Audi Q5のモデルチェンジ

Audi Q5のモデルチェンジ情報:2026年10月に前輪駆動モデルを追加設定、エントリーは749万円に

2026年10月21日、Audi Q5シリーズに前輪駆動モデルが登場。モデルチェンジではなくグレード追加という位置づけながら、価格は7,490,000円からと魅力的です。装備や燃費、quattro車との違いを分かりやすく整理しました。

Audi Q5モデルチェンジ最新情報:2026年10月に前輪駆動モデルを追加設定、749万円の新エントリーが登場

プレミアムミッドサイズSUVとして根強い支持を集めるAudi Q5シリーズに、2026年10月21日、新たな選択肢が加わりました。アウディ ジャパンが発表したのは、SUVの「Audi Q5」とクーペスタイルの「Audi Q5 Sportback」それぞれに用意される前輪駆動(FWD)モデル。グレード名は「advanced LE」と「advanced」の2種類で、発表と同日から正規ディーラーでの販売が始まっています。フルモデルチェンジや一部改良ではなく、あくまでラインアップを広げるためのグレード追加という位置づけですが、エントリー価格が7,490,000円まで引き下げられた意味は小さくありません。

現行Audi Q5シリーズは、2026年4月にもユーザーインターフェイスの刷新と運転支援機能の強化という大きなアップデートを受けています。本記事では、今回の前輪駆動モデル追加設定の詳細を軸に、4月のアップデート内容、エクステリア・インテリア・走行性能といった現行モデルの実力、そして最新の価格表と主要諸元までを一本にまとめてお届けします。

【2026年10月最新】Audi Q5 / Q5 Sportbackに前輪駆動モデルを追加設定

Audi Q5

アウディ ジャパンは2026年10月21日、Audi Q5およびAudi Q5 Sportbackのガソリンターボ(TFSI)エンジン搭載車に、前輪駆動(FWD)方式のモデルを新たに設定したと発表しました。同日より、全国127店舗(発表時点)のアウディ正規ディーラーを通じて販売が開始されています。

Audi Q5といえば、2008年の初代登場以来、欧州のミッドサイズSUV市場を牽引してきた看板モデルです。3代目となる現行型では、Qファミリーとして初めて新設計プラットフォーム「PPC(Premium Platform Combustion)」を採用し、内外装の質感と動力性能を一段引き上げました。そのシリーズに前輪駆動という選択肢が加わったことで、市街地中心の使い方をするユーザーや、四輪駆動を必須と考えていないユーザーまで受け皿が広がったことになります。

追加されたのは「advanced LE」と「advanced」の2グレード

今回設定された前輪駆動モデルは、Audi Q5・Audi Q5 Sportbackそれぞれに「advanced LE」と「advanced」の2グレード。このうちadvanced LEがAudi Q5シリーズ全体のエントリーグレードという扱いになります。

advanced LEは、フロントシートにスポーツシートを奢ることでスポーティな雰囲気を打ち出した仕様。デコラティブパネルには、パッセージクロスのシート素材とレーザーストラクチャー ブラックを組み合わせ、現代的で個性のある室内を仕立てています。一方のadvancedは、シート表皮をレザー/アーティフィシャルレザーとし、マルチカラーアンビエントライティング、イルミネーテッドドアシルトリム アルミニウム、マットブラッシュトアルミニウムのデコラティブパネルなどを標準で備え、より上質な方向にまとめられています。

なお、advancedにはS lineパッケージがオプション設定されており、S lineエクステリアや19インチアルミホイール、スポーツシートなどを選ぶことで、見た目の精悍さを一段高めることも可能です。

パワートレインは2.0ℓ TFSI+48V「MHEV plus」+7速Sトロニック

前輪駆動モデルが積むのは、最高出力150kW(204ps)、最大トルク340Nmを発生する2.0ℓ直列4気筒直噴TFSIエンジンです。これに48Vマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」が組み合わされます。

MHEV plusの中核を担うPTG(パワートレインジェネレーター)は、減速時に最大25kWぶんのエネルギーを回収し、加速時には最大18kWの駆動力でエンジンを後押しします。条件が整えばエンジンを止めたまま走ることもでき、さらにエンジン停止中もエアコンが機能し続けるため、燃費と車内の快適性を同時に成立させている点がポイントです。

トランスミッションには7速Sトロニックを採用。歯切れのよい変速と効率の高さを両立します。WLTCモード燃費は、Audi Q5が14.7km/ℓ、Audi Q5 Sportbackが14.8km/ℓと公表されています。

ラゲッジ容量やボディサイズはquattro車と変わらず

駆動方式が変わっても、SUVとしての実用性が削られていないのは朗報でしょう。ラゲッジスペース容量はAudi Q5が520ℓ、Audi Q5 Sportbackが515ℓを確保しており、ゆとりある室内空間もそのまま。SUVらしい堂々としたスタイリングを保ったうえで、前輪駆動ならではの軽快な身のこなしと効率の良さが上乗せされた格好です。

エントリーでも装備は本格的:マトリクスLEDとOLEDディスプレイを標準化

エントリーグレードだからといって装備が大幅に簡略化されているわけではありません。advanced LE・advancedの両グレードに共通して、以下のような装備が標準で与えられています。

  • ライティング:ダイナミックターンインディケーター付マトリクスLEDヘッドライト、LEDリヤコンビネーションライト
  • ディスプレイ:11.9インチのバーチャルコックピットプラスと14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成される、OLEDテクノロジー採用のMMIパノラマディスプレイ
  • 快適装備:Audi connect、スマートフォンワイヤレスチャージング、アウディサウンドシステム(8スピーカー)、3ゾーンオートマチックエアコン、アドバンストキーシステム、オートマチックテールゲート
  • 運転支援:アダプティブクルーズアシストプラス、フロントエマージェンシーブレーキアシスト、サイドアシスト/エグジットワーニング/リヤクロストラフィックアシスト、パークアシストプラス、サラウンドビューカメラ

2026年4月のアップデートで標準化されたアダプティブクルーズアシストプラスが、最も安価なグレードにも漏れなく備わる点は注目に値します。価格を抑えたグレードで先進安全装備が削られるケースは輸入車でも珍しくないだけに、ここを割り切らなかったのは評価できるポイントでしょう。

ボディカラーは豊富な設定を継承

ボディカラーについては、アルコナホワイト、グレイシアホワイト メタリック、ミトスブラック メタリック、ナバーラブルー メタリック、ディストリクトグリーン メタリック、タンボラグレー メタリック、グレナデンレッド メタリックといったスタンダードカラーを用意。advancedのS lineパッケージを選んだ場合は、サヒールゴールド メタリック、ウルトラブルー メタリック、デイトナグレー パールエフェクトも候補に加わります。さらに、Audi exclusiveによる特別なボディカラーのオーダーにも対応します。

前輪駆動モデルの価格:エントリーは749万円から

今回追加設定された前輪駆動モデルのメーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。

モデル名 駆動方式 トランスミッション WLTCモード燃費 メーカー希望小売価格(税込)
Audi Q5 TFSI 150kW advanced LE FWD 7速Sトロニック 14.7km/ℓ 7,490,000円
Audi Q5 TFSI 150kW advanced FWD 7速Sトロニック 14.7km/ℓ 7,710,000円
Audi Q5 Sportback TFSI 150kW advanced LE FWD 7速Sトロニック 14.8km/ℓ 7,840,000円
Audi Q5 Sportback TFSI 150kW advanced FWD 7速Sトロニック 14.8km/ℓ 8,060,000円

※いずれも右ハンドル仕様です。

考察:quattro車との価格差をどう見るか

同じ2.0ℓ TFSIエンジンを積むquattro(4WD)モデルの価格は、Audi Q5が7,870,000円、Audi Q5 Sportbackが8,220,000円です。これに対し前輪駆動のadvancedはそれぞれ7,710,000円、8,060,000円ですから、同等グレード同士の差額は16万円。想像していたほど大きな開きではない、と感じる方も多いのではないでしょうか。

むしろ今回の設定でインパクトが大きいのは、装備を整理したadvanced LEの存在です。Audi Q5の場合、従来の最廉価モデルから38万円下がる7,490,000円でシリーズに手が届くようになり、Audi Q5 Sportbackも7,840,000円と、これまで800万円超が前提だった価格帯から一歩踏み出しました。プレミアムミッドサイズSUV市場では、各社がエントリー価格の見せ方に神経を使っています。Audi Q5シリーズが700万円台前半に接点を持てたことは、比較検討のテーブルに載る機会そのものを増やすはずです。

一方で、雪国や山間部を日常的に走るユーザーにとって、quattroの安心感は16万円の差額で割り切れる類のものではありません。今回の追加設定は「quattroの下位互換」ではなく、使い方に応じて駆動方式を選べるようになったと捉えるのが正確でしょう。街乗り主体ならFWD、走破性を重視するならquattro。選択肢が増えたこと自体が、現行Audi Q5シリーズの完成度を裏づけているとも言えます。

アウディ ジャパン、Audi Q5シリーズをアップデート:UI刷新と運転支援機能を強化

新型Audi Q5

アウディ ジャパンは2026年4月21日、アウディのプレミアム プラットフォーム コンバッション(PPC)を採用するAudi Q5シリーズに、包括的なハードウェアおよびソフトウェアのアップデートを実施し、同日より全国のアウディ正規ディーラーで発売を開始しました。対象となるのは、SUVの「Audi Q5」とクーペスタイルの「Audi Q5 Sportback」、さらにハイパフォーマンスモデルである「Audi SQ5」および「Audi SQ5 Sportback」の計4モデルです。フルモデルチェンジではないものの、次期モデルチェンジを待たずとも最新装備を享受できる内容となっています。

今回のアップデートでは、主に3つのポイントで進化を果たしています。第一に、簡素化されたアイコンと明確な構造を備えた新しいユーザーインターフェイスの採用。第二に、高速道路での車線変更アシスト機能を含む「アダプティブクルーズアシストプラス」の標準装備化。そして第三に、エマージェンシーブレーキアシスト(フロント/リヤ)やパークアシストプロ、3Dサラウンドビューカメラなどを含む新オプション「テクノロジーパッケージプロ」の設定です。

このアップデート実施時点でのメーカー希望小売価格(消費税込み)は、7,870,000円から10,980,000円に設定されていました。その後、2026年10月21日の前輪駆動モデル追加設定により、現在のシリーズ価格帯は7,490,000円から10,980,000円へと拡大しています。

Audi Q5のエクステリア:ダイナミックなプロポーションと先進のライティング技術を融合

新型Audi Q5

PPC採用の現行Audi Q5シリーズは、SUVらしい力強さと最新のデジタルテクノロジーが融合した、エモーショナルで洗練されたエクステリアデザインが魅力です。ここでは、購入検討にあたり押さえておきたいAudi Q5のデザインの見どころをご紹介します。

黄金比が生むSUVの力強さと洗練されたシルエット

Audi Q5シリーズのエクステリアは、アウディ伝統のエンジン縦置きレイアウトを活かしたロングノーズと、引き締まった高いショルダーラインが大きな特徴です。全体としてSUVらしい安定感に満ちた力強さを表現しながら、エッジを減らした連続的な面構成によって、シャープで洗練されたシルエットを両立させています。フロントフェイスには、フラットでワイドなシングルフレームグリルが配され、ブランドの象徴である2次元デザインのAudi ringsと大型エアインテークが、プレミアムSUVにふさわしい精悍な表情を作り出しています。

8通りの個性を演出する先進のライティングテクノロジー

Audi Q5シリーズのもうひとつの見どころが、アウディの真骨頂であるライティングテクノロジーです。鋭く立体的なデザインのマトリクスLEDヘッドライトは、8種類の点灯パターンから好みのデザインを選択できる「デジタルライトシグネチャー」を備えています。リヤビューにおいては、一直線に結ばれたライトストリップがワイドなスタンスを強調し、オプションのデジタルOLEDリヤライトでも8つの点灯パターンを切り替え可能です。さらに、車両の解錠・施錠などに連動してリヤウィンドウ上部にグラフィックを投影する「リヤウィンドウプロジェクションライト」も採用されており、視覚的な先進性を高めています。

異なる個性を放つ2つのボディタイプとSQ5の専用意匠

ボディタイプは、SUVらしい存在感を放つ標準モデルと、弧を描くルーフラインが優雅なSportbackモデルの2種類が展開されています。Sportbackモデルは、鋭く傾斜したリヤウィンドウにより、静止していても力強く機敏な走りを予感させるクーペシルエットが特徴です。また、ハイパフォーマンスモデルのSQ5では、マットシルバークロームの装飾やS専用のディフューザー、そして圧倒的なパフォーマンスを象徴する4本出しテールパイプが装備され、よりアグレッシブなスタイルへと仕上げられています。

Audi Q5のインテリア:曲面OLEDディスプレイと「デジタルステージ」による先進空間【2026年UI刷新】

新型Audi Q5

Audi Q5シリーズのインテリアは、「デジタルステージ」と称される先進のインフォテインメントシステムと、乗員を包み込むような「ヒューマンセントリック(人間中心)」なデザインが融合し、まるでラウンジのような居心地のよさと直感的な操作性を両立させています。2026年のアップデートでは、このインテリアのなかでも特にユーザーインターフェイスが刷新され、操作性がさらに向上しました。

【アップデートのポイント】新ユーザーインターフェイスの採用

2026年4月のアップデートで刷新されたのは、MMI(マルチメディアインターフェイス)のUI部分です。簡素化されたアイコンと明確な構造により操作性が向上し、バーチャルコックピットプラスでは「クラシック(丸型メーター)」「ドライバーアシスト」「ナビゲーション」の3つの表示モードが選択可能となりました。また、バーチャルコックピット内の各種車両機能を操作する従来のタッチ式インターフェイスの一部を物理的スイッチに置き換えることで、より直感的な操作環境を創出しています。

「デジタルステージ」:曲面OLEDディスプレイとパッセンジャー用画面

インテリアの象徴となるのは、ダッシュボードに美しく統合された曲面OLED採用のMMIパノラマディスプレイです。これにはバーチャルコックピットプラスも内蔵されており、ドライバーの視線移動を最小限に抑える最適な配置がなされています。また、助手席正面にはMMIパッセンジャーディスプレイが設定(一部オプション)され、インテリアの一部としてシームレスに調和しています。

ラウンジのような上質空間:素材へのこだわりと開放的な意匠

室内空間は、ドアからコックピット、センターコンソールにわたって乗員を包み込むようなデザインが採用されています。フロントドアを結ぶように配置されたデコラティブパネルが水平基調を強調し、広々とした開放感を演出しています。素材にもこだわり、標準装備のレザー/アーティフィシャルレザーのほか、オプションでダイヤモンドステッチを施したファインナッパレザーも用意されています。なお、2026年10月に追加された前輪駆動のadvanced LEでは、パッセージクロスのシート素材とレーザーストラクチャー ブラックを組み合わせたデコラティブパネルが与えられ、上位グレードとは異なるモダンな雰囲気を楽しめます。

さらに、利便性を高める装備として、グロスブラック仕上げのスマートドアパネルを搭載。ここにはエクステリアミラー調整やヘッドライト操作、シートメモリー機能などが統合されており、ソフトタッチによる優れた応答性で直感的な操作を可能にしています。

感情に訴えるライティングと高機能インフォテインメント

室内を彩る「ダイナミックインタラクションライト」は、30色のカラーチャートから自分好みの色を選択できるだけでなく、インディケーターやハザードランプ、車両の施錠・解錠と連動して流れるように点灯し、車両の作動状況を視覚的に伝えます。

また、エンターテインメント面では、16個のスピーカーを備えたBang & Olufsen 3Dプレミアムサウンドシステムや、最大100Wの給電が可能なUSBクイックチャージングなどが設定され、移動の快適性を高めています。実用面でも妥協はなく、広々とした居住空間に加え、SUVモデルで520ℓ、Sportbackモデルで515ℓのゆとりあるラゲッジ容量を確保しています。

Audi Q5の走行性能:48Vマイルドハイブリッド「MHEV plus」と進化したquattro

新型Audi Q5

Audi Q5シリーズは、新世代のPPC(プレミアム プラットフォーム コンバッション)をベースに、最新の48Vマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」を全モデルに採用。エモーショナルで直感的、かつ効率的なドライビングエクスペリエンスを提供します。

「MHEV plus」による電動化の恩恵と高効率パワートレイン

Audi Q5には、2.0ℓの直列4気筒ガソリンターボ(TFSI)およびクリーンディーゼル(TDI)エンジンが用意されています。これら全てのエンジンに、パワートレインジェネレーターが加速を最大18kW/230Nmサポートする「MHEV plus」が組み合わされています。これにより、走り出しから厚いトルクが得られるだけでなく、回生ブレーキによるエネルギー回収や、特定の条件下での電気走行も可能となり、効率と快適性を両立。ガソリンモデルは150kW(204PS)の最高出力を発揮し、ディーゼルモデルも同様の出力ながら400Nmという圧倒的なトルクを誇ります。

状況を先読みするquattroと俊敏なハンドリング

アウディの代名詞である4WDシステムquattroは、電子制御式AWDクラッチを用いて走行状況に合わせてトルクを前後アクスルへ最適に配分します。定速走行時にはプロペラシャフトを切り離してFWD(前輪駆動)とすることで燃費を向上させ、オフロードや急な坂道など4WDが必要な場面では自動かつ予測的に切り替えるインテリジェントな制御が特徴です。また、独自の累進的なギア比設定により、中立付近の安定性とスポーツ走行時のダイナミックな操舵を両立するプログレッシブステアリングが、あらゆる運転状況で爽快なドライビングフィールをもたらします。

2026年10月追加の前輪駆動モデルがもたらす軽快さ

2026年10月に設定された前輪駆動モデルは、TFSIエンジンの駆動力を前輪のみに伝えるシンプルな構成です。quattroシステムに必要なプロペラシャフトやリヤデファレンシャルを持たないぶん、パワートレイン全体の構成が簡素になり、前輪駆動らしい身軽なフットワークと高い効率が引き出されます。WLTCモード燃費がAudi Q5で14.7km/ℓ、Audi Q5 Sportbackで14.8km/ℓという数値も、その性格を物語っています。郊外の高速巡航から市街地の取り回しまで、肩の力を抜いて付き合える一台を求めるなら、十分に検討価値のある選択肢と言えるでしょう。

4.5秒の加速を誇るSQ5と路面を捉えるサスペンション

ハイパフォーマンスモデルのAudi SQ5には、最高出力270kW(367PS)、最大トルク550Nmを叩き出す3.0ℓ V型6気筒TFSIエンジンが搭載され、0-100km/h加速は4.5秒(メーカー測定値)という驚異的なパフォーマンスを誇ります。足回りは、標準のサスペンションのほか、SQ5には路面にしっかりと追従するSスポーツサスペンションを装備。さらにオプションとして、車高の調整が可能なアダプティブエアサスペンションも設定され、乗り心地と走行安定性をより高いレベルで両立可能です。走りの特性をシーンに合わせて選択できるアウディドライブセレクトにより、コンフォートからダイナミック、オフロードまで、好みに応じたセッティングを瞬時に呼び出すことができます。

【アップデートの目玉】Audi Q5の運転支援・安全機能が大幅進化

新型Audi Q5

2026年4月のアップデートで最も大きな進化を遂げたのが、運転支援および安全機能の領域です。より高度なセンサーと最新のソフトウェアを導入することで、「より安全に、より快適に」というアウディの哲学がさらに具現化されました。ハードウェア面での刷新は限定的ですが、この領域の充実ぶりはモデルチェンジと言っても過言ではないほどの内容となっています。

【新標準装備】高速道路での車線変更もサポートする「アダプティブクルーズアシストプラス」

このアップデートで全車標準装備となったのが「アダプティブクルーズアシストプラス」です。従来のレーンガイダンス(車線中央維持)や車間距離を考慮した速度維持・加減速制御に加え、新たに高速道路での車線変更アシスト機能が追加されました。車線変更が可能な状況でドライバーがターンシグナル(方向指示器)を操作すると、システムが周囲の環境を判断し、ステアリング操作を支援して希望の車線へと導きます。従来よりも高度なセンサーの採用により、制御の緻密さと状況認識の精度が向上し、よりスムーズで自然な運転支援を実現しています。なお、2026年10月に追加された前輪駆動のadvanced LE / advancedにも、この機能は標準で備わります。

【新オプション】駐車時の衝突回避と利便性を高める「テクノロジーパッケージプロ」

同じくアップデートで新たに設定されたオプションが「テクノロジーパッケージプロ」です。これを選択することで、駐車や狭い場所での取り回しが劇的に進化します。具体的な内容は以下の通りです。

  • エマージェンシーブレーキアシスト(フロント/リヤ):車両後方の歩行者との衝突リスクがある際に自動で介入し、車両前後の安全をサポート(Audi SQ5はリヤ機能が標準装備)。
  • パークアシストプロ:並列駐車時の前向き駐車および退出サポート、縁石警告(カーブストーンアシスト)、狭い道での後退をサポートするリバースアシスト、最長200mの駐車経路を記憶・再現するメモリー機能などを搭載。
  • 3Dサラウンドビューカメラ:MMI画面上でズームや視点変更が可能で、後方の視界をクリアに確保。

子供やペットを守る「リヤオキュパントディテクション」(全Q5シリーズに標準装備)

Audi Q5シリーズ全モデルには、「リヤオキュパントディテクション」が標準装備されています。これはヘッドライニングに内蔵されたレーダーセンサーにより、後部座席に取り残された子供やペットを直接検知するシステムです。降車時の置き去り事故を防止するための先進的な機能であり、大切な家族全員の安全をサポートします。

先進のライティングテクノロジーによる視認性と被視認性の向上

安全性能はソフトウェアだけでなく、アウディが誇るライティング技術によっても高められています。カメラシステムで配光を最適に制御するマトリクスLEDヘッドライトは、状況に合わせて対向車や歩行者を眩惑することなく前方を明るく照らします。また、「リヤウィンドウプロジェクションライト」は、車両の解錠・施錠時にグラフィックを投影することで、後続車や周囲への視覚的な合図として機能し、安全性の向上に寄与しています。

Audi Q5シリーズ:メーカー希望小売価格および主要諸元一覧

アウディ ジャパンが展開するAudi Q5シリーズは、最新プラットフォーム「PPC」を採用し、SUVとSportbackの両ボディタイプに高効率な2.0ℓエンジンおよびパワフルな3.0ℓ V6エンジンをラインアップしています。2026年10月21日には2.0ℓ TFSIエンジン車に前輪駆動モデルが追加設定され、それ以外のモデルには4WDシステム「quattro」が組み合わされます。これにより、効率重視のFWDから卓越した走行安定性を誇るquattroまで、幅広いニーズに応える構成となりました。今回の前輪駆動モデル追加はフルモデルチェンジではなくラインアップ拡大ですが、最新の運転支援機能や新UIを備えた現行モデルを従来より手の届きやすい価格で選べるようになった意義は大きく、次期モデルチェンジを待たずに検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

各モデルのメーカー希望小売価格および主要諸元は以下の通りです。

モデル名 メーカー希望小売価格(税込) 駆動方式 全長×全幅×全高 (mm) 総排気量 (cc) 最高出力 (kW (PS) / rpm) 最大トルク (Nm (kgm) / rpm)
Audi Q5 TFSI 150kW advanced LE 7,490,000円 FWD 4,715×1,900×1,655 1,984 150 (204) / 4,300 – 6,000 340 (34.7) / 2,000 – 4,000
Audi Q5 TFSI 150kW advanced 7,710,000円 FWD 4,715×1,900×1,655 1,984 150 (204) / 4,300 – 6,000 340 (34.7) / 2,000 – 4,000
Audi Q5 TFSI quattro 150kW advanced 7,870,000円 quattro (4WD) 4,715×1,900×1,655 1,984 150 (204) / 4,300 – 6,000 340 (34.7) / 2,000 – 4,000
Audi Q5 TDI quattro 150kW advanced 8,150,000円 quattro (4WD) 4,715×1,900×1,655 1,968 150 (204) / 3,800 – 4,200 400 (40.8) / 1,750 – 3,250
Audi SQ5 10,630,000円 quattro (4WD) 4,715×1,900×1,655 2,994 270 (367) / 5,500 – 6,300 550 (56.1) / 1,700 – 4,000
Audi Q5 Sportback TFSI 150kW advanced LE 7,840,000円 FWD 4,715×1,900×1,650 1,984 150 (204) / 4,300 – 6,000 340 (34.7) / 2,000 – 4,000
Audi Q5 Sportback TFSI 150kW advanced 8,060,000円 FWD 4,715×1,900×1,650 1,984 150 (204) / 4,300 – 6,000 340 (34.7) / 2,000 – 4,000
Audi Q5 Sportback TFSI quattro 150kW advanced 8,220,000円 quattro (4WD) 4,715×1,900×1,650 1,984 150 (204) / 4,300 – 6,000 340 (34.7) / 2,000 – 4,000
Audi Q5 Sportback TDI quattro 150kW advanced 8,500,000円 quattro (4WD) 4,715×1,900×1,650 1,968 150 (204) / 3,800 – 4,200 400 (40.8) / 1,750 – 3,250
Audi SQ5 Sportback 10,980,000円 quattro (4WD) 4,715×1,900×1,645 2,994 270 (367) / 5,500 – 6,300 550 (56.1) / 1,700 – 4,000

※全モデル共通:ホイールベースは2,820mm、トランスミッションは7速Sトロニックです。
※数値は標準仕様のものです。アダプティブエアサスペンション装着車など、オプション装備により全長・全高・車両重量等の数値が異なる場合があります。