CR-Zのタイヤおすすめ 16インチ・17インチの低燃費タイヤとスポーツタイヤ
CR-Zの純正タイヤサイズは、ベースグレード「α」の195/55R16と、「α・マスターレーベル」「α・ファイナルレーベル」の205/45R17の2種類です。本記事では、2015年8月発表の最終モデル(2016年内に生産を終え、2017年1月に販売終了)を基準に、この2サイズに適合する夏タイヤを紹介します。2010年発売のZF1型も16インチ車は同じ195/55R16を履いているため、選び方の考え方はそのまま使えます。
1.5L i-VTECエンジンにモーターを組み合わせたホンダ独自のハイブリッドシステム「IMA」と、6MTも選べる軽量ボディが、ハイブリッドスポーツであるCR-Zの持ち味です。タイヤ選びで大きな分かれ目になるのは、燃費(燃料消費率)を伸ばす低燃費タイヤで経済性を取るか、グリップ力とハンドリングに優れたスポーツタイヤで走りの楽しさを取るかです。
CR-Zの純正タイヤサイズの見方と16インチ・17インチの違いとは
タイヤサイズは、サイドウォール(タイヤ側面)に刻まれています。「195/55R16 87V」の場合、各数字の意味は次のとおりです。
- 195:タイヤ幅(mm)
- 55:扁平率(%)
- R:ラジアル構造
- 16:リム径(インチ)
- 87:ロードインデックス(タイヤ1本あたりの負荷能力)
- V:速度記号
CR-Zの2つの純正サイズは、外径(タイヤの直径)がほぼ揃っています。そのため16インチから17インチに替えても速度計への影響はわずかで、違いがはっきり出るのは乗り心地・ハンドリング・燃費です。
| 項目 | 195/55R16 | 205/45R17 |
|---|---|---|
| 標準装着グレード | α | α・マスターレーベル、α・ファイナルレーベル、αの17インチアルミホイール(メーカーオプション)装着車 |
| 純正のロードインデックス・速度記号 | 87V | 84W |
| 負荷能力(1本あたり) | 545kg | 500kg |
| 外径(計算値) | 約621mm | 約616mm |
| JC08モード燃費(CVT) | 23.0km/L | 21.6km/L |
| JC08モード燃費(6MT) | 20.6km/L | 19.4km/L |
| 純正ホイールサイズ | 16インチ×6.0J | 17インチ×6.5J |
ホンダの最終モデルのカタログでは、17インチ装着車のJC08モード燃費は16インチ車より約6%低くなっています。月1,000km走る場合、カタログ値で計算すると毎月約2.8〜3.0Lのガソリン消費の差です。この差は、タイヤ幅が10mm広くホイールも大きくなることから生じます。17インチ車は、ステアリングの手応えが締まる一方、路面の段差ではやや硬い突き上げを感じる場面が多くなります。
CR-Zのタイヤの選び方 低燃費タイヤ・コンフォートタイヤ・スポーツタイヤの違い
夏タイヤは、性格によって大きく4つのタイプに分かれます。CR-Zの使い方に当てはめると、次のように整理できます。
| タイプ | 得意なこと | 注意点 | CR-Zで合う使い方 |
|---|---|---|---|
| 低燃費タイヤ(エコタイヤ) | 転がり抵抗が小さく燃費を伸ばしやすい | 限界域のグリップは控えめ | 通勤・買い物中心でIMAの燃費を活かしたい |
| コンフォート寄りの低燃費タイヤ | 静粛性と乗り心地、高速安定性 | 応答性はスポーツタイヤに一歩譲る | 高速道路での長距離移動が多い |
| スポーツタイヤ | ドライ・ウェットでのグリップ力とハンドル応答性 | 転がり抵抗が大きめで、摩耗も早くなりやすい | 6MTでワインディングを楽しみたい |
| オールシーズンタイヤ | 浅い雪道にも対応できる | 凍結路は走れず、夏の性能は専用品に劣る | 雪が年に数回程度の地域で履き替えを減らしたい |
低燃費タイヤかどうかは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のラベリング制度で判断できます。転がり抵抗性能はAAA〜C、ウェットグリップ性能はa〜dの等級で表示されます。「低燃費タイヤ」と呼べるのは、転がり抵抗がA以上で、かつウェットグリップがa〜dに入るタイヤです。雨の日のブレーキ性能を重視するなら、転がり抵抗だけでなくウェットグリップの等級も確認しておきたいポイントです。
CR-ZはFF(前輪駆動)で、前輪が駆動と操舵の両方を担います。そのため前輪の摩耗が先に進みやすく、スポーツタイヤを選ぶ場合はこまめなローテーションを前提に交換サイクルを見積もると、予算の見通しが立てやすくなります。
CR-Z α(アルファ)の純正サイズ195/55R16に合うおすすめ低燃費タイヤ
ベースグレード「α」に標準装着される195/55R16では、転がり抵抗とウェットグリップの等級が高い低燃費タイヤが有力な候補です。16インチは17インチより扁平率が高く、サイドウォールに厚みがあります。そのため、低燃費タイヤの転がりの軽さと、しなやかな乗り心地を両方引き出しやすいサイズです。
グッドイヤー(GOODYEAR)の「エフィシェントグリップ パフォーマンス」は優れた低燃費性能とウェット性能に加えてCR-Zの高い運動性能を引き出す
GOODYEAR EfficientGrip Performance 195/55R16 87V
グッドイヤー エフィシェントグリップ パフォーマンスの3次元ブロックの接地面が広がってブレーキ距離を短縮
| 車種 | CR-Z |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | エフィシェントグリップ パフォーマンス |
| タイヤサイズ | 195/55R16 |
| タイヤ外径 | 617mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 87 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/a |
| 向いている使い方 | 通勤・街乗り中心で、雨の日の安心感も欲しい |
| 値段 | 20,000円~(2026年調べ) |
グッドイヤーのEfficientGrip Performance(エフィシェントグリップ パフォーマンス)は、転がり抵抗「A」と、ウェットグリップの最高等級「a」を両立した低燃費タイヤです。195/55R16で紹介する2本のうち、雨の日の制動性能を示す等級はこちらが上です。梅雨時期や夜間の雨天走行が多い場合の安心材料になります。
トレッドには、流れるようなS字型のブロック配置が採用されています。摩耗の偏りを抑えることで、タイヤ寿命を左右するライフ性能(耐摩耗性)を高めた設計です。間近で見ると、ブロックの角に細かな刻みが入っており、接地面を広く使ってブレーキ距離を縮める設計であることがうかがえます。長期使用で指摘されやすいのは、摩耗が進んだ後半にロードノイズが大きくなる点です。偏摩耗の少ないこのタイヤは、静粛性が落ちにくい傾向があります。
2022年2月には、後継のEfficientGrip Performance 2が発売されました。195/55R16では87W(転がり抵抗A/ウェットグリップa)が設定されており、流通在庫が少ない場合はこちらが同じ位置づけの選択肢になります。スポーツタイヤほどのグリップは求めず、燃費と雨天時の安全性を両立したい日常使い中心のCR-Zに合うタイヤです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「エコピア NH100」はCR-Zに求められる低燃費とロングライフによる経済性とドライ・ウェット性能に優れた安全性を両立
BRIDGESTONE ECOPIA NH100 195/55R16 87V
ブリヂストン エコピア NH100のすり減りにくいエコ効きもちゴムが低燃費性能を維持してライフ性能を両立
| 車種 | CR-Z |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | エコピア NH100 |
| タイヤサイズ | 195/55R16 |
| タイヤ外径 | 620mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 87 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 向いている使い方 | 燃費とタイヤの長持ちを最優先したい |
ブリヂストンのECOPIA NH100(エコピア エヌエッチ ヒャク)は、車種タイプ別に設計されたNH100シリーズの乗用車向けスタンダードモデルです。シリーズには、軽・コンパクトカー用のNH100 Cなども用意されていました。転がり抵抗は「AA」で、195/55R16の候補の中では燃費重視の性格が最も強い1本です。
独自の「エコ効きもちゴム」により、摩耗が進んでもウェット性能が落ちにくいのが特徴です。雨の多い季節でもグリップ感の変化が小さく抑えられています。ただしウェットグリップの等級は「b」のため、雨天時の制動性能を最優先するなら、等級「a」のエフィシェントグリップ パフォーマンスのほうが有利です。
NH100は2022年2月に後継のECOPIA NH200シリーズへ世代交代しており、現在は流通在庫が中心です。NH200は従来品のNH100に比べて転がり抵抗を11%低減しています。在庫が見つからない場合は、後継品に195/55R16の設定があるかを確認すると、選択肢が広がります。年間走行距離が多く、ガソリン代を少しでも抑えたい使い方に合うタイヤです。
CR-Zのα・マスターレーベル/ファイナルレーベルの純正サイズ205/45R17に合うおすすめ低燃費・スポーツタイヤ
続いて、次のグレードに標準装着されている205/45R17のタイヤを紹介します。
205/45R17タイヤを装着しているCR-Zのグレード
- α・ファイナルレーベル
- α・ファイナルレーベル 2トーンカラースタイル
- α・マスターレーベル
- α・マスターレーベル 2トーンカラースタイル
- α(17インチアルミホイールのメーカーオプション装着車)
205/45R17は扁平率が低く、ハンドル操作への反応が鋭くなります。その分、タイヤごとの性格の違いが走りにはっきり表れるサイズです。純正タイヤは84Wですが、市販品では88W・88VのXL(エクストラロード)規格が主流です。XL規格を選ぶときの注意点は、後半の「CR-Zで17インチのXL規格タイヤを選ぶときの空気圧とロードインデックス」で解説しています。
候補は使い方から逆算すると絞り込みやすくなります。燃費を落としたくないなら低燃費タイヤ、6MTでの走りを楽しみたいならスポーツタイヤ、高速道路での移動が多いなら静粛性と直進安定性に優れたタイプが目安です。
ヨコハマ(YOKOHAMA)の「アドバン フレバ V701」はCR-Zの優れたハンドリングフィールやステアリングフィールを引き出しながら燃費や静粛性にも配慮
YOKOHAMA ADVAN FLEVA V701 205/45R17 88W XL
ヨコハマ アドバン フレバ V701の方向性パターンデザインのエッジ効果でウェットパフォーマンスがアップ
| 車種 | CR-Z |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | アドバン フレバ V701 |
| タイヤサイズ | 205/45R17 |
| タイヤ外径 | 616mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | W |
| 低燃費グレード | A/a |
| 向いている使い方 | 街乗りからワインディングまで1本でこなしたい |
| 値段 | 19,190円~(2026年調べ) |
ヨコハマのADVAN FLEVA V701(アドバン フレバ ブイナナマルイチ)は、「楽しいハンドリング」をテーマに開発されたスポーツタイヤです。フラッグシップのADVAN Sport V105のプロファイル(断面形状)を受け継ぎ、センター部には大きなブロックを配置しています。そのため、ハンドルを切った瞬間の反応が遅れなく返ってきます。軽量なCR-Zでは、この素直な応答性がコーナーの入り口で特に分かりやすく表れます。
回転方向が決まった方向性パターンと、稲妻状のストレート主溝が排水性を高めています。これにより、ハイドロプレーニング現象(路面の水膜でタイヤが浮く状態)を抑えます。ラベリングではウェットグリップ「a」を取得しており、スポーツタイヤでありながら雨の日の不安が少ない点が、CR-Zの普段使いと相性の良い部分です。実際に触れてみると、ショルダー部に溝が多く刻まれており、排水とノイズ低減を両立させる設計であることが伝わります。
V701は現行モデルとして販売が続いており、205/45R17でも選びやすいタイヤです。サーキット走行を想定したハイグリップタイヤではありません。峠道のドライブを楽しみつつ燃費も大きく落としたくない場合に、最初に検討したい1本です。
ダンロップ(DUNLOP)の「ディレッツァ DZ102」はCR-ZのMT車で試したいドライ・ウェットでの優れたグリップ性能にハイブリッドにうれしい静粛性が魅力
DUNLOP DIREZZA DZ102 205/45R17 88W XL
ダンロップ ディレッツァ DZ102のセカンドブロックの一体化によりスポーツタイヤでありながら静かな走りに
| 車種 | CR-Z |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | ディレッツァ DZ102 |
| タイヤサイズ | 205/45R17 |
| タイヤ外径 | 616mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | W |
| 低燃費グレード | C/b |
| 向いている使い方 | 6MTでスポーツ走行も楽しみたい |
| 値段 | 17,640円~(2026年調べ) |
ダンロップのDIREZZA DZ102(ディレッツァ ディーゼットイチマルニ)は、グリップ性能に加えて耐摩耗性と静粛性も高めたスポーツタイヤです。新材料開発技術「4D NANO DESIGN」で開発した専用コンパウンドと、新設の「ブレーキスロット」を採用しています。その結果、従来品のDZ101に比べてドライブレーキ性能が3%、ウェットブレーキ性能が5%向上しました。
トレッド剛性を高めた新構造により、耐摩耗性能は従来品比で28%向上しています。また、セカンドブロックを一体化した新パターンで、騒音エネルギーを26%低減しました。スポーツタイヤは摩耗が早くロードノイズも大きくなりやすいのが一般的ですが、DZ102はその弱点を抑えています。そのため、通勤にも使うCR-Zで選びやすいスポーツタイヤです。
一方で、転がり抵抗は「C」のため低燃費タイヤには該当しません。純正タイヤから履き替えると燃費がわずかに落ちるケースも見られます。燃費よりも、6MTでのシフトワークやコーナリングを楽しみたい使い方に向いたタイヤです。
トーヨータイヤ(TOYO TIRES)の「プロクセス CF2」はCR-Zの長距離運転でも疲れにくい快適なハンドリング性能と静粛性に優れた上質な乗り心地を両立
TOYO TIRES PROXES CF2 205/45R17 88V XL
トーヨータイヤ プロクセス CF2のトレッドコンパウンドが低燃費性能とウェットグリップ性能をバランス化
| 車種 | CR-Z |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | プロクセス CF2 |
| タイヤサイズ | 205/45R17 |
| タイヤ外径 | 616mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/b |
| 向いている使い方 | 高速道路の長距離移動が多い |
トーヨータイヤのPROXES CF2(プロクセス シーエフツー)は、2012年春から欧州で展開され、2015年に国内へ導入された低燃費タイヤです。ラベリング制度が先行していた欧州で評価を得たウェット性能と、高速域での操縦安定性が持ち味です。
リブやサイドウォール部の剛性感(しっかり感)を高めた設計で、CR-Zのキビキビとした走りを損なわずに、正確なハンドリングを支えます。接地面(トレッド面)を広げて接地圧を均一にし、偏摩耗を抑えている点も実用面のメリットです。前輪の摩耗が進みやすいFFのCR-Zでは、この特性が交換サイクルに効いてきます。
CF2は国内での販売をすでに終えており、2024年1月発売のPROXES CF3が名前を引き継いでいます。ただしCF3はウェットグリップが全サイズ「b」で、低燃費性能を前面に出した性格に変わっています。CF2の運動性能を期待して乗り換えると、印象の違いを感じやすいので注意が必要です。CF2の流通在庫を選ぶ場合は、サイドウォールに刻まれた製造年週も確認しておくと安心です。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「ポテンザ アドレナリン RE003」は操縦安定性や応答性に優れた高次元の運動性能によりCR-Zの走る歓びをさらに高める
BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE003 205/45R17 88W XL
ブリヂストン ポテンザ アドレナリン RE003の3本の主溝とOUT側のリブ溝が剛性を高めて初期応答性を向上
| 車種 | CR-Z |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | ポテンザ アドレナリン RE003 |
| タイヤサイズ | 205/45R17 |
| タイヤ外径 | 616mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | W |
| 低燃費グレード | C/b |
| 向いている使い方 | ハンドル操作への応答性を最優先したい |
ブリヂストンのPOTENZA Adrenalin RE003(ポテンザ アドレナリン アールイー ゼロ ゼロ スリー)は、スポーツカー以外の幅広い車種にも対応するストリートスポーツタイヤです。3本の主溝とOUT側のリブ溝がトレッドの剛性を高めており、ハンドル操作に対する初期応答性(切り始めの反応の良さ)に優れています。
ドライ路面とウェット路面の両方で運動性能が高く、車重の軽いCR-Zでは、切り返しの多いワインディングで持ち味が出やすいタイヤです。接地圧を均一に保つ設計で偏摩耗も抑えています。ただし転がり抵抗は「C」のため、燃費を重視する使い方には向きません。
RE003は、2020年2月発売のRE004へ世代交代しました。さらに2026年2月には、後継のPOTENZA Adrenalin RE005が発売されています。RE005は全40サイズでウェットグリップ「a」を達成し、走りの楽しさと低燃費性能の両立を打ち出したモデルです。RE003の在庫が見つからない場合は、後継モデルに205/45R17の設定があるかを確認すると、同じ性格のタイヤを選びやすくなります。
CR-Zの夏タイヤ購入の参考になる純正タイヤサイズと純正ホイールサイズ一覧

型式DAA-ZF2(2012年9月のマイナーチェンジ以降)の主なグレードと、純正のタイヤ・ホイールサイズをまとめました。ホイールはいずれも5穴・PCD114.3です。2010年発売のZF1型も、16インチ車は同じ16インチ×6.0J(+45)です。
| 車種・グレード | タイヤサイズ | 車両型式 | ホイールサイズ |
|---|---|---|---|
| α ファイナルレーベルCVT | 205/45R17 | DAA-ZF2 | 17インチ X 6.5J |
| α ファイナルレーベル6MT | 205/45R17 | DAA-ZF2 | 17インチ X 6.5J |
| α マスターレーベルCVT | 205/45R17 | DAA-ZF2 | 17インチ X 6.5J(+45) |
| α マスターレーベル6MT | 205/45R17 | DAA-ZF2 | 17インチ X 6.5J(+45) |
| αCVT | 195/55R16 | DAA-ZF2 | 16インチ X 6.0J(+45) |
| α6MT | 195/55R16 | DAA-ZF2 | 16インチ X 6.0J(+45) |
| α ドレスレーベルⅢCVT | 205/45R17 | DAA-ZF2 | 17インチ X 6.5J(+45) |
| α ドレスレーベルⅢ6MT | 205/45R17 | DAA-ZF2 | 17インチ X 6.5J(+45) |
| βCVT | 195/55R16 | DAA-ZF2 | 16インチ X 6.0J(+45) |
| β6MT | 195/55R16 | DAA-ZF2 | 16インチ X 6.0J(+45) |
タイヤを購入する前に、運転席側ドア開口部の空気圧ラベルと、今装着しているタイヤのサイドウォールの表記を確認しておくと確実です。中古で購入したCR-Zでは、前オーナーが社外ホイールに純正と異なるサイズを組んでいるケースも見られます。車検証のグレードだけで判断せず、現物のサイズ表記を確かめてから注文すると失敗を防げます。
CR-Zで17インチのXL規格タイヤを選ぶときの空気圧とロードインデックス
17インチの純正タイヤは84W(ロードインデックス84は1本あたり500kg)です。一方、本記事で紹介した17インチの4本は、いずれもロードインデックス88のXL(エクストラロード)規格です。XL規格は、空気圧を高めることで負荷能力を引き上げる設計のタイヤです。空気圧が足りないと、本来の負荷能力を発揮できません。
XL規格のタイヤに履き替える場合、車両指定の空気圧をそのまま入れるのは適切ではありません。タイヤメーカーの負荷能力対応表をもとに、純正タイヤと同等以上の負荷能力を確保できる空気圧へ調整する必要があります。取り付けを依頼する店舗で、交換後の適正空気圧を確認しておくと確実です。空気圧が不足したまま走ると、ショルダー部(タイヤの肩の部分)の摩耗が早まり、コーナーでの手応えも鈍くなります。
16インチでは、純正も紹介した2本も同じ87Vのため、XL規格に関する調整は必要ありません。
CR-Zを18インチにインチアップするときのタイヤサイズと外径の目安
ドレスアップで18インチを選ぶ場合、候補になるのは215/40R18や215/35R18です。純正17インチとの外径差は次のとおりです。
| タイヤサイズ | 外径(計算値) | 205/45R17との外径差 |
|---|---|---|
| 205/45R17(純正) | 約616mm | 基準 |
| 215/40R18 | 約629mm | 約+2.1% |
| 215/35R18 | 約608mm | 約−1.3% |
外径が変わると、速度計の表示と実際の速度にずれが生じます。保安基準では、2007年1月以降に製作された車の場合、速度計が40km/hを示したときの実速度が30.9〜42.55km/hの範囲に収まる必要があります。インチアップでは、外径の増減をできるだけ小さく抑えるのが基本です。
18インチはタイヤのたわみが小さくなるため、路面の継ぎ目で突き上げを感じやすくなります。タイヤとホイールの重量も増えるので、燃費は17インチよりさらに落ちやすくなります。ホイールは18インチ×7.5J前後の組み合わせが一般的です。ただしインセット(ホイールの取り付け位置)によっては、フェンダーからのはみ出しや、車高を下げた車でのタイヤハウス内の干渉が起こります。装着前の適合確認は欠かせません。
CR-Zのタイヤ交換時期の目安と長持ちさせるポイント
タイヤの溝が1.6mmまで減ると、スリップサインが現れます。この状態では保安基準を満たさないため、車検にも通りません。ただし、溝が新品時の半分程度まで減った段階で、雨の日の排水性能の低下を体感しやすくなります。スポーツタイヤで雨天も走る場合は、スリップサインが出る前の交換を検討したいところです。
溝が残っていても、ゴムは年数とともに硬化してグリップ力が落ちていきます。使用開始から5年以上経ったタイヤは、ひび割れや硬化の点検を毎年受けるのが目安です。CR-Zは趣味の車として大切に乗られることが多く、走行距離が少ない分、溝は十分でも製造から年数が経っているケースが見られます。製造時期は、サイドウォールに刻まれた4桁の数字(製造週と製造年)で確認できます。
FFのCR-Zは前輪の摩耗が先に進むため、5,000km前後を目安に前後のローテーションを行うと、4本の減り方を揃えやすくなります。アドバン フレバ V701のように回転方向が指定されたタイヤは、左右を入れ替えず、同じ側の前後だけで入れ替える点に注意が必要です。
CR-Zのタイヤ選びで後悔しやすいパターンと向き不向き
後悔につながりやすいのは、次の2つのパターンです。
- 燃費を優先して低燃費タイヤを選んだものの、6MTでワインディングを走るとグリップの限界が低く感じる
- 見た目と性能に惹かれてスポーツタイヤを選んだものの、通勤中心の使い方でロードノイズと摩耗の早さが気になる
使い方ごとの選び方の目安は、次のとおりです。
- 通勤・街乗り中心で燃費を優先したい:エフィシェントグリップ パフォーマンス、エコピア NH100(または後継品)
- 街乗りと週末のドライブを1本でこなしたい:アドバン フレバ V701
- 6MTでスポーツ走行も楽しみたい:ディレッツァ DZ102、ポテンザ アドレナリン RE003(または後継品)
- 高速道路での長距離移動が多い:プロクセス CF2(流通在庫)
もうひとつ見落とされがちなのが、足回りの状態です。年式の古いCR-Zでは、ショックアブソーバーやブッシュの劣化が原因でタイヤが偏摩耗しているケースも見られます。新品タイヤへの交換に合わせてアライメント(タイヤの取り付け角度)を点検しておくと、新しいタイヤを長持ちさせやすくなります。
グリーンマシン3号のCR-Zは2代目が実現せずハイブリッドスポーツの系譜はプレリュードへ

CR-Zは、インサイト(1号)、シビックハイブリッド(2号)に続く「グリーンマシン3号」として、ハイブリッドスポーツという新しいジャンルに挑んだモデルです。2010年2月に発売され、2012年9月のマイナーチェンジではリチウムイオンバッテリーの採用などで出力を高めました。2015年8月には最後のマイナーチェンジを実施しています。しかし、トヨタ86などのスポーツカーと比べて販売は伸び悩みました。2016年6月に特別仕様車「α・Final label」を設定したうえで、2016年内に生産を終えています。
生産終了後には、2代目CR-Zの登場や、Honda SENSING(ホンダセンシング)の搭載を予想する声もありました。しかし、後継モデルは現在まで市販化されていません。最終モデルの予防安全装備は、低速域の衝突軽減ブレーキ「シティブレーキアクティブシステム」でした。これは、前席用i-サイドエアバッグシステムやサイドカーテンエアバッグシステムとあわせた「あんしんパッケージ」として設定されていました。
ホンダは2025年9月5日に、ハイブリッドクーペの新型プレリュードを発売しました。環境性能と走りの楽しさを両立するというCR-Zの考え方は、より上級のスペシャリティモデルに受け継がれています。ホンダ公式サイトでも、レーシングドライバーがプレリュードとCR-Zを乗り比べ、ハンドリングの素直さに共通点があることを紹介しています。CR-Zは今も、個性的なスタイルと6MTを選べるハイブリッドとして中古車市場で根強い人気があります。タイヤ選び次第で、走りの質を自分好みに整えられるモデルです。
CR-Zの2代目に関する当時の予想と現在の状況については、こちらのホンダCR-Z 2代目は実現せず生産終了のまま 復活の可能性とプレリュードが継いだ系譜で詳しく解説しています。













