スカイラインのマイナーチェンジ情報 新型は「プロパイロット 2.0」搭載
スカイラインは先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」を搭載
2019年7月16日、日産自動車株式会社は高速道路のナビ連動ルート走行・同一車線でのハンズオフ機能を世界初採用した先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」を搭載するスカイラインを正式に発表しました。
プロパイロット2.0は2019年11月、特定非営利活動法人「日本自動車研究者・ジャーナリスト会議」の2020年次RJCテクノロジー オブ ザ イヤーを受賞しています。スカイラインは「技術の日産」の次世代を担うクルマとして、2019年9月から全国で発売されています。
ガソリン車には3.0LV6ツインターボエンジンを搭載し、スカイライン史上最高の400馬力を実現した400Rも設定されています。新しいコネクテッドシステム「NissanConnect」では、専用車載通信ユニットで次世代にふさわしい多彩なサービスを利用可能です。
スカイラインのガソリンモデルにボディカラー・グレード構成を見直す一部改良を実施
スカイライン400R ミッドナイトパープル
スカイラインハイブリッド(HV)の廃止が決定していますが、2022年は9月にスカイラインガソリンモデルへ一部改良を発表、発売は2022年10月末。
改良内容はスレートグレーを廃止してミッドナイトパープルを追加するボディカラー整理、グレード構成やオプションの見直しを行います。
排気や騒音の法規対応も行う、シンプルな一部改良内容になっています。
日産のロゴも従来のものから変更され、2020年に発表されたNISSANのアルファベットが入ったロゴになっています。
スカイライン ブラウンインテリアパッケージ
インテリアではグレー内装は廃止され、ブラウン内装のブラウンインテリアパッケージをグレードによりオプション設定。
マイナーチェンジ後のスカイラインの販売価格はガソリンモデルで215,000円から274,000円価格上昇しました。
スカイラインの次期型(V38)について、2022年に発表したトヨタのクラウンクロスオーバーのように、全高を高くしたクロスオーバータイプに変更するという噂や、BEV(電気自動車)にシフトチェンジするという噂ありますが、はっきりとした情報はありません。 今回の一部改良が最後になるのか、注目しましょう。
V37型スカイラインハイブリッドの新規オーダー終了 今後はガソリンターボモデルのみ販売
スカイラインのハイブリッドモデルが販売終了。
オーダー分を納車してそのまま廃止になります。スカイラインについて全てのモデルで廃止するという噂もありましたが、廃止になるのは今回のハイブリッドモデルのみで、3.0Lのガソリンターボモデルは今後も販売を継続します。
スカイラインの次期型について、フルモデルチェンジの噂がありませんが、GT-R が2028年にBEVフルモデルチェンジする可能性があることから、次期スカイラインもBEV に生まれ変わるかもしれません。
スカイラインが2020年9月に一部改良を実施 ボディカラーや内装カラーを整理
2020年9月14日に一部改良したスカイライン
スカイラインが2020年9月14日の一部改良で燃費表記をWLTCモードに統一、ドアハンドルイルミネーションを廃止します。その他にも、ボディカラーを10色から5色に縮小、内装カラーは3色に増えます。
2020年スカイライン一部改良後のボディカラー一覧
- カーマインレッド(143,000円高)
- ブリリアントホワイトパール(44,000円高)
- メテオフレークブラックパール(44,000円高)
- ダークメタルグレー
- スーパーブラック
- ディープオーシャンブルー(44,000円高)
- スレートグレー(400R専用色・44,000円高)
2020年スカイライン一部改良後の内装カラー一覧
- ブラック
- グレー
- ホワイト
ボディカラーは5色も削減されていますが、近似色が多かったことや、不人気色だったこともあり、ガラリと変化します。
販売価格は4,353,800円から6,444,900円になっています。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
GT | 2WD(FF) | 4,353,800円~ |
GT Type P | 2WD(FF) | 4,638,700円~ |
GT Type SP | 2WD(FF) | 4,908,200円~ |
400R | 2WD(FF) | 5,625,400円~ |
GT ハイブリッド |
2WD(FF) | 5,575,900円~ |
4WD | 5,860,800円~ | |
GT Type P ハイブリッド |
2WD(FF) | 5,816,800円~ |
4WD | 6,101,700円~ | |
GT Type SP ハイブリッド |
2WD(FF) | 6,160,000円~ |
4WD | 6,444,900円~ |
日産スカイラインにパナソニックの小型ヘッドアップディスプレイを採用
パナソニック株式会社オートモーティブ社の小型HUD(ヘッドアップディスプレイ)を2019年9月に発売したスカイラインに採用。
スカイラインに搭載されるProPILOT2.0のインテリジェントインターフェースのひとつとして導入された小型HUDは、なんと業界最小クラスを誇ります。ディスプレイには、車線変更のタイミングなどの走行情報が表示されます。
スカイラインの受注好調!発表後1ヶ月半という短期間で1,760台を突破
マイナーチェンジしたスカイラインの受注状況は好調
2019年7月16日にマイナーチェンジ版スカイラインが発売されましたが、およそ1ヶ月半で受注台数が1,760台に到達したと日産自動車が公表しました。発売日は同年9月17日となっています。
スカイラインはHYBRIDモデルには先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を搭載、最新のNissanConnectサービスを採用するなど先進性に満ちた一台で、今後も順調に販売台数を伸ばしていくことが予想されます。
日産スカイラインのプロパイロット2.0にルネサスエレクトロニクスの「R-Car」「RH850」を採用
大手半導体メーカーのルネサスエレクトロニクスが2019年8月7日、2019年9月発売の日産スカイラインの運転支援システム「プロパイロット2.0」に、自社の車載用製品「R-Car」と制御用マイコン「RH850」の2つを採用。
「R-Car」はHDマップに周囲の環境マップを生成して自車の位置を定め、車両行動計画を判断するSoC(System on Chip)。「RH850」は、「R-Car」から送られた情報をもとに制御指令を発信するシステムです。これら2つがスカイラインに搭載されるプロパイロット2.0の要として、中核的機能を果たします。
日産スカイラインのボディカラーは10色がラインナップ!スポーティネスなフロントフェイスが目をひくデザイン
- カーマインレッド(GT Type SPにのみ設定)
- オーロラフレアブルーパール
- インペリアルアンバー
- HAGANEブルー
- ラディアント レッド
- ブリリアントホワイトパール
- ブリリアントシルバー
- メテオフレークブラックパール
- ダークメタルグレー
- スーパーブラック
日産の象徴「Vモーショングリル」を採用し、スポーティーにデザインされたスカイラインのフロントフェイス。リヤには新デザインの丸目4灯のリヤコンビネーションランプを備えます。ボディカラーは全10色がラインナップしており、新色となる「カーマインレッド」はGT Type SPの専用色で、走りへの情熱をイメージさせる陰影のある美しい赤色です。
ボディサイズは全長4810mm、全幅1820mm、全高1440mm(4WD車は1450mm)、車両重量はHYBRIDが1820~1840kg(4WD車は1900~1910kg)、V6 TURBOが1700~1760kgです。
- 19インチアルミホイール(HYBRID GT Type SPとV6 TURBO GT Type SPに標準装備)
- 18インチアルミホイール(HYBRID GT Type P・HYBRID GT・V6 TURBO GT Type Pに標準装備)
- 17インチアルミホイール(V6 TURBO GTに標準装備)
- ガンメタ塗装19インチアルミホイール(400Rに標準装備)
また、スカイラインのアルミホイールはインチサイズごとに違うデザインが設定されます。19インチと17インチは切削光輝、18インチはクロームカラーコート、400R専用ホイールはガンメタ塗装です。肉感的で美しいスカイラインのエクステリアに重厚感のあるホイールがよくマッチしています。
スカイラインのインテリアはグレードごとに個性あふれるデザインが設定
スカイラインのインテリアには、ハイブリッド車とガソリン車でそれぞれ専用デザインを採用しています。スポーティーなブラックと上質感のあるベージュが設定されており、V6 TURBO GT Type SPと400 Rには本アルミ、その他グレードにはガンメタリックのフィニッシャーがあしらわれています。
400Rのインテリアカラーは黒。赤のステッチをポイントとしたレーシーなスタイル
シート素材もグレードで異なり、GTはソフトジャカード織物/ネオソフィール、その他グレードは本革を採用しています。400Rはダイヤキルティング/レッドステッチの本革スポーツシートで、遠く別仕様車らしいプレミアムな空間が広がります。V6 TURBO GT Type SPにはメーカーオプションでスポーツシートを装備可能です。
スカイラインのハイブリッド車に搭載されるアドバンスドドライブアシストディスプレイ
スカイラインのV6ターボ車に搭載されるアドバンスドドライブアシストディスプレイ
メーター類が表示されるディスプレイはハイブリッド車・V6ターボ車ともに視認性が高く、運転中もスマートに走行情報を確認できます。ハイブリッド車は7インチ、V6ターボ車は5インチのディスプレイが搭載されます。
日産スカイライン全車に標準装備されるドライビングアシスタンス/ドライブモードセレクター
スカイラインは、最大3名のドライバーの運転環境を記憶できるドライビングアシスタンス/ドライブモードセレクターを標準装備します。ドライブモードは「STANDARD」「SPORT/SPORT+」「ECO」「SNOW」「PERSONAL」の5通り用意されています。
日産のスカイラインは「プロパイロット 2.0」でハイレベルな運転支援・安全性能を実現
スカイラインの魅力はなんといっても世界初となる先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」を搭載すること
スカイラインのハイブリッドモデルには、先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」を採用しています。プロパイロット 2.0では、高速道路でのナビ連動ルート走行による支援および同一車線内でのハンズオフドライブを実現します。
ナビ連動ルート走行は目的地を設定後、高速道路本線に合流した時点で開始されます。システムが運転手に車線変更のベストなタイミングを提案し、運転手がハンドルに手を添え、スイッチ操作で承認することで車線変更支援を行います。
ハンズオフドライブは、高速道路の本線走行中、運転手が道路の状況に応じて確実なハンドル操作が可能な状態にある場合にのみ可能です。なお、この2つの同時採用は世界初となります。
3Dの高精度地図データに加え、7個のカメラ・5個のレーダー・12個のソナーを装備し、標識や周辺車両、白線の存在を検知します。
さらにプロパイロット2.0の作動状態等を鮮明に表示する7インチの「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」、視線移動を最小限にとどめる「カラーヘッドアップディスプレイ」、運転手の瞳の開閉状態を検知する「ドライバーモニター」の3つを備えるインテリジェントインターフェイスを採用しています。
また、スカイラインには「プロパイロット緊急停止時SOSコール」を搭載しています。プロパイロット作動中にドライバーが警報に反応しなかった場合、システムが車両を緊急停止させ、専用オペレーターに自動的に接続します。
その他にも安全/運転支援としてインテリジェント エマージェンシーブレーキと踏み間違い衝突防止アシストを全車に標準装備するなど、スカイラインは先進安全装備が充実しています。
スカイラインのガソリン車には3.0L V6 ツインターボエンジンを備える
スカイラインは3.0L V6 ツインターボエンジン「VR30DDTT」を搭載
スカイラインのガソリンモデルには、俊敏なレスポンスと力強さを備えた「3.0L V6 ツインターボエンジン」を搭載しています。新型で採用された「VR30DDTT」では、走りの楽しさとハイレベルな走行性能を両立。最高出力は224kW(304PS)/6400rpm、最大トルクは400N・m(40.8kgf・m)/1600-5200rpmを発揮します。
スカイライン特別仕様車400Rに搭載される3.0L V6ツインターボエンジン
また、スカイラインの特別仕様車400Rには専用にチューンしたVR型3.0L V6ツインターボを採用し、最高出力298kW(405PS)/6400rpm、最大トルク475N・m(48.4kgf・m)/1600-5200rpmを実現します。
インテリジェント ダイナミックサスペンションを採用しV6ターボ車専用にダイレクトアダプティブステアリングを性能向上
ロール特性と車両の安定性に重きを置いたスカイラインのインテリジェント ダイナミックサスペンション
操縦安定性と乗り心地の良さに重点を置いたインテリジェント ダイナミックサスペンション(電子制御ショックアブソーバー)は400Rに標準装備、メーカーオプションでGT Type SP(V6 TURBO)に装備可能です。
量産車搭載が世界初となるダイレクトアダプティブステアリング
V6ターボ車専用にチューニングしたダイレクトアダプティブステアリングは、滑らかでコーナリング性に優れた気持ちのいい操舵感です。プレミアムスポーツセダンらしい走行フィーリングで運転する楽しさが増幅されます。
スカイラインから新NissanConnectサービス(コネクテッドカーサービス)が開始!
日産スカイラインに搭載されるNissanConnectは、従来型と比べてサービスが大幅に改良されているのが特徴です。以下のような機能が利用可能となっており、スマートフォンとの連携を強化することでカーライフの可能性を広げています。
スカイラインに搭載されている新しいNissanConnect
- docomo In Car Connect
- Apple CarPlay™ / Android Auto™リンク
- OTA(Over The Air)自動地図更新
- マイカーファインダー
- ドアtoドアナビ
- 最速ルート探索
- リモートドアロック / ドアロック状態表示
- カーライフマネージメント
- プロパイロット緊急停止時SOSコール(プロパイロット2.0搭載車のみ)
- ドライブ制限アラート
- オペレータサービス
スカイラインのトランクルームは広々としたスペースを確保
大きく積みやすいラゲッジスペースを備えるスカイライン
スカイラインのラゲッジルームは、ハイブリッド車は385L、V6ターボ車は510Lの荷室容量を備えます。開口部が大きいのでゴルフバッグなどの大きな荷物も積載しやすいのが魅力です。
リヤ可倒式シートはV6ターボ車にメーカーオプションで装備できる
メーカーオプションとなるリヤシートは6:4分割可倒式で、荷物の大きさや乗車人数に応じた多彩なシートアレンジが可能です。リヤセンターアームレストスルー機構はグレード別設定となっており、サーフボードやカーペットのような長尺物を乗せるときに活躍してくれます。
日産スカイラインに搭載されるさまざまな快適装備
アクティブ・ノイズ・コントロールを全車装備するスカイライン。不快なこもり音を防ぎ、エンジンサウンドの音質を大幅に向上させます。
電動ガラスサンルーフはメーカーオプションで装備できる
ワンタッチで開閉操作が可能な電動サンルーフは、チルトアップ・挟み込み防止機構つきです。UVカット機能付プライバシーガラスを採用しているので、日差しの強い日のドライブも安心です。
クリーンフィルターとインテリジェントエアコンシステムはグレード別に設定されます。車内の空気を綺麗に保つことが可能です。
上質な空間を生み出すアンビエントライトシステム
アンビエントライトシステムはメーカーオプションで装備可能です。スカイラインの車内を優しく照らします。
スカイラインは、16スピーカーで構成されたBOSE Performance Seriesサウンドシステムをメーカーオプションで装備できます。広い音域でリアルなサウンドを乗員に届けます。
日産のスカイラインの価格一覧表
日産のスカイラインの価格は以下の通りです。最も安価なガソリン車のスカイラインGT Type SP(2WD)で4,274,640円からとなっています。
駆動 | 2WD | 4WD | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
グレード | GT Type SP | GT Type P | GT | GT Type SP | GT Type P | GT Type SP |
エンジン | VQ35HR-HM34(HYBRID) | |||||
ミッション | 7M-ATx | |||||
価格 | 6,160,000円 | 5,816,800円 | 5,575,900円 | 6,444,900円 | 6,101,700円 | 5,860,800円 |
駆動 | 2WD | |||
---|---|---|---|---|
グレード | GT Type SP | GT Type P | GT | 400R |
エンジン | VR30DDTT(V6 TURBO) | |||
ミッション | 7M-ATx | |||
価格 | 4,908,200円 | 4,638,700円 | 4,353,800円 | 5,625,400円 |
スカイラインが2019年秋にビッグマイナーチェンジ エンブレムを「INFINITI」から「NISSAN」に変更してプロパイロット2.0に進化
V37スカイラインが2019年秋にマイナーチェンジしました。今回の変更では既存のエンブレム「INFINITI」から「NISSAN」に変更して内外装も進化するビッグマイナーチェンジになる予定です。
インフィニティのエンブレムはスカイラインのファンからすると賛否両論ありましたが、日産の伝統的なエンブレムに回帰するとのことで、期待が高まるマイナーチェンジになるでしょう。
2019年以前に行われたマイナーチェンジについても併せて紹介します。
日産のスカイラインは2019年9月に発売!気になるエクステリア情報が徐々に明らかに
2019年7月16日に記者発表、2019年9月16日に発売を予定しているスカイライン。某所でそのテストカーが目撃され、エクステリアデザインが明らかとなっています。
フロントの単眼ヘッドライトはプロジェクター式で、立体感のあるU型リングが装備されています。上部には細身のLEDデイタイムランニングライトを搭載。Vモーショングリル以外には従来モデルのようにシルバーの加飾は使用せず、すっきりとした印象のフロントマスクにイメチェンしています。
リヤには2灯式円形ランプやボディカラーと同色のリヤディフューザーが採用されているのが特徴です。画像を入手次第、情報を追加でお伝えします。
次期スカイラインはエンブレムを変更して日産のアイデンティティ「Vモーション」を強調したスタイルに進化
ビッグマイナーチェンジをする次期スカイラインは、エンブレムをインフィニティから日産に変更するほか、フロントフェイスに日産のアイデンティティとして採用するVモーショングリルに変更されます。
見た目は北米で発売しているアルティマのような外観になるとされ、洗練されたアグレッシブなフロントフェイスになるでしょう。
パワートレインにも変更が加えられ、3.0LのV型6気筒ツインターボエンジンのVR30DDTT型を搭載します。ハイブリッドモデルもラインナップして最高出力は400psを発揮する、スカイライン本来のスポーツセダンになります。
また、ノートやセレナに搭載するeパワーは、スカイラインも次期フルモデルチェンジで搭載予定になっています。
次期スカイラインからプロパイロット2.0を搭載 既存車種へ順次拡大予定
2019年にマイナーチェンジする次期スカイラインから自動運転支援技術のプロパイロット2.0を搭載すると日産が発表しました。プロパイロット2.0は「レベル2からレベル3の間に位置する機能になる」ということで、複数レーンの自動運転が可能になるようです。
プロパイロット2.0搭載の車種を2022年までに100万台まで高めることも発表され、マイナーチェンジするスカイラインに次いで、日産の売れ筋車種のノートやセレナ、エクストレイルやフルモデルチェンジが噂されるジュークなどに順次搭載すると考えます。
日産V37スカイラインがマイナーチェンジで2017年12月20日に登場
日産を代表するプレミアムスポーツセダンのスカイラインが2017年12月20日にマイナーチェンジします。
エクステリアやアルミホイールが変更され高揚感あるデザインに、内装はシフトノブのデザインやインパネ表皮のデザインが変更になりより上質な空間へと生まれ変わります。
そして今回のマイナーチェンジの目玉はセレナやエクストレイルに導入されている日産の自動運転システム「プロパイロット」の装備でしたが、今回のマイナーチェンジでは見送られました。
スカイラインはどのように進化したのか、マイナーチェンジ最新情報を紹介します。
新型V37スカイラインは東京モーターショー2017で初公開
1957年4月から販売されているスカイラインは日産を象徴するブランドとなっています。2017年にはスカイライン60周年を迎えるロングセラーモデルとなっています。
今回マイナーチェンジする13代目のV37型スカイラインは日産が海外で展開する高級車ブランド、インフィニティQ50としても販売される車で2014年2月26日にフルモデルチェンジして登場しました。
2014年5月に追加されたターボモデルはメルセデス・ベンツのエンジンを採用し、日本でトップクラスの運動性能を手に入れました。
フルモデルチェンジから3年が経ち、遂に東京モーターショー2017でマイナーチェンジモデルが初公開され2017年12月20日に販売開始となります。
新型V37スカイライン マイナーチェンジの変更点
2017年3月7日に開催されたジュネーブモーターショーでは新型インフィニティQ50の2018年モデルが公開されました。公開されたモデルには「プロパイロットの搭載」「ダイレクトアダプティブステアリングの進化」「ハイパワーモデルのRed Sportの追加」が発表されていましたが、これらの搭載は今回のマイナーチェンジでは見送られました。
2017年12月20日に行われたV37型スカイラインのマイナーチェンジの変更点は
- エクステリアデザインを刷新
- アルミホイールを刷新
- ステアリングデザインの変更
- シフトノブデザインの変更
- インストルメントパネル(インパネ)の表皮を変更
このように変更点が多いビッグマイナーチェンジとなっています。
3.0L V6ツインターボVR30エンジンの最大出力405PS、最大トルク48.3kgmのハイパワーモデル「Red Sport」の追加はされず、注目された「プロパイロット」も搭載されず、次期フルモデルチェンジモデルまで持ち越しとなっています。
ブラッシュアップされた完成度の高いスカイラインのエクステリア
マイナーチェンジ前(V36型)のスカイライン
2017年12月20日にマイナーチェンジしたスカイライン
スカイラインのエクステリアはフロント下部に違いが見られ、大型化されたフロントグリルが採用されています。スカイラインはデザイン性の高い完成されたボディを持つため、今回のマイナーチェンジではエクステリアの変更と言うよりも「より完成度を高めるために磨き上げた」進化と言えます。
刷新された切削光輝19インチアルミホイールはグローバル性を感じられる先進的なデザインに変更されています。
マイナーチェンジ後のスカイラインのボディカラーは全9色を設定
2017年12月20日にマイナーチェンジを行ったスカイラインは、プレミアムな魅力を高めるインペリアルアンバーを含めた全9色のボディカラーが設定されています。
またエクストレイルなどに採用されている、傷を自動で修復する「スクラッチシールド」を全色で採用、フラッグシップセダンに相応しい力強く煌びやかなカラー展開になりました。
- インペリアルアンバー(43,200円高)
- メテオフレークブラックパール(43,200円高)
- ブリリアントシルバー
- ダークメタルグレー
- スーパーブラック
- ラディアント レッド
- ブリリアントホワイトパール(43,200円高)
- オーロラフレアブルーパール(43,200円高)
- HAGANEブルー(43,200円高)
スカイラインはステッチを加飾して質感が向上した内装
- 旧型モデル(V36)のスカイライン
- 旧型モデル(V36)のスカイライン
- 2017年12月にマイナーチェンジするスカイライン
- 2017年12月にマイナーチェンジするスカイライン
新型V37スカイラインの内装は丸みを帯びたデザインは変わらず、インパネ全体に施されたステッチがアクセントになっています。
エクステリア同様に大きな変化はありませんが、ステッチを加飾することで内装の質感が大幅に向上したのがわかります。
マイナーチェンジ後のパワートレインは変更されず2.0Lガソリンエンジンと3.5Lハイブリッドエンジンを搭載
現行スカイラインには2.0Lの直列4気筒ターボエンジンと3.5LのV型6気筒ハイブリッドエンジンがラインナップされています。
マイナーチェンジ後もラインナップは据え置かれました。
パワートレインにはインフィニティQ50に追加された「Red Sport」の登場やディーゼルモデルの追加も考えられていましたが、パワートレインに変更はありませんでした。
マイナーチェンジで単一車線自動運転技術プロパイロットは搭載されない
プロパイロットとは日産自動車が開発した高速道路上の単一車線に限り、加速・減速・操縦を行う自動運転技術です。
日産ではミニバンの新型セレナと新型エクストレイルに搭載され、2017年10月2日発売の新型EV車リーフにも搭載されています。
インフィニティQ50ではプロパイロットの搭載が明言されていましたが、日本で販売される新型V37スカイラインにはプロパイロットは搭載されませんでした。
高速道路の運転の負担を大幅に減らしてくれる自動運転技術のため、待ちに待ったユーザーも多い機能でしたが、次期フルモデルチェンジモデルに期待しましょう。
日産のプレミアムセダン新型V37スカイラインのスペック
グローバルプレミアムモデルとして日産のセダンをけん引するスカイラインは、最先端の装備と異次元の走りを実現しています。
ハイブリッドモデルとターボモデルが用意されたダイナミックなパワートレイン、細部までこだわり抜いた内外装デザインもユーザーから高い評価を得ています。
マイナーチェンジで進化した新型V37スカイラインのハイブリッドモデル350GT HYBRIDとガソリンモデル200GT-tのスペックや価格を紹介します。
200GT-t | 350GT HYBRID | |
---|---|---|
全長 | 4,815mm | 4,815mm |
全幅 | 1,820mm | 1,820mm |
全高 | 1,450mm | 1,440mm |
室内長 | 2,000mm | 2,000mm |
室内幅 | 1,480mm | 1,480mm |
室内高 | 1,180mm | 1,180mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
車両重量 | 1,670kg | 1,780kg |
最低地上高 | 120mm | 130mm |
最小回転半径 | 5.7m | 5.6m |
総排気量 | 1.991L | 3.498L |
エンジン最高出力 | 155kW(211PS)/5500rpm | 225kW(306PS)/6800rpm |
エンジン最大トルク | 350Nm(35.7kgm)/1250-3500rpm | 350Nm(35.7kgm)/5000rpm |
モーター最高出力 | – | 50kW(68PS) |
モーター最大トルク | – | 290Nm(29.6kgm) |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
ボディカラー | 全9色 | 全9色 |
JC08モード燃費 | 13.0km/L | 17.8km/L |
価格 | 4,164,480円~ | 4,955,040円~ |
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
200GT-t | 2WD | 4,164,480円~ |
200GT-t タイプP | 2WD | 4,433,400円~ |
200GT-t タイプSP | 2WD | 4,713,120円~ |
350GT ハイブリッド | 2WD | 4,955,040円~ |
4WD | 5,235,840円~ | |
350GT ハイブリッド タイプP | 2WD | 5,223,960円~ |
4WD | 5,504,760円~ | |
350GT ハイブリッド タイプSP | 2WD | 5,559,840円~ |
4WD | 5,840,640円~ |
日産のプレミアムハイブリッドセダンスカイラインの画像4枚
- スカイライン
- スカイライン
- スカイライン
- スカイライン
進化したプロパイロットはフルモデルチェンジで追加
今回のマイナーチェンジはエクステリアや内装など変更点は多岐に及びますが、変化は小幅になっています。
注目された未来の自動運転に繋がる技術「プロパイロット」は装備されませんでした。
日産では2018年には高速道路の複数車線、2020年には市街地や交差点まで自動運転を広げる計画となっています。
2019年以降に登場するスカイラインのプロパイロットの進化にも注目しましょう。