパフォーマンスタイヤやリアスポイラー、カーボンブレーキなどを装備するほか、非常に大きなリアディフューザーが搭載されています。テールライトやエアアウトレットについても専用デザインを採用すると予想されます。
テスラ モデルSがニュルの北コースで4ドアEV最速記録にチャレンジ!
テスラ モデルSが2019年9月21日にニュルブルクリンク北コースを予約し、記録更新にチャレンジすることが明らかとなりました。今回、記録更新に挑戦する車両「モデルS P1000」のプロトタイプもスクープされています。
テスラ モデルS P1000には高いグリップ性能を持つミシュラン「カップ2 R」や軽量ホイール、ワイドフェンダーなどを標準装備。同時にパワートレインも強化されていて、今回のテスト車両には3つの電気モーターを装備し、より高性能となった次世代パワートレイン「Plaid」を搭載します。2019年8月には、ポルシェ・タイカンがニュルブルクリンク北コースで7分42秒という4ドアEV最速記録を更新していることから、この記録を塗り替えようというテスラの闘志が垣間見えます。
テスラ モデルSのエクステリアはスッキリしたシンプルさの中にアウタードアハンドルなど最新技術も取り入れているのが魅力
テスラ モデルSは、5人乗りのセダンタイプの電気自動車でバックドアはハッチバックになっています。オプションで後ろ向きシートですが子供2人用のシートも用意されていて、最大で大人5人+子供2人の7人乗りになります。
子供用後ろ向きシート(493,000円)
ドアは全て横開きのヒンジドアで、アウタードアハンドルは普段ボディに埋め込まれていて必要に応じて動きます。ドアハンドルのデコボコが無くなるのでスッキリとした見た目になり、走行中にボディに沿って流れる風も整う効果があります。
モデルSのアウタードアハンドル
リアビューはスッキリとしたデザインで、LEDテールランプなので視認性も高くなっています。電気自動車なのでマフラーが無く、リヤバンパーは一部ブラックアウトされリフレクターとメッキ加飾が施されています。
ヘッドライトはもちろんLEDを使っていて、ポジションランプはヘッドライトのフチを囲むように配置されています。フォグランプとウインカーも同様にLEDが使用されています。
ボディサイズは、全長4,979mm、全幅1,964mm、全高1,445mmで、レクサスLSと全長・全高が同じくらいですが幅が100mmほど広いサイズ感です。
全長 | 4,979mm |
---|---|
全幅 | 1,964mm |
全高 | 1,445mm |
ホイールベース | 2,960mm |
最低地上高 | 117mm~160mm |
車両重量 | 2,027kg(75D) |
ホイールは19インチの「シルバースリップストリームホイール」が標準装備され、オプションでグレーに塗装された19インチの「グレースリップストリームホイール」が、21インチにインチアップされた「グレータービンホイール」の3種類用意されています。
19インチ シルバースリップストリームホイール | 標準装備 |
---|---|
19インチ グレースリップストリームホイール | 308,000円 |
21インチ グレータービンホイール | 555,000円 |
ボディカラーは全7色設定で、標準塗装色の「ソリッドブラック」、123,000円のオプション塗装が「ミッドナイトシルバーメタリック」、「オブシディアンブラックメタリック」、「ディープブルーメタリック」、「シルバー」の4種類、185,000円の上級オプションカラーは「パールホワイトマルチコート」、「レッドマルチコート」の2種類です。
テスラ モデルSのボディカラー
- ソリッドブラック(標準カラー)
- ミッドナイトシルバーメタリック(123,000円高)
- オブシディアンブラックメタリック(123,000円高)
- ディープブルーメタリック(123,000円高)
- シルバー(123,000円高)
- パールホワイトマルチコート(185,000円高)
- レッドマルチコート(185,000円高)
テスラ モデルSのインテリアは先進的なタッチディスプレイが特徴・後部座席も広々で快適な車内空間
テスラ モデルSのインテリアは、他のモデルと同じくセンタークラスターに設置されたタッチディスプレイが特徴的で、ナビやエアコンコントロールの他に車両情報やエアサスペンションのセッティングなど、様々な情報を設定・確認できます。
後部座席は広々とした足元スペースが広がり、ゆったりと寛げるようになっています。インテリアカラーは全5パターンで、シート・インテリアパネル・ルーフが全てブラックに統一されたパターンが標準装備で、ホワイトやクリームのシートカラー、木目調パネル、クリームルーフなど様々なパターンがあります。
クリームインテリアカラーのモデルS
ホワイトインテリアカラーのモデルS
タッチスクリーンの大きさは17インチあり、Googleと連動したマップ・カーナビのほか、ラジオやBluetoothやUSBで接続したオーディオの再生、カレンダーの同期、音声コマンドや通話、車両のエネルギー残量、カメラの映像など、様々な情報を映し出してくれます。
テスラ モデルSの航続距離は最大632km!その他のスペックやパフォーマンスも紹介
テスラ モデルSは75kwh・100kwhの2種類バッテリーを積んでいて、75kwhのものは最大約490kmの航続距離、100kwhのものは最大約613kmから632kmの航続距離を記録しています。
75kwhのモデルは、シングルモーターとデュアルモーターの2種類に分けられ、シングルはリアモーターの後輪駆動、デュアルモーターはフロント・リアモーターのAWDになります。100kwhのバッテリーを積んだモデルはデュアルモーターのAWD、ハイパフォーマンスモデルのP100Dは、リアに高性能モーターを積んだAWDで、0-100km加速が2.7秒のパフォーマンスを発揮します。
75D | 約490km |
---|---|
100D | 約632km |
P100D | 約613km |
テスラ モデルSの販売価格は900万円から1,700万円で2013年に日本導入
テスラ モデルSは、2013年から日本で導入されていて、東京などのテスラストアで購入することができます。価格帯は900万円から1,700万円と2倍近い値幅がありますが、どのモデルも今までに体験したことのない電気自動車の動きを楽しむことができます。
75(シングルモーター) | 9,000,000円 |
---|---|
75D(デュアルモーター) | 9,600,000円 |
100D | 12,038,000円 |
P100D | 17,059,000円 |
ハイパフォーマンスモデルのP100Dには、車内の空気や環境を整える活性化炭素フィルターやHEPAエアフィルターレーション、プレミアムオーディオ、全席シートヒーター、GPSメモリー機能付きのエアサスペンション、パワーリフトゲート、寒冷地仕様パッケージなどの快適装備などが標準装備になっています。
高級セダンの電気自動車 テスラ・モデルSのモデルチェンジ遍歴
モデルSはアメリカのテスラが販売する呼吸セダンタイプのBEVです。ロードスターに続く、テスラ2車種目となる電気自動車です。
テスラ・モデルS 75D/2012年~
2012年6月、モデルSの販売がアメリカで開始され、2013年には日本でも発売されました。
2014年10月、モーターを前輪側に追加した4輪駆動モデルの「P85D」を発表。
2017年9月以降がデュアルモーター4WDのみとなります。
テスラ・モデルSのモデル | 販売年表 |
---|---|
75D | 2012年~ |
テスラ モデルSはハイパフォーマンスなEVハッチバックセダン
テスラモーターズにはモデルSのほかにSUVタイプのモデルXがあり、そのモデルにも「P100D」のハイパフォーマンスモデルでは、0-100km/hの加速は3.1秒かかりますが、モデルSでは更に早い2.7秒で加速することができます。
トヨタのプリウスと同じボディタイプのハッチバックセダンで標準仕様は5人乗り、オプションで後ろ向き子供用シートを装着すると大人5人+子供2人の7人乗り仕様になります。
価格帯はシングルモーターのエントリーモデルが900万円から、高性能リアモーターを搭載したハイパフォーマンスモデルが1,700万円で、値幅は広いですが最上級モデルでは上質なインテリア空間や電気自動車の走りを体験することができます。