200系ランドクルーザーの内装を上級グレードから最廉価モデルまで徹底チェック!
トヨタ・ランドクルーザーの内装を紹介。トヨタ・ランドクルーザーは長年にわたり販売されているクロスカントリーモデルで、現行モデルであるランクル200は2007年に登場。2019年9月にはランドクルーザーシリーズの世界累計販売台数が1000万台を突破したことが発表されました。
人気の高いランクル200の内装を、デザインや先進安全装備、ラゲッジルームやシートアレンジなどに注目して解説していきます!
ランドクルーザー200の内装はナッパレザーや木目調のインパネが上質なデザイン
現行モデルのランドクルーザー200のグレードは全部で4タイプ。最上級グレードにあたる「ZX」、「AX“Gセレクション”」、「AX」、エントリーモデルで5人乗り仕様の「GX」が展開し、それぞれ用意されるシートの素材や内装カラーも異なります。
ランドクルーザーZXの内装カラーは3種類が設定されます。ブラック×ダークブラウンのオーナメント、ニュートラルベージュ×ミディアムブラウン、ブラウン×ダークブラウンの組み合わせで、シート表皮には触り心地のよいプレミアムナッパ本革を採用しています。
AX“Gセレクション”にはブラック×ダークブラウン、ニュートラルベージュ×ミディアムブラウンの2種類の内装を用意。それぞれ本革のシートが標準装備されます。
AXは温かみのあるモケット素材のシートを標準装備します。内装色はミディアムグレー×ダークブラウン、ニュートラルベージュ×ミディアムブラウンが用意されています。
最廉価グレードのGXにはオーナメントは装着されません。シートはトリコット表皮で、ミディアムグレーとニュートラルベージュの2種類から選択できます。
ランクルの上級グレードにはパワーシートや乗り降りに便利なパワーイージーアクセスシステムを用意
ZXとAX“Gセレクション”の運転席・助手席には、最適なドライビングポジションに調整できるパワーシートを搭載。ZXの運転席には、乗降時に運転席とステアリングホイールがスライドするパワーイージーアクセスシステムが標準装備されます。
トヨタ・ランドクルーザーの車内には快適な空調・室内空間を保つ装備が充実
ランドクルーザー200はエントリーモデルのGX以外の全グレードに前後左右独立温度コントロールフルオートエアコンを搭載。席によって異なる寒暖差に対応し、どの席に座っても快適な移動空間を提供します。なお、GXには前席左右独立温度コントロールのフルオートエアコンが標準装備となります。
悪路走破性が高く冬道の運転にも強いランドクルーザー。ZX、AX“Gセレクション”には、真冬でも快適に運転できるステアリングヒーターやシートヒーターを標準装備としています。
真夏の運転では、送風することで座面の蒸れを防ぐシートベンチレーション機能が便利です。シートヒーターとの連動も可能で、ランクルZXにのみ標準装備されます。
ランドクルーザー200のコックピットはドライバーが運転に集中できる環境を完備
ランクル200には多彩な走行情報をチェックしやすい6眼のオプティトロンメーターを採用。タコメーターとスピードメーターの間にレイアウトされた4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイには、速度やタイヤの切れ角、エコドライブインジケーターを表示します。
4本スポークステアリングホイールはGXを除くランクル全車に本革巻きが採用されています。ZXとAX“Gセレクション”は木目調加飾つきで高級感のあるデザイン。シフトノブは全車に本革巻きが、パーキングブレーキレバーもZXとAX“Gセレクション”には本革巻きが採用されます。
また、ランクルのステアリングにはチルト・テレスコピック機構も搭載。ZXは電動+メモリーつき、AX“Gセレクション”は電動タイプです。
トヨタ・ランクル200は「トヨタ・セーフティ・センス」を全車に搭載し安全性能を向上!
従来モデルよりも安全装備が大きく進化したランクル200。「プリクラッシュセーフティ」「レーンディパーチャーアラート」「オートマチックハイビーム」「レーダークルーズコントロール」などの先進安全機能をランクル全車に標準装備しており、政府が普及啓発する「セーフティ・サポートカー」に該当します。
その他にも、車線変更時に迫ってくる車両を検知して知らせる「ブラインドスポットモニター」や、駐車場でのバック操作時に後方の車両の存在を検知する「リヤクロストラフィックアラート」をグレード別に設定しています。
ブラインドスポットモニターはZXに標準装備され、AX“Gセレクション”とAXにメーカーオプションで装備可能。リヤクロストラフィックアラートはZX・AX“Gセレクション”・AXにメーカーオプションで装備できます。
また、ランドクルーザーのT-Connect SDナビゲーションシステム装着車には、マルチテレインモニターがメーカーオプションで搭載可能です。車両の4隅にカメラを搭載し、その映像を合成してナビゲーションの画面に映し出すことで死角を減らし、周囲の安全確認を支援します。
ランクル200の内装にメーカーオプションで設定可能な便利装備
センターコンソールボックス内のクールボックスは、ランドクルーザーのZX・AX“Gセレクション”・AXにメーカーオプションで装備可能。500mlのペットボトルが6本入るほどのスペースが確保されています。
Qi規格の機器を充電できるおくだけ充電(ワイヤレス充電)も、ZX・AX“Gセレクション”・AXにメーカーオプションで装備できます。インパネセンターロアに設置されます。
ZXに標準装備されるチルトandスライド電動ムーンルーフは、UVカット機能付プライバシーガラスを採用。紫外線を気にすることなく開放的なドライブが楽しめます。AX“Gセレクション”・AX・GXの3グレードにもメーカーオプションで設定可能です。
ランクルのZX・AX“Gセレクション”・AXの3モデルには、スマートフォン感覚で操作できるT-Connect対応のSDナビゲーションをメーカーオプションで用意。地上デジタルTVチューナーやブルーレイディスクプレーヤーも搭載されています。
ランドクルーザーは全車オーディオレス設定となっていますが、ZXにはトヨタプレミアムサウンドシステム、AXにはランドクルーザー・スーパーライブサウンドシステムがメーカーオプション設定されます。特に18スピーカーで構成されたトヨタプレミアムサウンドシステムでは、幅広い音域をカバーし、リアルで広がりのあるサウンドを楽しむことができます。
ZXには、フロントシートバックに11.6インチのFHDディスプレイを搭載可能です。HDMI端子をつなぐことで、後部座席でも好きな映像を楽しめるようになっています。ワイヤレスリモコン搭載で、ディスプレイの角度も調整できます。
ランドクルーザーはシーンに応じて多彩なシートアレンジが可能で荷室も広い
ランドクルーザーは、乗車人数や載せる荷物の形状などに応じて多彩なシートアレンジを可能としています。ZX・AX“Gセレクション”・AXのサードシートは跳ね上げ機能つきで、非力な方も簡単に操作できます。セカンドシートはタンブル・スライド機構付きで容易に折りたためます。GXの場合、荷物を覆い隠せるトノカバーがメーカーオプションで装備可能です。
またラゲッジだけでなく、ランプ付きグローブボックスやコートフック、ボトルホルダー付きドアポケットなど、車内各所に気の利く収納スペースが用意されています。
盗難率の高いランドクルーザーはセキュリティも充実
車両盗難対策として、ランドクルーザーはイモビライザーシステム(盗難防止システム)を全車に標準装備としています。
GXにはオートアラームが、その他グレードにはオートアラーム・進入センサー・傾斜センサーを搭載。より精度の高い盗難防止システムを求めるユーザーには、リモートセキュリティシステムがメーカーオプションで装備できます(T-Connect SDナビゲーションシステム装着車のみ)。
また2021年に発売のランドクルーザー300系では指紋認証による最新のセキュリティシステムが標準装備されており、ディーラーで指紋認証システムの所有者を変更することにより、盗難で第三者が簡単に運転できないような仕組みを実装しています。
ランドクルーザーの内装は硬派な魅力に先進性をプラスしたスタイル
ランドクルーザーは全車に衝突回避支援パッケージ「トヨタ・セーフティ・センス」を装備するなど、エントリーモデルのGXを選んでも満足度の高い一台に。大きなボディを活かし、広々とゆとりのある室内と荷室スペースを確保しており、遠出の際にも活躍してくれます。ワイヤレス充電やチルトandスライド電動ムーンルーフなどの快適装備も用意され、従来モデルから大きく進化しました。
今後、ランクル300系へと移行する際にも内装の変化に注目しましょう。
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