キャノンボールに登場した車

映画『キャノンボール』シリーズの車!ジャッキー・チェンが乗った日本車とは?

『キャノンボール』『キャノンボール2』『キャノンボール3新しき挑戦者たち』に登場した車を画像付きで解説。オープニングのカーチェイスが定番のランボルギーニ・カウンタック、ジャッキーチェンが乗っていた三菱スタリオンやスバル・レオーネなど、映画を盛り上げた劇中車を紹介!

映画『キャノンボール』シリーズの車!ジャッキー・チェンが乗った日本車とは?

映画『キャノンボール』1~3に登場した車20選

『キャノンボール』は、アメリカ大陸を市販車で横断する公道レースを舞台に、豪華キャストがハチャメチャなやり取りを繰り広げるカーアクション映画です。
1981年に公開されると日本でもヒットを記録し、1984年には続編『キャノンボール2』、1989年には『キャノンボール3 新しき挑戦者たち』が公開されました。

『キャノンボール』シリーズ1~3に登場した、印象的な劇中車を画像つきで解説。
映画は笑えて楽しいコメディですが、豪華スターたちが搭乗した車はどれも名車揃いです!

『キャノンボール』に登場した車~オープニングのカウンタックがかっこよすぎ!

1981年公開『キャノンボール(英題:The Cannonball Run)』には、アクション俳優ジャッキー・チェン、ボンド俳優ロジャー・ムーア、名優バート・レイノルズなどの豪華スターが出演しています。
オープニングはカウンタックとパトカーのカーチェイスシーンからはじまりますが、これ以降カウンタックの冒頭カーチェイスは、シリーズ全体のお約束となりました。

ランボルギーニ・カウンタック LP400S

LP400Sのエクステリア『キャノンボール』に登場した漆黒のカウンタックLP400S

美女コンビの愛車。1の劇中車は総生産台数237台のLP400S(1979年モデル)。LP400のスペシャルモデル、石油王のために作った「ウォルター・ウルフ・カウンタック」から大きなヒントを得ている。オープニングでの登場がかっこよすぎる。

ダッジ・トレーズマン(ラムバン)救急車仕様

ダッジ・トレーズマンのエクステリアダッジ・トレーズマン1972年モデル

バート・レイノルズとドム・デルイーズが演じた「救急車コンビ」搭乗車種。トレーズマンはフルサイズバンの貨物モデルを指し、1970年代に米国で大ヒット。カスタムを楽しむ「ストリート・バン」のベース車としても人気を集めた。

フェラーリ・308GTS

フェラーリ・308GTSのエクステリアフェラーリ・308GTS(1975~1985年)

後ろから見た308GTSのエクステリア1979年モデル308GTSのリヤ

ニセ神父コンビの愛車。3.0LのV8エンジン搭載のオープンモデル(GTSの「S」はスパイダーを意味する)。「ミスター・フェラーリ」レオナルド・フィオラヴァンティによる美しいデザインとハイトーンなエキゾーストノートが魅力。

アストンマーティン・DB5

アストンマーティン・DB5のエクステリアアストンマーティン・DB5 『キャノンボール』劇中車も特殊装備あり

ロジャー・ムーア演じる、ロジャー・ムーアの「そっくりさん」の愛車。DB5は有名なボンドカーだが、実はロジャー・ムーアは007シリーズ内でDB5はおろか、アストンマーティンにさえ乗ったことがない。

スバル・レオーネ 4WDモデル

レオーネのエクステリアレオーネ(1984年モデル)

『キャノンボール』日本人コンビ(ジャッキー・チェンだけど!)の搭乗車種。北米仕様のレオーネ(スバル1600)で、劇中車は「4WD」と描かれているのが確認できる。「乗用車の四輪駆動」は1970~1980年代の北米では珍しい存在だった。

ロールス・ロイス・シルヴァーシャドウ

ロールス・ロイス・シルヴァーシャドウのエクステリアメルセデス・ベンツW100を意識したモデルとも言われるシルヴァーシャドウ

後ろから見たロールス・ロイス・シルヴァーシャドウのエクステリア傾斜のきついシルヴァーシャドウのリアウィンドウ

『キャノンボール』1と2登場のファラフェル王家の車。1965~1980年生産、ロールス・ロイス初のモノコックボディを採用し、90度に近いリアウィンドウが特徴。6,747ccのV型8気筒エンジンを搭載し、車両重量は2tを超える。

シボレー・マリブ

シボレー・マリブのエクステリアシボレー・マリブ(1979年)

キャノンボール劇中仕様のシボレー・マリブのエクステリアプールに飛び込んだ際の劇中車と同じカラーリング

「マリブ」は1964年から販売されているシボレー・シェベルの上級グレードの名前だが、1978年に独立。アメリカのストックカーレースNASCARでも活躍。劇中車もそれを模しており、日焼け止めローション「HAWAIIAN TROPIC」のロゴがある。

ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム

トランザムのエクステリアボディカラーが『キャノンボール』劇中車に近い1981年式トランザム

ファイヤーバード・トランザムのエクステリア映画『トランザム7000』の劇中車にもなったファイヤーバード・トランザム(1977年)

オープニングでカウンタックとカーチェイスを繰り広げたのは、ポンティアック・ファイヤーバードの上級グレード「トランザム」。劇中車は第二世代で、1977年に初めて採用したフロント4灯式が個性的で、日本では「イーグルマスク」の愛称も。

『キャノンボール2』の車~ジャッキー・チェンは三菱スタリオンに乗って登場!

1984年公開『キャノンボール2(英題:The Cannonball Run II)』は、『キャノンボール』の続編であり、前回レースの翌年という設定になっています。
一部キャストが続投しており、カウンタックやロールス・ロイス・シルヴァーシャドウなどの車もモデルや年式違いで再登場しているのが特徴です。
日本人にとっては、ジャッキー・チェンが乗っていた三菱スタリオンが特に印象深い1台なのではないでしょうか。

ランボルギーニ・カウンタック LP500S

カウンタック LP500Sのエクステリアカウンタック LP500S(1982~)

『キャノンボール』に欠かせないスーパーカー。1ではLP400Sに乗っていた美女コンビは、2ではLP500Sに搭乗。総生産台数323台、V12エンジンの総排気量は4,754 ccまでアップ。劇中では白から赤へのボディカラーチェンジが見られた。

三菱・スタリオン

スタリオンのエクステリアスタリオン 三菱では数の少ないリトラクタブル・ヘッドライト搭載車

スタリオンのリヤのエクステリア三菱スタリオンのリヤ

1982~1990年生産のスポーツカー。ジャッキー・チェンとリチャード・キールが演じた「三菱チーム」の愛車。忍者作戦で空へ垂直に上昇する、文字通りの火を噴く加速、潜水機能付きで「さすがハイテクジャパンだな」のセリフをちょうだいする。

メルセデス・ベンツ・300SL

300SL市販型クーペのエクステリア300SL市販型クーペ 車名は「3.0L Sport Leicht」の意味

300SLのエクステリア「世界一過酷」といわれたカレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝した300SL

ランボルギーニの美女コンビが乗り換えた車。1954年にガソリン直噴エンジンとガルウィングドアを市販車として世界初採用。1952年にプロトタイプがメキシコ縦断公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」で鳥と衝突し窓ガラスを破損しながらも優勝。

インペリアル・リムジン

インペリアル・リムジンのエクステリア1981~1983年に生産されたインペリアル・リムジン

「インペリアル」はクライスラーが保有していた高級ブランド。1975年廃止となるも、1981~1983年に一時復活。『キャノンボール2』の米国陸軍コンビの搭乗車種はこの3年間に生産されたモデル。

シボレー・コルベット

C4コルベットのエクステリアC4コルベット(1983~1996年)

ニセ警察官コンビは、『キャノンボール2』公開前年の1983年発売C4コルベットに搭乗。「コーク・ボトル」呼ばれたC3に対して、ヨーロピアン調のスタイルが特徴。前後重量配分は49:51、空力特性も当時の最高水準を達成している。

キャデラック・フリートウッド

キャデラック・フリートウッドのエクステリアキャデラック・フリートウッド リムジン1974年モデル

キャデラック・フリートウッドシリーズのエクステリアキャデラック・フリートウッド シリーズ75

オラウータンが運転手を務めていたのはGMの高級ブランド・キャデラックのリムジン。フロントガラスやフロントルーフが取り外せるよう大幅改造済み。お猿の声を演じたフランク・ウェルカーは「Voice Acting God(声優の神様)」と呼ばれるすごい人。

ポルシェ・928

ポルシェ928のエクステリアポルシェ928の初期モデル

ポルシェ928 S4のエクステリアライトを稼働させたところ ポルシェ928 S4

『キャノンボール2』でスタート時に潰された不憫な車。1977~1995年生産、水冷V8エンジン搭載のFR、大きなハッチゲート装備の実用的なスポーツカー。ポップアップ式ヘッドランプを装備しており、作動時は個性的なルックスに。

ダッジ・デイトナ

ダッジ・デイトナ ターボZのエクステリアダッジ・デイトナ ターボZ 1985年モデル

『キャノンボール2』で本人役として登場したフランク・シナトラが乗っていた車(日本では「クライスラー・デイトナ」と呼ばれる)。1984~1993年生産、販売当初のラインアップは2.2L直4と直4ターボのFFレイアウト。

ダッジ・セントレジス

セントレジスのエクステリア1979~1981年販売セントレジス

『キャノンボール2』でカウンタックを追いかけたパトカーの1台。1979~1981年と短命だが、米国ではV8エンジン搭載モデルが実際にポリスカーとして活躍していた。映画やテレビでカースタントに用いられたため、現存車が少ない。

『キャノンボール3新しき挑戦者たち』の車~BMWやジャガーの名車が登場!

1989年『キャノンボール3新しき挑戦者たち』は、制作会社やキャストが大幅に異なり、アメリカでは『Speed Zone!』というタイトルで公開されました。
そのため、やや印象は異なりますが、シリーズ1と2の続編には違いなく、舞台は変わらず公道レース「キャノンボール」。はちゃめちゃなコメディ&カーアクションは健在です。

BMW735i

E32型BMW735iのエクステリアE32型BMW735i(1987~1992年)控えめなキドニーグリル

BMW735iのリヤのエクステリアBMW735iのリヤ BMWのデザインアイコンの1つL字型テールライト

BMW7シリーズの2代目にあたるE32(1986~1994年)。念願のV12エンジン搭載モデルを誕生させ、L字型テールライトを初採用。『キャノンボール3』劇中車は3430cc直6モデル735i。V8やV12モデルとはキドニーグリルの大きさが異なる。

ジャガーXJ-S

ジャガーXJ-SのエクステリアジャガーXJ-S(1975~1996年)画像は初期の1978年モデル

ジャガーXJ-SのエクステリアジャガーXJ-S(1988年)

『キャノンボール3』でカウンタックと勝負したのはジャガーXJ-S。1975年の発売当時は5344ccのV12エンジンを搭載しており、最高速240km/h以上、最高出力は285hp/5,500rpm。日本仕様は排ガス規制のためスペックが異なる。

フェラーリ・365GTS/4

フェラーリ・365GTS/4のエクステリアマイアミ・バイスで用いられたレプリカ 『キャノンボール3』では外観の完成度が高められた

フェラーリ・デイトナ・スパイダーのエクステリア本物のフェラーリ・デイトナ・スパイダー

フェラーリ・デイトナ・スパイダー。クーペ365GTB/4の総生産台数が1284台に対し、スパイダー365GTS/4は122台と数が少ない希少車。『キャノンボール3』は本物ではなく、ドラマ『マイアミ・バイス』のレプリカ(コルベットがベース)を流用して撮影。

『キャノンボール』はゆるさが魅力の楽しいカーアクション映画!

『キャノンボール』『キャノンボール2』『キャノンボール3新しき挑戦者たち』は、笑いたいとき、頭をからっぽにして映画を楽しみたいときにもってこいの作品です。
批評家からは酷評されたこともありますが、一方で作品独特の「ゆるさ」を好意的に捉えるファンが多いのも事実。

今なら1980年代の雰囲気が感じられて、ノスタルジックな気分にも浸れます。オープニングのカウンタックの疾走シーンは必見です!