給油口の位置を確認する方法とセルフでガソリンを補給する時の手順
レンタカーや初めて乗る会社の車に燃料を入れる際に、給油口の位置を知っておくことは非常に重要です。もし給油口の位置とガソリンスタンドのノズルの位置が反対側だったら、車を移動させなければならず、手間がかかってしまいます。
給油口の位置は、車を降りなくても運転席から確認できます。あわせて、セルフ給油の手順と、法令で禁じられている行為、給油口が開かないときの対処法まで押さえておくと、初めて乗る車でも迷わずに済みます。
給油口の位置は「給油アイコン」の隣にある矢印で左右どちらに給油口があるのか確認

給油口の位置が車の右側か左側であるかは、燃料メーターに表示される給油アイコン(ガソリンポンプのマーク)の隣にある三角の矢印の方向で確認できます。アイコンの横の矢印が右を向いていれば、給油口は車の右側に設置され、左側を向いていれば、給油口は車の左側に設置されています。
この三角マークは、業界団体やメーカー間の取り決めで定められたものではなく、各社が任意で表示しているものです。ホンダは2004年に採用を判断し、2006年のフルモデルチェンジ機種から順次表示を始めたと説明しています。背景にあるのは、1998年の規制緩和でセルフ式のガソリンスタンドが登場し、ドライバー自身が停車位置を決める必要が生まれたことです。
そのため、1990年代以前に発売された車や、一部の輸入車では矢印が付いていない場合があります。レンタカーや代車で乗る機会の多い車種は、キーを受け取ったあと走り出す前にメーターを一度見ておくと、スタンドに入ってから慌てずに済みます。
各自動車メーカー別・給油口の位置:外車は右側で国産車は右側・左側設定でわかれる
メルセデス・ベンツやBMW、ルノーなどの海外自動車メーカーの車では、給油口の位置はほとんど右側に設定されています。右側通行の国では、路肩に寄せて停めたときに車道側ではなく歩道側へ回り込めるのが右側だという事情が関係します。
一方の国産自動車メーカーでは、給油口の位置はメーカーによって異なります。トヨタ、ホンダ、マツダ、ダイハツ、スズキが販売するほとんどの車の給油口の位置は左側設定です。日産やスバルがラインナップする車の多くは右側設定で、三菱の車は右側設定と左側設定とで分かれる傾向があります。
メーカー別の給油口の位置の傾向
- 左側が多い:トヨタ、ホンダ、マツダ、ダイハツ、スズキ
- 右側が多い:日産、スバル
- 分かれる:三菱
- 右側が多い:メルセデス・ベンツ、BMW、ルノーなどの輸入車
この違いが生まれるのは、給油口の位置を統一する決まりが存在しないためです。給油口の位置は排気管との関係で決まる部分が大きく、エンジンや排気系のレイアウトが違えば、自然と置ける側も変わってきます。スバルが右側設定の車種を多く持つのも、排気系の取り回しが他社と異なることと無関係ではありません。
矢印がない車で給油口の位置を見分ける方法
三角マークが付いていない車では、マフラーの位置が手がかりになります。給油口はマフラーと反対側に設置されている車がほとんどで、これは単なる慣習ではなく法令に根拠があります。
道路運送車両の保安基準第15条を受けた細目告示では、燃料タンクの注入口およびガス抜口は、排気管の開口方向になく、かつ排気管の開口部から300mm以上離れていることが求められています。あわせて、露出した電気端子や電気開閉器からも200mm以上離すことが定められています。給油中にこぼれた燃料が高温の排気管や電気部品に触れないようにするための規定です。
この300mmという条件を満たしながらレイアウトを組むと、マフラーが右側から出る車は給油口を左へ、左から出る車は右へ置くのが最も素直な配置になります。マフラーが車体中央や左右両出しの場合は見分けがつきにくいため、その場合はスタンドに入る前に一度降りて確認するほうが確実です。
店員の代わりに自分で給油するセルフサービス式スタンドの手順

ガソリンスタンドの給油方法は、フルサービス(店員が給油してくれる)とセルフサービス(自分で給油する)があります。近年は、自分で給油する分、燃料代がフルサービスと比較すると安いというメリットから、セルフサービスを採用するガソリンスタンドが増加しています。
その燃料代そのものも、税制の面で大きな変化がありました。ガソリンに1リットルあたり25.1円上乗せされていた旧暫定税率は2025年12月31日に廃止され、揮発油税と地方揮発油税を合わせた税額は本則の28.7円に戻っています。軽油引取税の暫定税率17.1円も2026年4月1日に廃止されました。
燃料を自分で入れるのは怖いと感じている方や、セルフ給油に慣れていない方へ、セルフサービス式のガソリンスタンドで安全に給油する手順をステップごとに紹介します。
「レギュラー」「ハイオク」「ディーゼル」の中から指定されたガソリンの種類を選んで給油する量を決める
メニュー画面から希望する油種を選ぶ、操作はタッチパネル式なので簡単に行える
給油機のメニュー画面から自分の車に適したガソリンの種類(レギュラー、ハイオク、ディーゼルなど)を選択します。ガソリンの残量や予算も考慮に入れながら、給油する量を設定します。
給油する量は、満タン以外にも数量(例:20リットル)や金額(例:3,000円)で指定することができます。金額指定は現金払いのときに便利ですが、満タンにしたい場合は「満タン」を選ぶほうが確実です。
自分の車の油種が分からない場合は、給油口の内側やキャップの裏に「無鉛レギュラーガソリン」「無鉛プレミアムガソリン」「軽油」といった表示があります。車検証や取扱説明書にも記載されているため、初めて乗る車では給油機を操作する前に確認しておきます。
静電気除去シートに触り静電気を外へ逃がす
給油前に「静電気除去シート」に手をあてて静電気を体の外へと逃がしてやる
ガソリンは引火点がマイナス40℃以下と極めて低く、常温でも可燃性の蒸気を出し続けます。静電気の火花でも着火する条件がそろうため、給油作業を行う前には、静電気を体の外に逃がすため、給油機に設置されている「静電気除去シート」に触る必要があります。
特に注意が必要なのが、乾燥した冬場と、化学繊維の衣類を着ているときです。シートには一瞬ではなく、2秒ほど手のひら全体をあてるのが確実です。手袋をしたまま触っても静電気は逃げないため、素手で触れます。
もうひとつ見落としやすいのが、給油の途中で車内に戻る行動です。シートに座り直すと再び体に静電気が帯電するため、戻った場合はノズルを握る前にもう一度シートに触ります。
車の給油口カバーを開いてキャップを外す
運転席の足元付近にあるレバーを引いて給油口を開ける
給油口カバー(フューエルリッド)は、多くの場合、運転席付近に設置されているレバーやボタンを操作することで開けられます。レバーを引いて給油口のカバーを完全に開ききると、給油キャップが露出します。
給油口は運転席付近に設置されているレバーを引っ張ることで開けることができますが、車種によってはキーロックを解除する必要があるため事前に確認しましょう。近年の車は、レバーがないかわりにカバーを指で押し込むと開くプッシュオープン式や、ドアロックと連動して解除される方式も増えています。レバーが見当たらない場合は、カバーの縁を押してみると開きます。
キャップは反時計回りに回すと外れます。ワイヤーやヒモでつながっているタイプはカバーの内側に引っ掛けられる構造になっていることが多く、完全に分離するタイプは給油機の上などに置いて忘れやすいため、カバーの内側に戻しておきます。
ノズルを給油口に差し込んでレバーを引く
選択した油種に合ったノズルを給油口の奥までしっかりと差し込む
メニュー画面から選択した油種に合ったノズルを給油口に差し込みます。ノズルは油種ごとに色分けされており、レギュラーは赤、ハイオクは黄、軽油は緑が一般的です。ノズルが途中で外れないように、また補給する燃料が外に漏れないように、ノズルは給油口の奥までしっかりと差し込みます。
ノズルのレバーを引くことで燃料が補給されます。ノズルには満タンを検知して自動で停止する機構が備わっており、レバーを固定するストッパーが付いている機種ではレバーを握り続ける必要はありません。給油中はノズルから手を離さず、ホースが引っ張られていないかだけ気をつけておきます。
給油が自動的に停止したのを確認後ノズルを定位置に戻す
給油が終わったらノズルはきちんと定位置へと戻す
満タン、数量、金額で指定した量の燃料が給油されると、補給はノズル先端のセンサーによって自動的に停止します。この自動停止の状態を確認したら、ノズルを給油口から抜き取り、給油機の定位置にきちんと戻しましょう。
抜き取るときは、ノズルの先端に残った燃料がしたたらないよう、2秒ほど給油口の中で止めてから引き抜きます。この一手間で、ボディに燃料が垂れて塗装を傷めるのを防げます。
キャップを閉めて給油口カバーをとじる
給油キャップを「カチッ」と音がするまでしっかりと閉め、給油口カバーをかぶせれば給油作業は終わります。給油キャップが完全に外れる車種もあるため、「キャップをスタンドに置き忘れた」ということがないように最終確認をしましょう。
キャップの閉まりが甘いと、燃料蒸発ガスが漏れて警告灯が点灯する車種があります。異臭や警告灯に気づいたときは、まずキャップを締め直してみるのが最初の確認点です。
油種を間違えたときはエンジンをかけずに申し出る
セルフ給油で最も損害が大きくなるのが誤給油です。ガソリン車に軽油を入れる、ディーゼル車にガソリンを入れるという取り違えは、毎年一定数発生しています。
対応の分かれ目は、エンジンをかけたかどうかです。気づいた時点でエンジンを始動していなければ、燃料タンク内の抜き取りと洗浄で済むケースがほとんどです。ところが一度始動すると、誤った燃料が燃料ポンプやインジェクターまで回り、部品交換を伴う修理に発展します。ディーゼル車にガソリンを入れた場合は、潤滑性の低い燃料が高圧ポンプを傷めるため特に深刻です。
間違いに気づいたら、エンジンをかけずにスタンドのスタッフへ申し出ます。給油機のそばには必ず従業員が常駐しており、インターホンで呼び出せます。自分で車を動かそうとしないことが、被害を最小限にする唯一の方法です。
セルフスタンドでこの行為は危険!給油する際のNG行動

セルフ給油に慣れている方であっても、喫煙しながらや、エンジンをかけながら給油するのは非常に危険です。給油所で顧客が行える作業の範囲や守るべき事項は、危険物の規制に関する政令で具体的に定められています。
法令で禁止されている行為と、安全のために避けるべき行動を確認しておきます。
喫煙しながらの給油やスマートフォンをいじりながらの給油
ガソリンスタンドのエリア内では、所定の場所を除き火気厳禁です。ガソリンは揮発性が高く、タバコに着火する際の小さな火力であっても引火の条件がそろいます。給油中は絶対に喫煙しないでください。
スマートフォンの操作が禁止される理由は、手元への注意が落ちることにあります。ノズルがしっかり差し込まれているか、自動停止が働いたか、ホースが引っ張られていないかといった確認が疎かになり、燃料をこぼす原因になります。片手がふさがることで、とっさに対応できなくなる点も問題です。給油中は作業だけに集中しましょう。
エンジンをかけっぱなしにして給油するのは消防法に接触

危険物の規制に関する政令第27条第6項第1号ロには、自動車等に給油するときは原動機を停止させることが定められています。これは給油所の運営者だけでなく、顧客が自ら給油する場合にも適用される基準です。
同じ条項では、固定給油設備を使って直接給油すること、自動車の一部または全部が給油空地からはみ出た状態で給油しないことも定められています。給油機から離れた位置に斜めに停めてホースを引っ張るような停め方は、この基準から外れます。
エンジンを停止する理由は、排気管やマフラーが高温のままになることと、誤発進のリスクを避けることの両方にあります。アイドリングストップ機能が働いていても、システムは起動したままです。給油の前には必ずエンジンを切り、シフトをP、パーキングブレーキをかけてから降りましょう。
携行缶に自分で給油するのは法令違反
セルフスタンドで顧客が行えるのは、自ら運転してきた自動車等の燃料タンクへの給油と、灯油を一定の容器に注入することに限られます。ガソリンを携行缶などの容器へ自分で注ぐ行為は、たとえ危険物取扱者の資格を持っていても認められていません。
携行缶にガソリンを入れる場合は、スタッフに依頼する必要があります。さらに2020年2月からは、ガソリンを容器へ詰め替えて販売する際に、購入者の本人確認、使用目的の確認、販売記録の作成が義務付けられました。運転免許証などの提示を求められるのはこのためです。
容器にも決まりがあり、消防法令に適合した金属製の携行缶を使います。ポリタンクやペットボトルへの給油はできません。発電機や農機具の燃料として必要な場合は、対応しているスタンドかどうかを事前に確認しておくと手間が省けます。
自動停止したあとの継ぎ足し給油
満タンを選んでノズルが自動停止したあと、もう少し入れようとレバーを少しずつ握る継ぎ足し給油は避けてください。
燃料タンクには、気化した燃料を一時的にためておくキャニスターという部品がつながっています。タンクを限界まで満たすと、液体の燃料がここへ流れ込み、部品を傷める原因になります。走行中に燃料が吹きこぼれる、燃料蒸発ガス系の警告灯が点灯するといった不具合につながるケースも見られます。
自動停止はタンクが満たされた合図です。数十円分を余計に入れても航続距離はほとんど変わらないため、止まった時点で終わりにするのが結果的に得策です。
給油キャップを開けると鳴る音は「気化したガソリン」が出て行っただけなので心配なし

給油キャップを開けた際に、「プシュッ」や「シュー」と炭酸が抜けるような音が出ることがありますが、これは燃料タンク内の気化した燃料が空気中に放たれた音です。燃料タンクは密閉された容器であり、気温が上がったり残量が減ったりすると内部の圧力が変化します。その差が開けた瞬間に解放されるだけの自然な現象です。
音が大きく感じられるのは、炎天下に長時間駐車したあとや、真夏に残量が少ない状態で走ったあとです。気温が高いほど気化が進み、内圧が上がります。逆に冬場はほとんど音がしません。
気化した燃料はすぐに拡散するため、そばで火気を扱っていない限り危険はありません。セルフ給油の手順どおり静電気除去シートに触れて作業しているのなら、特に心配する必要はないでしょう。
給油口と反対側に停めてしまったときの対処
矢印を確認し忘れて、給油口と反対側に停めてしまう場面は誰にでもあります。このときの対処は、スタンドの設備によって変わります。
多くのセルフスタンドではホースが天井から吊り下げられており、ある程度の長さがあります。車の前後を回り込めば届くケースもありますが、ホースを車体の上や下に通すのは、ホースが引っ掛かったりノズルが抜けたりする原因になります。無理に届かせようとしないことが前提です。
基本的には、後続車がいなければ一度出て回り直すのが安全で早い方法です。混雑している場合は、インターホンでスタッフに相談すると、空いているレーンへ誘導してもらえます。給油空地からはみ出した状態での給油は政令の基準から外れるため、斜めに停めて無理に届かせる方法は選ばないでください。
給油口は部品の劣化で壊れることもあるので不具合が起こったら早めに修理へ
ガソリン車は給油を頻繁に行うため、給油口の部品が劣化し、不具合をきたすのは珍しくありません。走行性能には関係しない部分ですが、開かなくなると給油そのものができなくなります。
よくある故障としては、運転席の給油口レバーを引いても給油口が開かない、給油口カバーが閉まりにくいなどです。多くの場合、原因となっているのは、給油口レバーとカバーを繋ぐワイヤーの切れや伸び、給油口カバーを押さえているプラスチック部品の折れなどです。年式が進んだ車では、ヒンジ部分の錆や、ロック機構のグリス切れも起こります。
給油口の不具合は、ディーラーや整備工場に持ち込めば直るケースがほとんどです。部品代そのものは高額になりませんが、費用の内訳は作業範囲で大きく変わります。カバー側の部品交換だけなら短時間で済む一方、ワイヤーの交換は運転席足元からカバーまでの経路をたどる必要があり、内装を部分的に外す手間がかかります。修理費用は1万円から2万円程度となるケースが多く、工賃の比重が大きいのが特徴です。
前兆もあります。レバーを引いたときの手応えが軽くなってきた、以前より強く引かないと開かなくなった、カバーの戻りが悪いといった変化は、ワイヤーの伸びや固着のサインです。完全に開かなくなる前に点検に出すと、作業も費用も軽く済みます。
給油口が開かない!修理に出す前にガス欠になりそうなときの対処法
給油口が開かない場合、すぐに修理に出すのが一番ですが、「整備工場に持っていく前にガス欠になりそう」という緊急のケースもあり得るでしょう。ここでは、給油口が開かないときの臨時対処法をお伝えします。あくまで一時的な対処法として利用してください。
給油口が開かないときの臨時対処法
- 1人が給油口レバーを引き続け、もう1人が給油カバーを引っ張る
- 給油カバーの隙間にドライバーなどを差し込みこじ開ける
給油口のレバーを引いてカバーを開ける車種の場合、2人いると便利です。1人が給油口レバーを引き続け、もう一人がカバーを引っ張ります。隙間にマイナスドライバーや不要なカードなどを差し込めるなら、テコの原理を利用すると開きやすくなります。給油レバーがない場合は、1人で同様の方法でカバーを開けてみましょう。
マイナスドライバーなどを使う場合、そのまま隙間に差し込むと塗装に傷をつけてしまう恐れもあります。布を1枚かませると、傷防止になります。冬季に凍結で開かなくなっている場合は、ぬるま湯を少量かけるだけで解消することもありますが、熱湯は樹脂部品を傷めるため使いません。
なお、こじ開ける作業はガソリンスタンドの敷地内では行わないでください。工具を使った作業は給油所での禁止行為にあたります。これはあくまで臨時対処法なので、給油後は基本的に修理に出すようにしましょう。
電気自動車やPHEVの充電口はどこにあるのか
電動化が進むなかで、給油口のかわりに充電口を探す場面も増えてきました。充電口の位置には、給油口以上に決まりがありません。
フロントノーズの中央に配置する車種、左右どちらかのフロントフェンダーに置く車種、給油口と同じ位置関係で後方のフェンダーに置く車種があり、メーカーや車種ごとにばらついています。前方に置くと充電器に対して前向きに停めやすく、後方に置くとバック駐車が前提の充電スポットで扱いやすいという違いがあります。
PHEVの場合は給油口と充電口の両方があり、左右に振り分けられている車種が一般的です。初めて乗るときは、どちらがどちらなのかを明るいうちに確認しておくと、夜間の充電で迷いません。
急速充電器のケーブルは重く、取り回せる範囲も限られます。充電口が車体のどちら側にあるかで停める向きが変わるため、充電スポットに入る前に把握しておくことが、給油口の矢印を確認するのと同じ役割を果たします。
給油口の取り付け位置からでも車の知識は深まる

初めて乗る車にガソリンを入れる際、確認しておきたいのが給油口の位置です。燃料メーターの三角マークが向いている方向が給油口の側で、マークがない車では排気管の反対側を探します。注入口を排気管の開口部から300mm以上離すという保安基準の規定が、この位置関係を生んでいます。
セルフ給油の手順
- 給油するガソリンの種類を選択する
- 給油する量や金額を指定する
- 静電気除去シートに触れて静電気を逃がす
- 給油ノズルを給油口の奥までしっかりと入れてレバーを握る
- 給油が自動でとまったらレバーを離してノズルを定位置に戻す
- キャップをしっかりと閉めて給油口カバーを閉じる
安全面で押さえるべき点は3つに絞れます。エンジンを停止してから給油すること、静電気除去シートに必ず触れること、そして自動停止したら継ぎ足さないことです。携行缶への給油を自分で行わないという線引きも、知らないまま現場で断られて戸惑わないために覚えておく価値があります。
給油口という小さな部品ひとつにも、保安基準の数値、消防法令の規定、各メーカーの設計事情が重なっています。次に給油するときは、矢印の向きと排気管の位置を見比べてみてください。普段何気なく行っている作業の背景が、少しだけ違って見えてくるはずです。

















