アウトランダーPHEVのフルモデルチェンジは2021年12月16日に実施
プラグインハイブリッド車のアウトランダーPHEVが、2021年12月にモデルチェンジ。次期アウトランダーはPHEV専用になり、ガソリンモデルは廃止に。アウトランダーPHEVのフルモデルチェンジ情報をチェックしていきましょう。
アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ EV航続距離100km超になりベンチレーションも追加
アウトランダーPHEVは2024年のマイナーチェンジによりEV航続距離が100km超に
アウトランダーPHEVが2024年10月9日に発表され同年10月31日に発売開始。
ボディサイズは全長は10mm長く、全高は5mm高くなり、堂々としたボディサイズに。燃費性能はWLTCモード平均で17.2km/Lから17.6km/Lまで向上。EV航続距離も従来の70kmから20km伸び100km超になったことも大きな進化です。
内外装の質感向上のほか、サスペンションの最適化などにより乗り心地の追求や走行安定性を高めているなど、車の基本的な機能もアップデート。
グレードのラインナップも見直し最上級グレードP Executive Packageを新たに設定しています。ヤマハ株式会社共同開発した2種類のオーディオシステムを全車に導入するなど快適な車内空間にも拘っています。
アウトランダーPHEVの販売価格は5,263,500円から6,685,800円。
全長 | 4,720mm |
---|---|
全幅 | 1,860mm |
全高 | 1,750mm |
ホイールベース | 2,705mm |
室内長 | 1,920mm-2,450mm |
室内幅 | 1,520mm |
室内高 | 1,220mm |
車両重量 | 2,070kg-2,180kg |
最小回転半径 | 5.5m |
最低地上高 | 195mm-200mm |
エンジン型式 | 4B12型 水冷直列4気筒 |
エンジン総排気量 | 2.359L |
エンジン最高出力 | 98kW/5,000rpm |
エンジン最大トルク | 195Nm/4,300rpm |
フロントモーター型式 | S91型 |
フロントモーター最高出力 | 85kW |
フロントモーター最大トルク | 255Nm |
リヤモーター型式 | YA1型 |
リヤモーター最高出力 | 100kW |
リヤモーター最大トルク | 195Nm |
乗車定員 | 5名/7名 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
タンク容量 | 53L |
ハイブリッドWLTCモード燃費 | 17.2km/L-17.6km/L |
EV航続距離 | 218Wh/km-227Wh/km |
グレード | 乗車人数 | 値段 |
---|---|---|
M | 5人 | 5,263,500円~ |
G | 5人 | 5,879,500円~ |
7人 | 5,970,800円~ | |
P | 5人 | 6,314,000円~ |
7人 | 6,405,300円~ | |
P Executive Package | 5人 | 6,594,500円~ |
7人 | 6,685,800円~ |
アウトランダーPHEVのボディカラーは13色 レッドダイヤモンドなどプレミアムカラーを設定
アウトランダーPHEVはミドルサイスSUVで最多クラス5色の2トーンカラーを設定。
モノトーンカラーは三菱プレミアムカラーのダイヤモンド系3色を含めた8色、合計13色ラインナップ。
2トーンカラーはブラックマイカルーフのほか、スターリングシルバーメタリックルーフを設定しており、一回り大きく見える迫力ある印象に。大径ホイールとの相性も良く精悍なスタイルを楽しめるでしょう。
アウトランダーPHEVのボディカラー一覧
- ホワイトダイヤモンド(77,000円高)
- ブラックダイヤモンド(77,000円高)
- レッドダイヤモンド(77,000円高)
- ムーンストーングレーメタリック(55,000円高)
- グラファイトグレーメタリック
- スターリングシルバーメタリック
- ブラックマイカ
- コズミックブルーマイカ
- ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカ(110,000円高)
- ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカ(132,000円高)
- ブラックダイヤモンド×スターリングシルバーメタリック(132,000円高)
- レッドダイヤモンド×ブラックマイカ(132,000円高)
- グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ(55,000円高)
ホワイトダイヤモンド(77,000円高)
ブラックダイヤモンド(77,000円高)
レッドダイヤモンド(77,000円高)
ムーンストーングレーメタリック(55,000円高)
グラファイトグレーメタリック
スターリングシルバーメタリック
ブラックマイカ
コズミックブルーマイカ
ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカ(110,000円高)
ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカ(132,000円高)
ブラックダイヤモンド×スターリングシルバーメタリック(132,000円高)
レッドダイヤモンド×ブラックマイカ(132,000円高)
グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ(55,000円高)
アウトランダーPHEVにラリーアートのアクセサリーを追加
ラリーアートブランドはレッド基調のガーニッシュやデカールを設定
三菱ラリーアートのアクセサリーを新型アウトランダーPHEVに追加したことを発表。 レッドテーマにしたスポーティなデザインが特徴で、三菱の情熱が感じられるインパクトの強いパーツです。
ハイパフォーマンスのスポーツ版にあたるアウトランダーPHEVラリーアート仕様は、前輪と後輪に配置するツインモーターを高出力化し、足回りも強化することで走行性能を向上。
発売は2024年秋頃になると予想されています。
アウトランダーPHEVは2023年12月7日に一部改良 ブラックエディションのベースをGからPグレードへ変更
アウトランダーPHEV ブラックエディションがPグレードベースになり装備が充実
アウトランダーPHEVのマイナーチェンジ(一部改良)が2023年12月7日に実施。
改良内容はHDMIポートを全グレードに追加、ヘッドライトウォッシャーなどをも標準装備しました。
また、現在Gグレードベースで設定する特別仕様車のBLACK Edition(ブラックエディション)をPグレードベースに変更し2024年2月8日に発売。
これにより特別仕様車のブラックエディションが最上位グレードに、車両価格も上昇しています。
2023年アウトランダーPHEVの一部改良内容
- PグレードベースのBLACK Edition(ブラックエディション)追加
- HDMIポートを全グレードに追加
- ヘッドライトウォッシャー
- LEDリヤフォグランランプ
- モノトーンカラー グラファイトグレーメタリック追加
- 2トーンカラー ブラックダイヤモンド/スターリングシルバーメタリック追加
2021年度のPHEV販売台数No1を獲得 アウトランダーPHEVの販売が絶好調
三菱自動車は、新旧アウトランダーPHEVとエクリプスクロスPHEVの販売台数を合算した数字で、2021年度のPHEV販売台数No1を獲得したと発表。
2021年12月にフルモデルチェンジした新型アウトランダーPHEVの販売も絶好調のようです。
日本で販売する他車のPHEVモデルは、トヨタのRAV4 PHV、レクサスのNXなどですが、2022年にトヨタのハリアーにPHVが設定されるため、今後のマーケットの変化に注目しましょう。
新型アウトランダーPHEVが1か月半で月販売目標の約7倍にあたる6,915台を受注
新型アウトランダーPHEVの販売が好調のようで、1か月半で6,915台を受注したことを公式発表。2021-2022日本カーオブザイヤーではテクノロジーカーオブザイヤーを受賞するなど、世界的にも注目度の高いモデルです。
6,915台の受注台数の内訳も公表されていて、最上級グレードのPが全体の76%を占め、続いてGグレードが23%、ベースグレードのMが1%になっています。
ボディカラーはホワイトダイヤモンドが44%、ホワイトダイヤモンドとブラックマイカの2トーンカラーが17%、ブラックダイヤモンドが12%になっています。
また、受注から約3か月後にあたる2022年2月5日には大台の10,000台を超えたことを発表。
アウトランダーPHEVを購入したユーザーの約8割が新規顧客というのも驚きです。最上級グレードのPが全体受注の約8割とのことで、PHEVの環境性能以外にも上質なインテリアなども高く評価されているようです。
3代目の新型アウトランダーPHEVを発表 日本市場の発売日は2021年12月16日
新型アウトランダーPHEVは威風堂々のコンセプト通りのダイナミックなエクステリアが特徴
3代目になる新型アウトランダーPHEVを2021年10月28日に正式発表。
威風堂堂をコンセプトにした力強いエクステリアと、水平基調のコンソールにセミアニリンレザーを採用するシートなど、プレミアムな質感のインテリアが特徴です。
三菱 アウトランダー PHEV
三菱 アウトランダー PHEV
三菱 アウトランダー PHEV
三菱 アウトランダー PHEV 特務機関NERV災害対策車
三菱 アウトランダー PHEV 特務機関NERV災害対策車
三菱 アウトランダー PHEV 特務機関NERV災害対策車
ミニバンのデリカD5、SUVのエクリプスクロスなどに採用する、ダイナミックシールドも次世代に進化。流れるウインカーの、シーケンシャルターンランプとの相性も抜群です。
ホイールは20インチの大口径切削光輝アルミホイールを採用(新車装着タイヤは横浜ゴムのGEOLANDAR X-CV)することで、重厚感のあるスタイルになりました。
新型アウトランダーPHEVは、PHEVモデルで最大クラスになる20kWhの大型バッテリーを搭載することで、電気のみでWLTCモード83kmを走行可能。ライバルのトヨタRAV4 PHVのバッテリー容量は18.1kWhで、WLTCモードで95km走行可能ですが、実際の航続距離ではどちらのモデルも大きな差はないと考えます。
センターメーターは国内で販売する車の中で最も大きい12.3インチのフルデジタルメーターを採用
Pグレードのシートにはブラックとサドルタンのセミアニリンレザーを採用
新型アウトランダーPHEVの魅力はインテリアにもあります。
海外メディアが選ぶ2021年で最も魅力的なインテリアにも選ばれたように、12.3インチフルデジタル液晶のセンターメーターや、ブラックとサドルタンのセミアニリンレザーシートを採用するなど、三菱のフラッグシップSUVらしく進化しています。
最上級グレードのPには、ヘッドアップディスプレイやシ-トヒーター、エレクトリックテールゲート、BOSEプレミアムサウンドシステムなどが標準装備しているため、車両価格以上にお買い得感もあります。
アウトランダーのプラグインハイブリッド アウトランダーPHEVのモデルチェンジ遍歴
アウトランダーPHEVは三菱が販売するミドルサイズSUV、アウトランダーのプラグインハイブリッドモデルです。アウトランダーの通算2代目から初代アウトランダーPHEVとして登場しました。日本での量産型のPHEVとしては、プリウスに続いて2車種目になります。
アウトランダーPHEV 初代(2代目)/2012年~2021年
2012年12月、アウトランダーPHEVが公式発表され、翌年2013年1月に販売を開始しました。「EV走行モード」「シリーズ走行モード」「パラレル走行モード」の3つの走行モードに切り替えが可能になっています。
2014年4月、一部改良でフォグらインプやフロントバンパー周辺のデザインを変更、シートヒーターの追加などが実施されました。9月の使用変更ではボディカラーの設定を変更。10月には特別仕様車「SPORTS STYLE EDITION」を発売。
2015年6月、マイナーチェンジを実施。ダイナミックシールドでフロントデザインを刷新。インテリアも変更が施され、静粛性も向上。廉価グレードの「M」を追加。
2017年2月、一部改良。燃費性能の向上と安全装備の強化が実施されました。11月、特別仕様車「G Limited Edition」を発売。
2018年、マイナーチェンジを実施し、グレード体系を変更。「M」をガソリン車に移行して新たに「20M」「24M」を設定し、内外装のデザインも変更されました。
2020年6月、特別仕様車「Black Edition」を設定。10月には一部改良で「G Limited Edition」の廃止とグレードを「G」「G Plus Package」「G Premium Package」「S Edition」のラインナップに。12月、タイで国外初のPHEVの生産を開始しました。
アウトランダーPHEV 2代目(3代目)/2021年~
2021年10月、日本向けアウトランダーPHEVのフルモデルチェンジを発表。グレードは「M」「G」「P」の3グレード。12月より販売を開始。
2022年3月、ニュージーランドで、8月には豪州で販売開始することを発表。10月には特別仕様車「BLACK Edition」を発売。11月には北米と中国での販売を発表。
2023年12月、一部改良と2024年2月発売の特別仕様車「BLACK Edition」を発表しました。
アウトランダーPHEVのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代(2代目) | 2012年~2021年 |
2代目(3代目) | 2021年~ |
ボンネットを開けた状態のアウトランダーPHEV レッドダイヤモンド
アウトランダーPHEVのエンジンルーム
大容量のアウトランダーPHEVのラゲッジスペース
マイナーチェンジしたアウトランダーPHEV