6代目カマロのスペックなど紹介 2024年には生産終了し絶版に
ゼネラルモーターズ・ジャパンは2017年7月6日から日本で2年ぶりのカマロの新車販売を実施。
カマロは日本市場で5代目モデルの2015年型を最後に販売を中断、その後アメリカ国内で2015年5月にフルモデルチェンジが行われた6代目モデルを販売していました。
6代目カマロの開発コンセプトは「Evolution is never without purpose」で、日本語に訳すと、「目的無しでは進化は決してしない。」
6代目モデルと5代目モデルを比較すれば、ボディサイズのダウンとエンジン性能のアップなどが見られます。カマロはスポーツーカー好きユーザーからさらに愛される車を目指す目的で進化を遂げましたが、2024年1月に生産終了が決定して絶版モデルになります。
シボレーカマロの生産終了が決定 7代目カマロはBEVで復活の可能性も
シボレーカマロが2024年1月で生産終了。
カマロは北米を代表するマッスルカーで、3代目・4代目モデルは日本でも人気になり知名度も抜群でした。5代目モデルは映画トランスフォーマーに使用され世界中のモーターファンの話題に。
シボレーのGMがカマロの名前を残すことを明言していることから、7代目としてカマロ復活の可能性も高いとされています。
次期カマロは純エンジンを脱却したBEV(電気自動車)として復活する噂がありるため、カマロの進化に期待です。
シボレー・カマロSSの限定車「STYLING SPORT EDITION」が発売決定!
シボレーカマロSSにクールなシャドーグレーメタリックに身を包む「STYLING SPORT EDITION」が登場!
2019年8月20日より、シボレー・カマロSSの特別仕様車「STYLING SPORT EDITION(スタイリングスポーツエディション)」が発売されます。日本では20台のみの限定販売となります。
シボレー・カマロSS「STYLING SPORT EDITION」のインテリアと足回り
カマロの中でもよりスポーツ性能に特化したカマロSSをベース車両としている本モデル。6.2ℓ V8 LT1 エンジン搭載で、最高出力は453ps/5700rpm、最大トルク617Nm/4600pmを達成しています。
インテリアカラーはジェットブラックで統一されていて、シートにはレカロパフォーマンスシートを装備。ホイールはレッドアウトラインストライプをアクセントとした5スポークデザインを採用しています。
シボレー カマロが2020年モデルを2019年秋に米国で発売へ!
2019年秋に米国で販売されるシボレー カマロ2020年モデルのエクステリア
GMシボレーから、「カマロ(Chevrolet Camaro)」の2020年モデルが、米国で2019年秋に発売するとアナウンスされました。現行のカマロは2017年に日本でも発売されましたが、今回米国で発売されるカマロのグレードは「SS」と「LT1」で、デザインの変更点はフロントグリル、ヘッドライト、バンパーとなり、カマロの「顔」のデザインが変わりました。
「SS」グレードは2018年秋にSEMAショーでワールドプレミアしたカマロのコンセプトカーをテーマにしてデザインされたフロントマスクです。
また、「SS」と「LT1」に共通して6速MTが標準装備されていますが、今回発表された2020年モデルは、10速ATを選択することも可能で日本導入も期待されます。
シボレー カマロはアメリカを代表するスポーツカー
シボレーカマロは、初代モデルが1967年に登場したアメリカを代表するスポーツカーです。ゼネラルモーターズが、シボレーブランドで生産・販売をしている同車は長い歴史を持ち、2017年には誕生から50周年を迎えます。
2009年に発売した5代目モデルのコンセプトカーは、世界中で大ヒットを記録したハリウッドの実写映画「トランスフォーマー」で、主人公であるサムを守るロボットの「バンブルビー」として登場しました。また、2010年に発売された限定モデルであるトランスフォーマー特別仕様車は大きな話題を集めました。
新型シボレーカマロにはクーペタイプだけではなく、コンバーチブルもラインナップ!
6代目カマロのエクステリアは5代目と比較すると、車体のゴツゴツ感がやわらぎクールでスタイリッシュなフォルムになっています。
ヘッドランプのサイズは最近のトレンドに合わせてコンパクトながら存在感抜群のLEDシグネチャーランプを採用します。
サイドビューには、アメリカ車の魅力である力強さとダイナミックなデザインの伝統が洗練された形で受け継がれています。
アメリカンスタイルのスポーツカーの象徴的存在とも言えるLT RSは、カマロとして初めて2.0L直列4気筒ターボエンジンを採用しました。これまでのカマロの歴史をたどっていって、最も効率のよいエンジンとも言われるターボエンジンを搭載しているLT RSは、モデルチェンジによって軽量化が行われた事も相まって、パワフルでスピーディーな走りを実現しています。
抜群の光沢感を放ちながら、美しいシルエットが目立つLT RSにはただただ魅せられてしまいます。
ドライブ中に、非日常性を体感するにはオープンカーが最適です。カマロのコンバーチブルでは時速50キロ近くまでの走行でも屋根を自由に開閉する事が可能です。
コンバーチブルタイプにも高性能エンジンが搭載されているため、オープンカーモード時での走りの爽快感は格別です。
カマロSSに搭載されている6.2L直噴V型8気筒エンジンは、カマロ史上で最もハイクオリティーなエンジンとも言われています。0-60マイルを4秒ほどで疾走する実力です!
SSはカマロとして初めて磁性流体減衰力制御システムを装備させるなど、シボレーが自信を持って市場に投入している特別な1台です。
新型シボレーカマロに用意する各グレードごとのエンジンスペック
2017年11月11日に日本でも発売される6代目カマロの各グレードのエンジン性能を、表を用いて紹介します。
グレード | LT RS | コンバーチブル | カマロ SS |
---|---|---|---|
エンジン種類 | 直墳 直列4気筒 DOHC VVT (インタークーラー/ターボチャージャー付) |
直噴V型8気筒 OHV VVT |
|
総排気量 | 1,998cc | 6,153cc | |
ボア×ストローク | 86.0mm×86.0mm | 103.2mm×92.0mm | |
最高出力 | 202kw/5500rpm | 339kw/6000rpm | |
最大トルク | 400Nm/3000-4,500rpm | 617Nm/4,400rpm | |
燃料供給装置 | 電子式燃料噴射(筒内直接噴射) | ||
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | ||
燃料タンク容量 | 72L |
新型シボレーカマロのインテリアは細部にまでこだわり抜いています!
6代目カマロの室内空間では、タッチパネルコントロールの機能性とビジュアル面の強化、ステッチの色などにもこだわり抜いた上質なレザーシートの充実ぶりが目立ちます。
また、スポーツカーの醍醐味であるステアリング機能やコックピットにおいても、ユーザーの期待を裏切らない仕上がりです。
新型シボレーカマロのボディはコンパクト化と軽量化に成功
グレード | LT RS | コンバーチブル | SS |
---|---|---|---|
全長 | 4,780mm | ||
全幅 | 1,900mm | ||
全高 | 1,340mm | 1,350mm | 1,340mm |
ホイールベース | 2,811mm | ||
車両重量 | 1570kg | 1670kg | 1710kg |
乗車定員 | 4名 | ||
タイヤサイズ(前) | 245/40R20 | 245/40ZR20 | |
タイヤサイズ(後) | 245/40R20 | 275/35ZR20 |
日本で販売する6代目カマロのボディサイズを、5代目モデルと比較すると「全長が60mm」ほど、「全幅が15mm」ほど、「全高が40mm」ほど、「ホイールベースが40mm」ほど短くなっています。
車両重量は素材にアルミ&コンポジッドを採用しています。そのため、前モデルと比較して90kg以上もの車体重量のダウンに成功しています。
新型シボレーカマロには「シボレーMy Link」などの先進技術がつまった装備を多数採用
6代目の新型カマロには、シボレーが独自に開発を行ったインフォテインメントシステム「シボレーMy Link」を標準装備します。
インフォテインメントシステムとは、「インフォメーション(情報)」と「エンターテインメント(娯楽)」を融合したシステムです。ナビ機能だけではなく、インターネット接続や音声や動画の再生、スマホアプリなどを総合的に楽しむ事が出来ます。
ハイクオリティーサウンドを楽しめるBoseプレミアムオーディオシステムを搭載させているため、ダイナミックで臨場感のある音を車内で楽しむ事が出来ます。
新型シボレーカマロの新車販売価格は516万円から
日本でも販売を開始する6代目カマロのラインナップであるクーペタイプの「カマロLT RS」とオープンカーにもなる「カマロコンバーチブル」、ハイグレードクーペである「カマロ SS」の3車種の販売価格を紹介します。
グレード | メーカー希望小売販売価格(税込) |
---|---|
カマロ | 5,162,400円 |
カマロ コンバーチブル | 6,026,400円 |
カマロSS | 6,458,400円 |
日本へは2代目から正規輸入されているシボレー・カマロのモデルチェンジ遍歴
シボレー・カマロは、アメリカのゼネラルモーターズがシボレーブランドで販売している2ドアハードトップです。スポーティなデザインと重低音のエンジン音が人気です。
シボレー・カマロ 初代/1967年~1969年
1967年、初代カマロが誕生しました。直列6気筒とV型8気筒エンジンで、2ドアハードトップとコンバーチブルの設定がありました。
1969年、ボディパネルの変更などが施されますが、わずか3年で生産を終了。日本での販売は10台ほどでした。
シボレー・カマロ 2代目/1970年~1981年
1970年2月、2代目カマロが誕生します。グレードは「スポーツクーペ」「ラリースポーツ」「スーパースポーツ」「Z28」。1973年には新たに「LT」が追加されています。
1974年、マイナーチェンジでフロントとリヤのデザインを変更。
1978年、再びマイナーチェンジでデザインが一新されています。
1979年、ラグジュアリーモデルの「ベルリネッタ」を追加。
シボレー・カマロ 3代目/1982年~1992年
1982年、3代目カマロが登場しました。エンジンに初めて燃料噴射装置が採用されています。日本には「RS」「Z28」「コンバーチブル」が導入されました。
シボレー・カマロ 4代目/1993年~2002年
1993年、4代目カマロでは3ドアクーペと2ドアコンバーチブルで登場。日本へは「スポーツクーペ」「Z28」が導入されました。その後フェイスリフトや一部改良、35周年記念モデルなどが投入されましたが。2002年、販売を終了し、以後7年間、カマロの名前が途切れることになります。
シボレー・カマロ 5代目/2009年~2015年
2009年4月、7年ぶりにカマロが5代目となって帰ってきました。日本では12月に販売を開始しています。6速ATの「LT RS」「SS RS」が導入されています。
2012年モデルでは「ZL1」が登場。スーパーチャージャーを搭載しています。
シボレー・カマロ 6代目/2015年~
2015年5月、6代目となる新型カマロが発表されました。ボディ剛性を向上し、90kg以上軽量化されています。日本では2016年12月に初公開されています。
2017年モデルに高性能バージョンの「ZL1」を、2018\年モデルではサーキット走行の「ZL1 1LE」が設定されています。
2020年6月、マイナーチェンジを実施し、2020年モデルが発売されました。
シボレー・カマロのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 | 1967年~1969年 |
2代目 | 1970年~1981年 |
3代目 | 1982年~1992年 |
4代目 | 1993年~2002年 |
5代目 | 2009年~2015年 |
6代目 | 2015年~ |
シボレーカマロが2024年で生産終了し絶版モデルに 7代目は明言されないがBEVで復活の噂も
シボレーカマロは北米だけでなく日本を含む世界中で愛されているマッスルカーですが、2024年1月で生産終了し絶版モデルに。
6代目まで発売し、2017年には生誕50周年を迎えていましたが、次期モデルは登場しませんでした。
しかしシボレーのGMがカマロの車名は残すことを明言しているとおり、カマロは一時的に生産終了することになるという見方もあります。
次に登場する7代目カマロはパワートレインにモーターをインストールした環境に優しいBEV(電気自動車)として登場するという噂もあるため、今後のカマロの復活に期待しましょう。