テスラ モデルSのボディサイズ・販売価格・航続距離などスペックまとめ
テスラ モデルSは、テスラ(Tesla)が販売するセダン型の電気自動車です。2012年にアメリカで発売され、2013年からは日本にも導入されました。テスラにとってロードスターに続く2車種目のEVであり、ブランドのフラッグシップセダンとして位置づけられてきたモデルです。
完全な電気自動車だけに気になるのが航続距離ですが、現行モデルはWLTPで約600〜634kmと、長距離ドライブにも余裕のある性能を備えています。デュアルモーターによるAWDや先進運転支援機能を搭載し、最上級のPlaid(プラッド)では0-100km/h加速2.1秒という圧倒的な動力性能を誇ります。テスラ モデルSのエクステリアやインテリア、スペックや価格帯を、現在の状況もふまえて整理します。
テスラ モデルSの日本向け新車販売は2025年3月末で終了 現在は中古車が中心
現行のモデルSは、標準のデュアルモーターAWDと、トライモーターを積む最上級のPlaid(プラッド)という2グレード構成で、いずれも左ハンドルのみの設定でした。しかし、日本向けの生産は2025年3月末をもって終了し、新車としての販売には区切りがついています。
2026年時点でモデルSを手に入れる主なルートは中古車です。フラッグシップEVセダンとしての存在感は健在で、中古市場でも一定の人気を保っています。国内のテスラのラインナップは、より手頃なモデル3やモデルYが中心へと移りつつあります。
最速クラスのEV「モデルS Plaid」 0-100km/h加速2.1秒で最高速322km/h
モデルS Plaidは実用的な航続と圧倒的な速さを兼ね備えたピュアEV
モデルS Plaidは、3つのモーター(トライモーター)によるAWDを備えたピュアEVです。最大出力は約1,020馬力に達し、0-100km/h加速は2.1秒、最高速度は322km/hという強烈なパフォーマンスを発揮します。
かつて日産GT-Rニスモが0-100km/h加速2.8秒で国産最速級とされましたが、それを上回る俊足ぶりは驚異的です。
世界に目を向ければ、クロアチアのリマックが手がけたハイパーEVがさらに速いタイムを記録していますが、量産セダンとしてのPlaidが世界トップクラスの動力性能を持つことは間違いありません。
スーパーカーに匹敵する性能を持ちながら、EVの弱点とされがちな航続距離もWLTPで約600kmを確保しており、実用性の面でも十分です。
日本での販売価格は時期によって変動しましたが、おおむね1,500万円台後半から1,700万円前後で推移してきました。スーパーカー級の速さを持つ4ドアセダンとしては、際立ったコストパフォーマンスと言えるでしょう。
テスラ モデルSのエクステリアはシンプルさの中に格納式ドアハンドルなどの先進性を取り入れる

テスラ モデルSは5人乗りのセダンで、バックドアはハッチバックとなっています。かつてはオプションで後ろ向きの子供用シートも用意され、最大で大人5人+子供2人の7人乗りとすることもできました(現行の設定は仕様により異なります)。
かつて設定された子供用後ろ向きシート

ドアはすべて横開きのヒンジドアで、アウタードアハンドルは普段ボディに埋め込まれ、必要に応じてせり出します。ハンドルの凹凸がなくなることでスッキリした見た目になり、走行中の空気の流れも整う効果があります。
モデルSの格納式アウタードアハンドル

リアビューはスッキリとしたデザインで、LEDテールランプにより視認性も高められています。電気自動車ゆえマフラーがなく、リヤバンパーは一部がブラックアウトされ、リフレクターとメッキ加飾が施されています。

ヘッドライトはLEDで、ポジションランプはヘッドライトのフチを囲むように配置されています。フォグランプやウインカーにもLEDが用いられています。

ボディサイズは全長4,979mm、全幅1,964mm、全高1,445mmで、レクサスLSと全長・全高は近いものの、全幅は100mmほど広いサイズ感です。なお、2021年の大幅改良でフロントまわりの意匠などが刷新されており、掲載の写真は改良前のデザインを含みます。
| 全長 | 4,979mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,964mm |
| 全高 | 1,445mm |
| ホイールベース | 2,960mm |
| 最低地上高 | 117mm~160mm |
| 車両重量 | 約2,100kg |

ホイールは、改良前は19インチの「シルバースリップストリームホイール」を標準とし、オプションで19インチのグレー塗装や21インチの「グレータービンホイール」が選べました。現行では19インチと21インチが基本となり、名称や設定は時期によって変わっています。
ボディカラーも改良前は7色前後の設定で、標準の「ソリッドブラック」に加え、オプションでミッドナイトシルバーメタリックやディープブルーメタリック、上級のパールホワイトマルチコートやレッドマルチコートなどが用意されていました。現行では設定色が整理されており、選べる色や価格は時期により異なります。
テスラ モデルSのボディカラー(改良前の一例)
- ソリッドブラック(標準カラー)
- ミッドナイトシルバーメタリック
- オブシディアンブラックメタリック
- ディープブルーメタリック
- シルバー
- パールホワイトマルチコート
- レッドマルチコート
テスラ モデルSのインテリアは大型タッチディスプレイが主役 2021年改良でヨーク型ステアリングも

テスラ モデルSのインテリアは、センターに据えられた大型タッチディスプレイが最大の特徴です。ナビやエアコンの操作に加え、車両情報やエアサスペンションのセッティングなど、多彩な情報をここで設定・確認できます。2021年の大幅改良では内装が刷新され、航空機の操縦桿のようなヨーク型ステアリングや、横向きレイアウトの17インチディスプレイが導入されました(写真は改良前を含みます)。

後席は足元スペースが広く、ゆったりとくつろげます。インテリアカラーはブラックを基調としたパターンが標準で、ホワイトやクリームのシート、木目調パネルなど複数の組み合わせが選べました。
クリームインテリアカラーのモデルS
ホワイトインテリアカラーのモデルS

タッチスクリーンは17インチと大きく、地図・ナビはもちろん、ラジオやBluetooth/USB接続のオーディオ再生、カレンダー同期、音声コマンドや通話、車両のエネルギー残量、各種カメラ映像まで、多彩な情報を映し出します。現行では高解像度化され、ゲームや映像コンテンツも楽しめる仕様へと進化しています。
テスラ モデルSの航続距離はWLTPで最大634km 現行は2グレード構成

現行のモデルSは、標準の「デュアルモーターAWD」と最上級の「Plaid」の2グレード構成です。デュアルモーターAWDは前後に1基ずつモーターを積む最大約670馬力のAWDで、0-100km/h加速は約3.2秒。Plaidは前1基・後2基の3モーターで最大約1,020馬力を発揮し、0-100km/h加速2.1秒を実現します。
航続距離はWLTPで、デュアルモーターAWDが約611〜634km、Plaidが約600km。かつての75kWh/100kWhといったバッテリー呼称や、75D・100D・P100Dといったグレード体系は、2021年の改良で現在の2グレードへと整理されています。
| デュアルモーターAWD | 約611~634km |
|---|---|
| Plaid | 約600km |
テスラ モデルSの販売価格 現行は約1,300万円から 日本は2025年3月末で新車販売終了

モデルSは2013年に日本導入され、テスラの直販チャネルで購入できました。2021年の改良以降は、注文開始時点でデュアルモーターAWDが約1,297万円から、Plaidが約1,597万円からという価格帯で、その後も時期によって改定されています。
ただし前述のとおり、日本向けの新車販売は2025年3月末で終了しており、現在は中古車が中心です。以下は改良後の価格帯の目安です。
| デュアルモーターAWD | 約12,969,000円~ |
|---|---|
| Plaid | 約15,969,000円~ |
上級のPlaidには、車内環境を整えるフィルターやプレミアムオーディオ、全席シートヒーター、エアサスペンション、パワーリフトゲートなどの快適装備が備わります。ソフトウェアアップデートで機能が更新され続ける点も、テスラならではの魅力でした。
高級セダンの電気自動車 テスラ・モデルSのモデルチェンジ遍歴
モデルSは、アメリカのテスラが販売する高級セダンタイプのBEVです。ロードスターに続く、テスラ2車種目の電気自動車にあたります。
テスラ・モデルS/2012年~
2012年6月にアメリカで販売が始まり、2013年には日本でも発売されました。
2014年10月には、フロント側にもモーターを追加した4輪駆動モデル「P85D」を発表。2017年9月以降はデュアルモーター4WDが中心となります。
2021年には内外装を大幅に刷新し、ヨーク型ステアリングや横向き17インチディスプレイを採用するとともに、トライモーターの最上級グレード「Plaid」を追加。従来の75D・100D・P100Dといった体系は、標準のデュアルモーターAWDとPlaidの2グレードへ整理されました。
その後、日本向けの生産・新車販売は2025年3月末で終了しています。
| テスラ・モデルSのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| モデルS(初期~現行) | 2012年~(日本は2013年~2025年で新車販売終了) |
テスラ モデルSはハイパフォーマンスなEVハッチバックセダン

テスラにはモデルSのほかにSUVタイプのモデルXもあり、そのPlaidでも0-100km/h加速は約2.1秒級とされますが、セダンのモデルS Plaidも同等の俊足を誇ります。いずれもトライモーターによる圧倒的な加速が身上です。
モデルSはハッチバックゲートを備えたセダンで、標準は5人乗り。かつてはオプションの後ろ向き子供用シートで大人5人+子供2人の7人乗り仕様とすることもできました。

現行の価格帯は、標準のデュアルモーターAWDが約1,300万円から、最上級のPlaidが約1,600万円からが目安でした。日本での新車販売はすでに終了していますが、上質なインテリアとスーパーカー級の走りを味わえるフラッグシップEVとして、中古市場でも存在感を放ち続けています。





















