5代目シビックタイプRには操縦性や耐久性に優れたスポーツタイヤがおすすめ
ここからは、5代目シビック TYPE R(FK8型)の純正タイヤサイズ「245/30ZR20」に適合するスポーツタイヤを紹介します。FK8型は最高出力320PS、車両重量1,390kgのFFスポーツで、FL5型と同じくPCD120・ハブ径64mmのホイール規格を採用しています。
FK8型に求められるのは、320PSを前輪で受け止める運動性能です。一方で、扁平率30の20インチという構成は路面の入力をそのまま車体に伝えるため、街乗り主体なら静粛性や乗り心地に配慮した銘柄を選ぶ余地もあります。245/30ZR20はFL5型の265/30ZR19よりさらに流通量が少ないサイズで、選択肢は限られます。取り寄せを前提に、早めに発注先を押さえておく進め方が確実です。
シビック TYPE Rに標準装備されている245/30ZR20タイヤのおすすめ6選
FK8型の純正サイズに適合する6銘柄を挙げます。ヨコハマのフラッグシップからミシュランのサーキット対応モデルまで、性格の異なる選択肢が並びます。
ヨコハマ アドバン スポーツ V105は強力なドライグリップと快適な乗り心地を実現
YOKOHAMA ADVAN Sport V105 245/30ZR20 (90Y) XL
| 車種 | シビック TYPE R |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | アドバン スポーツ V105 |
| タイヤサイズ | 245/30ZR20 |
| タイヤ外径 | 656mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ |
| ロードインデックス | 90 |
| 速度記号 | (Y) |
| 低燃費グレード | C/a |
| 値段 | 340,850円/4本~ホイールセット(2026年調べ) |
ヨコハマのADVAN Sport V105(アドバン スポーツ ブイ イチマルゴ)は、多くの欧州車に新車装着タイヤとして採用されてきたプレミアムスポーツタイヤです。ショルダー部からサイドウォールにかけて剛性を高める構造により、強力なグリップ力と機敏な反応を両立しています。パターンノイズと車外通過音を抑える設計も入っており、スポーツタイヤとしては静粛性に配慮された部類です。
XL(エクストラロード)規格を採用しており、通常規格より高い空気圧に耐える構造になっています。指定空気圧が通常規格と異なる場合があるため、装着時に作業店へ設定値を確認しておくと、乗り心地と偏摩耗の両面でつまずきにくくなります。ラインアップは後継のADVAN Sport V107へ移行しており、新品で選ぶ場合は両方の設定を見比べたいところです。
ミシュラン パイロット スポーツ 4Sは優れたドライグリップと最高レベルのウェット性能を発揮
MICHELIN PILOT SPORT 4S 245/30ZR20 (90Y) XL
| 車種 | シビック TYPE R |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | パイロット スポーツ 4S |
| タイヤサイズ | 245/30ZR20 |
| タイヤ外径 | 656mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ |
| ロードインデックス | 90 |
| 速度記号 | (Y) |
| 低燃費グレード | B/a |
| 値段 | 54,700円~(2026年調べ) |
ミシュランのPILOT SPORT 4S(パイロット スポーツ フォーエス)は、接地面を最大限に広く保つ設計により、強力なグリップ力と高速安定性を発揮するハイスペックスポーツタイヤです。後継のFL5型では新車装着タイヤに採用されており、タイプRという車両との相性が実車で裏づけられている銘柄でもあります。
サイドウォールにはベルベット調のプレミアムタッチデザインが施されており、実際に触れてみると表面の質感がトレッド面とは明らかに異なります。深めのリムプロテクターがホイールのリムを縁石などのダメージから守る点も、20インチの薄いタイヤを履くFK8型では実利のある装備です。
トーヨータイヤ プロクセス スポーツはウェットグリップと低燃費性能を両立
TOYO TIRES PROXES Sport 245/30ZR20 (90Y) XL
| 車種 | シビック TYPE R |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | プロクセス スポーツ |
| タイヤサイズ | 245/30ZR20 |
| タイヤ外径 | 656mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ |
| ロードインデックス | 90 |
| 速度記号 | Y |
| 低燃費グレード | B/a |
| 値段 | 38,850円~(2026年調べ) |
トーヨータイヤのPROXES Sport(プロクセス スポーツ)は、PROXES T1 Sportの後継として走行性能を高めたウルトラ・ハイパフォーマンスタイヤです。新開発のコンパウンドと構造により、転がり抵抗を改善しつつウェットグリップ性能を引き上げています。
ドライ操縦安定性、乗り心地、摩耗ライフといった要素をまとめてバランスさせた性格で、FK8型を日常的に使う場合に扱いやすい1本です。このリストの中では価格が抑えられており、PILOT SPORT 4Sとの差は1本あたり約1万6千円になります。さらに世代が進んだPROXES Sport 2も展開されているため、購入時はサイズ設定を確認しておくと選択肢が増えます。
ファルケン アゼニス FK510はドライの操縦安定性とウェットのグリップ性能を両立
FALKEN AZENIS FK510 245/30ZR20 (90Y) XL
| 車種 | シビック TYPE R |
|---|---|
| メーカー | ファルケン |
| ブランド | アゼニス FK510 |
| タイヤサイズ | 245/30ZR20 |
| タイヤ外径 | 656mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 90 |
| 速度記号 | Y |
| 低燃費グレード | なし |
ファルケンのAZENIS FK510(アゼニス エフケー ゴーイチゼロ)は、欧州の比較テストで評価を重ねてきたプレミアムスポーツタイヤです。ドライでの高速走行時にシャープな操縦安定性を発揮し、ウェット路面では強力なグリップ力と安定感をバランスさせています。広めの3本の主溝と細かなサイプにより、水膜の上にタイヤが浮くハイドロプレーニング現象を抑える設計です。
静粛性と耐久性にも配慮されており、スポーツタイヤとしては日常使いの負担が軽い性格です。ラインアップは後継のAZENIS FK520およびFK520Lへ移行しており、サイズによってはこちらの世代のほうが在庫を確保しやすい場合があります。価格重視で選ぶ際は、両方の流通状況を見比べてください。
ミシュラン パイロット スポーツ カップ 2は高い耐久性とサーキット性能を発揮
MICHELIN PILOT SPORT CUP 2 245/30ZR20 (90Y) XL
| 車種 | シビック TYPE R |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | パイロット スポーツ CUP 2 |
| タイヤサイズ | 245/30ZR20 |
| タイヤ外径 | 656mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ |
| ロードインデックス | 90 |
| 速度記号 | Y |
| 低燃費グレード | なし |
ミシュランのPILOT SPORT CUP 2(パイロット スポーツ カップ ツー)は、公道走行も可能なレーシングタイヤとして開発され、タイヤを履き替えずにサーキット走行へ持ち込めるハイパフォーマンスタイヤです。高速コーナリングで負担が集中するアウト側の摩耗を抑える構造を採用し、サーキットでの連続走行に耐える耐久性を確保しています。トレッド溝を深く設計することで排水性も高めています。
FK8型をベースにした特別限定車のリミテッド エディションにも採用された銘柄で、車両との組み合わせで実績がある点は判断材料になります。ただし冷間時のグリップは温まった後より落ちるため、冬場の街乗りや短距離の通勤が中心という使い方では性能を活かしきれません。サーキット走行の予定がある場合に選ぶ1本です。
トーヨータイヤ プロクセス T1 スポーツはドライとウェットの性能に静粛性を加えた
TOYO TIRES PROXES T1 Sport 245/30ZR20 (90Y) XL
| 車種 | シビック TYPE R |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | プロクセス T1 スポーツ |
| タイヤサイズ | 245/30ZR20 |
| タイヤ外径 | 657mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ |
| ロードインデックス | 90 |
| 速度記号 | Y |
| 低燃費グレード | C/b |
トーヨータイヤのPROXES T1 Sport(プロクセス ティーワン スポーツ)は、ドライ性能とウェット性能をバランスよくまとめたハイパフォーマンスタイヤです。欧州のプレミアムカーへの新車装着実績を持ち、トレッドパターンの最適化によって音を分散させる技術により、スポーツタイヤでありながら速度域を問わず静粛性を保ちます。
ラインアップは後継のPROXES Sportへ移行しているため、新品での入手は在庫次第になります。転がり抵抗の等級はCで、上位のPROXES Sportの等級Bより1段下がります。価格差が小さい場合は後継世代を選ぶほうが、燃料代まで含めた総額では有利になります。
FK8とFL5でタイヤ選びはどう変わるか
最も大きな違いはリム径とタイヤ幅です。FK8の245/30ZR20(外径656mm)に対して、FL5は265/30ZR19(外径643mm)と、リム径を1インチ落として幅を20mm広げています。リム径が小さくなればサイドウォールの高さは増えるため、扁平率が同じ30でも路面からの突き上げはFL5のほうがわずかに丸められます。接地面積は幅の拡大で確保するという設計です。
ホイール規格はどちらもPCD120の5穴、ハブ径64mmで共通ですが、リム幅とインセットが異なります。FK8が20×8.5J(+60)、FL5が19×9.5J(+60)で、ホイールの相互流用はできません。中古で純正ホイールを探す際は、型式まで確認してから購入してください。
銘柄の選択肢という点では、245/30ZR20のほうが設定数が少なく、選べる範囲が狭くなります。ハイグリップ寄りの銘柄を求めると候補がさらに絞られるため、タイヤの性能から逆算してホイールごと19インチや18インチへ変更するという判断をするオーナーもいます。その場合はブレンボキャリパーとのクリアランスとタイヤ外径の差が判断材料になります。
新型シビックタイプRの夏タイヤを選ぶ前に確かめたい純正タイヤサイズと純正ホイールサイズ
| シビックタイプRのグレード | タイヤサイズ | 型式 | ホイールサイズ | PCD/穴数 | ハブ径 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2.0 | 245/30R20 | FK8 | 20インチ X 8.5J(+60) | 120/5穴 | 64mm |
CIVIC TYPE R Limited Editionが2020年秋に発売
5代目シビック TYPE R(FK8型)をベースとした特別限定車「シビック タイプアール リミテッド エディション」は、2020年秋に日本国内で200台限定で発売されました。
初代タイプRを思わせる専用色「サンライトイエローII」を設定し、走行性能を高めるためにミシュランのPILOT SPORT CUP 2を専用装備しています。ホイールにはBBS製の鍛造品を採用し、遮音材や後席の一部装備を取り去ることで軽量化も進められました。バネ下重量の削減とハイグリップタイヤの組み合わせにより、ベース車を上回る旋回性能を実現した1台です。
中古車として流通する個体には、当時の専用タイヤがそのまま残っている場合があります。PILOT SPORT CUP 2はサーキット走行を前提とした銘柄で、走行距離が伸びていなくても製造からの年数でゴムの性能は落ちます。購入を検討する際は、残り溝だけでなくサイドウォールの製造年週とひび割れの有無を確認してください。
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