アジアンタイヤのおすすめ商品

アジアンタイヤのメーカー別の特徴とおすすめブランド12選

アジアンタイヤといえばロープライスばかりが注目されてきましたが、最近では、性能の向上とともに認知度もアップ。注目度が高まるアジアンタイヤメーカーについて、成り立ちやブランドの特徴、おすすめタイヤなどを紹介。

今やアジアンタイヤは世界的なメーカーへと成長

アジアンタイヤとは、主に韓国、中国、インドネシアなどのメーカーが製造するタイヤ。ブリヂストン・ミシュラン・グッドイヤーのBIG3の世界販売シェアが低下する一方で、アジアンタイヤメーカーの売上高が年々上昇。

米専門誌「TIRE BUSINESS」がまとめた2018年のタイヤの売り上げでは、上位12社のうち4社のアジアンタイヤメーカーがランクイン。

2018年タイヤ売上高 メーカー別ランキング

1位 ブリヂストン(日本)

2位 ミシュラン(フランス)

3位 グッドイヤー(アメリカ)

4位 コンチネンタル(ドイツ)

5位 住友ゴム(日本)

6位 ピレリ(イタリア)

7位 ハンコック(韓国)

8位 ヨコハマ(日本)

9位 ZC Rubber(中国)

10位 マキシス(台湾)

11位 トーヨータイヤ(日本)

12位 Gitiタイヤ(シンガポール)

※TIRE BUSINESS社調べ

ここでは、ランクインしたアジアンタイヤメーカーのハンコック、中策ゴム、MAXXISに加えて、ナンカンやクムホ、ケンダなどの、日本で人気の12のアジアンタイヤメーカーについて解説。

<アジアンタイヤ>HANKOOK(ハンコック)は世界的な知名度を誇るグローバルメーカー

ハンコックはドイツツーリングカー選手権(DTM)に2023年までレーシングタイヤを独占供給

ハンコック(HANKOOK)は、韓国最初のタイヤメーカーとして1941年に創業。ソウルを拠点として、韓国・日本・米国・ドイツ・中国に技術センターを置くほか、180以上の国に輸出を行う世界的なタイヤメーカーとなっています。

フォルクスワーゲンやフォード、ポルシェ、BMWなど、多くの海外自動車メーカーや、トヨタ、日産、ホンダなどの国内メーカーの新車装着タイヤに採用。

主な国内向けブランドとして、乗用車用タイヤのVentus(ベンタス)に加えて、SUN/バン用タイヤのDynapro(ダイナプロ)、バン/軽トラック用タイヤのVantra(バントラ)、低燃費タイヤのKinergy(キナジー)があります。

また、モータースポーツシーンでは、SUPER GTやル・マン24時間レース、ドイツツーリングカー選手権、F3アメリカ選手権などにタイヤを供給。レーシングタイヤでは、「Ventus」ブランドのスリックタイヤやセミスリックタイヤ、ラリー用タイヤなどをラインナップします。

項目 内容
メーカー HANKOOK(ハンコック)
創業・拠点 韓国初のタイヤメーカーで1941年創業。ソウルを拠点に、韓国・日本・米国・ドイツ・中国に技術センターを設置。
輸出・採用 世界180以上の国に輸出。VW、フォード、ポルシェ、BMW、トヨタ、日産、ホンダなどの新車装着タイヤとして採用。
国内向けブランド Ventus(乗用車用)、Dynapro(SUV/バン用)、Vantra(バン/軽トラック用)、Kinergy(低燃費タイヤ)
モータースポーツ実績 SUPER GT、ル・マン24時間レース、DTM、F3アメリカ選手権など。Ventusブランドでスリック・セミスリック・ラリー用タイヤを展開

ハンコックのおすすめは超高性能のSタイヤ「ベンタス RS4」

サーキットでの強い存在感を放つハンコックVentus RS4

ハンコックのベンタスRS4(Z232)は、マシンコントロール性能に優れたセミスリックタイヤ。センターリブが路面への追従性を高めるとともに、両サイドに伸びるV字グルーブが排水性を確保。高いグリップステアリング性能によって、優れたラップタイムを実現します。

項目 内容
おすすめモデル Ventus RS4(Z232)
特徴 マシンコントロール性能に優れたセミスリックタイヤ。センターリブで路面追従性を高め、V字グルーブで排水性を確保。
性能 高いグリップとステアリング性能により、優れたラップタイムを実現。

<アジアンタイヤ>NANKANG(ナンカン)は優れたコスパフォーマンスにより高いユーザー評価を獲得

ナンカンはアジアンタイヤを代表するコストパフォーマンスに優れたタイヤメーカー

ナンカン(NANKANG)は、1959年に南港輪胎股份有限公司の社名で台湾の台北に設立。2010年から国際市場への展開を視野に入れて、企業イメージを一新。台湾国内でのシェアNo.1だけでなく、海外の180カ国以上にタイヤを提供しています。

取り扱うタイヤブランドは幅広く、乗用車タイヤやSUV/4×4タイヤをはじめ、オールシーズンタイヤ、バン/軽トラック用タイヤ、バス/トレーラー用タイヤなどを日本国内で展開。

その中でも、スタッドレスタイヤ「ESSN-1」の知名度が高いほか、ホワイトレーターの設定があるオールテレーンタイヤ「AT-5」やマッドテレーンタイヤ「FT-5」はドレスアップ用タイヤとして人気。軽自動車からバンまで幅広い車種に適合するオフロード系ブランド「MUDSTAR」も扱っています。

また、ナンカンはスポーツタイヤメーカーとしての評価も高く、スポーツブランドSportnexではプレミアムタイヤ「AS-2+」がドイツTÜV SÜDを取得。そのほかに、レーシングタイヤでは、セミスリックタイヤの「AR-1」と「NS-2R」の2ブランドをラインナップしています。

項目 内容
メーカー NANKANG(ナンカン)
設立・拠点 1959年に台湾・台北で設立。2010年以降、国際市場展開を開始し、海外180カ国以上にタイヤを提供。
特徴 高いコストパフォーマンスでユーザー評価が高い。幅広い車種向けに乗用車、SUV/4×4、バン/軽トラック、バス/トレーラー用タイヤを展開。
国内向けブランド スタッドレス「ESSN-1」、オールテレーン「AT-5」、マッドテレーン「FT-5」、オフロード系「MUDSTAR」、スポーツブランドSportnex「AS-2+」
モータースポーツ実績 レーシングタイヤとしてセミスリック「AR-1」「NS-2R」を展開。Sportnex「AS-2+」はドイツTÜV SÜD認証を取得。

ナンカンのおすすめは数々のレースで高評価を獲得する「NS-2R」

ウェット路面でもタイヤ交換が不要のナンカンNS-2R

ナンカンのNS-2Rは、レース仕様(ソフト)と公道仕様(ミディアム)という2つのコンパウンドをラインナップするスポーツタイヤ。複数の性能を備えることによって、さまざまな天候条件で安定した走りを発揮。タイヤを交換することなく、自宅とサーキットの往復を可能にします。

ナンカンのNS-2Rは、イギリスで人気のBRSCCのBMWコンパクトカップ、Tegiwaシビックカップ、MaX5レーシングチャンピオンシップなどにも採用されています。

項目 内容
おすすめモデル NS-2R
特徴 レース仕様(ソフト)と公道仕様(ミディアム)の2コンパウンドをラインナップ。様々な天候条件でも安定した走りを実現し、タイヤ交換なしで自宅とサーキット間の移動が可能。
モータースポーツ実績 BRSCC BMWコンパクトカップ、Tegiwaシビックカップ、MaX5レーシングチャンピオンシップなどで採用。

<アジアンタイヤ>NEXEN(ネクセン)は世界の自動車メーカーに認められた高い品質が魅力

ネクセンのタイヤはポルシェをはじめとするさまざまなメーカーの新車装着タイヤとして採用

ネクセン(NEXEN)は、韓国東部の梁山(ヤンサン)市に拠点を置く1942年創業のタイヤメーカーで、韓国ではハンコックタイヤとクムホタイヤに次ぐ販売シェア3位を獲得。NEXENブランドのほか、欧米向けブランドの「ROADSTONE」ブランドを展開しています。

国内向け夏タイヤは、スタンダード/プレミアム/SUV/スポーツ/ビジネス/オールシーズの6つのカテゴリに、フラッグシップブランド「NFERA(エヌフィラ」、低燃費性能に優れた「Nblue (エヌブルー)」、軽・バン用の「NPriz(エヌプライズ)」などのブランドをラインナップ。

さらに、2019年1月には、ドライグリップ優先の設計のハイグリップスポーツタイヤ「NFERA Sport R」が新たに追加。新開発の非対称パターンの採用により、コーナリング時のバランスを高めています。

項目 内容
メーカー NEXEN(ネクセン)
設立・拠点 1942年創業、韓国梁山市に拠点。韓国で販売シェア3位。欧米向けには「ROADSTONE」ブランドを展開。
特徴 世界の自動車メーカーに新車装着タイヤとして採用される高品質。スタンダード、プレミアム、SUV、スポーツ、ビジネス、オールシーズンの6カテゴリを展開。
国内向けブランド フラッグシップ「NFERA」、低燃費「Nblue」、軽・バン用「NPriz」など
注目モデル NFERA Sport R:非対称パターン採用でコーナリングバランスを向上させたハイグリップスポーツタイヤ

ネクセンのおすすめはスノー性能が魅力のオールシーズンタイヤ「N blue 4Season」

マッド&スノーマークとスノーフレークマークの刻印があるネクセンN blue 4Season

ネクセンのエヌブルー 4シーズンは、さまざまな路面で快適な走りを実現するヨーロピアンオールシーズンタイヤ。13~18インチの幅広いサイズ展開により、軽自動車から、セダン/クーペ、コンパクトカー、ミニバンのほか、ハイブリッド車やEV車にも対応します。

なお、N blue 4Seasonは、冬期間のスノー路面やシャーベット路面に対応しますが、過酷な積雪や凍結路面を走行する場合は、スタッドレスタイヤの装着が推奨されています。

項目 内容
おすすめモデル N blue 4Season
特徴 ヨーロピアンオールシーズンタイヤで、13~18インチの幅広いサイズ展開。軽自動車からセダン、コンパクトカー、ミニバン、ハイブリッド車やEVにも対応。
雪道対応 冬期間のスノー路面やシャーベット路面に対応。ただし、過酷な積雪や凍結路面ではスタッドレスタイヤ装着推奨。

<アジアンタイヤ>MAXXIS(マキシス)は台湾でナンバー1のシェアを誇るタイヤメーカー

マキシスは世界シェアランキングで上位に入る急成長のタイヤメーカー

マキシス(MAXXIS)は、1967年に台湾で創業した正新(チェンシン)ゴム工業のグローバルブランド。現在は台湾をはじめ、日本、米国、ドイツ、イギリス、中国などの9つの海外法人が設立され、世界160カ国以上に広がる自動車・二輪車のタイヤメーカーへと成長しています。

国内向けには、乗用車用タイヤや4×4用タイヤ、ATV(All Terrain Vehicle)用タイヤ、トラックバス用タイヤなどの四輪用タイヤほか、二輪用タイヤのカテゴリを展開。

過酷なオフロードでの走破性の高いマッドテレーンタイヤ「ビッグホーン」シリーズや、オールテレーンタイヤ「ブラボー」シリーズなどの人気が高く、中でもホワイトレタータイヤはドレスアップユーザーの注目を集めています。

項目 内容
メーカー MAXXIS(マキシス)
設立・拠点 1967年台湾創業。正新ゴム工業のグローバルブランド。台湾、日本、米国、ドイツ、イギリス、中国など9つの海外法人を持ち、世界160カ国以上に展開。
特徴 乗用車、4×4、ATV、トラック/バス用タイヤおよび二輪用タイヤを幅広く展開。オフロード性能と耐久性が高く、ドレスアップ向けホワイトレタータイヤも人気。
人気モデル マッドテレーン「ビッグホーン」シリーズ、オールテレーン「ブラボー」シリーズ

マキシスのおすすめは道なき道を行くマッドテレーンタイヤ「MT-754 Buckshot Mudder」

アグレッシブなブロックが強力なグリップを発揮するマキシスMT-754

マキシスのMT/754は、アメリカで「Buckshot Mudder(泥を後ろに撃つ)」の異名をとるマッドテレーンタイヤで、14~18インチのラインナップのうち、1サイズを除きアウトラインホワイトレター(OWL)を設定。ジムニーやランクル、ハイラックスなどにおすすめです。

項目 内容
おすすめモデル MT-754 Buckshot Mudder
特徴 アグレッシブなブロックパターンで強力なグリップを発揮するマッドテレーンタイヤ。14~18インチサイズ展開のほとんどにアウトラインホワイトレター(OWL)を設定。
適合車種 ジムニー、ランクル、ハイラックスなどオフロード車向け

<アジアンタイヤ>KUMHO(クムホ)は世界の名立たる自動車メーカーに幅広く認められるタイヤメーカー

クムホは韓国・龍仁の中央研究所で最先端の技術をもとに新製品を開発

クムホ(KUMHO)は、1946年にタクシー事業を開始。その後光州旅客(クムホ高速)としてバス事業に進出した際、バス用タイヤの確保が困難となったことから、1960年にタイヤ事業に参入したという異色の経歴を持つタイヤメーカーです。

厳しい品質基準を満たし、車の最適なパフォーマンスを引き出すタイヤとして認められることによって、クムホのタイヤは世界中の自動車メーカーの新車装着タイヤ(OEM)に採用。

国内向けのブランドには、スポーツタイヤの「ECSTA(エクスタ)」、コンフォートタイヤの「SOLUS(ソルウス)」、エコ/スタンダードタイヤの「ecowing(エコウイング)」「SENSE(センス)」、SUV/RVタイヤの「CRUGEN(クルーゼン)」などがあります。

また、韓国を代表するカーレース「スーパーレース・チャンピオンシップ」や、オランダで毎年開催される「マスターズF3」などのモータースポーツでも活躍しています。

項目 内容
メーカー KUMHO(クムホ)
設立・経歴 1946年にタクシー事業開始、1960年にタイヤ事業参入。バス用タイヤ確保が困難だったことが参入のきっかけ。
特徴 厳しい品質基準を満たすタイヤとして世界の自動車メーカーの新車装着タイヤ(OEM)に採用される。
国内向けブランド スポーツタイヤ「ECSTA」、コンフォート「SOLUS」、エコ/スタンダード「ecowing」「SENSE」、SUV/RV「CRUGEN」
モータースポーツ実績 韓国「スーパーレース・チャンピオンシップ」、オランダ「マスターズF3」などで使用実績あり。

クムホのおすすめは快適性にも配慮したスポーツタイヤ「ECSEA PS71」

スポーツカーだけでなくセダンやミニバンなどの幅広い車種に対応するクムホECSTA PS71

クムホのエクスタPS71は、先端のコンパウンド技術によってウェット性能を強化したヨーロピアンスポーツタイヤ。快適な乗心地と高い静粛性、優れた高速走行安定性により洗練された走りを実現。レクサスのGS/ISをはじめ、メルセデス・ベンツのE/Cクラス、BMWの5/3シリーズなどに推奨されています。

項目 内容
おすすめモデル ECSTA PS71
特徴 先端コンパウンド技術でウェット性能を強化したヨーロピアンスポーツタイヤ。快適な乗心地、高い静粛性、優れた高速走行安定性を実現。
適合車種 レクサスGS/IS、メルセデス・ベンツE/Cクラス、BMW 5/3シリーズなど幅広い車種に対応

<アジアンタイヤ>KENDA(ケンダ)は高品質なタイヤの供給によって台湾のトップメーカーへと成長

ケンダはすべての工場でISO9001を取得して品質にも環境にも配慮

ケンダ(KENDA)は、建大工業股份有限公司として1962年に創業。台湾の本社を中心に、アジア、北アメリカ、ヨーロッパの150か国以上の国々にタイヤ事業を展開し、総合タイヤメーカーとして、リーズナブルな価格で高品質のタイヤを供給しています。

日本国内では、スポーツタイヤ「KAISER(カイザー)」シリーズや乗用車用タイヤ「MOMET(コメット)」シリーズ、SUV/4×4タイヤの「KLEVER(クレバー)」シリーズのほか、ミニバン/バン/ライトトラック用タイヤなどのブランドを展開。

KENDA KR20 KAISERシリーズは、世界のレーシングシーンで多くのプロモーターに採用され、フォーミュラDriftやD1グランプリで高い成績を収めています。

項目 内容
メーカー KENDA(ケンダ)
設立・拠点 1962年に台湾で創業。アジア、北アメリカ、ヨーロッパの150か国以上にタイヤ事業を展開。
特徴 リーズナブルな価格で高品質タイヤを提供。全工場でISO9001取得。総合タイヤメーカーとして幅広い車種に対応。
国内向けブランド スポーツタイヤ「KAISER」、乗用車用「MOMET」、SUV/4×4「KLEVER」、ミニバン/バン/ライトトラック用タイヤ
モータースポーツ実績 KR20 KAISERシリーズがフォーミュラDriftやD1グランプリなどのレーシングシーンで採用され高成績を収める

ケンダのおすすめはハイグリップなリアルスポーツタイヤ「KR20A KAISER」

高速域のコーナリングで強力なグリップ力を発揮するケンダKR20A KAISER

ケンダのKR20Aカイザーは、思い通りのライン取りを実現するKR20のアドバンスモデル。優れた高速直進安定性に加えて、横方向へのグリップの確保により安定したコーナリング性能を実現。さらに、左右に広がるV溝設計によって排水性を高めることで、濡れた路面でグリップ力を確保します。

項目 内容
おすすめモデル KR20A KAISER
特徴 KR20のアドバンスモデルで高速直進安定性と横方向グリップを強化。V溝設計により濡れた路面でも安定したコーナリング性能を実現。
性能 思い通りのライン取りが可能で、高速域のコーナリングで強力なグリップを発揮。

<アジアンタイヤ>ZC Rubberは中国本土で最大のタイヤメーカーへと発展

グローバルタイヤメーカートップ10にもランクインするZC Rubber

ZC Rubberは、1958年に前身の杭州海川ゴム工場を設立した後、会社の発展とともにHangzhou Zhongce Rubber(杭州中策ゴム)へと社名を変更。今や、世界の売上高ランキングで10本の指に入るタイヤメーカーへと成長を遂げました。

展開するタイヤブランドは、「WEST LAKE」「CHAO YANG」「ARISUN」「GOODRIDE」「TRAZANO」の5つで、日本国内ではグッドライドジャパンによって、GOODRIDEブランドの乗用車用タイヤやSUV/LTタイヤなどが販売されています。

項目 内容
メーカー ZC Rubber
設立・経歴 1958年に杭州海川ゴム工場として設立後、Hangzhou Zhongce Rubberに社名変更。世界の売上高ランキングトップ10に入る。
特徴 中国本土最大級のタイヤメーカーで、グローバル展開も進む。多彩なブランドラインナップで幅広い車種に対応。
展開ブランド WEST LAKE、CHAO YANG、ARISUN、GOODRIDE、TRAZANO。国内ではGOODRIDEブランドが販売される。

グッドライドのおすすめはモータースポーツシーンで活躍する「スポーツRS」

ロゴ入りのセンターリブが路面をしっかりと捉えるグッドライドSPORT RS

グッドライドのスポーツアールエスは、グリップ力と操作性に優れたハイパフォーマンススポーツタイヤ。あらゆる速度域で安定したグリップ力を発揮するほか、非対称パターンが排水性を高めるとともに、優れた操縦安定性を実現します。

項目 内容
おすすめモデル SPORT RS(スポーツRS)
特徴 グリップ力と操作性に優れたハイパフォーマンススポーツタイヤ。非対称パターンで排水性を高め、優れた操縦安定性を実現。
性能 あらゆる速度域で安定したグリップ力を発揮し、モータースポーツシーンでも活躍。

<アジアンタイヤ>FEDERAL(フェデラル)は高品質なタイヤを開発・改良し続けることで技術的に成長

フェデラルは台湾の首都・台北の北西部にある桃園市に本社を構える

FEDERAL(フェデラル)は、1954年に設立された台湾のタイヤメーカー。1960~1979年にブリヂストンと、1981~2000年にはダンロップとそれぞれ技術提携を行ったほか、1987年には日本のJIS認証を取得するなど、日本とのゆかりの深い会社でもあります。

現在では70か国以上の100を超える地域に代理店を構える強力なグローバル企業へと成長。厳格な品質管理と高い安全基準への配慮により、顧客満足度の向上を図っています。

国内ではモータースポーツ用のスリックシリーズやセミスリックシリーズをはじめ、UHPタイヤ「595」シリーズやHPタイヤ「FORMOZA」シリーズ、乗用車向けのPCRタイヤ、SUVタイヤ、商用車向けのCOMタイヤなどを展開しています。

項目 内容
メーカー FEDERAL(フェデラル)
設立・経歴 1954年設立。1960~1979年にブリヂストン、1981~2000年にダンロップと技術提携。1987年に日本のJIS認証取得。
特徴 厳格な品質管理と高い安全基準で顧客満足度を向上。グローバル展開は70か国以上、100を超える地域に代理店を構える。
国内向けブランド モータースポーツ用スリック/セミスリックシリーズ、UHP「595」、HP「FORMOZA」、乗用車PCRタイヤ、SUVタイヤ、商用車COMタイヤ

フェデラルのおすすめは「595RS-RR」

2016年台湾経済部台湾精品賞を受賞したフェデラル595RS-RR

フェデラルの595RS-RRは、伝説のタイヤ「595RS-R」の後継モデルとなるUHP(ウルトラハイパフォーマンス)タイヤ。炎をイメージしたトレッドパターンが、上質のハンドリングと優れたコーナリング性能を発揮。静粛性やロングライフにも配慮しています。

項目 内容
おすすめモデル 595RS-RR
特徴 「595RS-R」の後継モデルでUHPタイヤ。炎をイメージしたトレッドパターンで上質なハンドリングと優れたコーナリング性能を発揮。静粛性とロングライフにも配慮。
性能 ウルトラハイパフォーマンスで高い操縦安定性を提供

<アジアンタイヤ>GT RADIAL(ジーティーラジアル)は品質第一主義により信頼される高品質タイヤを製造

GTラジアルは世界レベルの品質と安全性を提供するアジアンタイヤ

GTラジアルは、インドネシアの総合タイヤメーカー「ガジャ・タンガル(PT Gajah Tunggal Tbk)」が手掛けるタイヤブランド。厳格な品質管理のもと高品質なタイヤを製造するほか、さらに、品質や安全性を証明する世界の主要な国際認定を取得しています。

日本国内では、乗用車用タイヤの「CHAMPIRO」シリーズのほか、ハイウェイやオフロードに対応するSUVタイヤ、軽トラ/バン用タイヤなどのブランドを展開。

項目 内容
メーカー GT RADIAL(ジーティーラジアル)
設立・拠点 インドネシアの総合タイヤメーカーPT Gajah Tunggal Tbkが展開
特徴 厳格な品質管理と高品質なタイヤ製造。世界主要国際認定を取得して品質と安全性を証明。
国内向けブランド 乗用車用「CHAMPIRO」、SUV用、軽トラ/バン用タイヤ

GTラジアルのおすすめは安全かつダイナミックな走りのスポーツタイヤ「CHAMPIRO HPY」

タイヤ中央のソリッドセンターリブがシャープなレスポンスを実現するCHAMPIRO HPY

GTラジアルのCHAMPIRO HPYは、さまざまな路面状況で理想的なグリップを実現するUHP(ウルトラパフォーマンスタイヤ)。濡れた路面でも高い安全性を確保するほか、高速走行時でもノイズが気にならない優れた静粛性を発揮して、快適な走り実現します。

項目 内容
おすすめモデル CHAMPIRO HPY
特徴 ウルトラハイパフォーマンスタイヤで、濡れた路面でも高い安全性を確保。中央のソリッドセンターリブがシャープなレスポンスを実現。
性能 高速走行時でも静粛性が高く、快適でダイナミックな走りを提供

<アジアンタイヤ>TRIANGLE(トライアングル)は世界基準の規格をクリアする中国最大手のタイヤメーカー

トライアングルは280を超えるサイズと900種類以上のタイヤを生産するタイヤメーカー

トライアングル(TRAIANGLE)は、1976年に創業された中国でもっとも知名度の高いタイヤメーカー。世界の160か国以上で販売を行うほか、2017年には米国のテネシー州に初の国際タイヤ製造工場を建設。

乗用車用タイヤやSUVタイヤのほか、ライトトラック用タイヤ、バス/トラック用タイヤ、OTRタイヤ(産業用、建設用および鉱山機械用)などの、幅広い車種向けのタイヤを生産しています。

項目 内容
メーカー TRIANGLE(トライアングル)
設立・拠点 1976年創業。中国最大手タイヤメーカーで、米国テネシー州に国際工場を建設。
特徴 世界基準の規格をクリア。幅広い車種向けに280以上のサイズ、900種類以上のタイヤを生産。
国内向けブランド 乗用車用、SUV用、ライトトラック用、バス/トラック用、OTRタイヤ(産業・建設・鉱山用)

トライアングルタイヤのおすすめはコンフォートタイヤ「TR978」

最適化された5本のリブが優れたハンドリング性能を発揮するトライアングルTR978

トライアングルのTR978は、快適性能に優れたプレミアムタイヤ。センターリブと細かなサイプが路面からの衝撃を和らげるとともに、静粛性や快適な乗り心地を実現します。さらに、転がり抵抗を低減することで、燃費向上に貢献します。

項目 内容
おすすめモデル TR978
特徴 快適性能に優れたプレミアムタイヤ。センターリブと細かなサイプが路面からの衝撃を和らげ、静粛性と快適な乗り心地を提供。
性能 転がり抵抗を低減し、燃費向上に貢献

<アジアンタイヤ>MAXTREK(マックストレック)は研究開発に力を入れる新興タイヤメーカー

マックストレックはISO9001、ISO/TS16949をはじめとする世界的な認証を取得

マックストレック(MAXTREK)は、2006年に中国で設立された広東肇慶駿鴻実業有限公司のグローバルブランド。研究開発を企業戦略の一つとしてめきめきと頭角を現し、今後その投資額は総売上高の3%を超える見込みとなっています。

ほかのアジアンタイヤメーカーと比較して歴史が浅いメーカーではありますが、現在は90カ国以上で販売。FOTONやDFSK、Lifanなどの中国自動車メーカーの新車装着タイヤに採用されるなど、顧客からも高い評価を得ています。

乗用車用タイヤのほか、マッドテレーンタイヤやオールテレーンタイヤなどのSUVタイヤ、商用タイヤ、ランフラットタイヤ、セミスリックタイヤなども扱っています。

項目 内容
メーカー MAXTREK(マックストレック)
設立・拠点 2006年設立。中国・広東肇慶駿鴻実業有限公司のグローバルブランド
特徴 研究開発に注力。ISO9001、ISO/TS16949など世界的認証を取得。歴史は浅いが90カ国以上で販売。
国内向けブランド/カテゴリ 乗用車用、マッドテレーン/オールテレーンSUVタイヤ、商用タイヤ、ランフラットタイヤ、セミスリックタイヤ

マックストレックのおすすめはグリップ力に優れたHPタイヤ「MAXIMUS M1」

強力なカーカス構造によって高速域で高い安全性を発揮するマックストレックMAXIMUS M1

MAXIMUS M1は、ウェット路面でもドライ路面でも強力なグリップ力を発揮する乗用車向けのHP(ハイパフォーマンス)タイヤ。正確なステアリング性能とともに、高速性や排水性、ハンドリング性能を確保することで、スポーティな走りを可能にします。

項目 内容
メーカー MAXTREK(マックストレック)
おすすめモデル MAXIMUS M1
特徴 ウェット・ドライ路面で優れたグリップ力を発揮するHPタイヤ。正確なステアリング、高速性能、排水性、ハンドリング性能に優れる。
用途 乗用車向け、スポーティ走行対応

<アジアンタイヤ>ATR RADIAL(エーティーアール ラジアル)は世界のレースシーンで活躍

ATRradialのスポーツタイヤはインドネシアのモータースポーツシーンでも活躍

ATRradial(エーティーアールラジアル)は、インドネシアのタイヤメーカーMASAが2012年に立ち上げたタイヤブランド。MASAは自国の良質な天然ゴムと、ピレリやコンチネンタルなどの欧州メーカーとの技術提携により、コストパフォーマンスの高いタイヤを製造。

ATRradialは日本向けのタイヤブランドで、本国のインドネシアでは「Achilles RADIAL(アキレスラジアル)」がメインブランドとなっています。

項目 内容
メーカー ATR RADIAL(エーティーアール ラジアル)
概要 インドネシアのMASAが2012年に立ち上げたブランド。天然ゴムと欧州メーカーとの技術提携により、コストパフォーマンスの高いタイヤを製造。
日本向けブランド名 ATRradial
本国ブランド名 Achilles RADIAL(アキレスラジアル)
特徴 世界のレースシーンで活躍。高いコストパフォーマンスと技術提携による品質の高さ。

ATRラジアルのおすすめは快適性を備えるスポーツタイヤ「ATR SPORT2」

方向性のトレッドデザインがウェットとドライでトラクションを発揮するATRスポーツ2

ATRラジアルのATRスポーツ2は、ドライグリップとウェットグリップを両立するスポーツタイヤ。4本のストレートグルーブが排水性を高めることで、ウェット路面での安全性を確保。さらに、センターリブが直進安定性を高める一方、両サイドのセカンドリブが優れたコーナリングパフォーマンスを発揮します。

メーカー おすすめタイヤ 特徴
ATR RADIAL(エーティーアール ラジアル) ATR SPORT2 ドライ・ウェットグリップ両立のスポーツタイヤ。4本のストレートグルーブで排水性向上。センターリブで直進安定性、両サイドのセカンドリブでコーナリング性能を発揮。

アジアンタイヤはタイヤの買い替え時の選択肢の一つに

タイヤは消耗品のためいずれは交換が必要になりますが、これまで価格の安いアジアンタイヤを選ぶユーザーのほとんどは、ドリフターと呼ばれるドリフト愛好者のようなタイヤ交換を頻繁に行う人たちでした。

これまでの「安かろう悪かろう」というイメージが強かったアジアンタイヤですが、近年はハンコックやネクセンなどの、海外での評価が高くコストパフォーマンスの優れたアジアンタイヤメーカーの製品に注目が集まるようになり、日本市場でのシェアを徐々に拡大しています。

日本国内ではまだまだ、ブリヂストンやダンロップなどの国内メーカーや、ミシュランやグッドイヤーなどの知名度の高い欧米のタイヤメーカーが優勢とはいえ、従来ブランドのネームバリューにとらわれないユーザーには、アジアンタイヤは魅力的な商品と映っているようです。