シルフィのタイヤ

シルフィにおすすめのタイヤ13選と純正サイズ別の選び方

シルフィのタイヤ選びを静粛性と燃料消費率のどちらを優先するかで整理。13銘柄の性能とラベリンググレードを比較し、残り溝と製造年による交換時期の判断、PCDやナットの確認点もまとめました。

シルフィにおすすめのタイヤ13選と純正サイズ別の選び方

シルフィのタイヤに適合する純正サイズとグレード

ここで紹介するのはシルフィの純正サイズ「195/65R15」、「195/60R16」に適合するタイヤです。これらの2サイズはシルフィの次のようなグレードに標準装備されます。

「195/65R15」タイヤを標準装備するシルフィのグレード

  • S
  • X

「195/60R16」タイヤを標準装備するシルフィのグレード

  • G
  • G ルグラン
  • S ツーリング

シルフィ(B17型)は日本仕様の生産を2020年9月に終え、流通在庫がなくなった2021年10月に国内販売を終了したミドルクラスセダンです。現在もオーナーは多く、交換時期を迎えた車両でどの銘柄を選ぶかという需要は続いています。この車のキャラクターに合うのは、静粛性と乗り心地を重視したコンフォートタイヤか、燃料消費率と経済性を重視した低燃費タイヤのどちらかです。後席の静けさやフラットな乗り味を大切にするなら前者、維持費を抑えたいならロングライフ性能を備えた低燃費タイヤが向いています。

シルフィにおすすめの低燃費・コンフォートタイヤ13選

シルフィにおすすめのタイヤを紹介します。純正サイズの「195/65R15」「195/60R16」に適合する低燃費タイヤやコンフォートタイヤをブリヂストンやヨコハマ、ダンロップなどからピックアップしました。転がり抵抗グレードやウェットグリップグレードを示す「ラベリング制度」の数値も掲載していますので、タイヤ選びの参考にしてください。

なお、ラベリング制度とは、日本自動車タイヤ協会(JATMA)が定めた転がり抵抗性能とウェットグリップ性能を評価する制度です。転がり抵抗グレードは「AAA」が最高値で燃費への貢献が大きく、ウェットグリップグレードは「a」が最高値で雨天時の制動距離が短いことを示します。この2つは相反する性能でもあるため、両方が最高グレードの銘柄は限られます。自分がどちらを優先するかを先に決めると、13銘柄の絞り込みが早くなります。

低燃費性能と摩耗ライフをバランスよく両立してハンドリング性能も向上

TOYOTIRES NANOENERGY 3 PLUS 195/65R15 91H

TOYOTIRES NANOENERGY 3 PLUS 195/65R15 91H高剛性で操縦安定性能を向上させている TOYOTIRES NANOENERGY 3 PLUS

車種 シルフィ
メーカー トーヨータイヤ
ブランド NANOENERGY 3 PLUS
タイヤサイズ 195/65R15
タイヤ外径 636mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 91
速度記号 H
低燃費グレード A/b
値段 7,180円~(2026年調べ)

高剛性のリブパターンが転がり抵抗を維持して低燃費性能に貢献

TOYOTIRES NANOENERGY 3 PLUS 195/60R16 89H

TOYOTIRES NANOENERGY 3 PLUS 195/60R16 89Hウェット性能にもすぐれ雨の日もグリップ力を発揮する TOYOTIRES NANOENERGY 3 PLUS

車種 シルフィ
メーカー トーヨータイヤ
ブランド NANOENERGY 3 PLUS
タイヤサイズ 195/60R16
タイヤ外径 639mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 89
速度記号 H
低燃費グレード A/b
値段 9,350円~(2026年調べ)

トーヨータイヤ NANOENERGY 3 PLUS(ナノエナジー スリー プラス)は、摩耗ライフと転がり抵抗をバランスよくまとめた低燃費タイヤです。ラベリングはA/bで、転がり抵抗はAAA級に届かない一方、ウェットグリップはbを確保しています。低燃費タイヤの中でウェット性能を落としたくない場合の現実的な選択肢になります。

高剛性トレッドにより直進時の座りが良く、シルフィのようにゆったり流す使い方と相性が良い性格です。実際に履き替えた事例では、価格を抑えつつ夏場の高速走行でもふらつきが増えにくいという傾向が出ています。年間走行距離が1万km前後で、コストを重視しながら雨天も走るという条件に噛み合います。

高い静粛性がシルフィの車内をワンランク上の空間にするコンフォート系

DUNLOP LE MANS V+ 195/65R15 91H

DUNLOP LE MANS V+ 195/65R15 91Hノイズを抑えて静粛性を向上させた DUNLOP LE MANS V+

車種 シルフィ
メーカー ダンロップ
ブランド LE MANS V+
タイヤサイズ 195/65R15
タイヤ外径 639mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ
ロードインデックス 91
速度記号 H
低燃費グレード AA/b
値段 11,130円~(2026年調べ)

すぐれた低燃費性能とスムーズな乗り心地で快適走行ができる16インチ

DUNLOP LE MANS V+ 195/60R16 89H

DUNLOP LE MANS V+ 195/60R16 89Hグリップ力が高く濡れた路面にもぴったり密着する DUNLOP LE MANS V+

車種 シルフィ
メーカー ダンロップ
ブランド LE MANS V+
タイヤサイズ 195/60R16
タイヤ外径 644mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ
ロードインデックス 89
速度記号 H
低燃費グレード AA/b
値段 11,930円~(2026年調べ)

ダンロップ LE MANS V+(ルマン ファイブ プラス)は、静粛性と乗り心地に軸足を置いたコンフォートタイヤです。ラベリングはAA/bで、低燃費性能とウェットグリップの両方を高い位置でそろえています。トレッド内部に衝撃を吸収する層を設ける設計で、路面の細かい入力が丸められます。

間近で見ると、トレッド面の溝は排水を担う縦溝が主体で、静粛性を狙ったパターンであることが見て取れます。後席に人を乗せる機会が多い使い方、あるいは長距離ドライブでの疲労を減らしたい場合に差が出ます。一方で、スポーティなハンドリングを求める向きには物足りなさが残るため、キビキビした操作感を優先するなら次に紹介する銘柄群と比べてください。

低発熱ラバーが転がり抵抗を低減して燃料消費率を改善

GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02 195/65R15 91H

GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02 195/65R15 91Hすぐれた低燃費性能でシルフィに経済性をもたらす GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02

車種 シルフィ
メーカー グッドイヤー
ブランド EfficientGrip ECO EG02
タイヤサイズ 195/65R15
タイヤ外径 639mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 91
速度記号 H
低燃費グレード AA/c
値段 8,850円~(2026年調べ)

すぐれた操縦安定性能でコントロール性がアップして快適なハンドリング

GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02 195/60R16 89H

GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02 195/60R16 89H路面との接地面を増加してロングライフを実現した GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02

車種 シルフィ
メーカー グッドイヤー
ブランド EfficientGrip ECO EG02
タイヤサイズ 195/60R16
タイヤ外径 641mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 89
速度記号 H
低燃費グレード AA/c
値段 9,949円~(2026年調べ)

グッドイヤー EfficientGrip ECO EG02(エフィシェントグリップ エコ)は、転がり抵抗AAと接地面積の最適化によるロングライフを狙った低燃費タイヤです。価格と燃費性能のバランスで見ると、この記事の13銘柄の中でも上位に来ます。

判断が分かれるのはウェットグリップのcグレードです。ラベリング上のcは、bやaの銘柄と比べて雨天時の制動距離が長くなる区分にあたります。晴天時の走行が中心で走行距離が多いなら経済性が効いてきますが、梅雨時や夜間の雨天走行が多い環境では、b以上の銘柄との価格差が保険料として妥当かどうかを比べてください。

転がり抵抗グレード「AAA」を獲得して低燃費性能が飛びぬけている

YOKOHAMA BluEarth AE-01F 195/65R15 91H

YOKOHAMA BluEarth AE-01F 195/65R15 91H専用ナノブレンドゴムが低燃費性能で最高グレードの獲得に貢献した YOKOHAMA BluEarth AE-01F

車種 シルフィ
メーカー ヨコハマ
ブランド BluEarth AE-01F
タイヤサイズ 195/65R15
タイヤ外径 635mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 91
速度記号 H
低燃費グレード AAA/c
値段 9,170円~(2026年調べ)

ナノブレンドゴムが低燃費性能と耐摩耗性能に貢献する16インチ

YOKOHAMA BluEarth AE-01F 195/60R16 89H

YOKOHAMA BluEarth AE-01F 195/60R16 89H「AAA」獲得のために開発されたナノブレンドゴムの YOKOHAMA BluEarth AE-01F

車種 シルフィ
メーカー ヨコハマ
ブランド BluEarth AE-01F
タイヤサイズ 195/60R16
タイヤ外径 640mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 89
速度記号 H
低燃費グレード AAA/c
値段 10,530円~(2026年調べ)

ヨコハマ BluEarth AE-01F(ブルーアース エーイー ゼロワン エフ)は、転がり抵抗グレード「AAA」を達成した低燃費タイヤです。専用のナノブレンドゴムで転がり抵抗を抑え、ガソリン代を長期的に削りたい使い方に向きます。

この差を金額に置き換えると輪郭がはっきりします。月1,000kmを燃費18km/Lで走る場合、必要なガソリンは約56Lです。レギュラーガソリンの全国平均は2026年8月時点で1Lあたり約170円ですから、月々のガソリン代は約9,500円になります。転がり抵抗グレードが1ランク上がることによる燃費改善は数%の範囲に収まるため、月あたりでは数百円、年間で数千円という規模です。タイヤ4本の価格差がこの節約分で埋まるかどうかを、自分の走行距離で計算してから決めるのが確実です。ウェットグリップはcグレードのため、雨天性能も重視する場合は他の銘柄と比較してください。

低燃費性能とウェット性能にすぐれ優雅な乗り心地も実現

BRIDGESTONE REGNO GR-XII 195/65R15 91H

BRIDGESTONE REGNO GR-XII 195/65R15 91H静粛性と快適な乗り心地に加えハンドリング性能にもすぐれた BRIDGESTONE REGNO GR-XII

車種 シルフィ
メーカー ブリヂストン
ブランド REGNO GR-XII
タイヤサイズ 195/65R15
タイヤ外径 639mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ
ロードインデックス 91
速度記号 H
低燃費グレード AA/b
値段 12,780円~(2026年調べ)

ブリヂストン REGNO GR-XII(レグノ ジーアール クロスツー)は、静粛性と乗り心地を高い水準で両立させたプレミアムコンフォートタイヤです。ラベリングはAA/bで、雨天時の安心感も確保されています。摩耗が進んでも静粛性を保つトレッドパターン技術が投入されており、履き替えた直後だけでなく2年目、3年目の静けさに差が出ます。

押さえておきたいのは世代です。レグノは2024年2月に後継のGR-XIIIが発売され、GR-XIIと比べてウェットグリップ性能がbからaへ向上し、停止距離が13%低減しています。静粛性と雨天性能をいまの最高水準でそろえたいならGR-XIII、価格を抑えつつレグノの乗り味を選びたいならGR-XIIという住み分けです。GR-XIIは流通在庫を探す形になるため、購入時は製造年の確認が前提になります。

高い静粛性で快適な車内空間を実現し低燃費性能にもすぐれて経済的

TOYOTIRES PROXES comfort Ⅱs 195/65R15 91H

TOYOTIRES PROXES comfort IIs 195/65R15 91H高剛性で操縦安定性があり上質な走行が実現する TOYOTIRES PROXES comfort Ⅱs

車種 シルフィ
メーカー トーヨータイヤ
ブランド PROXES comfort Ⅱs
タイヤサイズ 195/65R15
タイヤ外径 635mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ
ロードインデックス 91
速度記号 H
低燃費グレード AA/b
値段 10,610円~(2026年調べ)

トーヨータイヤ PROXES comfort Ⅱs(プロクセス コンフォート ツーエス)は、静粛性と操縦安定性を両立させたコンフォートタイヤです。ラベリングはAA/bで、低燃費性能とウェット性能もそろえています。コンフォート系でありながら操作に対する反応が鈍らないため、街乗りと高速道路のどちらでも扱いやすくなります。

レグノほどの予算はかけたくないが、静粛性は確保したいという条件に対する回答になる銘柄です。純正装着タイヤから履き替えた場合、路面の粗さに由来するざらついた音が減る方向に変わります。価格帯としてはコンフォート系の入口に位置し、乗り味への投資として無理のない範囲に収まります。

すぐれた低燃費性能に加えて摩耗しにくくロングライフも実現

DUNLOP エナセーブ EC204 195/65R15 91H

DUNLOP エナセーブ EC204 195/65R15 91H偏摩耗を抑制してタイヤを無駄なく長く使える DUNLOP エナセーブ EC204

車種 シルフィ
メーカー ダンロップ
ブランド エナセーブ EC204
タイヤサイズ 195/65R15
タイヤ外径 635mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 91
速度記号 H
低燃費グレード AA/c
値段 8,900円~(2026年調べ)

高速安定性があり路面からの衝撃も受けにくい16インチ

DUNLOP エナセーブ EC204 195/60R16 89H

DUNLOP エナセーブ EC204 195/60R16 89H耐摩耗性能と耐偏摩耗性能でタイヤを長持ちさせる DUNLOP エナセーブ EC204

車種 シルフィ
メーカー ダンロップ
ブランド エナセーブ EC204
タイヤサイズ 195/60R16
タイヤ外径 640mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 89
速度記号 H
低燃費グレード AA/c
値段 11,270円~(2026年調べ)

ダンロップ エナセーブ EC204(イーシー ニーマルヨン)は、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を高め、タイヤを均一に長く使えるよう設計された低燃費タイヤです。転がり抵抗はAAで、路面からの突き上げも和らげます。年間走行距離が1万kmを超えるオーナーの場合、偏摩耗を抑える設計は交換サイクルを延ばす方向に働き、総額での節約につながります。

2025年12月には後継のエナセーブ EC205が発売されました。EC204の低燃費性能とロングライフ性能を受け継ぎながら、ウェットグリップ性能を約6%向上させており、13インチから18インチまで50サイズが設定されています。両者は併売されるため、雨天時の制動を一段引き上げたいならEC205、価格を優先するならEC204という判断ができます。

ラベリング最高グレード「AAA/a」を獲得している安全性と経済性

YOKOHAMA BluEarth-1 EF20 195/65R15 91H

YOKOHAMA BluEarth-1 EF20 195/65R15 91Hシリカとコンパウンドの見直しでウェットグリップ性能が向上した YOKOHAMA BluEarth-1 EF20

車種 シルフィ
メーカー ヨコハマ
ブランド BluEarth-1 EF20
タイヤサイズ 195/65R15
タイヤ外径 635mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 91
速度記号 H
低燃費グレード AAA/a
値段 18,180円~(2026年調べ)

ヨコハマ BluEarth-1 EF20(ブルーアース ワン)は、転がり抵抗とウェットグリップの両方で最高グレードの「AAA/a」を達成した低燃費タイヤです。この2つは本来相反する性能で、両方を最高位でそろえた製品は限られます。サイレントリングによるロードノイズの低減も施されており、経済性と静粛性を1本で狙う設計です。

この銘柄で判断が分かれるのは価格です。13銘柄の中では最も高い価格帯にあり、走行距離が少ない車両では燃費差で価格差を埋めきれません。目安として、年間走行距離が1万5,000kmを超えるなら燃費と安全性の両取りに意味が出ます。逆に年間5,000km程度なら、AAクラスの銘柄を選んで浮いた予算を早めの交換に回すほうが、実質的な安全性は高くなります。

シルフィのタイヤ選びは用途で決まる 静粛性と燃費のどちらを取るか

シルフィのタイヤを選ぶときは、走り方と優先する性能を先に整理すると迷いが減ります。以下に用途別の目安を示します。

静粛性と乗り心地を最優先するなら、レグノ系やLE MANS V+のようなコンフォートタイヤが向いています。後席に人を乗せる機会が多い用途や、片道1時間を超える通勤で疲労を減らしたい場合に効果が出ます。純正装着タイヤは価格を含めた総合バランスで選ばれているため、コンフォート系に替えると変化を感じやすい部分です。

燃料消費率と経済性を重視するなら、転がり抵抗グレードがAAA以上の銘柄が候補になります。BluEarth AE-01FやBluEarth-1 EF20が該当します。月間走行距離が1,500kmを超えると、グレードの差がガソリン代に反映されてきます。

交換コストを抑えてロングライフを狙うなら、耐摩耗性能に注力したエナセーブ EC204やEC205のような銘柄が向いています。偏摩耗を抑える設計は、減り方が均一になる分だけ使い切れる期間が延びます。

雨の多い地域に住んでいる場合や、夜間と早朝の運転が多い場合は、ウェットグリップグレードがb以上の銘柄を選ぶと制動距離の余裕が増えます。グレードaはさらに短い距離で止まれますが、価格も上がる傾向があります。年間の雨天走行日数を思い浮かべて、どこで線を引くかを決めてください。

タイヤの交換時期はどれくらいか 残り溝と製造年の両方で判断する

タイヤの寿命は溝と年数の2つで決まります。道路運送車両の保安基準では残り溝が1.6mm未満になると使用できず、車検にも通りません。この1.6mmを示す目印がスリップサインで、タイヤ側面の三角マークの延長線上にある溝の底の盛り上がりが表面と同じ高さになった時点が交換の期限です。ただし1.6mmは限界値であり、排水性は残り溝が4mmを切るあたりから明確に落ちます。雨天時の制動を考えるなら、その前に交換するのが実際的です。

販売終了から年数が経った車両でとくに問題になるのが、走行距離が伸びていないケースです。溝は十分残っているのに、サイドウォールに細かいひび割れが出ているという状態は珍しくありません。ゴムは紫外線と熱で劣化するため、屋外の駐車環境では進行が早まります。溝の残りだけで判断すると、グリップが落ちたタイヤを履き続けることになります。

製造年はタイヤ側面の4桁の数字で確認できます。前の2桁が週、後ろの2桁が年を表します。購入時にこの数字を見る習慣をつけると、在庫として長く置かれていた製品を引き当てるリスクを下げられます。

シルフィのタイヤサイズは変更できるのか 外径とロードインデックスの見方

15インチ車から16インチへ、あるいは16インチ車から15インチへというサイズ変更を検討する場合、確認すべきは3点です。

  • 外径。純正の外径は15インチで635mmから639mm前後、16インチで639mmから644mm前後に収まっています。ここから大きく離れるとスピードメーターの誤差につながります。平成19年1月1日以降に製造された車両では、メーターが時速40kmを示すときの実速度が一定の範囲に入っていなければ車検に適合しません
  • ロードインデックス。純正は15インチが91、16インチが89です。サイズを変えた結果としてこの数値を下回ると、荷重に対する余裕がなくなります
  • ホイールのリム幅とインセット。タイヤの幅に対して適正なリム幅の範囲があり、外れると接地形状が崩れて偏摩耗が起きやすくなります

16インチから15インチへ落とすと、タイヤ単体の価格は下がり、サイドウォールの厚みが増して乗り心地はマイルドになります。一方で、ステアリングを切ったときの反応は穏やかになります。逆に16インチのまま銘柄を上げると、外径やホイールを変えずに静粛性や雨天性能を引き上げられます。費用対効果の点では、サイズを変えるより銘柄で調整するほうが読みやすい選択です。

タイヤ交換にかかる費用の目安と依頼するときの順番

総額はタイヤ本体代と工賃の合計です。ホイールからタイヤを外して新しいタイヤを組む「組み換え」の工賃は1本あたりおおむね1,500円から4,000円程度、バランス調整が1本500円から1,500円程度、これに廃タイヤ処分費が加わります。工賃と付帯費用の合計は4本で7,000円から15,000円程度が目安で、総額の大半はタイヤ本体代が占めます。つまり、工賃を削るより銘柄選びのほうが金額を左右します。

バランス調整は省かないでください。調整せずに組むと、高速走行時にハンドルへ細かい振動が出たり、偏摩耗が進んだりします。同時にゴムバルブも交換しておくと、空気漏れのリスクを下げられます。作業のタイミングとしては、夏タイヤの需要が集中する春先と、点検や車検の直前は予約が取りにくくなります。溝が4mmを切ったあたりで見当をつけておくと、慌てて選ばずに済みます。

シルフィのタイヤ選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ

シルフィのグレード タイヤサイズ ホイールサイズ 空気圧(前/後) 型式
S 195/65R15 15インチ×5.5J(+40) 230kPa / 210kPa DBA-TB17
X 195/65R15 15インチ×5.5J(+40) 230kPa / 210kPa DBA-TB17
G 195/60R16 16インチ×6.5J(+40) 230kPa / 210kPa DBA-TB17
G ルグラン 195/60R16 16インチ×6.5J(+40) 230kPa / 210kPa DBA-TB17
S ツーリング 195/60R16 16インチ×6.5J(+40) 230kPa / 210kPa DBA-TB17

空気圧の数値は日産の公式情報(シルフィ B17型)に基づいています。タイヤ交換後は必ず空気圧を規定値に調整してください。空気圧が低いと燃費の悪化や偏摩耗、最悪の場合はバーストにつながります。交換時以外にも月に一度程度の点検を習慣にすると、タイヤの寿命を延ばせます。前後で指定値が異なる点も見落とされやすい部分で、4輪同じ数値で合わせてしまう例が見られます。

なお、シルフィはPCD(ボルトピッチ)が5/114.3です。前のブルーバードシルフィ(初代・2代目)はPCDが異なるため、ホイールを流用する場合は型式の確認が必須です。ホイールナットについてはTB17型の場合、ネジ径M12・ピッチ1.25が確認されています。中古のホイールセットを購入する際は、PCDと穴数だけでなくインセットとハブ径も併せて確認してください。

シルフィは現在も海外市場でセントラとして息づいている

シルフィは日本仕様の生産を2020年9月に終え、流通在庫の販売をもって2021年10月に国内での取り扱いを終えたセダンです。ブルーバードの系譜を受け継ぎ、ブルーバードシルフィとして約20年間販売され、1959年の初代ブルーバードから数えると通算62年の歴史に幕を下ろしました。後継車は設定されず、日産の国内セダンは上位クラスへ集約されています。

一方、海外では現在も生き続けています。中国市場のシルフィは年間で数十万台規模を販売する主力セダンで、e-POWER搭載モデルも設定されました。北米では「セントラ」の名で継続販売されており、系譜そのものは途切れていません。日本で見かける機会が減ったのは、国内のセダン需要が縮小したことによる結果です。

中古市場でのシルフィの人気は根強く、消耗品の選び方で走行フィールは大きく変わります。純正装着タイヤは価格を含めた総合バランスで選定されているため、静粛性や雨天性能に振った銘柄へ替えると、この車が本来持っていた落ち着いた乗り味がはっきりと出てきます。走行距離と雨天走行の頻度を基準に、13銘柄の中から自分の使い方に合うものを選んでください。