シボレー コルベットのモデルチェンジ

新型コルベット納車開始!ミッドシップエンジン搭載で右ハンドル車を国内初導入

新型コルベットのスペックを紹介します。第8世代となるコルベット スティングレイはアグレッシブなエクステリアが特徴。2020年春にデリバリーを開始、ミッドシップエンジンを初採用し日本仕様は初の右ハンドル車となります。ボディサイズを大型化し、ボディカラーに新色が追加します。

新型コルベット納車開始!ミッドシップエンジン搭載で右ハンドル車を国内初導入

新型コルベットの導入時期やエクステリア・インテリアデザインなど

ゼネラル・モーターズのシボレーブランドのフラッグシップスポーツ、コルベットの新型モデル(米国仕様)が東京オートサロン2020でジャパンプレミアを迎えました。
8世代目となるコルベットには「スティングレイ」というサブネームが付けられています。スティングレイの呼称はコルベットの過去モデルにも使用されていました。

日本仕様のコルベットの発売時期や、気になるエクステリア・インテリアのデザイン、基本スペックについて解説します。

新型コルベットのPHEV版らしき開発車両をスパイショット!

シボレーの新型コルベットのプラグインハイブリッドモデルと思われる開発車両が目撃されています。

前から見たシボレー コルベットC8 PHEVシボレー コルベットC8 PHEVのフロントビュー

横から見たシボレー コルベットC8 PHEVシボレー コルベットC8 PHEVのサイドビュー

後ろから見たシボレー コルベットC8 PHEVシボレー コルベットC8 PHEVのリヤビュー

車体の数か所にモーターへの電力供給をストップするキルスイッチが設置されていて、このモデルはAWDであることがうかがえます。リアにはエミッションテストデバイスを装着します。コルベットPHEVがラインナップすれば、燃費・走りを両立する高性能な一台となります。世界初公開は2020年内が有力でしょう。

コルベット スティングレイの日本発売はいつ?導入されるのはどのグレード?

日本発売が決定した新型コルベットスティングレイ2021年春に日本導入予定の新型コルベット スティングレイ

コルベットの新型モデルは、アメリカでは2020年2月より販売店にデリバリーされ、日本では2021年春からの納車が予定されています。今回のモデルチェンジで日本では初となる右ハンドル車を導入し、ミッドシップエンジンを初採用しています。
海外仕様のコルベットでは、エントリーモデルの「1LT」、ミドルレンジの「2LT」、最上級グレードの「3LT」がラインナップしていますが、今回日本に導入されるのは「2LT」と「3LT」の2タイプです。

今回東京オートサロン2020で発表された新型コルベット スティングレイは、なんと発表初日に100件以上のオーダーが入ったという噂もあります。
6.2LのV8エンジンを搭載するなど、ランボルギーニやフェラーリ並みのスペックでありながら、その販売価格は半分以下という高いコストパフォーマンスが本国で話題になりましたが、今後日本でも注目を集めるモデルになるでしょう。

新型コルベット スティングレイ(C8)の予約は2020年3月末まで受け付け中。その後2020年7月末に正式注文になり、2021年以降に順次納車予定になっています。

シボレー・コルベットC8はミッドシップエンジン搭載で力強いパフォーマンスを実現

8世代目となるコルベットは、6.2リッターV型8気筒エンジンに8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせます。コルベット史上初となるミッドシップエンジンを採用することで、運動性能を大きく引き上げました。

日本仕様のコルベットはハイパフォーマンス・メーカーオプションの「Z51パフォーマンスパッケージ」を標準装備。ミシュラン製のパイロットスポーツ4Sタイヤやフロントスプリッター、リヤスポイラー、パフォーマンスタイプのサスペンションとエキゾーストシステム、電子制御式LSDなどの多彩なアイテムがセットとなっています。これにより最高出力は490psから495psへ、最大トルクは630Nmから637Nmへと引き上げられ、0-60mph加速はコルベット歴代モデル最速となる3秒以下というタイムを実現しました。

ダイヤル式のドライバーモードセレクターでは、道路状況に応じて「スポーツ」「トラック」「エコ」「ツアー」「ウェザー」といった5つの走行モードを選択可能です。

新型コルベットのエクステリアはワイルドながら彫刻を思わせる上質なデザインに仕上がっている

正面から見た新型コルベット8代目シボレー・コルベットのエクステリア

横から見た新型コルベットシボレー・コルベットのサイドビュー

後ろから見た新型コルベットシボレー・コルベットのリアビュー

コルベットスティングレイのボディサイズは全長4,630mm、全幅1,933mm、全高1,234mm。デザインこそ7世代目からキープコンセプトされていると思われますが、従来モデルよりも大型化され、存在感のあるダイナミックなボディが特徴です。

ミッドシップへと変更されたことでノーズが短くなり、運転席が重心に近い場所にレイアウトされ、より車との一体感が味わえるスポーティな一台となりました。後ろ姿もリヤスポイラーの装着によってアグレッシブな魅力がプラスされています。

フロントには19インチ、リアには20インチのホイールを装着。それぞれ大口径で迫力のあるデザインです。さらにブレンボ社製のハイパフォーマンスブレーキシステムを搭載しています。

  • ゼウスブロンズメタリックの新型コルベット
  • アクセレレートイエローメタリックの新型コルベット
  • ラピッドブルーの新型コルベット
  • トーチレッドの新型コルベット
  • シャドーグレーメタリックの新型コルベット
  • アークティックホワイトの新型コルベット

コルベットのボディカラーは全6色で、「ゼウスブロンズメタリック」「アクセレレートイエローメタリック」「ラピッドブルー」「トーチレッド」「シャドーグレーメタリック」「アークティックホワイト」など豊富にラインナップ。このうち「アクセレレートイエローメタリック」と「ラピッドブルー」は有償色となります。
なお、東京オートサロン2020では高級感あふれるゼウスブロンズメタリックのコルベットC8が展示されました。

シボレー・コルベットスティングレイのインテリアは高級感がありスポーツマインドを刺激するデザイン

新型コルベットの内装シボレー・コルベットC8のコックピット・シート(画像は海外仕様)

良好な前方視界を確保し、ドライバーが運転しやすい環境下を作り出したコルベットスティングレイのコックピット。操作系は直感的な動作で手を伸ばしやすいレイアウトとし、インフォテインメントディスプレイは運転手側に傾けられています。計器盤も視認性に優れた作りで、ステアリングにパドルシフトを搭載します。

新型コルベットのインフォテインメントシステムシボレー・MyLink・インフォテインメント・システム

コルベットスティングレイに搭載される車載インフォテインメントシステム「シボレー・MyLink」は、Apple Car PlayやAndroid Autoに対応。タッチスクリーンディスプレイを通して、Bose社のオーディオシステムの操作やメッセージの送受信、ナビゲーション機能を使用できます。また、4G LTE Wi-Fiに接続も可能で、スマートフォンやタブレットとの連携を強化したクルマになっています。

新型コルベットはコルベットの歴史上最もプレミアムな一台!

コルベット

コルベットC8の日本での販売価格は、現時点でコルベット2LTが1,180万円、コルベット3LTが1,400万円と発表されています。好みのボディカラーとグレードが選べるプレオーダーキャンペーンは、2020年1月10日から3月31日まで実施。日本仕様の正式な価格など、最終決定は2020年7月頃を予定していて、ちょうどこの時期に受注をスタートする見込みです。

ミッドシップや右ハンドルを初導入するなど、今回のモデルチェンジでさまざまな試みに挑戦したC8型コルベットは、日本国内のスポーツカー市場を盛り立てる期待の一台となりそうです。