マークXの内装にはスポーツセダンらしい魅力が散りばめられている
トヨタのアッパーミドルセダンとして、2004年より販売・製造されているマークXの内装をまとめました。爽快な走りとダイナミックでスポーティな外装、ドライバーのスポーツマインドを刺激する機能的な内装が特徴的です。
スポーツセダンの代表格として知られるマークXの内装を、グレードによる違いや特徴に触れながら、コックピットやシートデザイン、ラゲッジルームの荷室容量などに注目して紹介していきます。
TOYOTAマークX特別仕様車“Final Edition”の内装は黒×赤の華やかでスポーティなデザイン
トヨタ・マークXが2019年12月に生産終了することを発表し、さらに最後の特別仕様車として250S“Final Edition”/250S Four“Final Edition”を2019年4月24日に発売しました。初代マークIIから数えると、51年の長い歴史に幕を閉じることとなります。
ブラックとレッドのスポーティで美しい内装色はマークXに相応しい
マークX“Final Edition”の内装には、ブラックに深みのあるレッドをアクセントカラーとして取り入れています。4本スポークステアリングホイールとシフトノブは本革巻(シフトブーツは合成皮革)を採用し、レッドステッチが入っています。
マークX“Final Edition”のフロントコンソールボックスは昇温抑制機能を備える
フロントコンソールボックスの表皮も合成皮革で、ステアリングやシフトブーツと同様レッドステッチがあしらわれます。車内の温度が上がっても暑くなりにくい昇温抑制機能付きです。
マークXドライバーのスポーツマインドと所有欲を刺激するプレミアムなシートとドア周り
ドアトリムやシートにもレッドが利かせてあります。シートには高級シート素材の「アルカンターラ」と合成皮革のコンビシートを採用し、最後の特別仕様車ならではのプレミアムなデザインとなっています。
マークX“Final Edition”はベース車両よりも安全性能が向上している
マークX“Final Edition”は、標準仕様車ではメーカーオプション扱いとなっている「クリアランスソナー&バックソナー」を標準装備していることも大きな魅力です。
マルチインフォメーションディスプレイは運転時の安全性に貢献する
車両の前後に設置された超音波センサーで障害物の存在を検知し、コックピットのマルチインフォメーションディスプレイに表示・警報を鳴らすことで運転手に衝突のリスクを伝えます。
レッドステッチはスポーティなコックピットに華やかさを加える
マークXファイナルエディションの「ドアステッププレート」は機能性とデザイン性を兼ね備える
全国350台限定!TOYOTAマークX”GRMN”の内装をコックピットやシートデザインをメインに解説
ニュルブルクリンクで鍛え抜かれた高い走行性能を持つトヨタ・マークX”GRMN”が、およそ3年の時を経て2代目モデルとして新たに登場しました。2019年1月11日より注文受付を開始し、2019年3月11日に発売します。
走りに特化しているだけでなく、スポーティな内装デザインで特別装備も充実した限定350台のマークX”GRMN”の内装を、シート・コックピットのデザインを中心に紹介していきます。
マークX”GRMN”のコックピットはスポーティで運転しやすいドライバー主体の設計が採用
落ち着きのあるブラックの内装で精緻な装備類が揃ったマークX”GRMN”のコックピット内装
マークX”GRMN”の内装デザインは、ベースグレードよりさらにスポーティな印象が増しています。コックピット内にはプッシュ式で操作性に優れたエアコン機器が揃っています。
GRロゴがかっこいいマークX”GRMN”専用オプティトロンメーターとスタートスイッチ
マークX”GRMN”のメーターには、精細で視認性の高い専用オプティトロンメーターが採用されています。黒の文字盤にGRのロゴが映えるスポーティでかっこいいデザインです。
マークX”GRMN”のステアリングホイールとシフトノブはシルバーステッチの入った洗練されたデザイン
ステアリングには小径の本革巻3本スポークステアリングホイールを使用しています。ステアリングにはベースグレードにはない「GR」のロゴが配置されていて、走りにこだわるドライバーに嬉しいデザインです。
スポーツセダンのマークX”GRMN”に相応しいスタイリッシュなアルミペダル
銀色に輝くアルミペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ)は、スポーツ走行への期待感を高めるマークX”GRMN”にぴったりの装備です。
カーボン調とピアノブラック塗装の組み合わせが質実剛健なマークX”GRMN”のインストルメントパネル
マークX”GRMN”のインパネには、カーボン調×ピアノブラック塗装の組み合わせが採用されています。質感の高さがマークX”GRMN”の内装をランクアップしています。
スポーツモデルに相応しい走りを意識したマークX”GRMN”のシート内装
マークX”GRMN”はウルトラスエードを使った専用フロントシートを装備している
マークX”GRMN”のフロントシートには、快適な温度特性と通気性を持つ柔らかく手触りの良いスエード調人工皮革「ウルトラスエード」を使用しています。また、フロントコンソールボックスにもシートと同じウルトラスエードを採用し、さらにシルバーステッチをあしらうことで上質なスタイルに仕上がっています。
トヨタ・マークX”GRMN”にカスタム可能な純正アクセサリー
GRラゲージマットと”GRMN”専用フロアマットはどちらもブラックカラーが展開
マークX”GRMN”の内装インテリアにマッチするカスタムアイテムとして、GRラゲージマットと”GRMN”専用フロアマットがラインナップしています。ラゲージマットにはメタルネームがついていて高級感があります。
多彩な機能でモータースポーツを楽しむドライバーをサポートする”GRMN”専用ナビゲーション
”GRMN”専用のナビゲーションは注文後にも装着できます。“GRMN” 専用 T-Connectナビ&TOYOTA GAZOO Racingと“GRMN” 専用 T-Connectナビがあります。
マークXのコックピットは今すぐ走り出したくなる運転の楽しさが感じられるデザイン
マークXのコックピットは4眼メーター GRスポーツは意匠が異なる
マークXのコックピットに採用されているオプティトロンメーターは、日中の走行時でも見やすい4眼メーターが設定されています。デザインに注目すると、標準仕様のマークXはメッキメーターの加飾に黒を基調としていますが、GRスポーツはホワイトパネルにGRロゴがアクセントとなったスポーツタイプです。
アームレストは昇温抑制機能付きでどの四季を通じて快適に使える
フロントコンソールボックス表皮には合成皮革を使用しており、炎天下でも暑くなりにくい仕様となっています。昇温抑制機能つきなので春夏秋冬どの季節も常に快適な触り心地をキープします。
車両インフォメーションは視認性の良いドット表示
瞬間燃費や給油後平均燃費、エコドライブインジケーターなど多彩な情報を表示する白色有機ELドットマルチインフォメーションディスプレイ。コントラストが強く視認性に優れており、必要な情報を一目で把握することができます。
専用アルミペダルは350RDS・250RDS・250Sグレードの特別装備
アルミフットペダルとアルミフットレストは350RDS/250RDS/250S/250S Fourの3グレードにのみ装備されます。マークXらしいエネルギッシュな走りを予感させるデザインです。
ドライビングポジションを自分の体型に合わせて細かく設定できる運転席8wayパワーフロントシートは、250G/250G Four F packageを除く全車に標準装備となっています。適正なドライビングポジションを保つことで、安全運転や運転のしやすさに貢献します。
運転席と助手席の快適温熱シートは、350RDS・250RDS・250S・250S Fourに標準装備されます。
ナノイー搭載オートエアコンでクリーンな空気に
「ナノイー」を搭載したオートエアコンは、左右で独立して温度を設定できます。(ナノイーは350RDS・250RDS・250S・250S Fourに標準装備)。
イルミネーテッドエントリーシステムで足元を照らしてくれる
ドアの開閉やキーロック解除・施錠のたびに明かりが灯るイルミネーテッドエントリーシステムは全車に標準装備されます。250G/250G Four F Packageを除く全グレードに足元照明がついています。暖色で温かみのある光がドライバーを出迎えてくれます。
純正アクセサリーのフロアマットは、GR SPORT以外の全モデル向けにロイヤルタイプとラグジュアリータイプ、GR SPORT向けにGRロゴ入りのものがラインナップしています。
ロイヤルタイプは光が当たるとシンプルな柄が浮き上がり、メタルプレートが付いています。ラグジュアリータイプは星が流れるような光沢糸使いが特徴的で、刺繍で入れられたマークXのロゴがポイントです。
マークXのシートデザインは黒をベースとした引き締まった印象が強い
マークXの350RDSと250RDSのシート 本革シート(下)はオプション設定
マークXの350RDS/250RDSのインテリアの標準設定は、ブラック/レッドの内装色にアルカンターラと合成皮革のコンビシートの組み合わせで、インテリアパネルにはブロックデコが採用されます。ブラック/ホワイトにも変更可能で、メーカーオプションではブラックの内装色に本革シートの組み合わせを指定することができます。ブラック/レッドのインテリアの場合、ステアリングやシフトブーツなどにもレッドカラーのステッチが入ります。
マークXの250Sはファブリック素材のブラックシートを装備
マークX 250S / 250S Fourはブラックの内装色にスポーツ(ファブリック)が標準装備されますが、メーカーオプションで本革に変更できます。インパネはいずれもジオメトリックとなります。
マークXの250Gはブラックとフラクセンの内装色どちらかを選択
250G/250G“F package” /250G Four / 250G Four“F package”を選択した場合、ブラックの内装色にファブリックのシートが標準設定されます。タンカラーに近い色合いのフラクセンにファブリックに変更することも可能で、どちらもインパネはクロッチウッドとなります。
マークXのGRグレードの内装とシート
マークXのGRスポーツグレードを選択した場合は、他のグレードとデザインが異なります。ブラックの内装カラーにGRエンブレムのついた専用スポーツシート、カーボン調加飾が施されたスポーティなデザインです。
トヨタ純正のシートカバーは「MARK X」のロゴ入り
「標準装備のシートもいいけれど、手軽なところから内装をカスタムしてイメージチェンジしたい」という方には、トヨタ純正アクセサリーとして販売されているポリエステル製のブラックのフルシートカバーや革調のシートカバーもおすすめです。
フルシートカバーには背もたれ部分には「MARK X」のロゴ刺繍が入っていて、高級感のあるパターンが採用されています。革調シートカバーはGRやメーカーオプションの本革シート装着車を除く全てに対応します。
マークXのラゲッジルームには479Lのスペースを確保
マークXの荷室容量は479Lで旅行へ向かうための荷物も余裕で収納
マークXのテールゲートは広く大きい形状のため、重量のある荷物も楽に積載することができます。さらに、荷室容量は479Lという大容量を誇り、サイズの大きな荷物も余裕で載せられるので旅行時にも活躍してくれます。
後部座席には6:4分割可倒式リアシートを採用しています。長さのある荷物を載せる際にはシートを倒すなど、多彩なシートアレンジが可能です。
休憩に便利なフルフラットのシート
マークXのフロントシートのヘッドレストを外し、シートをスライドして背もたれを倒すとフルフラットになります。ロングドライブでの休憩時でゆったりとくつろぎたい時などにおすすめのシートアレンジです。
トヨタ・マークXは政府が安全性を認めるセーフティ・サポートカー
プリクラッシュセーフティやステアリング制御機能付きレーンディバーチャーアラートなどがセットになったToyota Safety Sense(トヨタ・セーフティ・センス)を備えるマークXは、政府が基準を定めるセーフティ・サポートカーに該当します。至れり尽くせりの安全装備で、安心してドライブを楽しむことができます。
マークXのオーディオシステムはスーペリアサウンドシステムでさらなる高音質を追求
マークXの350RDS・250RDS・250S・250S Four・250G・250G Fourには6スピーカー、250G“Fパッケージ”、250G Four “Fパッケージ”には4スピーカーが標準装備されています。
また、純正アクセサリーとしてどのシートに座っても高音質で音楽を楽しめる指向性を持たないスーペリアサウンドパッケージがラインナップ。それぞれ6スピーカー用と4スピーカー用が用意されています。
子供の安全を守るトヨタの純正ジュニアシート・チャイルドシートは、安全性もさることながらカラーのバラエティが豊富なのが魅力です。兼用モデルとジュニアシートは子供の成長に合わせてモードを切り替えられるので長く活躍してくれます。
開放的な車内空間をもたらしてくれるムーンルーフはメーカーオプションで装着可能
上位グレードにはスライド式の電動ムーンルーフをオプション設定
挟み込み防止機能を搭載したメーカーオプションのマイコン制御チルト・スライド電動ムーンルーフは、マークXの350RDS・250RDS・250S・250S Fourの4グレードに対応します。マークXとのドライブをより爽快な気分で楽しめます。
マークXの内装はドライバーの心を高ぶらせるスポーツデザインが魅力
マークXはベースグレードでも装備が充実していますが、内装用のオプションアイテムの種類も豊富でカスタムの幅も広い車です。安全装備の面ではToyota Safety Senseを備え、ユーザーに安心・安全な運転の楽しさを提供します。黒をベースとしたシートインテリアもデザイン性が高く、多くのドライバーの心を掴みます。
次のフルモデルチェンジを迎えることなく廃止されるという噂も流れているマークX。今後トヨタの車種ラインアップがどう整理されていくのか、その動向から目が離せません。