日産SUV歴代車種ランキング

日産SUV人気ランキング 歴代車種から販売中の人気まで一挙紹介

日産で販売された歴代SUV車種の人気ランキング。1933年から長い歴史を持ち日本を代表する自動車メーカーへ成長した日産はテラノやデュアリスやエクストレイルなど数々の名車を販売。今まで販売された車種から現在も人気の車種まで日産を象徴するSUV車種をチェック。

日本で販売された歴代の日産車から人気のSUV車種をランキング

1933年に設立された長い歴史を持つ自動車メーカーが日産自動車です。
フランスのルノー、三菱自動車と連合を組んでいる日産自動車は2017年1月~6月の世界販売台数でフォルクスワーゲンとトヨタ自動車を退け初の首位を獲得した、乗りに乗っている自動車メーカーです。

GT-R、フェアレディ、シルビア、ローレルなどこれまで数々の名車を生み出した日産自度車の歴代SUV車種の人気ランキングを紹介します。

8位 ミストラルは1999年まで日本で販売されていたSUVでヨーロッパ市場では2006年まで販売されていた世界戦略SUV

ミストラルは1993年にスペイン日産が「テラノ2」の名前で生産・販売されていたモデルで、その後の1994年に日本で販売されたSUVです。
1999年2月には日本での販売が終了しましたが、欧州市場では2006年まで販売されていた人気車種となっています。

ミストラルはRV(Recreational Vehicle=休暇や楽しむ車の意味)というカテゴリの車となっていますが、当時はステーションワゴンやミニバンやワンボックスなど、楽しむ車=RVという大きな区分けとなっていました。

現在の細分化されたカテゴリに当てはめると、背が高く確かな走破性を持つミストラルはSUV(Sports Utility Vehicle=多目的スポーツ車)に該当します。

ミストラル 4ドア ロング タイプX
全長 4,580mm
全幅 1,755mm
全高 1,805mm
室内長 2,480mm
室内幅 1,435mm
室内高 1,175mm
総排気量 2,663cc
車両重量 1,920kg
ホイールベース 2,650mm
最小回転半径 5.4m
乗車定員 7名
燃費 -km/L
使用燃料 軽油(ディーゼル)

7位 サファリはトヨタのランドクルーザーと並ぶ車格で確かな走行性能と故障の少なさで世界中で支持された人気のSUV

1980年から販売されているサファリは日産自動車の最高級SUVとして君臨しています。トヨタの最高級SUVのランドクルーザーとライバル関係にあり、2007年6月に日本販売は終了しましたが、海外で人気の高いサファリは「パトロール」という名前で現在でも販売が継続されています
日産パトロールは現行型で7代目を迎え、2020年モデルへと改良される際には日産の象徴であるVモーショングリルをフロントに採用。オフロード性能の向上のため、4WDシステムやプラットフォーム、エンジン等を大幅に改良しました。

砂漠地域など路面の悪い地域では走破性と故障率が死活問題となってしまいます。そのような状況で高い支持を集めるサファリは信頼できる日産ブランド、の象徴とも言える代表的なグローバルモデルと言えます。

サファリ グランロードリミテッド
全長 5,050mm
全幅 1,940mm
全高 1,865mm
室内長 2,475mm
室内幅 1,520mm
室内高 1,200mm
総排気量 4,758cc
車両重量 2,410kg
ホイールベース 2,970mm
最小回転半径 6.1m
乗車定員 7名
燃費 5.5km/L
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン

6位 ムラーノは2015年まで日本で販売されていたがその後は海外専売車になり北米を中心に大ヒットしているSUV

日産自動車のラージサイズクロスオーバーSUVがムラーノです。2002年に北米専売モデルとして登場したムラーノですが、日本国内の強い要望により2004年に日本で販売が開始されました。その後は世界中で販売を望む声が広がり、最終的には世界170ヵ国以上の地域で販売され日産自動車の世界戦略車へ成長しました。

先進的なエクステリアでファンを増やしたムラーノですが、日本では2015年2月に生産終了となりました。しかし海外では2014年にフルモデルチェンジを果たした3代目ムラーノが登場するなど、今なお根強い人気を博しています。
日本よりも海外での知名度が高い珍しいクロスオーバーSUVです。

ムラーノ 350XV FOUR
全長 4,845mm
全幅 1,885mm
全高 1,730mm
室内長 2,040mm
室内幅 1,550mm
室内高 1,235mm
総排気量 3,498cc
車両重量 1,840kg
ホイールベース 2,825mm
最小回転半径 5.9m
乗車定員 5名
燃費 8.7km/L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

5位 テラノはライバルのハイラックスサーフと一緒に1980年代に流行したRVブームを牽引したSUV

1986年8月に登場したクロスオーバーSUVがテラノです。トヨタのランドクルーザーやハイラックスサーフ、三菱のパジェロと共に1980年代に大流行したクロスカントリー車ブームをけん引してきた人気車種です。
1996年にテラノは上級車種として「レグラス」を追加、豪華な内装とフルエアロを装着したスポーティなエクステリアを持つ「スターファイア」をグレードに追加しました。

2000年代に入ると大排気量の大型SUVは人気に陰りが生じます。
トヨタのプリウスが登場し低燃費で経済的な車種に注目が集まったことにより、2002年8月には日本国内の生産が終了しました。
しかし海外での人気はいまだ健在で「パスファインダー」という名前で販売が継続されています。

テラノ ワイドボディ オールモード4×4 RS-R リミテッド
全長 4,670mm
全幅 1,840mm
全高 1,730mm
室内長 1,915mm
室内幅 1,465mm
室内高 1,115mm
総排気量 2,953cc
車両重量 1,930kg
ホイールベース 2,700mm
最小回転半径 5.7m
乗車定員 5名
燃費 11.2km/L
使用燃料 軽油(ディーゼル)

4位 デュアリスは日本の販売台数は振るわなかったがヨーロッパ市場では絶大な人気を持つSUV

2007年に販売されて日産自動車のミドルサイズクロスオーバーSUVがデュアリスです。
欧州戦略車として誕生し、当初は生産をイギリス工場で行い逆輸入という形で販売されていました。販売が好調なこともあり2007年後半には生産工場を国内へ移管し販売されています。

当時としては珍しいミドルサイズSUVということで販売は好調でしたが、2013年のエクストレイルのフルモデルチェンジのタイミングで統合し、2017年に販売終了しました。
海外では2014年にフルモデルチェンジをしたキャシュカイが、イギリスを中心とした欧州市場の人気車種として販売されています。

デュアリス 20G FOUR
全長 4,315mm
全幅 1,780mm
全高 1,615mm
室内長 1,845mm
室内幅 1,470mm
室内高 1,225mm
総排気量 1,997cc
車両重量 1,520kg
ホイールベース 2,630mm
最小回転半径 5.3m
乗車定員 5名
燃費 11.8km/L
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン

3位 スカイライン クロスオーバーは惜しまれつつ販売終了したSUVで中古車市場で最も狙い目の高級SUV

2009年に日産自動車が海外で展開している高級自動車ブランド、インフィニティのEX35モデルが日本に上陸しスカイライン クロスオーバーとして販売されました。
日産のレジェンドカーであるスカイラインを冠した車名を持つこの車は3.7Lエンジンのパワフルな加速を持ち車体の重いSUVらしからぬ運動性能が持ち味です。

内装にはブラックの本革シートとオプションで選択できるブラウンレザーが用意されました。ドアの内側、インパネまで本革を使ったエレガントな仕様はスカイラインの名に相応しい高級感があります。
スカイライン クロスオーバーは2016年6月30日に販売終了しました。
中古車市場では今最も狙い目のSUVと言われていて、高年式でも平均的な自動車の相場よりお買い得になっているのも特徴です。

スカイライン クロスオーバー 370GT タイプP
全長 4,635mm
全幅 1,800mm
全高 1,600mm
室内長 1,875mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,215mm
総排気量 3,696cc
車両重量 1,770kg
ホイールベース 2,800mm
最小回転半径 5.5m
乗車定員 5名
燃費 9.0km/L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

2位 ジュークはSUVの先駆け的な車で斬新なデザインが特徴の人気車種

日本のコンパクトSUVブームの火付け役となったのが日産ジュークです。2010年に登場したジュークは、今までの自動車デザインを覆す強烈な個性を持ったルックスが特徴です。
欧州や北米など様々な地域で販売されている人気車種で、日産のスポーツブランドであるNISMOバージョンや、ドバイ24時間耐久レースでペースカーにも選出された圧倒的なパフォーマンスを誇るジュークRが開発されています。

11種類のボディカラーと、ボディが色分けされた30種類のパーソナライゼーションカラーが用意され、内装色は基本となるブラックと6色のパーソナライゼーションカラーが選べます

2013年と2014年に合計2度のマイナーチェンジをしたジュークですが、登場してから7年以上が経とうとしています。2018年以降にはフルモデルチェンジする噂があり、新たなジュークを見られるのも間近に迫ってきています。

ジューク 16GT FOUR
全長 4,135mm
全幅 1,765mm
全高 1,570mm
室内長 1,835mm
室内幅 1,470mm
室内高 1,215mm
総排気量 1,618cc
車両重量 1,390kg
ホイールベース 2,530mm
最小回転半径 5.3m
乗車定員 5名
燃費 13.4km/L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

1位 エクストレイルは日本全国のアウトドアユーザーに支持された日産のラインナップ車種でNo.1の人気SUV

2000年に販売されたエクストレイルは、防水シートの採用や高い走破性を武器にアウトドア使いに特化した本格派SUVとしてデビューしました。
北米ではローグの名前で販売されていて、日本国内のみならず海外でも人気のある車種となっています。

2017年6月8日にはビッグマイナーチェンジを果たしカラフルなエクステリアと世界の自動車業界が注目する自動運転技術レベル2の「プロパイロット」がオプションで追加されました。
特にプロパイロットは今後の自動運転へ繋がる技術のため大きな反響があり、マイナーチェンジ後10日で月販目標の5,000台を超えた、5,216台の総受注台数を記録したと公式発表しました。

エクストレイル 20X ハイブリッド
全長 4,690mm
全幅 1,820mm
全高 1,730mm
室内長 2,005mm
室内幅 1,535mm
室内高 1,270mm
総排気量 1,997cc
車両重量 1,640kg
ホイールベース 2,705mm
最小回転半径 5.6m
乗車定員 5名
燃費 20.0km/L
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン

日産自動車が発売する新型SUVに注目

日産自動車が2017年現在日本で販売しているSUVの車種はエクストレイルとジュークの2車種となっています。その中でも注目なのが2018年以降にフルモデルチェンジ予定のコンパクトSUVジュークです。

昨今のSUVブームでホンダのヴェゼルやトヨタのC-HRが販売台数を伸ばす中、モデル末期のジュークは元祖コンパクトSUVでありながら各社のモデルに販売台数で後れをとっています。
今回のフルモデルチェンジでは日産のHV技術であるe-POWERが搭載される可能性が高いため注目を集めそうです。
またエクステリアも大幅に変更される可能性があるため、内容次第ではSUV市場へ大きな変化を与えることになるでしょう。