ハイグリップタイヤの特徴

ハイグリップタイヤの特徴とメーカー別おすすめ商品の魅力

ハイグリップタイヤのデメリットやメリットを紹介します。車本来の走行性能を引き出して、グリップ力だけではなく、燃費性・快適性・静粛性にも優れる、国産・欧米・アジアンタイヤのおすすめ商品をメーカー別に取りあげ、導入される技術やその魅力についても解説します。

ハイグリップタイヤの特徴とメーカー別おすすめ商品の魅力

ハイグリップタイヤの特徴とメーカー別おすすめ商品

各メーカーの先進技術が導入される「ハイグリップタイヤ」の特徴を紹介します。

また、ブリヂストンやダンロップなどの国内メーカー、ミシュランやグッドイヤーといった欧米のトップブランドや、アジアンタイヤを代表するネクセンやナンカンが販売する「ハイグリップタイヤ」の魅力についても取り上げます。

ADVAN SPORTは快適性も備えるヨコハマのフラッグシップタイヤ

ヨコハマのハイグリップタイヤADVAN SPORTADVAN SPORTは伝統的な非対称トレッドパターンで高いグリップ力を確保

「ADVAN SPORT(アドバン・スポーツ)」は、スポーツ技術に強みを持つヨコハマのフラッグシップタイヤです。

同タイヤには、欧州のスーパースポーツカーメーカーとの共同開発により完成された、超高速度条件下においても、しなやかさと高強度を誇るハイグリップゴムが採用されます。

また、アドバン・スポーツでは、温度によってグリップ力が変化しにくいコンパウンドを導入します。シリカを均一分散させることで、ウェット路面に対する高いグリップ力を確保するのも、同タイヤの特徴です。

アドバンシリーズが伝統的に受け継ぐ、非対称トレッドパターンは「ADVAN SPORT」では、アウト側は高剛性リブデザインを採用し、イン側はハンドリングを採用します。それら非対称トレッドパターンを採用することで、制動距離は短縮され、走行中のノイズは低減されます。

同タイヤは、16インチ~21インチ展開で、17・18・19・20インチで偏平率とタイヤサイズに幅を持たせます。

トーヨータイヤのPROXES SportシリーズではSUV専用モデルも販売する

トーヨーのハイグリップタイヤPROXES SportPROXES Sportは燃費性能や静粛性能も高い

トーヨータイヤのPROXES Sport(プロクセス・スポーツ)シリーズは、高速安定性を基本とし、ドライ・ウェット路面下での高いグリップ力を発揮し、燃費性や静粛性も実現する事から、海外からの人気も高いハイパフォーマンスタイヤです。

PROXES Sportは、ウェット性能をアップさせるために「高張力スチールベルト&高剛性ベルト」を採用し、「低燃費サイドウォール」「高剛性ビートフィラー」等の新技術を導入します。

同タイヤは、ウェットグリップ性能をアップするために、シリカを増量させた「ハイグリップキャップコンパウンド」を、ハンドリング性能を高めるために、低発熱性を有する「ハイリジットベースコンパウンド」を用います。

PROXES Sportは、近年のSUVブームに対応するために、タイヤサイズに幅を持たせた、SUV専用タイヤも販売します。

ダンロップ DIREZZA Z3は耐摩耗性と旋回時の接地性に優れる

ダンロップのハイグリップタイヤDIREZZA Z3DIREZZA Z3はモータースポーツの技術を取り入れたハイグリップタイヤ

ダンロップのハイグリップスポーツタイヤ「DIREZZA Z3(ディレッツァ ズィスリー)」は、ハイスチレンポリマーや新グリップ向上剤を採用して、高分子ポリマーを有効利用するコンパウンドを、同タイヤに用いることで、耐摩耗性を維持しながらも、高いグリップ力を実現させます。

前モデルである「DIREZZA Z2」と比較すれば、Z3では貫通していた溝を分断し、溝パターンを均一化し、センターリブはワイド化する事で、剛性とコントロール性能をアップさせます。

同タイヤは、モータースポーツに参戦して培われた技術力を用いて、トレッド部のプロファイルの形状を変更し、接地面全体に圧が加わるようにする事で、旋回時の接地性を飛躍させます

ディレッツァ ズィスリーの60シリーズでは、14インチで2種類のタイヤサイズを、30・35・40・45・50・55シリーズでは、14インチ以外でも、15インチ~19インチを展開し、それぞれタイヤサイズの異なる商品をラインナップします。

ブリヂストン POTENZA RE‐71Rは専用ハイグリップコンパウンドを使用

ブリヂストンのハイグリップタイヤPOTENZA RE‐71RPOTENZA RE‐71Rは独自技術により路面に吸い付くようなグリップ力を持つ

ブリヂストンのスポーツブランドPOTENZA(ポテンザ)から販売されるハイグリップタイヤ「POTENZA RE‐71R(アール・イー・ナナイチ・アール)」は、走行路面との接地性を高めるために、71R専用のハイグリップコンパウンドを用います。

プリヂストンの独自技術「ULTIMAT EYE」を採用し、補強剤を最適化することで実現される路面に吸い付くようなグリップ力は、サーキットだけではなく、一般道でも威力を発揮します。

同タイヤは、「スリックショルダーブロック」「ワイドストレートグループ&センターリブ」等のRE‐71テクノロジーを採用することで、操縦安定性やドライ条件下でのラップタイムを短縮させて、ドライバーの感性を刺激します。

POTENZA RE-71Rは、14インチ~19インチ展開で、タイヤサイズの異なる商品を多数ラインナップします。

グッドイヤーの「EAGLE F1 ASYMMETRIC3」の新コンパウンド技術は魅力的

グッドイヤーのハイグリップタイヤEAGLE F1 ASYMMETRIC3EAGLE F1 ASYMMETRIC3はカーレースのテクノロジーを持つハイグリップタイヤ

「EAGLE F1 ASYMMETRIC3(イーグル エフワン アシメトリックスリー)」は、グッドイヤーが数々のカーレースに参戦する過程で培ってきたテクノロジーを積極的に導入する、EAGLEシリーズにおいてのフラッグシップモデルです。

同タイヤは、ハイパフォーマンスカーの走行性能を低減させずに、存分に引き出す事を可能とします。

「EAGLE F1 ASYMMETRIC3」では、剛性アップにも貢献する、粘性レンジを採用して、路面に対する密着度を高めて、グリップ力を強化します。

また、ブレーキング時に負荷が高まると、タイヤブロックと路面との接地面積が拡げられ、摩擦力がアップする「アクティブブレーキングテクノロジー」を採用することで、制動距離は短縮されます。

EAGLE F1 ASYMMETRIC3は、燃費性能・操縦安定性・耐摩耗性などをアップするために、二層構造のコンパウンドや、アシンメトリックボトムキャップレイヤーなど、表面パターンや内部構造を刷新した「レインフォーストテクノロジー」を採用します。

EAGLE F1 ASYMMETRIC3は、17インチ~20インチ展開で、17インチ・18インチ・19インチでタイヤサイズに幅を持たせます。

ミシュランのPILOTSPORT 4は新モールド技術によってデザイン性も優れる

ミシュランのハイグリップタイヤPILOTSPORT 4PILOTSPORT 4はトレッド面を最適化してグリップ力を向上

世界的知名度を誇るミシュランのハイグリップタイヤ「PILOT SPORT4(パイロット スポーツフォー)」は、ステーションワゴンやセダンにも装着可能なスポーツタイヤです。

PILOT SPORT4は、ミシュランがフォーミュラEに参戦する中で磨き上げた技術を進化する形で採用します。接地面を広くする・トレッド面に対する溝割合を最適化するなどの技術によって、路面に対するグリップ力はパワーアップします。

同タイヤは、縦方向の排水性を高めるために「ストレートグルーブ」を、横方向の排水性を高めるために「アンチ・サーブ・システム」を採用します。

パイロット スポーツフォーは、タイヤと路面との密着度を高めながらも、ドライバーの意のままの自由な操作性や応答性を実現するために「ダイナミック・レスポンス・テクノロジー」を導入します。

同タイヤが取り入れる、新モールド技術によって実現されるベルベット加工によって、プレミアム感が加わります。

ネクセンのN ‘FERA SUR4Gは高剛性の内部構造が特徴的

ネクセンのハイグリップタイヤN FERA SUR4GN FERA SUR4Gは「トレッドプロファイルテクノロジー」を採用

アジアンタイヤの代表的メーカーであるネクセンの「N‘FERA SUR4G(エヌフィラ エスユーアール4ジー」は、強力なドライグリップ力や優れたコーナリング性能、抜群のハンドリング性能を誇るプレミアムスポーツタイヤです。

同タイヤは、接地面を均一かつ最大化できる「トレッドプロファイルテクノロジー」を採用し、トラクションやブレーキング時のグリップ力をアップさせます。

タイヤの内部構造では、高張力スチールベルト・高弾力カーチス・高剛性ビートワイヤー・高硬度ビートフィラーを階層的に用いて、剛性を強化します。

「エヌフィラ エスユーアール4ジー」は、モータースポーツの技術をフィードバックした多彩なトレッドパターンを組み合わせて、高速安定性とコーナリング性能を飛躍させます。

そんな、ネクセンのハイグリップタイヤは、16~19インチで展開し、17インチと18インチでは、タイヤサイズに幅を持たせます。

ナンカン SPORTnex NS‐20は4本の主溝と2本のサブ溝で排水性能を高める

ナンカンのハイグリップタイヤSPORTnex NS‐20SPORTnex NS‐20はハンドリング性能も高い評価を得ている

世界的に注目を集める台湾のタイヤメーカーであるナンカンの「SPORTnex NS‐20(スポーツネックス エヌエスニジュー)」は、スポーツ性能と快適性が優れたプレミアムタイヤです。

同社にとっては、フラッグシップモデルにあたるSPORTnex NS‐20は、ドライ・ウェット時のグリップ性能以外でも、ハンドリング性・静粛性・燃費性・耐久性においても一級品です。

スポーツネックス エヌエスニジューは、ワイド幅の4本のストレートな主溝と、ショルダー部に刻む、直線状のサブ溝2本によって、ウェット路面での排水性・操縦性をアップさせて、耐摩耗性を強化します。横方向にはV字溝を設けて、サイプ構造に特徴を持たせる事で、静粛性を高めます。

SPORTnex NS‐20は、13・14・15・16・17・18・19・20・22インチを展開し、各インチにおいても多数のタイヤサイズを設定して、ユーザーの選択肢を広げます。

メリットはグリップ力が強くて、安全性が高い

ハイグリップタイヤのメリットは、路面をつかむ力が強いという事です。グリップ力が強ければ、スピードが出ている状態であっても、車は素早くしっかりと止まれ、急カーブでのコーナリングにおいては、外ブレしない安定走行ができます。

急ブレーキ時の制動距離は、ローグリップタイヤと比較すれば短いなど、ハイグリップタイヤを装着すれば、ドライバーの運転操作はスムーズに思い通りに実行されます。

グリップ力を高めるために、同タイヤ表面に描かれるオリジナリティーにあふれる独特のデザインをした(トレッドパターン)も魅力の一つです。

デメリットは摩耗しやすくて価格が高い

ハイグリップタイヤのデメリットは、路面をつかむ力が強いため、走行路面から受ける摩擦力が強くて摩耗しやすく、先進技術を積極的に採用し高品質であるがゆえに、同サイズのローグリップタイヤと比較すれば、販売価格が高額になってしまうという事です。

一般的に、ハイグリップタイヤは、ローグリップタイヤと比較すれば、交換のタイミングが早く、高額であるため、国産あるいは、欧米のトップブランドが販売する商品ではなく、アジアンタイヤメーカーが販売する商品を選択肢とするドライバーも増え始めています。

技術力に勝る国内外の有力メーカーは、販売価格を抑えながらも、グリップ力だけではなく、耐摩耗性や静粛性、燃費面も考慮したハイクオリティーな「ハイグリップタイヤ」をラインナップします。

車本来の魅力を引き出してくれるハイグリップタイヤを一度は利用してみよう

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへと、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへと、季節の変わり目に交換した際には、その違いに多くのドライバーが気づきます。

グリップ力が強く、アクセルを踏み込めば、すぐに走り始め、ステアリング操作やブレーキ操作に対してもすぐに反応する「ハイグリップタイヤ」は、本格的なスポーツ走行も可能とする高品質タイヤです。

ハイグリップタイヤは、車本来の魅力を引き出してくれるアイテムです。ローグリップタイヤでは、損なわれていた、車本来の走行性能は、ハイグリップタイヤによって引き出されます。

ローグリップタイヤから、ハイグリップタイヤへと交換した際には、その違いを体感できると多くのドライバーは答えています。ハイグリップタイヤを一度も利用した事のないドライバーは、その違いを実感するために、今回紹介した商品や、それ以外の中から、自分の車に合ったタイヤを選んで装着して、ドライブを楽しみましょう!