BMW X4がモデルチェンジでクーペスタイルに 日本でディーゼルエンジン追加の可能性も

BMW X4が2018年9月6日にモデルチェンジ！クーペスタイルのエクステリアに注目

BMWが販売しているクロスオーバーSUVの「X4」が、ジュネーブモーターショー2018で新型を発表、2018年9月6日にモデルチェンジして日本で発売しました。2014年に初代が発売されたX4は、どのように進化するのでしょうか？

2018年9月6日にモデルチェンジしたBMW新型X4のエクステリアやインテリア、搭載エンジンや装備、発売日や価格帯を紹介します。

BMW X4に2020年春からマイルドハイブリッド搭載車を導入

BMWはX4に新開発となるマイルドハイブリッドを搭載したモデルを2020年春から発売することを明らかにしました。BMWは現在モデルラインナップの電動化を積極的に進めており、今回のマイルドハイブリッド導入もその一環です。

X4では「xDrive20d」グレードに48Vのマイルドハイブリッド技術を採用。48Vスタータージェネレーターで振動の少ないスムーズなエンジン自動停止・再始動を可能とし、燃費は20.8km/L、CO2排出量は125g/kmになります。

BMWがフランクフルトモーターショー2019で「X4M」を出展

BMW X4Mのエクステリア

BMWの主力モデルであるX4をベース車両とした「X4M」が、フランクフルトモーターショー2019で発表されました。
X4MはBMW M社が開発・生産を手掛けるハイパフォーマンスモデル。パワートレインには最大出力480hp/6250rpm、最大トルク61.2kgm/2600～5600rpm を発揮するMの「ツインパワー」ターボテクノロジーに新開発の3.0Lストレート6エンジンを組み合わせます。トランスミッションは8速「ステップトロニック」です。より高い性能を実現した「X4Mコンペティション」も用意されています。

エクステリアに注目すると、フロント・リアバンパーともにパフォーマンス向上のためMモデル専用デザインを採用しています。X4Mコンペティションの場合、キドニーグリルはブラック、サイドスカートと前後バンパーはフルカラー仕上げとなります。

BMW X4Mのインテリア

BMW X4M にはMマルチファンクションシートが標準装備。その他Mモデルならではのオプションも充実しています。

BMW X4モデルチェンジ後のエクステリアはワイド&ローのクーペスタイル

新しいBMW X4のデザインは、基本的なコンポーネントは変わっていないキープコンセプトですが、キドニーグリルが大きくなっている、初代では丸いフォグランプだけだったのが横長デザインのLEDに変更されているなど、進化しているポイントがたくさんあります。

サイドビューではホイールのデザインがハッキリと見え、5本スポークなのは変わりませんがダブルになりよりスタイリッシュなデザインになっています。スタイリングはリヤに向かって下がっていくクーペスタイルを引き継いでいます。

リヤビューでは、かなり傾斜したリヤウィンドウが見え、新しいデザインのテールランプが見えます。赤とスモークで上下に分かれた配色で、スモーク部分にウインカーとバックランプ、赤い部分にテールランプとストップランプがあります。

ボディサイズは、全長4,760mm、全幅1,917mm、全高1,625mm、ホイールベース2,865mmになっていて、初代X4より若干ボディサイズが拡大しています。

カラーステッチとブラックの内装が目を惹く新型X4のインテリア

BMW X4のモデルチェンジ後のインテリアは、グレーブラックと赤ステッチを基調としたシックなデザインで、センターコンソールには、上からインフォメーションディスプレイ・エアコン送風口・オーディオパネル・エアコンコントローラーが並んでいます。

後部座席の雰囲気も変わり全体的に低いデザインとなっていて、スタイリッシュさがあります。シートベルトロック付近に見えるのは、チャイルドシートテザーアンカーで、子供も安心して乗せることができます。

BMW新型X4の搭載エンジンは3L直列6気筒エンジンと2L直列4気筒エンジンの2種類

新型のBMW X4に搭載されるエンジンは「B48B20B」「B58B30A」の2種類で、すべてBMWの4輪駆動システムである「xDrive」が採用されています。

日本仕様の初代X4では、ガソリンエンジンのみラインナップしていますが、X3のようにディーゼルモデルも今後追加されるとかもしれません。

モデルチェンジしたBMW X4にはBMWの最新予防安全システムを標準装備

BMW X3にはヘッドアップ・ディスプレイや、BMWジェスチャーコントロールが搭載されています。指を差したり回したりすることで、ディスプレイの操作や音量調整を行うことができ、モニターの汚れなども気にしなくなります。

ほかにも先進の安全性能を搭載していて、真上からの視点で駐車をサポートしてくれる「トップ・ビュー+サイド・ビュー・カメラ」や、自車速度や道路標識を表示してくれる「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」、車線のはみ出しを教えてくれる「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」など、様々な安全装備を搭載しています。

BMW X4モデルチェンジ後の発売日は2018年9月6日で販売価格は7,640,000円から

新型BMW X4の発売日は2018年9月6日で、ジュネーブモーターショー2018で世界初公開されています。気になる価格帯は、北米の価格で50,450ドル（約565万円・112円換算）になり、日本の販売価格は「xDrive 30i」で発売は7,640,000円からになっています。

SUVの新ジャンル SAVのBMW・X4のモデルチェンジ遍歴

X4はドイツのBMWが販売しているSUVで、SUVの新ジャンル「SAV（スポーツアクティビティビークル）」をBMWでは展開しており、その他にも「SAC（スポーツアクティビティクーペ）」も展開しています。X4は新たなSACとして登場しました。

BMW・X4 初代 F26/2014年～20185年

2014年4月、「X4」がニューヨーク国際オートショーで発表されました。「xDrive20i」「xDrive28i」「xDrive35i」「xDrive20d」「xDrive30d」「xDrive35d」のモデルが欧州仕様として用意されました。8月に日本市場向けが発表になり、右ハンドルのみで2.0L直列4気筒エンジン搭載の「xDrive28i」、3.0L直列6気筒エンジン搭載の「xDrive35i」が導入されました。

2016年1月、左ハンドルで新開発の3.0L直列6気筒エンジンを搭載した「Ｍ40i」が日本でも販売を開始しました。

BMW・X4 2代目 G02/2018年～

2018年4月、2代目のX4のフルモデルチェンジが発表になり、にほんでは9月に発表され、2.0Ｌ直列4気筒ターボエンジン搭載の「X4 xDrive30i」「X4 xDrive30i Mスポーツ」、3.0Ｌ直列6気筒ターボエンジンを搭載した「X4 M40i」の3モデルを導入。
2019年6月、3.0Ｌ直列6気筒ツインターボエンジンを搭載した「X4 M」「X4 Mコンベンション」が発表されました。

モデルチェンジ後のX4は新しいデザインになり日本モデルは今後ディーゼルエンジンを採用するかもしれない

2018年9月6日にモデルチェンジした新型BMW X4はジュネーブモーターショー2018で世界初披露され、日本円の販売価格は764万円のスタートになりました。

デザインは新型X3に採用されたデザインを受け継ぎ、LEDヘッドライトやフォグライトを搭載したスタイリッシュな見た目に進化しています。エンジンは3L直列6気筒エンジンと、2L直列4気筒エンジンの2種類で、今後2.0Lの直列4気筒ターボのディーゼルエンジンが追加される可能性もあり、軽油を使用する経済的なエンジンが追加されるかもしれません。
ヘッドアップ・ディスプレイやレーン・ディパーチャー・ウォーニングなどの安全装備も充実しているBMW X4はとても快適で満足度の高いクロスオーバーSUVとなるでしょう。