オールシーズンタイヤはドライ性能から雪道性能まで備える
突然の降雪や天候変化に備え、年間を通じて装着が可能なオールシーズンタイヤのおすすめモデルを紹介します。現在、市場にはグッドイヤーの「Vector 4Seasons Gen-3」(ベクター フォーシーズンズ ジェン スリー)やピレリの「SCORPION VERDE ALL SEASON」(スコーピオン ヴェルデ オールシーズン)といった海外の人気ブランドに加え、ヨコハマタイヤの「BluEarth-4S AW21」(ブルーアース フォーエス)やファルケンの「EUROWINTER HS449」(ユーロウィンター エイチエスヨンヨンキュウ)などの国内メーカーの高性能モデルも豊富に揃っています。また、ブリヂストンも過去に「WEATHER GRIP」(ウェザーグリップ)といった製品を販売し、市場のニーズに応えてきました。
オールシーズンタイヤとは?
オールシーズンタイヤとは、別名フォーシーズンタイヤとも呼ばれ、積雪時にも最低限の走行が可能な全天候型のタイヤを指します。通常のサマータイヤが苦手とする低温や軽い雪道での走行性能を確保していることが特長です。近年では、特にSUVなどの車両において、新車装着タイヤとしてオールシーズンタイヤが採用されるケースが増えてきており、その認知度と人気が高まっています。
オールシーズンタイヤには、その雪道性能を示す規格が複数存在します。タイヤの側面に刻印されている「M+Sマーク」や、より厳しい雪上性能基準を満たした証である「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク」(雪の結晶と三つの山のマーク)などが代表的です。
「M+S」(マッドアンドスノー)マーク
「M+S」(マッドアンドスノー)マークは、泥道や積雪(雪道)に対応できる基本的なトレッドパターンを有していることを示します。しかし、凍結路面では十分な性能を発揮しません。また、M+S表記だけのタイヤは冬用タイヤとしては性能が不十分であるため、一部の規制や地域ではオールシーズンタイヤとして扱われない場合もありますので、注意が必要です。
「スリーピークマウンテン・スノーフレーク」マーク
スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(通称:スノーフレークマーク)は、国際的に定められた雪上性能基準をクリアしたことを意味します(M+Sマークと併記している場合が多いです)。このマークが付いているタイヤは、スタッドレスタイヤに匹敵する、あるいはそれに近い雪上でのグリップ力を有するという定義になっています。ただし、スタッドレスタイヤほどの氷上性能はないため、ミラーバーンなどの凍結路面での使用には十分な注意が必要です。このマークがあれば、高速道路の「冬用タイヤ規制」時にも走行が可能となりますが、凍結が予想される際は、より安全性の高いタイヤチェーンの装着をお勧めします。
オールシーズンタイヤの製品ラインナップは、かつてはグッドイヤーやミシュラン、ピレリなどの欧米メーカーのブランドが主流でしたが、近年ではダンロップやトーヨータイヤといった国内のタイヤメーカーからも、様々なサイズや特性を持つオールシーズンタイヤが続々と発売されており、選択肢が非常に豊富になっています。
オールシーズンタイヤのYOKOHMA「ブルーアース4S AW21」は方向性トレッドパターンと低温でも弾性が失われないゴムがドライからウエット・スノーまでの路面に対応
V字ダイバージェントグルーブが水を効率的に排出してクロスグルーブが雪柱せん断力を高めるBluEarth-4S AW21
ヨコハマタイヤの「BluEarth-4S AW21」(ブルーアース フォーエス エーダブリュー ニーイチ)は、2020年1月9日に発売された乗用車用オールシーズンタイヤです。このタイヤは、方向性トレッドパターンと低温でも弾性が失われにくい専用コンパウンドを採用することで、ドライ、ウェット、スノーのあらゆる路面状況に対応します。
突然の天候変化に慌てることのないスノーフレークマークの打刻が認められた優れた雪上性能と、高いウェット性能を両立しています。さらに、ドライ路面での確かなグリップ性能や耐摩耗性能も確保しており、一年を通じて高いパフォーマンスを発揮します。
このタイヤは、接地面積を確保する幅広のトレッドと剛性の高いパターンによって、相反する雪上性能とドライ性能を高次元で実現しています。また、ショルダー部の大型ブロックが路面をしっかりと捉えることで、安定した操縦安定性を高めます。特に全天候型タイヤを求めるオーナーにとって、安全性と利便性を兼ね備えた魅力的な製品です。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 14インチ | 175/65R14 |
| 15インチ | 185/55R15、185/60R15、175/65R15、185/65R15、195/65R15 |
| 16インチ | 205/55R16、205/60R16、215/60R16、215/65R16 |
| 17インチ | 225/45R17、225/50R17、215/55R17、215/60R17、225/60R17、225/65R17 |
| 18インチ | 225/55R18、235/55R18 |
| 19インチ | 225/55R19 |
オールシーズンタイヤ DUNLOP「オールシーズン マックス AS1」は夏タイヤと同等の操縦安定性を実現してドライ路面でも雪道でも確かなグリップ力を発揮
細分化されたブロックが夏タイヤに近い静粛性と夏タイヤ以上のライフ性能を実現するALL SEASON MAXX AS1
ダンロップ(DUNLOP)の「ALL SEASON MAXX AS1」(オールシーズン マックス エーエスワン)は、2019年10月1日に発売された乗用車用オールシーズンタイヤです。このタイヤは、ドライ路面でのサマータイヤに匹敵する操縦安定性と、雪道での確かなグリップ力を両立することを目標に開発されました。
「急な雪にも慌てない」というキャッチコピーが示すように、このタイヤは、通常の常温時にはサマータイヤと同程度の硬さを保ちながら、低温下でも硬くなりにくい「超マルチコンパウンド」を採用しています。この特殊なコンパウンド技術により、積雪路面においても柔軟性を保ち、路面をしっかり捉えてグリップ性能を発揮します。スノーフレークマークの刻印があるため、高速道路の冬用タイヤ規制時でも走行が可能となる、高い雪上性能を備えています。
さらに、乾いた路面(ドライ路面)においては、サマータイヤと同等の高い運転安定性を実現します。また、濡れた路面(ウェット路面)では、深溝設計のトレッドパターンによって排水性を高めることで、ハイドロプレーニング現象を抑制し、優れたウェットブレーキ性能を発揮します。一年を通じて安全かつ快適に走行したいドライバーにとって、非常に信頼性の高いオールシーズンタイヤです。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 13インチ | 155/70R13 |
| 14インチ | 155/65R14、165/65R14、175/65R14、165/70R14、175/70R14 |
| 15インチ | 185/55R15、185/60R15、175/65R15、185/65R15、195/65R15 |
| 16インチ | 195/55R16、205/55R16、205/60R16、215/60R16、215/65R16 |
| 17インチ | 225/50R17、215/60R17、225/65R17 |
| 18インチ | 225/45R18、225/55R18 |
オールシーズンタイヤ TOYO TIRE「セルシアス」は突然の降雪でも安心のスノー性能と優れたドライ・ウエット性能により1年を通してSUVの安定した走りを実現
全天候型のCELSIUSはオンロードの「プロクセス」やオフロードの「オープンカントリー」に続く新カテゴリー
2019年8月1日に発売されたトーヨータイヤ(TOYO TIRE)の「CELSIUS」(セルシアス)は、2015年から北米と欧州市場に先行投入されていたSUV向けの全天候型オールシーズンタイヤです。このタイヤは、日本のSUVユーザーが求めるドライ性能、ウェット性能、そして雪上性能のすべてを高い次元でバランスさせることを目指して開発されました。
「CELSIUS」の最大の特長は、スノーフレークマーク(スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク)に裏打ちされた優れたスノー性能です。さらに、トーヨータイヤ独自のコンパウンド技術が、夏タイヤに欠かせない高いウェットグリップ性能と転がり抵抗の低減(低燃費性)という相反する性能を両立させています。これにより、突然の降雪でも安心して走行できる性能を備えつつ、普段のオンロード走行でも高い経済性と安全性を提供します。
また、左右非対称パターンを採用することで、様々な路面状況で最適なグリップ力を発揮します。トレッドパターンのIN側(内側)では、雪道でのグリップ力やトラクションに優れたスノー性能を重点的に実現します。一方、OUT側(外側)では、ドライ路面とウェット路面での横方向のグリップ力を高め、接地性の向上により、SUVの高い操縦安定性とふらつきの抑制を発揮します。一年を通してタイヤ交換の手間なく安定した走りを求めるオーナーにおすすめのモデルです。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 15インチ | 165/60R15 |
| 16インチ | 215/60R16、215/65R16 |
| 17インチ | 215/60R17、225/60R17、225/65R17 |
オールシーズンタイヤ GOODYEAR「ベクター フォーシーズンズ」はあらゆる路面を走破する優れた運動性能とともにドライ路面での偏摩耗を抑制するライフ性能を確保
濡れた路面での高い排水性と積雪路面での優れたグリップにより一年中走れるVector 4Seasons Hybrid
グッドイヤー(GOODYEAR)の「Vector 4Seasons Hybrid」(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)は、ドライ、ウェット、そしてスノーのさまざまな天候や路面コンディションに対応し、安定した走りを実現するオールシーズンタイヤの先駆的なモデルです。このタイヤは、全天候型タイヤとして優れた運動性能を発揮すると同時に、ドライ路面での偏摩耗を抑制するロングライフ性能も確保しています。
冬用タイヤに求められる「スノーフレークマーク」(スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク)、「スノーマーク」、「M+S」(マッドアンドスノー)の3つの表記を有しています。これにより、雪道での確かなスノー性能に優れているのはもちろんのこと、泥濘路などのマッド路面でも高い走破性を発揮します。また、トレッドパターンが排石性に優れたセルフクリーニング性能を持っており、走行中に石が詰まるのを効果的に抑制します。
13インチから18インチまでをカバーする豊富なサイズ展開も「Vector 4Seasons Hybrid」の大きな特徴の一つです。この幅広いラインナップにより、軽自動車やコンパクトカーから、セダン、ミニバン、ワゴンといった多様な車種への装着が可能です。これにより、タイヤ交換の手間や保管場所の心配なく、一年を通じて高い安全性と快適な乗り心地を享受したいという、幅広いユーザーのニーズに応えます。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 13インチ | 155/65R13、165/65R13、155/70R13、145/80R13、155/80R13 |
| 14インチ | 155/55R14、165/55R14、155/65R14、165/65R14、175/65R14、185/65R14、165/70R14、175/70R14、185/70R14 |
| 15インチ | 165/50R15、165/55R15、185/55R15、165/60R15、185/60R15、195/60R15、175/65R15、185/65R15、195/65R15、205/65R15、205/70R15 |
| 16インチ | 195/50R16、195/55R16、205/55R16、175/60R16、195/60R16、205/60R16、215/60R16、205/65R16、215/65R16 |
| 17インチ | 215/45R17、225/45R17、215/50R17、215/55R17、225/55R17、215/60R17 |
| 18インチ | 225/40R18、215/45R18、225/45R18、235/50R18 |
オールシーズンタイヤ 都市型SUVへの装着に適したGOODYEAR「アシュアランス ウェザーレディ」は雪上性能だけではなくて静粛性能も備える
都市型SUVに最適のオールシーズンタイヤがグッドイヤー Assurance WeatherReady
日本市場でのオールシーズンタイヤの普及に向けて積極的に製品を展開しているグッドイヤー(GOODYEAR)の「Assurance WeatherReady」(アシュアランス ウェザーレディ)は、特に都市型SUVへの装着に最適な高性能と快適性を誇ります。このタイヤは、雪上性能だけでなく、静粛性能やドライ性能といった、日常的なオンロード走行で重視される性能も高い水準で備えています。
「Assurance WeatherReady」は、新開発の大豆油をコンパウンドに配合した「ソイビーンオイルテクノロジー」を採用しています。この技術により、低温時においてもゴムの柔軟性を保ち、氷上や雪上路面に対して高いグリップ力を発揮します。さらに、溝内部に配置した3Dブレードのブロック構造である「3Dトレッドテクノロジー」を導入することで、ドライ路面での安定性を向上させ、降雪時にはエッジ効果を高めて雪をしっかりと捉えます。
これらの先進技術を導入することで、「Assurance WeatherReady」は、都市型SUVに装着するタイヤに特に求められる静粛性と快適性を大幅に引き上げます。また、泥道(マッド路面)に対するマッド性能も向上させており、急な悪路にも対応します。さらに、このタイヤは、走行中に発生する遠心力を利用して、タイヤの溝に挟まった石などを効率的に取り除くことができるセルフクリーニング機能も備えており、利便性と耐久性にも優れています。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 16インチ | 215/65R16 |
| 17インチ | 215/60R17、225/60R17、225/65R17、235/65R17 |
| 18インチ | 225/55R18、235/55R18、255/55R18、225/60R18、235/60R18、235/65R18 |
| 19インチ | 235/55R19 |
| 20インチ | 235/55R20 |
オールシーズンタイヤ PIRELLI「チントゥラート オールシーズン プラス」は都市に住むドライバーが求める安全性とモビリティに加えて経済性にもしっかり配慮
スノー性能とウエット性能重視のコンパウンドが安全なドライブを実現するCINTURATO ALL SEASON PLUS
イタリアのプレミアムタイヤメーカーであるピレリ(PIRELLI)の「CINTURATO ALL SEASON PLUS」(チントゥラート オールシーズン プラス)は、ラジアルタイヤの代名詞とも言える「チントゥラート」のブランド名を冠した高性能オールシーズンタイヤです。このモデルは、都市に住むドライバーが求める安全性とモビリティ(移動の容易さ)に加え、経済性にもしっかりと配慮して設計されています。
このタイヤは、「スノーフレークマーク」(スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク)と「M+S」(マッドアンドスノー)の両方の刻印が認められており、優れたスノー性能を有します。さらに、ドライ路面やウェット路面での快適性の高い走りと、偏摩耗を抑制する設計によって優れたライフ性能(耐摩耗性・耐久性)を実現します。これにより、一年を通じて高い安全性能と長期間の使用を両立し、ランニングコストの低減に貢献します。
また、一部のサイズには、ピレリ独自のランフラット技術である「SEALINSIDE」(シールインサイド)が採用されています。この技術は、釘などの異物が貫通した際に、タイヤ内部の特殊なシーラント材が穴を塞ぎ、空気圧の急激な低下を抑えます。たとえパンクが発生しても、継続して走行することが可能となり、ドライバーに大きな安心感と利便性をもたらします。これにより、緊急時のモビリティを確保できる、先進的なタイヤと言えます。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 15インチ | 165/60R15、175/65R15、185/55R15、185/60R15、185/65R15、195/65R15 |
| 16インチ | 185/55R16、195/55R16、205/55R16、205/60R16、215/55R16 |
| 17インチ | 205/50R17、215/55R17、225/45R17、225/50R17 |
オールシーズンタイヤ PIRELLI「スコーピオン ヴェルデオールシーズン」は世界の名立たる自動車メーカーからの承認を受けるクロスオーバー・SUV専用タイヤ
幅広いラインアップが特徴のオールシーズンタイヤScorpion Verde ALL SEASON
ピレリ(PIRELLI)の「SCORPION VERDE ALL SEASON」(スコーピオン ヴェルデ オールシーズン)は、クロスオーバーSUVや高性能SUV向けに開発された専用オールシーズンタイヤです。このタイヤは、アウディ、ベントレー、BMW、ボルボ(VOLVO)などの世界的なブランド力を誇る自動車メーカーから新車装着タイヤとして承認を受けており、その高品質と性能が国際的に認められています。
「スコーピオン ヴェルデ オールシーズン」は、快適性と安全性の両立を追求しています。トレッドパターンのピッチシーケンスとフェージングを最適化し、さらにタイヤ内側に吸音材を設けることで、ロードノイズを大幅に低減し静粛性を高めます。また、4つのワイドな縦溝(グルーブ)を設けることで、ウェット路面に対する排水性を確保し、ハイドロプレーニング現象を抑制して高い安全性を実現します。
縦サイプと側面サイプの密度調整を行うなど、トレッドデザインに工夫を凝らすことで、ドライ路面、ウェット路面から多少の雪が積もるスノー路面に至るまでのオールシーズン特性を発揮します。また、15インチから22インチまでと非常に幅広いサイズ展開を行っているのも、このタイヤの大きな魅力です。これにより、小型のクロスオーバーから大型のプレミアムSUVまで、多様な車種への装着が可能となっています。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 15インチ | 205/70R15 |
| 16インチ | 265/70R16、225/70R16、215/65R16 |
| 17インチ | P265/65R17、255/60R17、245/65R17、235/55R17、235/65R17、225/60R17 P225/65R17、215/60R17 |
| 18インチ | 285/60R18、265/60R18、255/55R18、245/60R18、235/50R18、235/60R18 235/65R18、225/60R18 |
| 19インチ | 295/45R19、265/50R19、265/50R19、255/50R19、235/55R19、235/65R19 |
| 20インチ | 295/40R20、295/45ZR20、285/50R20、275/45R20、275/50R20、265/45R20 265/50R20、255/50R20、245/45R20、P245/45R20、235/55R20 |
| 21インチ | 275/40R21、275/45R21 |
| 22インチ | 285/45R22 |
オールシーズンタイヤ PIRELLI「スコーピオンゼロ オールシーズン」はあらゆる季節や路面条件でSUVのUHP(ウルトラハイパフォーマンス)性能を発揮して安全性や快適性にも配慮
湾曲したサイプが雪道で高いトラクションを発揮してブリッジとともに静粛性を高めるSCORPION ZERO ALL SEASON
ピレリ(PIRELLI)の「SCORPION ZERO ALL SEASON」(スコーピオンゼロ オールシーズン)は、名門のOE(新車装着)自動車メーカーのSUV向けに共同開発されたUHP(ウルトラハイパフォーマンス)カテゴリーのオールシーズンタイヤです。このタイヤは、オールシーズンの快適性や安全性に加え、高性能SUVが持つスポーティな走りの特性を最大限に引き出すことを目的としています。
4本のストレート溝を配した非対称パターンと革新的なコンパウンドを採用することで、全ての季節において優れた走行性能を発揮します。具体的には、乾いた路面(ドライ路面)、濡れた路面(ウェット路面)、そして軽く積雪した路面など、さまざまな路面コンディションで高いグリップ力と安定性を実現し、SUVのスポーティな走りを支えます。
また、この高性能オールシーズンタイヤは、快適性と安全性を高める先進技術も積極的に導入しています。一部のサイズでは、空気圧がゼロになった状態でも一定距離の走行が可能なランフラットタイヤ(R-F表記)を設定しています。さらに、騒音を大幅に低減するPNCS(ピレリ ノイズキャンセリングシステム)という吸音技術を採用したタイヤも用意しており、静かな車内空間を実現することで、ドライブの快適性を向上させています。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 19インチ | 235/55R19、255/65R19 |
| 20インチ | 235/50R20、235/50R20、245/45R20、245/45R20、255/60R20、255/55R20、255/55R20、255/50R20、275/50R20、295/45ZR20 |
| 21インチ | 245/45R21、255/40R21、265/45R21、275/45R21、275/45R21、315/40R21 |
| 22インチ | 265/35R22、265/40R22 |
オールシーズンタイヤ FALKEN「ユーロウィンター HS449」は軽自動車からミニバンまで幅広い車種に装着が可能な顧客満足度の高いタイヤ
EUROWINTER HS449はコーナリング性能が高いオールシーズンタイヤ
ファルケン(FALKEN)の「EUROWINTER HS449」(ユーロウィンター エイチエスヨンヨンキュウ)は、その高いトレッド剛性によってコーナリング時の安定性を確保する高性能オールシーズンタイヤです。欧州で開発されたこのモデルは、ドライ路面での確実なハンドリングと年間を通じての安全性を求めるドライバーから、顧客満足度の高い評価を得ています。
「EUROWINTER HS449」は、複数のコアテクノロジーを特長としています。まず、センター部に配置された太い2本の主溝などがウェット性能や雪上でのブレーキング力を飛躍的に向上させる「アドバンスド パターン デザイン」があります。また、ブロックのヨレを防いで接地面を拡大し、様々な路面での走行性能を向上させる「アドバンスドサイプデザイン」も採用しています。これらの技術が、ドライからスノーまで、安定したオールシーズン性能を支えています。
軽自動車からミニバン、セダンまで幅広い車種に装着が可能な「ユーロウィンター HS449」は、お客様から「夏用タイヤとほとんど同じ感覚で運転できる」といった高い評価が寄せられています。特に、突然の降雪に備えつつも、日常走行での安定性や乗り心地を犠牲にしたくないというユーザーにとって最適な選択肢です。この高い顧客満足度と幅広い適合性が、このタイヤの大きな魅力となっています。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 14インチ | 165/55R14、155/65R14、175/65R14、165/70R14、175/70R14 |
| 15インチ | 185/60R15、175/65R15、185/65R15、195/65R15 |
| 16インチ | 205/55R16、195/60R16、205/60R16、215/60R16、215/65R |
| 17インチ | 225/45R17、215/50R17、225/50R17、225/55R17、215/60R17 |
| 18インチ | 225/45R18、235/50R18 |
オールシーズンタイヤ MICHELIN「クロスクライメートシリーズ」は4つの技術によって夏も冬も走れる性能を向上
CROSSCLIMATE SERIESは季節に関係なく走れる万能なオールシーズンタイヤ
ミシュラン(MICHELIN)の「CROSSCLIMATE SERIES」(クロスクライメートシリーズ)は、高性能サイプをはじめとする4つの革新的な技術によって、夏も冬も季節に関係なく走れるオールシーズン性能を飛躍的に向上させています。このシリーズは、従来のサマータイヤとスタッドレスタイヤの概念を超越した、新しいカテゴリーのタイヤとして位置づけられています。
「クロスクライメートシリーズ」が採用するコンパウンドは、幅広い温度域に対応可能であり、低温から高温まで様々な路面に対する高い接地効果を発揮します。また、面取り加工を施したトレッドブロックは、ドライ路面でのブレーキ性能を向上させます。さらに、3次元構造に特殊性を持つ高性能サイプは、ドライ、ウェット、そしてスノーにおけるグリップ力の強化に大きく貢献します。
これらの先進的な4つの技術を統合して導入することで、「クロスクライメートシリーズ」は雪上においての安定走行を実現し、その信頼性の証として、冬用タイヤの信頼の印である「M+Sマーク」と「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク」の両方の認定を獲得しています。これにより、高速道路の冬用タイヤ規制にも対応し、安全性と利便性を高い次元で両立する革新的なタイヤとなっています。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 14インチ | 175/ 65R14、165/70R14、175/70R14 |
| 15インチ | 185/55R15、185/60R15、175/65R15、185/65R15、195/65R15 |
| 16インチ | 195/65R16、195/55R16、205/55R16、215/55R16、225/55R16、195/60R16 205/60R16、215/60R16、215/65R16 |
| 17インチ | 215/45R17、225/45R17、215/55R17、215/55R17、215/60R17、225/65R17 |
オールシーズンタイヤ NANKANG「AW-6」はコストパフォーマンスの優れたタイヤ
ロードノイズを低減した静粛性の高いオールシーズンタイヤAW-6
アジアンタイヤを代表するメーカーの一つ、ナンカン(NANKANG)の「AW-6」は、セダンやSUVへの装着に適した、高い静粛性とコストパフォーマンスが魅力的なオールシーズンタイヤです。特に、冬用タイヤの性能を示す「スノーフレークマーク」の認定を受けており、急な降雪に対する安心感と経済性を両立しています。
「AW-6」は、ロードノイズの低減に注力しています。5パターンのピッチをランダムに配置することで、走行中に発生するノイズを効果的に分散・低減させ、オールシーズンタイヤでありながら静粛性を向上させます。また、センターグルーブ(主溝)の設計には特殊構造を採用し、ウェット路面における排水性能を大幅にアップさせることで、ハイドロプレーニング現象の抑制に貢献します。
さらに、トレッド幅の面積を増やし、氷雪路に対するハンドリング性能を向上させています。独自技術によって実現された3D立体設計サイプを導入することで、凍結路面に対する操縦安定性を高めます。ドライ、ウェット、スノーのあらゆる路面条件で安定した走行を提供し、これらの高性能を実現しながらも、優れたコストパフォーマンスを発揮するバランスの取れたタイヤです。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 13インチ | 175/70R13、155/70R13 |
| 14インチ | 185/65R14、185/60R14、175/65R14、165/70R14、165/65R14 |
| 15インチ | 205/65R15、205/60R15、195/65R15、195/60R15、195/55R15、195/50R15 185/65R15、185/60R15、185/55R15、175/65R15 |
| 16インチ | 225/55R16、215/65R16、215/60R16、215/55R16、205/60R16、205/55R16 195/55R16 |
| 17インチ | 235/65R17、235/55R17、235/45R17、225/60R17、225/55R17、225/50R17 225/45ZR17、215/60R17、215/50R17、215/45R17、205/50R17、205/45R17 |
| 18インチ | 255/55R18、245/45ZR18、235/60R18、225/40ZR18、225/40R18 |
オールシーズンタイヤ NEXEN「エヌブルー 4シーズン」はV-Typeグループ等の技術力が認められASTMからスノーフレークマークの刻印を許されるタイヤ
N blue 4seasonは韓国の大手タイヤメーカー「ネクセン」が発売するオールシーズンタイヤ
世界市場で急成長を遂げる韓国の大手タイヤメーカーであるネクセン(NEXEN)の「N blue 4season」(エヌブルー 4シーズン)は、路面状況を問わずに一年中快適なドライブを楽しめる、ヨーロピアンスタイルの高性能オールシーズンタイヤです。このタイヤは、ドライ、ウェット、スノーのすべての路面で高い信頼性を発揮します。
「エヌブルー 4シーズン」は、ウェット性能やスノー性能など、オールシーズンタイヤに求められる重要性能を向上させるために、「V-Typeグルーブ」、「3Dサイプ」、「マルチシーズンサイプ」といった独自の技術を複数採用しています。これらの革新的なトレッドデザインとコンパウンドの組み合わせが、全天候における安定したパフォーマンスを支えます。
ブロック剛性のバランスを最適に調整することで、スノートラクション(雪上での駆動性)とドライ路面でのグリップ力を強化する「3Dサイプ」や、センター部とショルダー部のコンビネーションにより全天候で安定した性能を発揮させる「マルチシーズンサイプ」を搭載しています。その高い技術力と性能が認められ、このタイヤはM+S(マッドスノー)マークに加え、アメリカのASTM規格に基づくスノーフレークマークの認定も受けています。これにより、冬用タイヤ規制のある場所でも安心して走行できます。
| リム径 | タイヤサイズ |
|---|---|
| 13インチ | 155/70R13 |
| 14インチ | 185/65R14、175/65R14、165/70R14、165/65R14、155/65R14、175/70R14 |
| 15インチ | 185/55R15、185/60R15、195/65R15、185/65R15、175/65R15 |
| 16インチ | 205/55R16、195/55R16、215/60R16、205/60R16、215/65R16 |
| 17インチ | 225/45R17、215/60R17 |
オールシーズンタイヤのメリットとデメリット
オールシーズンタイヤは、日本国内ではまだまだ普及が進んでいるとはいえませんが、購入を検討しているドライバーは多いはず。いろいろなメリットがある一方で、他のタイヤにはないデメリットがあることから、事前にチェックしておくことをおすすめします。
オールシーズンタイヤのメリット
- 突然の降雪に対応できる
- タイヤ交換の必要がない
- タイヤの保管場所が不要
- 夏タイヤと冬タイヤを購入するよりも価格は経済的
- 余分にホイールを購入する必要はない
オールシーズンタイヤのデメリット
- 過酷な積雪路面や凍結路面に対応していない
- チェーンが必要となる場合がある
- 夏タイヤほど低燃費性能や静粛性能が高くない
- 商品のラインアップが少ない
オールシーズンタイヤのメリット
オールシーズンタイヤの最大のメリットは、何と言っても一年中装着できるという点です。これにより、季節ごとのタイヤ交換や履き替え作業が不要となります。また、交換工賃やタイヤ保管場所の確保、スタッドレスタイヤ用のホイールを別途購入する費用も節約できるため、経済的であり、維持費の低減に大きく貢献します。モビリティと利便性の向上は、都市部のドライバーにとって特に大きな魅力と言えます。
オールシーズンタイヤのデメリット
一方、オールシーズンタイヤの最大のデメリットとして認識しておくべきなのは、凍結路面(アイスバーン)に対する制動力が、スタッドレスタイヤと比較して劣る点です。降雪時の山道や坂道では、必ずしも新雪ばかりではなく、アイスバーンになっている区間が多く存在します。オールシーズンタイヤで雪の坂道を登坂できても、下りでアイスバーンにより滑落するなどの危険な状況になる可能性もゼロではありません。そのため、寒冷地や降雪量の多い地域にお住まいの方、あるいは頻繁にそうした地域へ行かれる方は、凍結路面を走行する際にタイヤチェーンの装着や、スタッドレスタイヤへの交換が必要となります。
また、異例の降雪や天候の急変によりタイヤチェーン規制が実施された場合、スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(雪の結晶マーク)の刻印がないオールシーズンタイヤでは、チェーンを装着しないと規制区間となっている高速道路や国道を通行できません。スノーフレークマーク付きのモデルでも、規制の運用によってはチェーン装着が必要となる場合があるため、冬場は車内に緊急用のチェーンを常備しておくことを強くおすすめします。
オールシーズンタイヤはうるさい?
オールシーズンタイヤは、静粛性の高いコンフォートタイヤなどと比較すると、トレッドパターンの構造上、ロードノイズが大きくなる傾向があるため、「うるさい」と感じる方もいるかもしれません。しかし、近年の製品は騒音対策が進められており、ピッチ配列の最適化や吸音技術の導入により、静粛性は大幅に向上しています。全く走行音が気にならないとは言い切れませんが、以前に比べて許容範囲となり、日常走行においてはそれほど気にならないレベルとなっています。
オールシーズンタイヤの寿命
オールシーズンタイヤの寿命に関しては、春夏秋冬の4シーズンを通じて使用するため、サマータイヤとスタッドレスタイヤを分けて使用する場合よりも、溝の摩耗が早くなるのが一般的です。スタッドレスタイヤは、法律上の使用限界である溝の深さ1.6mmまで減らなくても、溝が半分程度減った段階にあるプラットホーム(残溝規制線)の突起とブロックの高さが同じになった時点で雪上性能の寿命となります。
オールシーズンタイヤも、低温でも柔軟性を保つゴムコンパウンド性能や、トレッドパターンによる吸水(排水)効果が雪上性能には必要不可欠です。そのため、スタッドレスタイヤと同じく、プラットホームが露出する半分程度すり減った段階で雪上性能としては寿命となりますので、冬場に雪道を走行する可能性がある場合は、その残溝に注意して使用を判断する必要があります。





















