アルトの純正タイヤサイズと適合するグレード
スズキ・アルトは1979年の初代発売から続く軽自動車の代名詞的存在で、現行型は2021年12月にフルモデルチェンジした9代目(HA37S型・HA97S型)です。HYBRID X・HYBRID Sは歴代アルト初のマイルドハイブリッドを搭載し、WLTCモード燃費でクラス最高水準の28.2km/L(2025年改良後・2WD車)を実現しました。A・Lの非ハイブリッドグレードにはエネチャージ(回生充電システム)を搭載し、WLTCモードで25.2km/Lを記録しています。
ここで紹介するのはスズキ・アルト(9代目)の純正サイズ「155/65R14」に適合するタイヤで、次のようなグレードに標準装備されます。
「155/65R14」タイヤを標準装備するアルトのグレード
- HYBRID X
- HYBRID S
- A
- L
なお廉価グレード「F」(8代目まで設定)は145/80R13を採用しており、9代目アルトには設定がありません。タイヤサイズは購入前にタイヤ側面または運転席ドア内側のステッカーで必ず確認してください。
アルトに低燃費タイヤを装着する意味
アルトはエンジン・CVT・空力・車体軽量化など車側での燃費改善を積み重ねた設計です。タイヤ選びでもこの方向性を活かすと、転がり抵抗の低い低燃費タイヤの効果が出やすくなります。マイルドハイブリッドモデルは燃費28.2km/Lという高い数値が基準なので、タイヤ単体で大きく数値が変わるわけではありませんが、月1,000km走行・レギュラーガソリン175円/Lの場合の月々のガソリン代は約6,200円(28.2km/L換算)で、低燃費タイヤへの交換で実燃費が改善されれば年間で数千円単位のコスト削減効果が期待できます。
一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)のラベリング制度では、転がり抵抗性能をAAA・AA・A・B・Cの5段階、ウェットグリップ性能(雨の日の効き)をa・b・c・d・eの5段階で評価しています。転がり抵抗A以上のタイヤが「低燃費タイヤ」と呼ばれます。今回の10選ではこの2軸を選ぶ際の比較軸として活用してください。
アルトにおすすめの低燃費タイヤ10選
アルトにおすすめの低燃費タイヤを各メーカーから紹介します。燃費性能・静粛性・ウェット性能・価格帯がそれぞれ異なるため、自分の使い方と優先事項を照らし合わせながら選ぶと失敗しにくくなります。
アンダートレッドラバーの採用で静粛性が向上したアルトが快適になる低燃費タイヤ ミシュラン エナジー セイバー4
MICHELIN ENERGY SAVER 4 155/65R14 83H XL
パターンノイズとロードノイズを低減して静粛性が向上した MICHELIN ENERGY SAVER 4
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | ENERGY SAVER 4 |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 570mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 7,800円~(2025年調べ) |
ミシュラン ENERGY SAVER 4(エナジー セイバー4)は、転がり抵抗A・ウェットグリップbというバランスの良い低燃費グレードを取得しています。パターンノイズとロードノイズの両方を低減する設計で、アルトのような軽自動車は車体の遮音材が限られる分、タイヤ側の静粛性がより体感につながりやすい傾向があります。「燃費も静粛性も両方確保したい」というオーナーにとって選びやすい指標の組み合わせです。ロードインデックス83はアルトの純正サイズより高い荷重指数で、XL(エクストラロード)規格のタイヤです。
ヨコハマでこれまでで最高レベルの静粛性を誇る ヨコハマ アドバン デシベル V552
YOKOHAMA ADVAN dB V552 155/65R14 75H
144に細分化されたブロックでロードノイズを低減した YOKOHAMA ADVAN dB V552
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | ADVAN dB V552 |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 558mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 10,120円~(2025年調べ) |
ヨコハマ ADVAN dB V552(アドバン デシベル V552)は、ロードノイズを従来比32%低減した静粛性重視の低燃費タイヤです。タイヤのトレッドを144のブロックに細分化することで振動の周波数を分散させ、路面から車内へ伝わる騒音を抑えています。転がり抵抗A・ウェットグリップbのバランスも確保しており、価格帯はこの10選の中でも高めですが、毎日の通勤や買い物でロードノイズが気になるオーナー、あるいは音楽や会話を楽しみながら快適に乗りたいという方の選択肢として評価が高いタイヤです。
ノイズ吸収シートが上質な静粛性実現している軽自動車専用タイヤの ブリヂストン レグノ GR-レジェーラ
BRIDGESTONE REGNO GR-Leggera 155/65R14 75H
ロードノイズの影響を受けやすい軽自動車に静けさをもたらす BRIDGESTONE REGNO GR-Leggera
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | REGNO GR-Leggera |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 559mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 8,670円~(2025年調べ) |
ブリヂストン REGNO GR-Leggera(レグノ GR-レジェーラ)は、軽自動車専用として開発された低燃費タイヤです。軽自動車はボディが小さく遮音スペースが限られるため、ロードノイズが車内に入り込みやすい構造になっていますが、このタイヤは専用設計のノイズ吸収シートがその課題に対応しています。アルトのような毎日乗る通勤車で「静かさを感じながら走りたい」という方に向いており、軽自動車専用設計が偏摩耗も抑えてくれるため交換サイクルを延ばしやすい点も評価されています。
低燃費でロングライフの軽自動車専用低燃費タイヤ トーヨータイヤ トランパス Lu K
TOYOTIRES TRANPATH Lu K 155/65R14 75H
低燃費性能と摩耗ライフをバランスよく両立させた TOYOTIRES TRANPATH Lu K
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | TRANPATH Lu K |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 559mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/c |
| 値段 | 6,100円~(2025年調べ) |
トーヨータイヤ TRANPATH Lu K(トランパス Lu K)は、軽自動車専用の低燃費タイヤです。タイヤの剛性を高める設計で走行時のふらつきを抑え、高速道路を走る際の安定感も向上しています。転がり抵抗グレードはAで、摩耗ライフとのバランスが取れています。アルトはコンパクトな車体で日常的に小回りを繰り返すため偏摩耗が起きやすい車種ですが、軽自動車専用設計はこの点を考慮しており、購入後のオーナーから「思ったより長く使えた」という声が多く聞かれます。価格帯も抑えめで、燃費とコストのバランスを求めるオーナーに向いています。
性能が続いてロングライフ・低燃費性能も各段に優れている ダンロップ エナセーブ EC204
DUNLOP エナセーブ EC204 155/65R14 75S
摩耗・偏摩耗を抑えてロングライフを実現している DUNLOP エナセーブ EC204
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | エナセーブ EC204 |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 562mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | AA/c |
| 値段 | 5,470円~(2025年調べ) |
ダンロップ エナセーブ EC204(エナセーブ EC204)は、この10選で唯一転がり抵抗グレードAAを取得した低燃費タイヤです。AAはAよりさらに一段高い評価で、転がり抵抗が少ない分だけ燃費への貢献が大きくなります。摩耗と偏摩耗を同時に抑制する設計でタイヤを長持ちさせ、価格帯も抑えられているため、「燃費とコストパフォーマンスをどちらも優先したい」というアルトオーナーに特に向いているタイヤです。ウェットグリップはcで、雨の日の安心感より燃費とロングライフを優先する方に適しています。
トレッドの剛性をアップして低燃費性能に貢献している クムホ エコウィング ES31
KUMHO ecoWING ES31 155/65R14 75T
高剛性のリブパターンが低燃費を実現している KUMHO ecoWING ES31
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | クムホ |
| ブランド | ecoWING ES31 |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 558mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | T |
| 低燃費グレード | A/d |
| 値段 | 3,659円~(2025年調べ) |
クムホ ecoWING ES31(エコウィング ES31)は、転がり抵抗Aを取得した低燃費タイヤで、この10選の中で最も価格が抑えられています。1本3,600円前後という水準は、4本交換時の総費用を国産大手ブランドと比べると半額以下になることもあります。ウェットグリップ性能はdで、雨天時の安心感より費用を優先したい方向けです。韓国メーカーの品質は近年大きく向上しており、「初めてタイヤを交換する」「とにかく安く抑えたい」という方の入口として有力な選択肢です。
適切なブロックサイズでロードノイズを低減した ハンコック キナジー エコ2
HANKOOK KINERGY ECO2 155/65R14 75T
幅の広い溝で排水性に優れてウェット性能がアップしている HANKOOK KINERGY ECO2
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ハンコック |
| ブランド | KINERGY ECO2 |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 557mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | T |
| 低燃費グレード | 対象外 |
| 値段 | 4,100円~(2025年調べ) |
ハンコック KINERGY ECO2(キナジー エコ2)は、ウェット性能に注力した設計のサマータイヤです。幅の広い縦溝が排水性を高め、濡れた路面での制動距離を短縮しやすいパターン構造です。低燃費ラベリングの対象外ですが価格が抑えられており、「雨の日に安心感がほしいが費用も抑えたい」という方に検討価値のあるタイヤです。軽自動車は車体が軽い分、雨天時にタイヤが滑りやすい傾向があるため、ウェット性能を重視した選択は安全面から理にかなっています。
微細化したシリカとポリマーで発熱が抑えられて低燃費に貢献している グッドイヤー エフィシェントグリップ エコ EG02
GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02 155/65R14 75S
低燃費性能と耐摩耗性能が向上しているので長く使える GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip ECO EG02 |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 558mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | A/c |
| 値段 | 6,470円~(2025年調べ) |
グッドイヤー EfficientGrip ECO EG02(エフィシェントグリップ エコ EG02)は、微細化されたシリカとポリマーの配合でタイヤの発熱を抑え、転がり抵抗グレードAを実現した低燃費タイヤです。専用パターンデザインが偏摩耗を抑制してロングライフにも貢献します。国産大手メーカーと比べると価格帯が抑えられており、「燃費と耐久性のバランスを確保しながらコストも抑えたい」というオーナーの優先事項によく合う一本です。
新化したコンパウンドで優れた低燃費性能とウェット性能を発揮する コンチネンタル エココンタクト6
Continental EcoContact6 155/65R14 75T
あらゆる状況の路面でも操縦安定性能を発揮して安全走行の Continental EcoContact6
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | コンチネンタル |
| ブランド | EcoContact6 |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 558mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | T |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 7,480円~(2025年調べ) |
コンチネンタル EcoContact6(エココンタクト6)は、この10選の中でウェットグリップ評価aを取得している2本のうちの1本です。転がり抵抗A・ウェットグリップaという組み合わせは、燃費性能を確保しながら雨の日の安全性も最高評価という意味で、「燃費と雨天安心の両立」を最優先とするオーナーにとって一つの基準になります。ヨーロッパのタイヤメーカーであるコンチネンタルは湿潤路面でのブレーキ性能に特徴があるとされ、梅雨の多い地域や雨天走行の頻度が高いオーナーに向いています。
静粛性があがり偏摩耗やふらつきも抑えてくれるアルトにおすすめの ヨコハマ ブルーアース-RV RV03CK
YOKOHAMA BluEarth-RV RV03CK 155/65R14 75H
ウェット性能に優れていて雨の日でも操縦安定性能がある YOKOHAMA BluEarth-RV RV03CK
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | BluEarth-RV RV03CK |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 558mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 8,222円~(2025年調べ) |
ヨコハマ BluEarth-RV RV03CK(ブルーアース RV RV03CK)は、転がり抵抗A・ウェットグリップaを取得した低燃費タイヤです。EcoContact6と並んでこの10選でウェットグリップaという最高評価を持つタイヤで、燃費と雨天安全性を両立したいオーナーの有力候補になります。ヨコハマが軽ハイトワゴン・コンパクトミニバン向けに専用開発したCKシリーズで、偏摩耗を抑えるパターン設計でロングライフも実現しています。「一本でできるだけ多くの性能を確保したい」という方に選ばれやすいバランス型です。
アルトのタイヤ選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ
| アルトのグレード | タイヤサイズ | ホイールサイズ | 型式 |
|---|---|---|---|
| HYBRID X | 155/65R14 | 14インチ | 5AA-HA97S |
| HYBRID S | 155/65R14 | 14インチ | 5AA-HA97S |
| A | 155/65R14 | 14インチ | 3BA-HA37S |
| L | 155/65R14 | 14インチ | 3BA-HA37S |
タイヤ交換の時期と費用の目安
アルトは日常の通勤や買い物で使う頻度が高い車種のため、タイヤの消耗ペースは走行距離に応じて早まりやすい傾向があります。一般的なサマータイヤの交換目安は走行3万〜5万km、または製造から4〜5年です。タイヤ側面にはスリップサイン(溝の深さが1.6mmになると現れるサイン)があり、このサインが出た状態での走行は道路交通法上違反となります。ただし、スリップサインが出る前の段階でもウェット性能は大きく低下し始めるため、溝の深さ3mmを実質的な交換の目安と考えることが安全面から適切です。
タイヤの製造年はタイヤ側面の4桁数字(例:「0325」=2025年第3週製造)で確認できます。中古でアルトを購入した場合は前オーナーの使用年数によって製造年が想定外に古い場合もあるため、まず確認することを推奨します。
155/65R14サイズのタイヤ交換の費用目安は、タイヤ本体1本あたり3,500〜10,000円程度(銘柄・グレードにより差あり)で、交換工賃・バランス調整・廃タイヤ処理費を含めた4本の総額は概ね2万〜4万円が相場です。
毎日乗るアルトには燃費性能とロングライフを両立した低燃費タイヤがおすすめ
スズキ・アルトは現行9代目(2021年〜)でマイルドハイブリッドを採用し、燃費性能をさらに高めた軽自動車です。日常的に乗る頻度が高い車だからこそ、装着するタイヤでも燃費・耐久性・コストの3軸を意識した選択が長期的なメリットにつながります。
迷ったときの選び方として、燃費を最優先にするならダンロップ エナセーブ EC204(転がり抵抗AA)、雨の日の安心感もあわせて確保したいならコンチネンタル EcoContact6またはヨコハマ BluEarth-RV RV03CK(ウェットグリップa)、静粛性を重視するならブリヂストン レグノ GR-レジェーラまたはヨコハマ ADVAN dB V552を起点に比較してみてください。























