Peugeot初の自社開発・生産SUV!プジョー3008の内装をコックピットやシート、安全装備など紹介
プジョー3008は、コンパクトカーのプジョー308をベース車両としたCセグメントのSUVです。同社で過去に販売されていたSUVモデルにはプジョー・4007やプジョー・4008がありますが、これらは三菱自動車からOEM供給を受けていたため、プジョー3008はPeugeotが初めて自社で開発と生産を行ったオリジナルモデルとなります。
初代モデルは2009年~2016年、2代目プジョー3008は2017年より販売されています。グレード構成は受注生産となるベースモデルの3008 Allure(アリュール)、上級グレードの3008 Allure LED Packageの2タイプです。
ここではプジョー3008の内装シートやコックピット設計、安全装備などを掘り下げていきます。標準仕様のプジョー3008のほか、3008 BlueHDi Clean Editionや3008 CROSSCITYなどの特別仕様車の内装にも触れていきます。
プジョー3008のコックピットは独自の工夫を盛り込んだドライバーが運転しやすい空間が広がる
人間工学に基づいて考えられたプジョー3008のi-Cockpitはドライバー優先のデザインで運転しやすい
プジョー3008をはじめ、Peugeotの車はコックピットに対し“i-Cockpit”という独自のドライビングコンセプトを掲げています。
プジョー3008のi-Cockpitの大きな特徴は操作性に優れた革巻きの小径ステアリング、ドライバーの真正面に配置された視認性の高いヘッドアップインストルメントパネル、走行中も安全に操作できる大型のタッチスクリーンです。
コックピット内の各パーツを人間工学に基づき最適なレイアウト・サイズ感とすることで、ドライバーの視線移動や走行中の負担軽減を実現しています。
プジョー3008のパノラミックサンルーフからは優しい日差しが降り注ぐ
プジョー3008の3008 Allure LED Packageにはオプションでパノラミックサンルーフを装着することができます。価格は消費税込で150,000円です。
パノラミックサンルーフは後部座席まで広がっているので、どの席に座ってもあたたかな日差しを感じることができます。また、紫外線・熱線カット加工を施されたガラスを採用しており、夏場や紫外線の強い日のドライブも快適に楽しめます。
プジョー3008の大型ディスプレイは12.3インチと大きく、運転中もしっかり必要な情報をチェックできる
グラフィカルにわかりやすく走行情報を示してくれるプジョー3008のデジタルヘッドアップインストルメントパネル。メーターディスプレイモードやパーソナルモードなど、メーターの表示方法は4つから選択可能です。
プジョー3008に搭載される8インチタッチスクリーンスマホ感覚で操作できるのでわかりやすい
スマートフォンのように感覚的に操作できるBluetooth対応の8インチタッチスクリーンは、ダッシュボードのセンター部に配置されています。高画質かつ大きな画面で見やすく、走行中も操作しやすいのがポイントです。
ファブリックとテップレザーのコンビシート(ライトグレー)が採用されている
プジョー3008の内装は、ライトグレーのシートカラーが落ち着きのある空間を演出しています。シートの素材は、それぞれの質感の違いが楽しめるファブリックと人工皮革のテップレザーの組み合わせです。なお、シートデザインについては、標準モデル3008 Allureと上級グレード3008 Allure LED Packageにおけるグレード間の違いはありません。
プジョー3008の予防安全装備は先進的!作動範囲の広いブレーキシステムに注目
アクティブセーフティブレーキ・レーンキープアシスト・アクティブブラインドスポットモニターはプジョー3008全車に標準装備されている
プジョー・3008の安全装備は他メーカーにも劣らない性能を誇ります。作動範囲5~140km/hのアクティブセーフティブレーキや車載カメラで車線を検知してはみ出し運転を防ぐレーンキープアシスト、後続車を感知するとドアミラー下部に警告灯を灯すアクティブブラインドスポットモニターなど、さまざまな先進安全システムが全グレードに標準装備されているのは、プジョー3008の内装の大きな目玉です。
一定の車間距離を維持するアクティブクルーズコントロールは30~180km/hの範囲で作動する
ブレーキサポート付きのアクティブクルーズコントロールは上級グレードのプジョー・3008のAllure LED Packageにのみ標準装備されます。前方を走る車と一定の車間距離を保てるので、高速道路でのロングドライブなどには非常に重宝するシステムです。
プジョー3008 CROSSCITYの内装は居心地の良いゆとりある空間が広がる
プジョー3008のクロスシティーは居住性と悪路走破性を両立した逞しいモデル
2018年11月29日、プジョー3008の特別仕様車として「プジョー3008 CROSSCITY(クロスシティー)」が販売されました。クロスシティーシリーズは3008のほか、プジョー2008やプジョー5008でも設定されています。
プジョー3008クロスカントリーのシートはラグジュアリーなアルカンターラとテップレザーのコンビシートを採用
アルカンターラとテップレザーを掛け合わせたシートは、ファブリックにはない高級感が感じられます。グリーンカラーのステッチがさりげなく主張していてとてもおしゃれです。マルチポイントランバーサポートや運転席電動シートが標準搭載されており、ドライバーの身体をしっかりと支えます。
3008と5008のCROSSCITY には5つのモードに切り替えられるアドバンスグリップコントロールを標準装備
アドバンスグリップコントロールはプジョー3008とプジョー5008の特別装備(2008は通常のグリップコントロール)です。雪上や泥でぬかるんだ道、砂浜など様々な悪路にも対応し、スムーズで安定感のある走りを見せてくれます。アドバンスグリップコントロールの走行モードは5つから選択可能です。
また、急な坂道で車のスピードを5km/h未満に抑えるヒルディセントコントロール機能もついています。
プジョー3008 BlueHDi Clean Editionの内装はミラースクリーンを備え快適性をアップ
8速EATとハイパフォーマンス クリーンディーゼル2.0L BlueHDiを搭載したプジョー3008 BlueHDi Clean Edition
プジョー3008 BlueHDi Clean Editionは3008 Allure LED Packageをベースとしたクリーンディーゼル車で、2019年2月4日に発売されました。内装シートには、標準仕様の3008 Allureや3008 Allure LED Packageと同じファブリック×テップレザーのシートが採用されます。
また、パッケージオプションとなりますが、ファーストクラスパッケージとナッパレザーシートの装着も可能です。
3008 Allure LED Packageの装備にプラスしてApple CarPlay に対応するPEUGEOT ミラースクリーンを搭載しています。プジョーミラースクリーンでは、カーナビアプリApple CarPlay に対応するiPhoneを接続することで、音楽・ラジオを聴いたり電話・メッセージの送受信が可能となります。
プジョー3008の内装は上質なデザインで先進装備が充実!運転する喜びを実感
強い存在感を放つプジョー・3008の内装は、i-Cockpitのコンセプトのもと運転しやすい環境が整っており、その逞しいボディに負けないスタイリッシュで先進性あふれる室内空間が広がっています。スマホとの連携を強化したタッチパネル式ディスプレイやヘッドアップインストルメントパネル、多彩な安全システムなど先進装備も充実しています。
大人5人がフル乗車してもゆとりある設計で、長時間のドライブでもそれぞれのゲストが快適に過ごすことができる居住性の高さも魅力です。
特別仕様車が新たにラインナップとして加わり、グレードや装備の選択肢の幅が広がったプジョー・3008。プジョー車の代表的モデルとしてどのように改良されていくのか、今後の躍進にも期待が高まります。